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2026年08月01日

【英語】『世界一効率的なAI英語学習法』清涼院流水


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世界一効率的なAI英語学習法 (幻冬舎新書 806)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも人気の高かった英語学習本。

著者の清涼院流水さんのこのジャンルの作品は、過去2冊ほどご紹介してきましたが、本書はAIに特化している点で、それらと一線を画しています。

アマゾンの内容紹介から。
生成AIは英語学習の常識を根底から覆した。
AIは24時間365日、あなた専属の無料英語コーチとして無限に質問・添削・会話に付き合い、マニアックな趣味や関心事にも応えてくれる。
本書では、英語力ゼロでもAIと英会話を続けられる方法、自分専用の英語教材「マイテキスト」の作り方、無限添削を活用したライティング上達法、リスニングとスピーキングを同時に鍛える実践法など、「話す・聞く・書く・読む」の最新メソッドを徹底解説。
英会話、資格試験、読書、ビジネスまで、最短・最強の英語学習法。

中古がほとんど値下がりしていませんから、「5%OFF」のKindle版がお得です!







【ポイント】

■1.マイテキストをメールとファイルで管理
 英語の記憶を定着させる上でいちばん効果的な方法は、あなたがきょうの学習で出会い、なにかの学びや気づきが得られた英文を、自分にメールする習慣をつくることです。これがマイテキストの第一の活用法、マイテキストメールです。(中略)
 メールを送信するときに必ず一度はその英文を見返しますし、メールで送受信しておくことで、たとえどこにいても、スキマ時間にマイテキストを気軽に見返すことができます。
 また、パソコンかスマホ内に、これまで送信したマイテキストメールをひとつにまとめておくマイテキストファイルをつくり、それを定期的に見直すことで、さらに記憶の定着が強化されます。


■2.チャンクを意識したスピーキング練習
 いきなりチャンク・リーディングをするのは難しいので、まずはスラッシュを入れるスラッシュ・リーディングをおこなうことが効果的なリーディング練習なのですが、実は、このスラッシュ入りの英文を使用する訓練はスピーキング練習にも応用できます。
 多くの日本人は、スラッシュがないと、すべての単語を同じリズムで淡々と棒読みしてしまいがちです。でも、スラッシュがあると、スラッシュで挟まれたチャンクを意識しながら読めるのです。
 スラッシュを入れながらスピーキングするわけではないですが、チャンクごとに英文を話すので、これはチャンク・スピーキングと言える練習法です。
 あなたが練習に使用したい英文を用意し、AIに「以下の英文のチャンクごとにスラッシュを入れて」と依頼して、その後ろに英文をコピーすれば、スラッシュを入れた英文にしてくれます。


■3.リスニングでは英文テキストを確認する
 英語上級者であっても、聴き取れない音が急に聴き取れるようになることは絶対にありません。聴き取れない英語は、その人がまだ知らない音のパターンで、それは知らない外国語と同じだからです。
 しかし、100年ずっと聴き続けても聴き取れない音が、たった3秒でわかる方法があります。
 あまりにも単純なので拍子抜けされると思いますが、英文テキストを確認するということです。
 100年ずっと聴き取れない歌も、歌詞カードを見れば一瞬で答えがわかります。ネイティヴ発音では消えてしまう音を確認できる意味も大きいです。
 あたりまえのようでも、実は、この英文テキストを必ず確認する方法こそ、すべての語学リスニングに共通する、いちばん効率的な方法なのです。


■4.「書き写す」ことは、最強のメソッド
 たしかに、AIが英訳してくれた文章をコピーするだけではライティング練習になりませんが、自分で1文字ずつタイプするようにすれば、たとえ書き写すだけでも、立派なライティング練習となります。
 英語の4技能は、それぞれの技能を使った数に比例して伸び続けるので、とにかく1回でも多くその技能を実際に使うことが大切なのです。
 重要なので強調します。「書き写す」というトレーニングは地味ですが、もっとも効果があります。
 1文字ずつ英語のアルファベットをタイプする(あるいは書く)行為は、自分の脳内に深く英語を刻みつける上で、ものすごく意味が大きいです。
 そうして刻みつけた英語は、ライティングはもちろんですが、英語のほかの技能を高めることにも間接的に貢献します。「書き写す」ことは、やればやるだけ効果がある最強のメソッドなのです。


■5.スラッシュ入りの英文で学習する
 音読するだけでは英文をまえから順番に理解できない場合は、チャンクごとにスラッシュを入れて読むスラッシュ・リーディングをしながら自分でも発音することで、徐々にまえのほうから英文を理解できるようになります。たとえば、次のような感じです。
It is difficult / to understand English sentences / without reading them backward. / Is such a thing / really possible / to do?
(=英文を返り読みせずに理解するのは難しい。そんなことが、はたして本当にできるのだろうか)
 英文をまえから順番に理解すると言っても、It isの段階では、なんのことかわかりません。まずIt is difficultまで進んでから「それは難しい。なにが難しいかがこれから語られるな」と次を待ち構えられます。続くto understand English sentencesまで進んだら「英文を理解することが(難しい)」と、without reading them backwardで「返り読みせずに(英文を理解することが難しい)」のだとわかります。
 1語ずつ理解するわけではなく、実際にはチャンク単位で理解している、ということです。だから、スラッシュ入りの英文でチャンク単位で学習することは、どの技能の習得においても効果が絶大なのです。

 

【感想】

◆「思ったほどAI関係なくね?」と思われた方がいたらごめんなさい!!

本書は実はかなりAI寄りのTIPSが満載でして、読者さんにとってはありがたいことに、実際の画像がふんだんに収録されています。

ただし、読者さんにとってはありがたいものの、画像ありきのTIPSは、当然当ブログではご紹介できず。

たまに版元サイドから、書籍内の多くの画像がアマゾンに提出されていることがあると、それを流用することができる(アフィリエイトという建前で)のですが、そういうのはかなりのレアケースでして。

また本書の場合、図だけではなくて、生成AIとのやりとりも、基本的にテキストではなく画像で収録されているため、これらも使えませんでした。

実際のところ、著者の清涼院さんは、英語の4技能すべてにおいて生成AIを多用されており、本書も「AI英語学習法の決定版と言える書籍」を目指されているのですが。


◆さて、本書はその英語の4技能ごとに章が分かれており、まず第1章はスピーキングについて。

ただし、そこから抜き出した上記ポイントの1番目の「マイテキストメール」「マイテキストファイル」については、全部の章に関係するのでご留意ください。

最初に出てきたときは、そこまで重要だと思わなかったのですが、繰り返し何度も出てくるのに接して、「これは大事なんだな」と実感した次第。

同じく第1章からは、上記ポイントの2番目の「スラッシュ」を用いたスピーキング練習について引用しました。

確かに、長文を読むのにスラッシュがあると、分かりやすかった記憶がありますが、AIがあればすべての文章にスラッシュを入れてもらえるワケで。

そしてこのスラッシュを意識すれば、ネイティブに寄せたスピーキングができるという。


◆続く第2章はリスニングがテーマ。

上記ポイントの3番目のお話は、これまたAI関係ないですけど、かなり本質を突いていると思います。

私もYouTubeの動画で、英語で何言ってるか分からない場合でも、字幕を出せばそこそこ分かりますし(知らない単語を除く)。

逆に注意すべきは、聴き取れない音声を聴き続けることらしいです。
 ぜんぜん聴き取れない英語の音声をひたすら聴きまくることは、リスニング力を退化させてしまうリスクすらあります。なぜなら、聴き取れない状態があたりまえになると、聴き落とす部分があっても気にならない、という悪い癖がついてしまうからです。
そういえば以前、ゴルフの石川遼選手が広告に出ていた、聞き流しタイプの英語教材があったっけ、と思ったら、知らぬ間に終わってました。

かつては石川遼らがCM…「スピードラーニング」8月末での事業終了”発覚”が話題「おわっとったんかーい」:中日スポーツ・東京中日スポーツ


◆一方第3章ではライティングのお話が。

地味なTIPSで恐縮ですけど、上記ポイントの4番目にあるように「書き写し」が最強らしいです。
 筆者は昔、TOEICRのリスニング495点満点のうち、450点ぐらいから聴き取りの能力が伸び悩み、壁を感じていたことがありました。ですが、たまたまリスニングのテキストを書き写す方法に開眼したことで英文の細部まで理解が深まり、それ以後はリスニングでは毎回495点満点を取得するのが、ふつうになりました。そのように、英文を書き写すことは、ほかの技能を高めることにも間接的に役立つのです。
……できれば、もうちょっと(というかかなり)下のレベルでの体験談も聞きたい気が。

ただ、その書き写しもスラッシュ入り英文で、チャンクを強く意識すれば、さらなる効果が期待できるのだそうです。

そしてリーディングがテーマの第4章からも、これまたスラッシュのお話が上記ポイントの5番目で登場。

上記ポイントの2番目も、中心となっていたのはスラッシュ・リーディングですし、4技能すべてにおいて、この「スラッシュ/チャンク」の概念は重要なようです。

いずれにせよ、ぜひ本書を実際にご覧になって、最先端のAI英語学習法を体感していただきたいな、と。


「最短・最強の英語学習法」がここに!

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世界一効率的なAI英語学習法 (幻冬舎新書 806)
第1章 AIスピーキング革命
第2章 AIリスニング革命
第3章 AIライティング革命
第4章 AIリーディング革命
第5章 AI語学時代の未来


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【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」の中から、お買い得本をセレクト!

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プリズナー・トレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ

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教養(インテリ)悪口本

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世界の一流は「休日」に何をしているのか

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Microsoft 365 Copilot踏み込み活用術(できるビジネス) (できるビジネスシリーズ)

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働く親のためのサバイバルガイド 子育ても仕事も大切にしたい人の人生戦略書

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東大医学部卒河野ゆかりの 「仕組み化」勉強法 意志力に頼らない学習自走化メソッド (中経出版)

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A09 地球の歩き方 イタリア 2026〜2027 地球の歩き方A ヨーロッパ

今日は全体で34冊と少ない上に、うち25冊もがUnlimitedだったのですが、当ブログでレビューしてもおかしくない『教養(インテリ)悪口本』『世界の一流は「休日」に何をしているのか』『「仕組み化」勉強法』といったところが含まれていましたから、むしろ大当たりでした!


【編集後記2】

◆一昨日の「Kindle本 サマーセール第1弾」の「人文・思想分」の記事で人気が高かったのは、この辺の作品でした(順不同)。

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精読×速読で極めるハイブリッド英文読解

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「合理的思考」と「意思決定」で未来を拓く自分戦略 成り行き任せから脱却する決断力の本質

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名作文学で読み解く英文法 グレート・ギャツビー

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AI英語革命 ver.3 -ChatGPTで英語学習を10倍効率化-

ご参考になりましたら!


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