【マネタイズ?】『noteで年収1000万円』Sai:マインドマップ的読書感想文

2025年11月05日

【マネタイズ?】『noteで年収1000万円』Sai

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも人気の高かったノウハウ本。

土井英司さんのメルマガでもプッシュされており、既にお読みの方も多いかもしれません。

アマゾンの内容紹介から一部引用。

いま注目を集めるプラットフォーム「note」は、自分の文章を誰でも手軽に発信できるサービスです。特別なスキルや知名度がなくても、コンテンツを通じて共感してくれる読者と出会うことができます。そして有料記事やマガジン、サブスクの仕組みを活用すれば、発信をそのまま収益に変えることができます。
実際にnoteから安定した副収入を得ている人、さらには年収1000万円を超える人まで現れています。近頃話題のサイドFIRE(不労所得と副業などの収入を組み合わせて生活すること)も夢ではありません！
本書は、そんなライフスタイルを手にするための方法を６つのステップにわけてまとめています。趣味のカフェ巡り情報の発信で、実際に年収1000万円を達成した著者自身の経験と、数々の成功事例をもとに「ゼロから始めても成果を出せる方法」を丁寧に解説しています。

中古が値下がりしていない一方、Kindle版は「28％OFF」と、大変お買い得になっています！

【ポイント】

■1.noteの特徴と6つの利用シーン

　ここで改めて、noteの特徴をまとめておきたいと思います。noteは、文章や画像、音声、動画などを投稿し、ユーザー同士で応援し合うことのできるクリエイター向けのメディアプラットフォームです。誰でも無料でアカウントを作成でき、コンテンツを有料で販売するなどの収益化機能も備えています。テーマ別に記事を検索したり、自分の記事を特定のテーマに分類したりすることも可能で、コミュニティ機能もあります。
　そんなnoteの利用用途として多いのが、これら6つのシーンです。
◎ブログ：自分の考えや経験、日々の出来事を記録する
◎ポートフォリオ：ライターやクリエイターが作品や実績を公開する
◎情報発信：専門知識や趣味のノウハウなど、有益な情報を発信する
◎読書記録：読んだ本の感想やレビューをまとめる
◎日記：自分の日常を記録する
◎創作活動：エッセイなどの作品を発表する

■2.利用するSNSの選び方

　テストマーケティングと集客を行なうSNSは、自分が使いやすいものであれば基本的にどのSNSを利用しても構いませんが、個人的におすすめしたいのが「Ⅹ」と「Threads」です。
　noteではテキスト情報を扱うので、テキストベースで発信するSNSのほうがnoteへの導線をつくりやすいからです。ⅩもThreadsも（Threadsのほうが写真や動画を載せやすいという特徴があります）基本的には文章で情報を発信したり、コミュニケーションを取ったりするSNSです。文字情報に触れることに抵抗がない人が多いからこそ、noteのテキスト記事をシェアしても、違和感なくすんなりと受け入れてくれる人が多いと感じます。(中略)
　実際、僕のInstagramには12万人ほどのフォロワーがいますが、noteへの流入数はフォロワー数およそ1万3000人のThreadsよりもはるかに少ないと感じます。具体的な数字を挙げると、Instagramでの発信をメインにしてnoteを運営していた頃は、noteのフォロワー数は5年で1000人程度の増加にしかなりませんでしたが、Threadsに本格的に力を入れ始めたところ、noteのフォロワー数が約3カ月で2000人ほど増加していました。それほど、Threadsとnoteは相性がいいということです。

■3.有料記事を書く前に相場観を知る

「高額の記事を買え！」とは言いません（もちろん興味があれば買っても大丈夫です）。数百円程度で販売されている記事で構わないので、「この金額なら出してもいいかな」という有料記事を勉強代だと思って買ってみましょう。それを読んでどう感じたのか？　あなたのその感覚が、有料記事を書いていく上で1つの指針となります。
　例えば、ある記事を1000円で買ったとして、「金額の割に内容が薄かったな」と感じるのであれば、それは高すぎる金額設定なのかもしれません。逆に「この金額で、これだけの情報量がもらえるの？　お得すぎない？」と思ったのなら、それは販売金額が安すぎるのかもしれませんし、情報量をもう少し削って、2つか3つの記事に分ける必要があったのかもしれません。
　こうした感覚は、有料記事を実際に買って読んでみることでしか得られないものです。適切な情報量の記事を適切な価格で販売することで、自分の記事を読者に購入してもらいやすくなりますから、有料記事を書く前に相場観を知るというのは、とても大切なアクションです。

■4.有料記事を書くタイミング

　SNSでのテストマーケティングをもとにお客様目線を持ち、彼らが本当に困っていることやニーズは何なのかを把握して、その解決に役立つ記事を有料で書いていきます。
　そのため、有料記事を書くタイミングは〝ニーズを確認できたらなるべく早く〟が基本です。例えば、僕のThreadsに「Threadsを始めたはいいものの、アカウントがなかなか育たない。フォロワー数を伸ばすにはどうしたらいい？」という質問が寄せられたとします。読者のニーズが見えた瞬間ですね。
　僕はその悩みへのアンサーとして、自分の経験からThreadsを伸ばすために役立った要素をいくつかピックアップして記事にまとめ、どんなに遅くても質問をもらってから1日以内には有料記事を公開するでしょう。そして、質問してくださった方も含めて多くの方に記事を読んでいただけるよう、Threadsでお知らせします。(中略)
　SNSで寄せられた質問に対して僕が僕自身の知見をもって有料記事で回答したとしても、特に問題はありません。むしろ、本当に悩んでいる方は、アンサーとして書かれた記事をすぐに購入してくださるケースが多いと感じています。

■5.退会理由の把握を怠らない

　定期購読マガジンやメンバーシップの運営を始めて少しすると、気になってくるのが退会者の存在です。最初の頃は参加者数が増えていく様子に注意が向きますが、運営開始から2～3カ月も経つと、今度は次第に退会者が一定数出てくることが気になり始めます（様子見で1カ月だけ加入するという人もいます）。
　そのときに、「退会者のケアって、何かしたほうがいいの？」と思う方もいるかもしれません。それに対する僕の回答は、〝丁寧なケアをする必要はないけれど、退会理由は分析・把握すべき〟です。(中略)
　では、どうやって退会理由を把握すればいいのか？　やり方はいろいろあります。可能であれば、退会者にアンケートを取ったり、何らかの形で直接会って話を聞いたりできるとベストですが、これはなかなか難易度の高い方法です。最もやりやすいのは、日頃から多様な角度から「データ」を集めておき、退会者が発生したときにそのデータを見返して理由を推測するというやり方です。

【感想】

◆相変わらずnote素人の私にとっては、知らないことが多すぎて、ハイライトを引きまくりました。

といいつつ、一応当ブログでも以前、こちらの本をご紹介したことがありまして。

ｎｏｔｅ副業の教科書

参考記事：【有料noteの秘訣?】『ｎｏｔｅ副業の教科書』安斎響市（2024年11月22日）

こちらも「副業」をうたっているだけに、ただの記事投稿だけではなく、実際に有料記事を買ってもらうところまでカバーしています。

ただし今回の作品は、それに加えて集客のためのSNS手法や、有料記事だけではなくサブスク機能についてまで触れているのが特徴と言いますか。

つまり、よほどの高額noteをコンスタントに売り上げるのでもない限り、「年収1000万円」を達成するには、月額の定期収入（本書では「ストック収入」と呼んでいます）を実現するのが必須なのだと思います。

◆まずSTEP1では、前段として本書の目指すところ、並びにnoteの特徴等について言及。

上記ポイントの1番目にあるように、noteはブログと違って「コンテンツを有料で販売するなどの収益化機能も備えて」いるのが大きいです。

ただし、私の知り合い達が運営しているnoteは、あくまでブログ的な使い方をしている人が多く（推し活仲間が多いのがその理由ですが）、収益には結びついていない模様。

私がブログを始めた2005年当時は、「長文を書くならブログ」でしたけど、SNS全盛の現在は、その役割をnoteが担っている感じです。

6つのシーンの1番目の「ブログ」がまさにそうですね。

ただ、それ以外の5つのシーンでもnoteは活用できますし、もちろん後のSTEPで触れるように、有料記事を書くことも可能です。

◆続くSTEP2では、「稼ぐための仕組みづくり」がテーマ。

まずは「テーマ探し」が最も大事なのですが、ここは端折らずじっくりお読みいただきたいので、今回は割愛しました。

また、その選んだテーマが正解なのかどうかを確認する「テストマーケティング」と、そもそも自分のnoteに人を集めるための「集客」も行わなければなりません。

そのために活用するのがSNSであり、上記ポイントの2番目にあるように、著者のSaiさんは「Ⅹ」と「Threads」を推奨されています。

実はお恥ずかしながら、私自身「Threads」は手を出していないので、本書を読んで知ったことが多々。

というか、まず「Threads」からお勉強しないと、noteにまでたどり着けなさそうな……。

◆そしていよいよSTEP3では、noteの有料記事について深掘りされています。

ただし、上記ポイントの3番目にあるように、まずは他人の有料記事を読むべし！

　じつはnoteの有料記事で収益を得たいと考えているのに、自分は他の人が書いた有料記事を読んだことがないという人が多くいます。書く前にユーザー感覚を磨いておけば、その分、他の書き手よりも売れやすい記事を生み出すアドバンテージが生まれます。

これはもう、マストですね！

さらには、いつどんな有料記事を書くか、については、上記ポイントの4番目にあるとおり。

自分の書きたいことではなく、他人が必要としている情報で、速やかに書くことが王道なようです。

ちなみにここで「SNSで質問したのに有料記事で返すの？」と思った方は、そもそも顧客対象ではないような。

この辺は割り切って運営しないと、収益にはならないのでしょうね。

◆こうしたハードルを乗り越えた先にあるのが、STEP4のテーマであるサブスク型サービスです。

noteには「定期購読マガジン」と「メンバーシップ」という2種類のサブスク型のサービスがあるのですが、それぞれの特徴については一般論のお話なので、こういった記事をご覧ください（他力本願）。

noteの「定期購読マガジン」と「メンバーシップ」の違いとは？｜アトカ【AIコラムライター】@AI副業

まだ有料記事を1つも売ったことがない私にとっては異次元の世界なのですけど、一応どちらも毎月の定期収入があることは理解しました。

ただし、入る人もいれば退会する人もいるわけで、後者については上記ポイントの5番目で触れているように、「退会理由の分析・把握」をする必要があります。

　例えば、僕の運営するメンバーシップでは、記事をあまり公開できなかった月や、提供する情報がずっとマンネリだった期間は、明らかに退会数が増えていました。定期購読マガジンやメンバーシップでは、〝飽き〟のこない運営スタイルが欠かせないのだということが、このことからもよく分かります。

……やはりかなりハードルは高そうな。

それでもnoteで一旗揚げたい方なら要チェックです！

noteで年収1000万円

STEP1 noteで年収1000万円を目指すには？
STEP2 好きなことをしているだけで稼げる仕組みをつくる
STEP3 収益を生むnote有料記事を書く
STEP4 サブスクリプション型サービスを展開する
STEP5 高価格サブスクリプション型サービスに挑戦する
STEP6 売上の拡大＆安定を目指すための戦略