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2025年08月27日

【自己啓発】『英米の名著から翻訳家が発見! 世界の一流は朝・昼・晩に何をしていたのか』宮崎伸治


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英米の名著から翻訳家が発見! 世界の一流は朝・昼・晩に何をしていたのか (青春新書プレイブックス P 1235)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、ネットサーフィンをしていて見つけた、まだ出たばかりの自己啓発書。

世界の一流のTIPS集ということで、思わず買ってしまいました。

アマゾンの内容紹介から。
カーネギー、マーフィー、スティーブン・コヴィーほか、人生論のエッセンスを手軽な新書にぎゅっと凝縮!
翻訳家の宮崎伸治氏は、これまでにデール・カーネギー、ジョセフ・マーフィーなど英米一流の思想家の翻訳に携わるほか、自身としても人生論、エッセイなどを著してきました。そんな宮崎氏がこれまで多数の名著を原書で読んできたなかで発見した、人生・生き方の共通法則を一冊にまとめました。英単語や英語フレーズを併記しているため、英文の勉強にもなる、お得で読み応えのある一冊です。

中古が値下がりしていないため、「10%OFF」のKindle版がお買い得です!







【ポイント】

■1.行動を起こす手間を減らす
 ハーバード大学の心理学講師シャウン・エーカーは、良い習慣を身につけるためにThe20-SecondRule(20秒ルール)を提唱しています。
 彼自身の体験として、クローゼットに入れていたギターを、リビングに据えつけたギタースタンドに立てたところ、クローゼットから取り出す20秒が節約できたため、ギターの練習をすんなりと習慣化できたそうです。
 彼にとっては、クローゼットをあけてギター取り出す20秒が、習慣化できない原因だったのです。
「20秒」にこだわる必要はありません。要は、ちょっとした障害によってやる気がそがれやすいので、障害を少しでも減らすことです。
「やりたいけど実行できない」という人は、自分なりの方法で、ちょっとした障害を取り除く工夫をしてみると、驚くべき効果があるとわかるでしょう。


■2.平均的なものでなく、可能性に目を向ける
 たとえば、あなたがピアノの練習を60歳ではじめたとき、友人や知人が、聞いてもいないのに無責任に「60歳からピアノをはじめたら、中級レベルの曲にたどり着くまで○年かかる」と見解を述べたとします。
 そのとき、もし、自分にも当てはまると信じたらどうなるか?
 平均的なレベルを超えることは難しくなるのです。意識しようがしまいが、平均的なレベルを超える練習をしなくなるからです。
 ハーバード大学の心理学講師で『The Happiness Advantage』の著者、シャウン・エーカーは、こうした傾向をcult of the average(平均の信奉者)とよんでいます。
 一流の人は、平均的なものではなく、可能性に目を向けます。
「60歳からピアノをはじめたら中級レベルの曲にたどり着くまで○年かかる」という平均的な例ではなく、「60歳からピアノをはじめたら中級レベルの曲に最短○年で到達しうるか?」という、可能性に意識を向けるのです。


■3.魔法の杖を求めない
 成功を手に入れるためにextraordinary things(並外れたこと)をする必要はありません。
 すべきことはordinary things(普通のこと)をextraordinary well(並外れてうまくやる)ことなのです。
 ところが、多くの人は並外れたことをしている成功者を目の当たりにすると、すぐに真似をしたがり、魔法の杖を求めるのです。
 たとえば、「短期間で外国語がペラペラになる」といったうたい文句で売り出している人がいます。
 魔法の杖を求める人ほど、それを鵜呑みにしてしまうのです。
 しかし、短期間で外国語がペラペラになった人がいたとしたら、それまでの間に普通のことを積み重ねたからこそです。
 土台がない人が1か月で外国語がペラペラになることはありえないのです。(中略)
 成功を手に入れたければ、地道に普通のことをくりかえしましょう。
 それが並外れたことを成し遂げる基礎的条件です。


■4.求めることを考える代わりに、自分の価値を上げる
「もっとお金がほしい」「今はどこも不景気だからしかたない」「売上が上がったらいいのに」「再生回数が増えたら広告収入も増えるのに」……こうして経済的な不満をもつ人は多くいます。
 アメリカの講演家ジム・ローンは、そのような人たちに、Become more valuable.(もっと価値のある人間になりなさい)と説きます。(中略)
 お金以外に価値を見いだすのなら、それでもかまいません。問題は、お金が欲しいのに得られなくて不満に思っている人です。彼らは往々にしてdemand(要求)ばかり考えます。それこそ、彼らの経済的状況がいつまでも改善しない原因なのです。
 彼らが第一に考えるべきは、demandではなく、自分のvalueを高めることです。
 方法はいくらでもあります。時間を厳守する、約束を守る、ビジネススキルを磨く……といったごく当たり前のことはもちろん、良書を読む、仕事に関連する資格試験に挑戦する、運動する、体調管理する、言葉使いに気をつけるなど、「この人に仕事を頼んで良かった」「この人にまた仕事を依頼したい」と思える人間になることです。それが自分のvalueを高めることです。


■5.つらいレモンを美味しいレモネードに変える
 英語のことわざにWhen life gives you lemons, make lemonade.というものがあります。
 直訳すれば、「人生があなたにレモンを与えたら、レモネードをつくれ」となります。
 英単語のlemonは、酸っぱい味がするせいか「不幸」「つらいこと」「苦痛」のようなイメージがあります。そこで、このことわざは「つらいこと(lemon)が起きても、その体験を良いこと(lemonade)をつくる材料にしよう」というニュアンスがあります。
 人生は何から何まで自分の期待どおりに進むわけではありません。
 ときに、失恋や不合格、近親者の死、事業の失敗、難病……といったつらいことが起きます。
 そんなとき、多くの人は悲嘆にくれます。なかには他人を恨んだり、仕返ししたり、自暴自棄になったりする人もいることでしょう。
 一方、つらいことが起きても、悲嘆に暮れない人もいます。
 どうすればつらいことを良いことに変えられるかを考えます。
 lemonがあるからこそlemonadeが美味しくなることを知っているからです。


【感想】

◆王道的な自己啓発TIPS満載の1冊でした。

下記目次にあるように、全部で8章に合計71のTIPSが収録されている仕様。

それもタイトルにあるように、英米の名著から翻訳家でもある宮崎さんがセレクトしている次第です。

なお、本書の巻末の「おわりに」で、宮崎さんご自身が言われているように、本書の中には「『当たり前』と感じるもの」もいくつかありました。

また、すでに当ブログでレビューしている作品(の原著)からの引用部分があったりとか。

ただ英語の言い回しが独特だったり、和訳されない方がニュアンスがつかみやすいもの等は、本書のように英語表現を併記してある方が、著者の真意をつかみやすいと思います。


◆さて、上記ポイントの1番目の「20秒ルール」のお話は、第1章から抜き出したもの。

20秒に限らなければ、「行動の障害になるものを減らす」というTIPS自体は、類書でも目にしたことが何度もありました。

これを提唱している「シャウン・エーカー」は、日本では「ショーン・エイカー」と呼ばれているハズ……と思って当ブログ内を検索したところ、この本をレビューしておりまして。

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幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論

参考記事:【科学的自己啓発書】『幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』ショーン・エイカー(2022年06月20日)

この本の原題が、まさに『The Happiness Advantage』ということで、上記ポイントの2番目に登場している作品そのものという。

こちらは本書の第2章から引用しているのですが、「平均の信奉者」のお話は、上記記事ではご紹介していませんでしたね。

ただ、「可能性に意識を向ける」という教えは、ぜひとも実践したいと思います(私もアラカンなので)。


◆一方、第3章から抜き出したのが、上記ポイントの3番目の「魔法の杖」。

ここで言われている「extraordinary things(並外れたこと)をする必要はない」「ordinary things(普通のこと)をextraordinary well(並外れてうまくやる)べき」という教えは、本質を突いているのではないでしょうか?

もっとも、本を売るには、どうしてもタイトルで盛る必要があるので、ビジネス書のタイトルを見ると「短期間で外国語がペラペラになる」とか、「ラクして1億円」みたいなもので溢れているのですが。

また、この第3章で割愛した中で触れておきたいのが、「identityはpower(パワー)をもっている」というお話でした。

何でも、自分で苦手なことを口にしていると、それが自分のidentityとなり、そのとおりの人間になってしまうとのこと。
 逆に、現時点では理想とかけ離れていても、理想の自分になっている自分をイメージして努力しつづければ、少しずつ理想の自分に近づいていけます。
イメージするだけじゃなくて、努力も必要ですが、ぜひご留意ください。


◆なお、上記ポイントの4番目の「自分の価値を上げる」というTIPSは、1つ飛んだ第5章から抜き出したもの。

ジム・ローンの名前はよく聞きますけど、当ブログでは作品を取り上げたことがないため、今回が初登場となりました(ブログ内検索でも出ませんでした)。

ただ、そもそも当ブログの読者さんは、それこそ「自分の価値を上げる」ために、ビジネス書や実用書を読んでらっしゃるでしょうから、今さら言われるべきことではないかもしれません。

……もっとも私の場合は、読んでブログを書くところで満足してしまって、今ひとつ実践しきれてないのですが。

そして最後の第8章から引用したのが、上記ポイントの5番目のレモネードのお話です。

これは出典が名著からではなく、ことわざなのですが、上記で触れた英語表現であればこそ、のTIPSだと思います。
 とびきり美味しいlemonadeができれば、むしろつらかったこと(lemon)をありがたく感じることでしょう。
それを信じて、くじけず生きていかなくては!


翻訳系自己啓発書がお好きな方なら、要チェックです!

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英米の名著から翻訳家が発見! 世界の一流は朝・昼・晩に何をしていたのか (青春新書プレイブックス P 1235)
第1章 世界の一流は、朝・昼・晩に何をしていたのか
第2章 世界の一流は、余暇に何をしていたのか
第3章 一流は、こうして行動力を磨いた
第4章 一流がやっている、感情に振り回されない技術
第5章 やる気を引き出す一流の習慣
第6章 対人関係でつまずかない一流のコツ
第7章 ハイパフォーマーにならう新習慣
第8章 一流が大事にしている、折れない心の育て方


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【習慣】『天才たちの日課』メイソン・カリー(2017年06月28日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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