2026年10月01日
【老化防止】『抗加齢専門医が教える 70歳からが分かれ道! 「老化」を止める食べ方100 』本間良子,本間龍介

抗加齢専門医が教える 70歳からが分かれ道! 「老化」を止める食べ方100
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、現在開催中である「Kindle本 秋の特別セール」からの健康本。私自身、老化が気になるお年頃ゆえ、さっそく読んでみた次第です。
アマゾンの内容紹介から。
人生をよりいっそう楽しむために! 70歳からでも遅くない! 今までの食習慣を「少しだけ」変えることで、健康寿命がぐんぐん延びる抗加齢専門医とっておきの「食べ方」100種類をわかりやすく一挙大公開。
絶版か在庫切れで中古価格が高騰しているため、このKindle版が数字上は3100円以上もお得です!

【ポイント】
■1.肝臓の負担を減らすことが大切「老化」を食い止めるには、「肝臓の状態を改善すること」も、とても大切です。
肝臓は非常にたくさんの役割を果たしており、代表的なものとしては、「代謝」「エネルギーの貯蔵」「解毒」などがあります。特に現代人の肝臓は、この解毒に大変な労力を強いられています。
というのも、食品添加物や化粧品、殺虫剤、消臭剤などの化学物質、大気汚染、さらには医薬品に至るまで、現代環境を生きる私たちの体には、さまざまな有害物質が否応なく取り込まれています。それらを常に解毒し続けなければならないことで、肝臓が疲弊しやすい状況に追い込まれているからです。
ましてや高齢者になれば、肝臓の機能自体が衰えているため、解毒にかかる負担は若い人たち以上に大きいものとなります。そして多くの場合、体内の毒物をすべて肝臓内で解毒することができず、それらが体の中にばらまかれてしまい、あちこちで「炎症」が起きているのです。
■2.「小麦」をやめてみましょう
「グルテンフリー」という言葉を聞いたことはありますか?
「グルテン」とは小麦に含まれているたんぱく質のことで、簡単に言えば、「小麦を使った食べ物を食べない生活」という意味になります。
日本ではまだ一般化していませんが、アメリカなどではグルテンフリーの食品が当たり前に売られており、小麦を食べない人も増えてきているようです。
小麦の問題点は、人間の常在菌の「カンジダ菌」の養分になり、増殖を促してしまうことです。もちろん、誰もが持っている菌なので、腸の中で善玉菌と悪玉菌のバランスが取れていれば特に問題はありません。しかし疲労などで悪玉菌が優勢になったとき、食べた小麦がカンジダ菌をどんどん増やしてしまうのです。すると、これを抑えるための「免疫機能」が発動し、免疫の攻撃力で腸の粘膜が傷つくことになります。
こうしたことの積み重ねが健康を害し、「老化」を進行させるのです。
■3.胆汁酸の分泌を促してくれる」杜仲茶」
プロローグで、「肝臓でつくられた胆汁が脂質の分解をサポートしている」という お話をしました。これはつまり、「胆汁がしっかり出ていなければ、脂質がなかなか分解されない」ということでもあります。ちなみに胆汁とは、コレステロールを材料にして肝臓でつくられた、「胆汁酸」という物質が溶け込んだ液体を指します。
ここで紹介したいのが、この胆汁酸の分泌量を増やしてくれる「杜仲茶」です。
杜仲茶には「アスペルロシド」という成分がたっぷり含まれています。これが小腸に働きかけて胆汁酸の分泌が促され、脂質の分解・吸収がさらにしっかり行なわれるようになるわけです。脂っぽいものを食べて胃もたれを感じたときなどに杜仲茶を飲めば、胆汁酸が増えて消化を促進してくれることが期待されます。
■4.カフェインの摂りすぎにも注意
コーヒーを飲むのが毎日の習慣になっている方も多いと思います。このコーヒーが、実は副腎を疲れさせる原因になっています。もっと言えば、コーヒーに限らず、「カフェイン」全般が「副腎疲労」を招いているのです。
そもそも人がカフェインを欲するのは、カフェインが体内に入ることで副腎が刺激を受け、「コルチゾール」のレベルが急に高まるからです。コルチゾールが分泌されると活力や意欲が湧いてきて、集中力も上がっていきます。この感覚を脳が覚えているために、コーヒー(カフェイン飲料)を飲む習慣が身についてしまっているのです。
もちろん仕事や学習、家事がはかどるのはいいことですが、その陰で、副腎が余分な労働を強いられていることを忘れないでいただきたいと思います。
■5.コエンザイムQ10をサプリメントで
「コエンザイムQ10」という名称をご存じの方も多いと思います。「CoQ10」という略称で呼ばれることもあります。コエンザイムQ10は、細胞の中にある「ミトコンドリア」に存在していて、「ATP」をつくる力を活性化したり、活性酸素によるダメージから体を守ったりしてくれるとても大切な物質です。
コエンザイムQ10は、もともと体内(肝臓)でつくられています。しかしその量は加齢とともにどんどん少なくなっていきます。コエンザイムQ10の減少は「老化」の要因のひとつであり、老化を少しでも食い止めるためには、これをしっかり補給していく必要があるのです。
しかしながら、コエンザイムQ10を「食べ物」で完全に補うのは難しいことも事実です。1日の摂取量の目安である100ミリグラムを摂るためには、いわしなら約26匹、牛肉なら約3キロも食べなければならないからです。そのためコエンザイムQ10の補給には、サプリメントを適切に活用することをおすすめしています。
【感想】
◆今まで当ブログでは、食事系の健康本を数多くご紹介しており、ざっくり言えば、本書もそれらの内容の延長線上にある作品でした。まぁ結局のところ、「健康」という大きなテーマの下で、内容に大きな食い違いがあっては困りますし、それもある意味当然のこと。
ただ健康本にもいくつかベクトルというか方向性があって、やはり一番多いのはダイエット系でしょうか。
それ以外では、睡眠系や今回のようなアンチエイジング系が続く感じ。
ただいずれにせよ、甘いものやら脂っこいもの、アルコール等々を控える、という点ではほぼ同じです。
◆それでも本書では、いくつか類書では見られない指摘があり、その1つがプロローグから抜き出した上記ポイントの1番目。
肝臓といえば、脂肪肝を防ぐ、と言う話くらいしか、あまり記憶がありませんでした。
たとえばこの本とか。

みなさん、脂肪肝をナメすぎです! - 生活習慣病のリスクを下げる最新知識 - (ワニブックスPLUS新書)
参考記事:【脂肪肝】『みなさん、脂肪肝をナメすぎです! - 生活習慣病のリスクを下げる最新知識』栗原毅,栗原丈徳(2024年11月21日)
ただ、
高齢者になれば、肝臓の機能自体が衰えているため、解毒にかかる負担は若い人たち以上に大きいものとなります。と言われてしまうと、今まで以上に注意が必要なのは明らかです。
結局私もそうですけど、こってりしたものが食べられなくなっている時点で、胃だけでなく、肝臓も衰えているワケですしね。
◆また、第1章から抜き出した、上記ポイントの2番目のグルテンフリーのお話も、てっきり「人によりけり」(アレルギー的なもの)だと思っていました。
最初に「グルテンフリー」という言葉を知ったのは、プロテニス選手のノバク・ジョコビッチがこの本を出した時だったと思いますが。

ジョコビッチの生まれ変わる食事
そういえば勝間さんも、以前取り組んでらっしゃった記憶が。
グルテンフリーを始めて、約1年が経ちました、今のところ、順調です 勝間和代オフィシャルサイト
本書では、グルテンフリーに移行するための、いくつかのアドバイスが掲載されており、その1つが米粉。
確かに普通に「米粉パン」は美味しいですし、米粉を使ったこちらのパンケーキは、もちもちした食感が個人的に好きです。
MENU | cafe VAVA | Tea&Pancake | 公式サイト
◆続く第2章から引用した上記ポイントの3番目にある「杜仲茶」は、「胆汁酸の分泌を促してくれる」のですから、まさに上記ポイントの1番目のお話に関連するもの。
類書では見たことがなかった……と思ってブログ内検索をかけてもヒットしませんでした。
試しに飲んでみようと、アマゾンでググって出てきたのがこちら。

【予防医療士監修】 杜仲茶 国産 1g×30包 ティーバッグ 国内製造 【毎日の健康習慣に】 ノンカフェイン 煮出し 水出し 健康茶 KAZARIS
今のような夜中に飲むのに、ノンカフェインというのがありがたいかも。
というのも、上記ポイントの4番目のカフェインのお話に関係してくるからです。
こちら本書の第3章からなのですが、私もずいぶん前から、カフェインレスのこちらのコーヒーに移行済み。

ネスカフェ エクセラ ボトルコーヒー カフェインレス無糖 900ml×12本
私は質の良い睡眠のために、カフェインレスにしていたのですが、副腎疲労に良い影響があるなら、それに越したことはありません。
◆そして第4章から抜き出した上記ポイントの5番目の「コエンザイムQ10」は、久々にその名前を目にしました。
こちらもアマゾンでググって、お手頃価格なものを発見。

DHC コエンザイムQ10 包接体 30日分 (60粒)
1日の摂取量を食品で摂るのは無理目なので、こちらはサプリが正解かもしれません。
なお、本書によると、こうした「グルテンフリー」「カフェインフリー」等々の食べ方は、「6割達成で合格」なのだとか。
例えば1日3食のうち2食で達成できたら、あとの1食は食べたいものを食べてもいいとか、3日間達成できたら2日間は食べたいものを食べていい、といった具合に、 だいたい3分の2、6割くらいが実行できたらそれで充分だと考えるのです。できるところから、始めていきたいですね!
中高年なら老化防止のために読むべし!

抗加齢専門医が教える 70歳からが分かれ道! 「老化」を止める食べ方100
プロローグ 「老化」と「食べ方」について知りましょう
PART 1 腸の状態を整える食べ方 17
PART 2 肝臓・腎臓の負担を減らす食べ方 22
PART 3 内分泌系を元気にする食べ方 38
PART 4 細胞を活性化する食べ方 23
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【睡眠】『睡眠負債 『ちょっと寝不足』が命を縮める』NHKスペシャル取材班(2018年04月15日)
【食生活】『老いない人は何を食べているか』松生恒夫(2017年09月29日)
【健康】『見た目が若いと長生きする』に学ぶ7つのポイント(2010年10月13日)
【編集後記】
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今日は対象作品が多かった以上に、当ブログ向きの作品が多々ありました。
とりあえず『「死」とは何か』『人は話し方が9割』『新版 科学的な適職』『世界の一流は「部下」に何を教えているのか』『没頭勉強術』『要領のいい人が最初に考えること』の6冊は、どれも読んでみたい作品ですね!
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