2025年08月11日
【生成AI】『AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい! 最悪の未来でも自分だけが助かる本』木内翔大

AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい! 最悪の未来でも自分だけが助かる本
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、土井英司さんのメルマガで読んで気になっていた生成AI導入本。ふとアマゾンのページに飛んだところ、このKindle版が「44%ポイント還元」になっていたので、思わず買ってしまいました。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
著者は、今、もっとも業界で注目を浴びる、利用者数ナンバーワンのAI活用学習コミュニティ「SHIFT AI 」代表。
進歩のえぐい生成AIにおける「超本質的」な使用方法を教えます。
生成AIを学びたいなら「とりあえずコレ」という1冊に仕上がりました!
触ったことはあっても、使いこなせている人はほんの1割。
試行錯誤で地道にレベルアップもいいけど、最短で「使いこなす側」にワープしませんか?
何のセールか分からないので、レビューできずにいましたが、かれこれ20日以上同じ状態ですから、おそらくまだ大丈夫なはず!?
とはいえ、いつ元に戻ってもおかしくないですから、700円以上お得な今のうちにお求めください!

【ポイント】
■1.生成AIを導入する企業が増えている2024年8月に帝国データバンクが発表した企業における生成AI活用状況のインターネット調査(期間:2024年6月14日〜7月5日/有効回答企業数:4705社)の結果によれば、実務で生成AIを「活用している」と回答した企業の割合は17.3%。前年の同じ調査では9.1%ですから、1年でその割合はかなり上昇しています。また、「活用していないが検討中」は26.8%となっています。
業務で活用している企業を規模別に見ると、「大企業」が36.9%、「中小企業」が18.2%、「小規模企業」が13.9%と、企業規模が大きくなるほど活用の割合が高くなっています。
生成AIを活用している企業が実感している活用の効果については、「大いに効果あり」が36.1%、「やや効果あり」が50.6%と、合わせて9割近くの企業が一定の効果を感じていることがわかります。特に、規模が小さい企業のほうが効果を感じている傾向があるようです。一方で、「効果なし」と捉える企業は1%程度とごくわずかになっています。
活用しているサービスについては、ChatGPTが84.2%と突出して高く、Microsoft365Copilotが26.8%、Geminiが19.6%と続いています。
■2.マルチスキル×AIスキルで勝負する
手に職があればいい時代から、今はスキルとスキルを掛け合わせて戦うマルチスキルの時代になっています。実際に皆さんは1つの仕事をやる時に自覚していないかもしれませんが、マルチスキルを使っているはずです。
これからはさらにそのマルチスキルにAIスキルを掛け合わせるマルチスキル×AIスキルの時代に突入します。
たとえば、エンジニアであればGitHub CopilotやCursorなどを活用してプログラム生成したり、デザイナーやイラストレーターならAdobe FireflyやMidjourneyなどを使って画像を生成したり、ライターならChatGPTやClaudeなどを使って文章を生成すると、作業効率が爆発的に上がります。逆にこれができないとスペシャリストでも仕事を失うことになるでしょう。
つまり、あらゆるビジネス領域や多くの専門スキルで生成AI活用が必要となっているので、 ジェネラリストもスペシャリストもAI人材にならなければならない のです。
■3.プロンプトエンジニアとは?
先に解説した通り、プロンプトエンジニアリングとは、ChatGPTをはじめとする生成AIツールにプロンプトを介して命令や質問をする技術です。つまり、プロンプトエンジニアとは、生成AIから高い精度の出力を引き出すために、プロンプトを介してうまく指示を出すことができる人のことを指します。
プロンプトエンジニアリングとは言い換えれば、生成AIとの対話です。対話とは丁寧にしなければならないはずですが、なぜか相手がChatGPTになった瞬間に、多くの人が一言、二言くらいの簡単な指示を出して正解を出させようとします。
しかし、そういうやり方は人に対してやらないはずです。同じことを部下に対してやったら、痛い目を見てしまったという経験をもつ人も少なくないはず。だから30分でも1時間でもミーティングの時間を取ると思います。この生身の人間と行う対話と同じことをChatGPTに対してもやるべきなのですが、まだ多くの人はChatGPTのインターフェースに慣れていないため、なかなか難しい。
その対話なしで一気に要件を整理して特殊な命令文を作成してChatGPTに伝え、答えを生成させられる人がプロンプトエンジニアなのです。
■4.ChatGPT利用の基礎テクニック(抜粋)
●ChatGPTに役割を与えるいきなりChatGPTに「人材業界で営業するコツを教えてください」とプロンプトを書くのではなく、先に「あなたは人材業界で優秀な営業担当です」と書いて、ChatGPTに営業担当という役割を与えます。その上で、「人材業界で営業するコツを教えてください」と書くと、よりアウトプットの質が向上します。●入力文を構造化する具体化する上で、ただ文章を羅列するのではなく、構造化することが重要です。●否定文ではなく、代わりに命令文を書く脳科学やコーチングの世界では、人間は「〇〇をしないでください」と否定形で言われても、直感的、潜在意識的には「〇〇をしてください」と同義に捉えてしまうといわれています。ChatGPTもこれと同じで、「しないでください」は理解しづらいので、否定・禁止表現よりも、しっかり条件として命令したほうが言うことを聞いてくれるのです。
■5.転職:キャリアアップ転職が可能に
これからはAIスキルがないと、希望通りの転職は確実に難しくなるでしょう。これまで何度も述べた通り、そもそも生成AIの普及で企業が大量に人員を解雇したり、新規採用を停止したりすると、求人件数が激減するからです。その少ない求人を多くの求職者で奪い合うことになるので、競争が激化します。
その時、AIスキルをもっていれば、もっていない人に比べて生産性において数倍から数十倍の差をつけることができるので、かなり有利になります。単純なスペシャリストやジェネラリストではなく、高いAIスキルを身につけたAI人材になれば、その人個人の生産性だけではなく、所属する部署や会社自体の生産性を上げることができます。
【感想】
◆著者の木内翔大さんは、冒頭の内容紹介にもあるように「AIのビジネス活用を学べる国内最大級のコミュニティ『SHIFT AI』を運営」とのこと。株式会社SHIFT AI|AIの情報インフラを構築し、日本のAI推進を加速
なるほど、生成AIを単なるツールとしてではなく、今後の社会を担うインフラとして考えている、という印象を受けました。
実際本書では、単に使い方だけを論じるのではなく、社会における生成AIについての言及もアリ。
たとえば第1章から引用した上記ポイントの1番目では、生成AIの社会普及具合を紹介してくれています。
調査自体はほぼ1年前ですから、今はより活用している企業も増えているのではないか、と。
かくいう私も、1年前には存在を知っているのみでしたが、今や必要に応じて利用するレベルにはなっていますし。
◆では、AI普及につれて、今後仕事はどうなるのか、について触れているのが本書の第2章。
この章では「近い将来なくなる仕事」や「生成AIに代替されにくい仕事」等が列挙されていますので、気になる方はご確認を。
ただ、個人的になるほど、と思ったのが、その第2章の章題である「あなたの職を奪うのは『AIが使えるようになった』普通の人」というものです。
よく言われる「AI失業」ではなくて、「AIを使える他の人」に代わられてしまう、というのは結構鋭い指摘ではないでしょうか。
かといって、専門スキルが不要かというとそうではない、というのが、上記ポイントの2番目のお話です。
これは第3章から引用したのですが、要は、専門スキルは必要で、それと生成AIを掛け合わせるのが必須なのだな、と。
◆続く第4章では、「AI人材」なるものが解説されています。
具体的なロールモデルとしては、「プロンプトエンジニア」「AIマネージャー」「AIコンサルタント」等。
この中から、文系でもなれそうな「プロンプトエンジニア」を上記ポイントの3番目でセレクトしました。
なにせ「プロンプトエンジニアにはITやAIに関する専門的な知識は必要ない」とのこと。
ChatGPTに関する基礎知識があれば十分で、プロンプトエンジニアの適性としてはAIの知識よりもむしろ、
・国語力があるといった素質が重要になってくるのだそうです。
・生成AIの言葉や会話の流れに敏感
・ユーザー体験を向上させるのが得意
……私にもワンチャンあるような(言ってみたかっただけです)。
◆そんな夢物語(?)を語る前に、まずは本書の第5章で、ChatGPTの活用法を学ぶべし、ということで、上記ポイントの4番目では、基礎テクニックをいくつか抜き出してみました。
1つ目の「役割を与える」というのは、確かにやっている人を見たことがありますが、実際に効果があるのだとは。
2つ目の「構造化」というのは、具体的には「目的・前提条件・具体的にほしいアウトプットなどを明確な形で整理し、箇条書きや段落分けなどで整理する」等々を指します。
実際にこれを意識すると、「回答の的確さや一貫性が高まる」のだそう。
さらには3つ目の「否定文ではなく、代わりに命令文を書く」というのは、今般初めて知りました。
本書では具体例が出ているのですが、たとえば「書き出しを挨拶で始めないで」と禁止事項を書いても、「こんにちは、いつもお世話になっております」と挨拶から始まっているという(むしろこの程度でもできないのかという衝撃!?)。
この場合、代わりに「『代表の木内です』から書き始めて」と指示すると、すんなり言うことを聞いてくれているので、効果は絶大のようです。
◆そして上記ポイントの5番目は、第6章の中のキャリア戦略部分から抜き出しました。
当ブログでは過去何冊も転職本を取り上げてきましたが、ここまでしっかり生成AIを学ぶべき、と断言した本はなかったと思います(リカレント本ではあったかも)。
……確かに例えばプログラミングを勉強していたのが、それが不要になるかもしれないワケですしね。
これはもちろん、転職のみならず、新卒での就職や、フリーランス、経営者にも言えること。
これからはExcelやWordが使えるのと同じレベルで、生成AIが使いこなせる必要が出てくると感じました。
今からでも生成AIを学ぶべし!

AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい! 最悪の未来でも自分だけが助かる本
イントロダクション すぐそこにある「ヤバイ時代」に適応する人・しない人
第1章 本当になんでも・誰でも使えちゃうAIのすごさ
第2章 あなたの職を奪うのは「AIが使えるようになった」普通の人
第3章 未経験60代でも3週間で7万円稼げた「AI副業」のおいしさ
第4章 8か月で求人が33倍! 「AI人材」への最短ロードマップ
第5章 ド素人でも驚くべき成果を出せる「ChatGPT」の5大要点
第6章 AI時代こそ「人間力」を高めるべきシンプルな理由
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【思考深化?】『すごい壁打ち』石川 明(2025年08月04日)
【編集後記】
◆本日の「Kindle日替わりセール」から。
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【編集後記2】
◆一昨日の「Kindle本(電子書籍) サマーセール 第2弾」の早川書房分の記事で人気が高かったのは、この辺の作品でした(順不同)。
平等について、いま話したいこと

東京大空襲を指揮した男 カーティス・ルメイ (ハヤカワ新書)

AIを生んだ100のSF (ハヤカワ新書)

ヴィクトリア朝時代のインターネット (ハヤカワ文庫NF)
よろしければご参考まで!
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