2025年12月15日
【コミュ力?】『なぜか助けてもらえる人の小さな習慣―チャンスと味方がみるみる増える』濱 暢宏

なぜか助けてもらえる人の小さな習慣―チャンスと味方がみるみる増える
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、本日が最終日となる「東洋経済新報社 創立130周年記念フェア」の中でも気になっていた作品。セール価格でお求めいただけるよう、レビューもいつもより早めに投稿してみました。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
本書では、周りが力を貸してくれる人になれる、今日からできる45のコツを紹介します。
・人間関係が変わる! 信頼される「好印象」の作り方
・自然と応援される! 可愛がられる「気づかい」の習慣
・スムーズに協力が得られる! 成功率を上げる「頼み方」の裏ワザ
・思いが伝わる! やりたいことを実現する「話し方」の基本
読めば「戦略的エモーショナル」な視点が一気に身につく!
だれでも今日から「助けてもらえる人」になれる!
中古があまり値下がりしていないため、このKindle版が700円以上お買い得です!

【ポイント】
■1.感謝を徹底的に習慣化する感謝を伝えられた人は、「自分の行動が認められている」と感じる。できれば、相手の名前を初めにつけて「○○さん、ありがとう」とすれば、なおさら印象に残すことができる。その結果として、相手との間にポジティブな関係が生まれる。これは人間関係における信頼の基盤になり、小さな感謝の積み重ねが、長い目で見れば大きな信頼の貯金になっていく。
感謝の気持ちを表すのは難しいことではない。職場や家庭にとどまらず、感謝の機会は毎日無数にある。お店で料理を運んでくれた店員さんに対して、バスを降りるとき運転手さんに対して、エレベーターで「開」ボタンを押してもらったときの見知らぬ人に対してなど、どんな小さなことでも「ありがとう」と感謝の気持ちを表すことを習慣にすることが、未来の資産を積み重ねる第一歩だ。
■2.「手土産選び」で失敗しない3つのステップ
❶オンラインでリサーチする「○○手土産」「ビジネス向けギフト」と検索すると、人気の定番品がすぐ見つかる。特に百貨店のギフトページや、「接待の手土産」サイトなどは参考になる。❷店舗で実物をチェックする伊勢丹の食品売り場やロフト、セレクトショップなどには、手土産向きのアイテムが充実している。実際に手に取って「自分がもらって嬉しいか?」という視点で選ぶと失敗しにくい。❸上司や先輩や友人に相談する自分が初めて会う相手でも、社内の誰かがすでに会ったことがある可能性が高い。「あの方、どんなものが好きですか?」と聞けば、具体的なヒントが得られる。また、センスの良い友人に相談してもヒントは得られるかもしれない。
■3.御礼ハガキを効果的に活用する3つのポイント
❶当日の会話内容に触れる会話で印象的だったトピックや、相手が熱心に話していたテーマを盛り込むことで、「あなたの話を大切に思っています」という気持ちを伝える。具体性があるほど、相手に響きやすい。❷手書きで丁寧に書く字のうまさはあまり重要ではない。大切なのは、手書きであることが生む人間味と温かみだ。スマホやパソコンで送るメッセージにはない「心を込めた一手間」が相手の心に届く。❸タイミングを意識する会食から日が経つほど印象は薄れてしまう。感謝の気持ちは鮮度が命。 翌日か遅くとも翌々日にはハガキを送ることで、相手の記憶に残りやすい。
■4.「恩送り」を意識する
「恩送り」という言葉を知っているだろうか。「恩送り」というのは、受けた親切をその人に直接返すのではなく、次の誰かに渡していくことを指す。(中略)
直接「恩を返さなければ」と焦る必要はない。むしろ、「自分がしてもらって嬉しかったことを、次の誰かにしてあげる」とシンプルに考えれば良いのだ。こうした小さな親切のリレーは、思いがけないところで巡り巡って、いつか自分を助ける力になるかもしれない。
とはいえ、自分が助けてもらうことを期待して恩送りを行うのは少し違う。僕の経験上、誰かにしてもらって嬉しかったことを、次の人にも繫げたい、という気持ちで続けていくと、自然と「気にかけてもらえる人」になっていくというほうが正しい。
■5.「相談」という体裁でお願いする
相談は、単なるお願いや指示とは異なる特別な力を持つ。相談という行為自体が、相手を信頼し、頼りにしているというメッセージでもある。そして、多くの人は「頼りにされること」に対して非常にポジティブに反応する。さらに、相談という体にすることで、一方的なお願いが「一緒に考える」スタンスに変わり、相手との心理的な距離が縮まるのだ。
相談を通じて築いた関係性は、単なる頼みごとを超えた長期的な信頼へと繫がる。例えば、僕が以前、二十歳以上年上の同僚に業務改善プロジェクトについて相談したとき、彼は自身の豊富な経験をもとにアドバイスをくれただけでなく、自ら主体となって進めてくれたし、その後も継続的にサポートしてくれた。その結果、プロジェクトは成功し、同僚との絆も強まった。
【感想】
◆タイトルを見た時には、いわゆる「徳を積む」系なのかな、と思ったワタクシ。そこまでフワっとはしていなくとも、「周りのひとのために尽くす」感じの内容ではないかな、と予想していました。
実際、第1章や第2章辺りは、そういった「心配り」や「気づかい」がメイン。
一方で、第3章や第4章は「頼み方」がテーマですから、すでに「下心」というか「思惑」が存在します。
もちろん、本書はビジネス書なんですし「いい人でいれば、何かいいことがありますよ」で済まされても困るんですけどね。
ただ、今回はできるだけ「嫌らしくない」系と言いますか、第1章や第2章の方向性でまとめてみました。
◆たとえば上記ポイントの1番目は、ストレートに「感謝」を重要視していますが、これは「助けてもらえる」以前に「人として」押さえておくべきことでしょう。
実際、私もシステムのサービス部門に質問の電話をした際は、切り際に必ず「おかげさまで助かりました」と付け加えています。
傍から聞いていたら妙かもしれませんが、現実的に解決して助かってますし、それなら口に出した方がいいかな、と思っている訳でして。
ほかにも本書では、割愛しましたが「謝罪」や「祝福」といった、しなければならない、もしくはした方がいい発言を推奨しており、これらも納得。
ちなみに、つい最近、事務所の入っているビルの大家さんに、結構難儀なお願いをしたのですが、快く引き受けてもらえました。
実はそれまで挨拶程度しかしたことがなかったとはいえ、逆に挨拶やエレベーターでの世間話を欠かしたことがなかったのが、良かったのかもしれません。
本書では特に項目として挙げられてませんでしたが、やはり「挨拶」は基本かと。
◆また、上記ポイントの2番目の「手土産」も、ハマれば意外な効果をもたらすはず。
もちろん、ここに挙げた3点を意識していただくのがベストなのですが、以前読んだ会食の本の特典に、「手土産/プレゼントリスト」もあったので、こういう「プロ」の意見も参考にしても良いのかも。

ビジネス会食 完全攻略マニュアル すべての食事会を成功に導く最強の実務メソッド
参考記事:【会食ハック?】『ビジネス会食 完全攻略マニュアル すべての食事会を成功に導く最強の実務メソッド』yuuu(2024年03月14日)
さらに上記ポイントの3番目の「御礼ハガキ」は、ポイントの1番目の「感謝」に通じるものです。
……「3点列挙」が続きますが、実は本書はこのスタイルが多用しているので、一応ご留意ください(私は好きなんですが)。
昔は当ブログでも、お礼状系の本を何冊かご紹介していたのですが、効果はあると実感しております。
◆一方、上記ポイントの4番目の「恩送り」は、これだけ読むとリターンは期待できそうもありません。
ただし、会社内でやるなら話は別です。
助けた相手に直接助けてもらうことはないかもしれませんが、著者の濱さんいわく「未来に向けた信頼の蓄積」である、と。
確かに相手の上司や同期、部下等から「あの節は●●がおせわになりました」と、将来的にサポート等があるかもしれませんし、ぜひ「恩送り」はしておくべきでしょう。
……と、ここまでは極力「直接的な見返りを期待しない」TIPSをセレクトしてきましたが、上記ポイントの5番目だけは、「頼み方」のアドバイス。
とはいえ同じ「頼む」にしても、体裁は「相談」という形にすると、「一方的なお願いが『一緒に考える』スタンスに変わり、相手との心理的な距離が縮まる」という指摘には深く納得しました。
もちろん、「後は自分でやって」と突き放される可能性もありますけど、その後も適宜報告して、アドバイスもらい続ければ良いのではないでしょうか。
今日から「助けてもらえる人」になるために読むべし!

なぜか助けてもらえる人の小さな習慣―チャンスと味方がみるみる増える
第1章 信頼される人になる「好印象」の作り方
第2章 いつも気にかけてもらえる人になる「気づかい」の習慣
第3章 やりたいことを実現できる人になる「頼み方」のコツ
第4章 相手別・内容別「頼み方」の裏ワザ
第5章 助けてもらえる人になる「話し方」の基本
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【会食ハック?】『ビジネス会食 完全攻略マニュアル すべての食事会を成功に導く最強の実務メソッド』yuuu(2024年03月14日)
【編集後記】
◆本日の「Kindle日替わりセール」の中から、お買い得本をセレクト。
新体系 中学数学の教科書 下 (ブルーバックス)

神秘学概論 (ちくま学芸文庫)

植物たちの戦争 病原体との5億年サバイバルレース (ブルーバックス)

日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術

地政学から読み解く!戦略物資の未来地図

仕事と江戸時代 ――武士・町人・百姓はどう働いたか (ちくま新書)

美しい中国の伝統色と文様

【音声DL付】杉田敏の 現代ビジネス英語 2024年 夏号

STORY COLOR BOOK 物語を感じる配色アイデア

傷つきのこころ学 NHK出版 学びのきほん

「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる

まんがで読む小泉八雲「怪談」 (学研学習まんがシリーズ)
あまりニーズはないかもしれませんが、『美しい中国の伝統色と文様』は定価が3600円超で、中古も3100円を超えているのですが、セール価格は499円と値引率「86%OFF」になっています。
【編集後記2】
◆一昨日の「Kindle本 クリスマスセール」の「ビジネス・経済」ジャンルの記事で人気が高かったのは、この辺の作品でした(順不同)。
彼はそれを「賢者の投資術」と言った 水瀬ケンイチのインデックス投資25年間の道のり全公開

行動経済学が勝敗を支配する 世界的アスリートも“つい”やってしまう不合理な選択

人間主義的経営

ステイ・スモール 会社は「小さい」ほどうまくいく
よろしければ、ご参考まで!
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