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2025年06月26日

【メンタル】『人生から逃げない戦い方 メンタルダウンから生き延びた元幹部自衛官が語るユル賢い生存戦略』わび


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人生から逃げない戦い方 メンタルダウンから生き延びた元幹部自衛官が語るユル賢い生存戦略 (扶桑社BOOKS)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、現在開催中である「Kindle本(電子書籍)プライムデーセール」の中でも人気の高いメンタル本。

著者のわびさんは元自衛官ということで、当ブログでも以前取り上げたぱやぱやくんさんを髣髴とさせました。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
Xフォロワー17万人超え!メンタルダウンを経験した元自衛官がキャリアチェンジを経て辿り着いた、人生から“逃げない”生き方とは?

中古が値崩れしていますが、今回のセールにおいてはKindle版の方がお求めやすくなっています!






【ポイント】

■1.無理せず弱音を吐く
 昔、私は「弱音を吐く奴は弱い奴」と思っていました。どんな困難にも弱音を吐かずに自分で乗り越えていく人が強い人なんだ、そう思っていた時期がありました。(中略)
 そんななか、陸上自衛隊のメンタルヘルスに関する施策を行っている心理幹部と話をする機会がありました。そこで「しんどいときに弱音を吐かない人ほど急に心が折れる」と聞きました。
 その心理幹部によると、弱音は心や身体が限界に近づいているときにその状態を緩めるためにこぼれ出るものとのことです。そして、真面目な人ほど「弱音=ダメなこと」と思っているので、限界の状態を緩めることなく、ついには心が折れてしまうとのことでした。
 逆に、ほどよく弱音を吐ける人は、心身の限界が近づくたびに緩めることができるので、困難な状況を乗り越えられることが多いとのことでした。また、弱音を吐くことで、自分が困難な状況にいることを周りの人に認識されるので、助けてもらいやすくなるとも言っていました。


■2.心のよりどころをいくつか持っておく
 特にこれといった趣味や推しなどがなく、休日も仕事の残りを片付けたり、仕事のために休むような過ごし方をしていると、頭の中はずっと仕事モードなので、仕事で嫌なことがあったときになかなかネガティブな気持ちから抜け出すことができません。少し大袈裟な言い方かもしれませんが、「職場での否定=人生の否定」という思考に陥るおそれだってあると思います。
 一方で、仕事以上の趣味や推しがある人たちは、仕事で多少嫌なことがあっても「まあ、いいか…家に帰ればマカロンが待ってるしな」という気持ちになるし、上司の説教が始まっても「乃木坂 46 の曲を脳内再生すれば余裕」となるわけです。休日にはマラソン大会に出場したり、推しのライブに行ったりして、ネガティブな気持ちを断ち切ることができます。
 つまり、仕事でいくら否定されても、他に自分を肯定できるものがあるので、ダメージが分散されるんです。


■3.決断の前に自分の食べたいものを食べる
 人は疲れていたり、悩みがあったりすると、好きなものでも食べたいと思わなくなったり、食べてもおいしいと感じなくなることがあります。
 経験上、それくらい心身が弱っているときにする決断は、論理性に欠けているし、感情的なものになりがちで、あまり良くない結果になることが多かったです。
 なので、大好きなものを食べたいか、それをおいしく感じられるかを確認することは、自分の状態を把握するための良い目安になると思っています。
 私もこの方法を取り入れてから決断に迷うことが少なくなったし、後悔することもほとんどなくなりました。お昼ごはんに社食とか定食屋に行って、迷うことなく自分の食べたいものを選べるときは「異常なし」のサインだと思って、仕事をどんどん進めていきます。


■4.仕事は突破よりまず迂回を狙う
 では、仕事における迂回ってどんな方法があるでしょうか。
 例えば、ある仕事を振られた場合、いきなり取り掛かるのではなく、過去に似たような仕事がなかったかを調べます。もしそのような仕事があったなら、過去の担当者から資料をもらって変えるべきところを変えるだけで、ある程度は形になります。
 また、ある企画を通す場合、直属の上司から順に上がっていくのがセオリーですが、もっと上の上司と話す機会があれば、雑談ベースで話をしてみるのもいいでしょう。上手くインプットできたら、その後の調整や承認がスムーズになります。
 そのほかにも、日頃から部署の人と情報交換をしていると、困ったときに味方になってくれたり、自分に直接関係のなかった情報がいつか役に立つかもしれません。「迂回」という考え方を頭に入れておくだけで、いろんな楽な攻め方を思いつくようになると思います。


■5.小さな達成感を積み重ねる
 私が陸上自衛隊幹部候補生学校にいたときの話です。当時、教官で陸上自衛隊のレンジャーや空挺などほぼすべての徽章を持つ伝説的な教官がいました。普段はとても厳しい教官でしたが、お酒の席ではわりと気さくに話してくれる人でした。
 ある飲み会の席で「どうしたら教官のように強いメンタルになれますか?」と尋ねたことがあります。すると、教官は「俺のメンタルは強くない。むしろ弱い。だから、心の前に土のうを積んでる」と言いました。
 続けて「災害に備えて 脆弱 なところには土のうを積むだろ? ひとつひとつはただの砂が入ったちっぽけな袋だ。だが、それを丁寧に積んでいくと、多少のことではびくともしなくなる壁になる。それと同じで俺は毎日『小さな達成感』を積むようにしている。コツコツと丁寧に積むことで、それは自分の弱さを守ってくれる強力な壁になる。困難や失敗が押し寄せてきても、それまでに積んだ達成感が俺を守ってくれる。胸についてる徽章はそのおまけみたいなもんだ」


【感想】

◆冒頭で、ぱやぱやくんさんの名前を出しましたが、実は本書には、実際に自衛隊関連の著者の方が登場されています。

それは下記関連記事にも登場している下園壮太さん。

今回のわびさん含めて、お三方とも著者として書かれている本のテーマがメンタル絡み、というのが興味深いところです。

それだけ自衛隊は、ココロにもカラダにもハードな場所なんだと思わざるを得ません。

しかもわびさんの場合、幹部自衛官として将来が期待されながらも、「激務とパワハラが重なり、メンタルダウン」された経験もあるそうです。

そのおかげで、本書が実践的なのかもしれませんが。


◆さっそくですが、第1章から引用したのが、上記ポイントの1番目の「弱音」のお話。

なるほど、真面目な人ほど、弱音を吐かずに心が折れてしまう、という指摘は考えさせられます。

私も結構、弱音を吐かずに生きてきた方なので、職場環境が悪ければ危なかったのかもしれませぬ。

続く第2章からは、上記ポイントの2番目の「心のよりどころ」のお話を抜き出しました。

本書ではこのよりどころのことを、「自分があまり否定されない『優しい世界』」と表現。

そういえば、ヨメの中学時代からの友人の女性は、鬱を患っていたのが、推し活(K-POPアイドル)にハマって元気になったくらいですから、推し活はそれだけ強力なのだと思います。

推し活の結果、会社でつらいことがあっても、ダメージが減少できるのであれば、皆さんハマるべきではないでしょうか?

……藤井風とかいいですよ?(アピール)


◆同じく第2章からになる、上記ポイントの3番目の「決断前に食べたいものを食べる」というTIPSは、わびさんの優秀な先輩が行っていたもの。

何でもその先輩は、大事な仕事をしているときは、決まって好物の唐揚げ定食をたべていたのだそうです。
「僕は唐揚げが大好きだからね。好きなものをマジで美味いと思えれば、そのときの思考力は正常だろ? 逆に唐揚げが不味いと感じるなら、心身が弱っていて、思考力が低下している証拠だ」
これはぜひとも、皆さんにお試しいただきたいですね。

ただし、値段がネックで食べたくない、と感じたら意味がないので、なるべく気軽に食べられるものがいいとのこと(ある意味当たり前)。

この第2章は、他にも「『心の緩衝地帯』を用意する」「戦う前に『後方支援体制』を確立せよ」といった、ハイライトを引いたものの割愛したネタが含まれていますから、ぜひお見逃しなく!


◆一方、第3章から引用したのが、上記ポイントの4番目の「迂回」のお話。

迂回というと、あまりいい印象を持たれないかもしれませんが、「自分の損害を最小限に抑えるか」を考えたら、無視できない手段でしょう。

要は馬鹿正直に正面から突破しなくとも、もっと良い打ち手がないか、探ればいいワケで。

似たような考え方のTIPSとしては、「『予備』を用意する」というものもあって、これもメンタルを考えた場合には、非常に有益だと思いますから、本書を手に取られたらチェックしてみてください。

そして1つ飛んだ第5章から抜き出したのが、上記ポイントの5番目。

こちらも優秀な教官さんからの教えということで、納得感が高かったです。

ちなみにここでいう「小さな達成感」とは、「小さな目標」を達成することで、わびさんの場合は
「1日1回はお地蔵さんにお参りに行く」「通勤時間は英語の海外ドラマを見る」「社食ではヘルシーランチを食べる」
といった辺りですから、似たレベルのものを各自ご用意ください。


心を守りながら人生に立ち向かうために読むべし!

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人生から逃げない戦い方 メンタルダウンから生き延びた元幹部自衛官が語るユル賢い生存戦略 (扶桑社BOOKS)
第1章 自分の「生きる」を大切に
第2章 無理せず戦える環境を整えよう
第3章 働くのがなんとなく楽になる働き方の原則
第4章 しんどくならない人付き合いの基本基礎
第5章 人生で最後まで付き合う自分を大切に


【関連記事】

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【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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当ブログの鬼門である哲学書である本書は、Kindle版が1700円以上お得。

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