2026年01月21日
【堅実投資?】『普通の人のための投資―いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』桶井 道

普通の人のための投資―いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、現在開催中である「Kindle本 冬のポイントフェア」からの投資本。タイトル的にも私のような初心者に適した雰囲気なので、読んでみた次第です。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
【そんな人にこそ知ってほしい投資の基礎知識】
「将来設計」なんて考えなくていい!
5000万円までなら「仕組み化」一択
・「手間」も「時間」もほとんど不要
・「余裕資金」がなくてもできる
・「損する可能性」を極力排除
・本書を「4章まで」読めばすぐできる
私も思わず重い腰を上げましたよ!

【ポイント】
■1.健康でいることは、最強の節約術私は「お金が貯まらない」と相談を受けたら、体重計と大きめの鏡を買うようにアドバイスしています。毎日体重計に乗り、毎日鏡で体形を見ていれば、余計なものを食べなくなるからです。財布に優しいだけでなく、健康にもつながります。
人間の舌や脳は、糖分、塩分、脂肪分、アルコール分を美味しいと感じるようにプログラムされています。身体によくない食事ほど、美味しいと感じてしまうのです。健康は本能との戦いであり、それと同時に本能と節約との戦いでもあるのです。
また、タバコなどのムダな習慣も、財布と身体に悪いのでやめましょう。アルコールやスイーツ、スナック菓子もほどほどにしてください(私は完全に下戸で、アルコールにお金を使いません)。お金を払って身体を害するなんて、冷静に考えてめちゃくちゃです。
■2.価格が下がっても「得している」ドル・コスト平均法
2025年4月1日は価格が高いので、100口だけ(100円×100口=1万円)買っています。価格がもっとも安いときには250口(40 円×250口=1万円)買っています。
2026年3月1日の時点で、投資信託の価格は1口80円です。しかし、初回投資した2025年4月1日は、1口100円でした。直感的には、得をしているとは思えませんよね。2025年4月1日に比べて、投資信託の価格が20%も下落しているのですから。
しかし、詳しく計算してみると、その直感は間違いであることがわかります。
2026年3月1日までに投資した金額は12万円(1万円×12カ月)です。しかし、評価額は17万2000円(80円×2150口)になっています。実に、評価額は投資額の約1.43倍、つまり5万2000円もの含み益があるじゃないですか!
これが、ドル・コスト平均法のマジックです。
ドル・コスト平均法を使えば、価格が下がれば多く買えるので嬉しい、価格が上がれば評価額が増えるので嬉しい、どちらでも喜べるのです。
■3.投資信託はどこで買うべきか
・SBI証券……日本株と米国株はもちろん、合計10カ国の株式が購入でき、主要ネット証券のなかで取り扱い国数がもっとも多い。日本株にかぎれば、売買手数料が完全無料(条件あり)。NISA口座においては米国株の売買手数料も無料。その際に通常は必要な米ドルの為替手数料も無料。
・マネックス証券……情報ツール「銘柄スカウター」が秀逸。日本株、米国株、中国株で、過去10年またはそれ以上の決算や配当履歴が見られるので銘柄分析に便利。外国企業の情報が日本語で見られるので、私は個人的にも重宝している。NISA口座においては、日本株も米国株も売買手数料が無料。
・楽天証券……取引画面の使いやすさに定評あり。日経テレコン(日本経済新聞社が提供するサービス)が無料で使えるので、『日本経済新聞』が閲覧できる。SBI証券に次ぐ、日本株および米国株を含む7カ国を取り扱っている。日本株の売買手数料が無料になる「ゼロコース」がある。加えて、NISA口座では日本株も米国株も売買手数料は無料。米ドルの為替手数料は無料。
■4.どの投資信託を買うか迷ったらこう決めよう
これからもずっと米国株が世界一だと思われるなら、●●●●か●●●●●●を選びましょう。将来的な成長に期待して小型株までカバーしたいなら●●●●、エース級に絞りたいなら●●●●●●となります。
将来は新興国の企業が発展してくると予想するなら、●●●●●か●●●・●●●●●となります。小型株まで含みたいなら●●●●●、小型株は除きたいなら●●●●●●●●●がいいでしょう。
世界に分散したいけれど、新興国にはリスクを感じる方は●●●●●がいいでしょう。ただし、この場合、日本は対象外となっています。日本にも投資したい場合は、●●●●●●(●●●●●)に連動する投資信託にも投資すればいいでしょう。
■5.余計な知識は不要
本章では、数ある投資信託から、優良な投資信託だけに絞って紹介しました。実は、投資信託の数(種類)は、約6000銘柄もあります。新NISAのつみたて投資枠の対象となる投資信託に絞っても300銘柄近くあります。
本章でせっかくここまで絞り込みましたので、「ほかにどんな投資信託があるんだろう」という好奇心を持たれないことをお勧めします。なかには、手数料が高い投資信託も、市場平均を下回る投資信託も、値動きが激しい投資信託もあります。
約6000銘柄もある投資信託の「樹海」に迷い込むと、間違った投資信託を選んで損してしまったり、迷っていつまでも投資が始められず機会ロスを招いたりします。
ご紹介した5つの投資信託なら、年率5% で複利運用できるポテンシャルがあります。投資を始めてすぐに、この波に乗れるだけで十分です。積立投資+年率5% の複利運用+年月の威力はご説明したとおりです。
なので、よそ見は不要。余計な知識をつけて失敗しないでください。
【感想】
◆冒頭でも触れたように、表紙を含めて類書とはやや異なる投資本でした。もちろん、基本となるのは「ほったらかし投資」「投資信託の長期保有」ではあります。
ただ、本書の「はじめに」で明らかになるのが、本書が2本立ての投資(「コア・サテライト戦略」)を目指すということ。
コアは「守りの資産(投資)」 で、長期では安定的なリターンが期待できる商品を対象とします。ところがそれで「よっしゃ!それを学んだろかい!」と意気込んでしまうと、ややじらされてしまうことに。
サテライトは「攻めの資産(投資)」 で、コアよりリスクを取ることで高いリターンを求める商品を対象とします。コアで平均点を取り、サテライトで+αを狙います。そして、全体では平均点の上を目指します。
たとえば第1章では、著者の桶井さんの実体験(生い立ちやご病気のこと)や投資することの意義等に触れられていますし、第2章では投資を行うための「節約」がテーマ。
よくある節約ネタもあるのですが、上記ポイントの1番目の「健康」のお話は、健康本も読んでいる自分としては、納得できるものでした。
健康にもなって、投資のための種銭も作れるという、一石二鳥のTIPSかと。
◆そしていよいよ第3章からは、具体的な投資のお話が登場します。
「投資の王道」である「長期・分散・積立」は、さすがに皆さんご存じでしょうから、上記ポイントの2番目では「ドル・コスト平均法」を取り上げてみました。
ドル・コスト平均法 - Wikipedia
……本当は上記の引用部分の該当箇所には、日時と価格の折れ線グラフがあって、もうちょっと分かりやすいのですが、お許しを。
結局、買い始めの価格に比べて、現在の価格が下回っていたとしても、得をすることがあるのは、さらに価格が下がった時期に、その分多くの投資信託を購入しているからなんですよね。
ですから本書でも触れられていますが、「万年右肩下がりの投資信託」ですと、さすがに損にはなります。
◆続く第4章では、前述の「コア・サテライト戦略」のうちの「コア投資」について。
基本的にコア部分が全体の70%を占め、かつ、購入すべきはもちろん「投資信託」になります。
ここで素人にはありがたかったのは、上記ポイントの3番目で引用したように、各証券会社を比較してくれたこと。
私は大昔にリアルで解説した口座があるのですが、今般この年になってiDeCoを始めようとして(元本保証で節税目的)、この中の某会社で、昨日口座開設を始めてみました。
……なぜか作った覚えがないのに「既登録」的な扱いをされて、現在ペンディング中なのですが(謎)。
20260121追記:本日カスタマーサービスに電話(指示されまして)をして謎が解けたのですが、何と私と誕生日が同じの同姓同名の人が口座を開設されていたため、書面でのみ受け付けるそうです😂
◆さらに同じ第4章では、オススメの投資信託が5銘柄紹介されています。
はじめは伏字なしで、全部引用したのですが、「ネタバレ」と非難されそうなので一応自重。
ただ、考え方自体はそのまま載せていますから、同意できる方は参考にしてみてください(銘柄が知りたい方は本書を)。
もちろん私も、いずれこのうちのどれかを、と考えていたものの、昨夜から株式市場の雲行きが怪しい気が……。
おまけに第5章では、よりリスクを取る「サテライト投資」について掘り下げられており、銘柄もガンガン乗っているのですが、現状触れにくくなってしまいました。
そこで日和った私は、もう1度第4章から、上記ポイントの5番目を抜き出した次第。
まずはやるにしても「コア投資」で留めておくことにします(ヘタレ)。
普通の人がイチから投資を始められる1冊です!

普通の人のための投資―いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門
序 章 今日から投資家になるあなたへ
第1章 投資の目的は、お金「ではない」
第2章 誰でも楽しく投資ができる「二刀流」節約術
第3章 負けない投資の基礎知識
第4章 コアを固めて負けないポートフォリオをつくる
第5章 コア・サテライト戦略で投資のプロに勝つ
終 章 投資家の一歩を歩み始めたあなたへ
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【編集後記】
◆本日の「Kindle日替わりセール」から、お買い得作をご紹介。
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禅ごよみ365日:毎日に感謝したくなる

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表紙に『宇宙兄弟』の絵があったので最初気が付きませんでしたが、『月に向かえ! Shoot for the Moon』は、当ブログではおなじみのリチャード・ワイズマンの作品ですね!
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