2024年09月20日
【全20冊】未読本・気になる本(2024年09月20日)
【はじめに】
◆本日お送りするのは、2週に1度の定期記事である「未読本・気になる本」のエントリー。前回は1日遅れでしたが、今回は連休で失念したこともあって、3日遅れとなってしまいました(すいません)。
さて、今回の特徴としては、もはや平常運転とはいえ、Kindle本の値引きが渋めなことと、それに伴い(?)新書が多めなことでしょうか。
それはさておき、今回も全20冊、ご確認よろしくお願いします!
【未読本・気になる本、全20冊】
なぜ組織の心理的安全性が高まらないのか
本書では、心理的安全性の低下がもたらすデメリットや、それを高めることの重要性を解説しています。また、それを実現するためのツール「EG」の活用例を通して、多様な背景を持つ社員が協力し合える職場づくりの方法を具体的に解説しています。
組織構築や人材マネジメントを担う企業経営層にとって、必読の1冊です。
◆ずいぶん前から「心理的安全性」という概念自体は注目されているものの、我が国においては未だ浸透しているとは言えない模様。
中古が値下がりしていない一方、Kindle版は「5%OFF」ほどお求めやすくなっています。
みんなが読みたがる文章
書ける人は、人生を変えられる
★読解力、うまく話す、思考力、副業、新事業のひらめき 書けなかった小説 ブログ
「書ける人」は強い
★チャットGPTは使いこなしたもの勝ち! ウェブ小説、エントリーシートも思いのまま
★韓国発 ベストセラー!
◆珍しい「韓国発」の文章本だけに、個人的には興味津々。
若干ですがKindle版の値引があります。
イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇 (集英社新書)
認知科学の概念「プロジェクション」とは、自分の内的世界を外部の事物に重ね合わせるこころの働きのことである。
プロジェクションには “推し”の存在に生きる意味を見出すようなポジティブな面がある一方で、霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論、ジェンダー規範など、他者によってこころを操られたり自分自身を無意識のうちに縛ったりすることでネガティブな問題を生じさせる面もある。
実際には起きていないことや存在しないものを想像して現実に投射できるがゆえに生まれる「イマジナリー・ネガティブ」を認知科学の視点で考察する一冊。
◆説得術の本が好きな以上、こういう本にも目がないワタクシ。
ただし集英社新書ゆえ、Kindle版の値引はなかったかと。
アメリカ大統領とは何か: 最高権力者の本当の姿 (1066;1066) (平凡社新書 1066)
アメリカ大統領――。
その地位を手に入れた人物は世界で最も強大な権限を持つということは間違いない。
2017年、ドナルド・トランプがアメリカ大統領に就任した。“アウトサイダー”とされる人物がワシントンD.C.に乗り込み、就任早々からおびただしい数の「大統領令」を出した。しかし、野心家のトランプ氏のやる気を削ぐようかのように、議会や党本部などは大統領令を認めず、さまざまな軋轢を引きおこした。これはトランプ氏本人に難があるわけではない。その前のオバマしかり、現職バイデンも議会などと対立し、政権運営を行ってきたのである。つまり、大統領といえども、すべての権力を手に入れたわけではないのだ。
その一方で、アメリカ大統領の仕事を理解している人はどのくらいいるだろうか。大統領がなんらかの失策やその権限を行使できないとき、大統領は国民からバッシングを受ける。しかし、アメリカ国民はもとより、われわれ日本人もアメリカ大統領の仕事(権限)についてよく理解していないのではなかろうか。
本書では「大統領の権限」「連邦議会と行政部門」「連邦制」「裁判所」「選挙・世論・メディア」「政党と利益集団」「対外政策」、そして「偉大さ」の観点からアメリカ大統領、ならびにアメリカ政治について解説する。
◆今回の大統領選挙に関連した作品が何冊か出ているのですが、本書が一番フラットに情報をまとめている感じだったのでセレクト。
Kindle版が「10%OFF」というのも見逃せないところです。
超一流のコンサルが教える ロジックツリー入門 (PHPビジネス新書)
外資系コンサルティングファームの実務で最もよく使われるフレームワークが「ロジックツリー」だ。ビジネスパーソンなら、見たことがあったり、使ったりしたことがある人が多いだろう。
しかし、その真価を引き出せている人は少ない。実は、問題発見や原因究明、問題解決に留まらず、これまでとは比べ物にならない「創造的な仮説」を生み出すツールにもなるのだ。
本書は、「視点力」と「論理力」を自由自在に使いこなし、ロジックツリーを徹底的に活用する方法を解説する。
◆当ブログでも何冊か著作をレビューして、そのいずれもが人気の高かった羽田康祐k_birdさんの最新作は、ロジックツリーがテーマでした。
Kindle版が「16%OFF」というのも、ポイント高いです!
臆病な経営者こそ「最強」である。
「臆病」でなければ、生き残ることはできない。
(株)ブリヂストン元CEOが贈る、残酷な世界を生き抜く「18の経営哲学」
「臆病である」ことは一般にネガティブに捉えられていますが、実際には、この「臆病さ」こそが、経営者にとって最大の「武器」となります。 著者・荒川詔四氏はこのことを、”食うか食われるか”の熾烈な競争が繰り広げられるタイヤ業界で生き残るプロセスで、骨身に沁みて学んでこられました。
いつ何が起こるかわからない、この危険な世界をサバイブするためには、猛獣の出現におびえる動物のように、研ぎ澄まされた「臆病な目」で世界を見つめることが欠かせません。
そして、自社がさらされているリスクを鋭敏に察知し、そのリスクを乗り越えるために的確な手立てを即座に講じる。これこそが、経営者の果たすべき最も重要な役割のひとつなのです。だからこそ、私は、経営者たる者、自分のうちにある「臆病さ」を最大限に発揮して、それを「武器」にしなければならないのです。
いま世界は、地政学的な地殻変動が起きており、まさに激動のときを迎えています。不確実性が高まっている現代の世界を生き抜くためには、「臆病さ」を磨き上げることが不可欠。そのためにはどうすればよいかを、著者の実体験をベースにしながら、詳しくまとめた一冊です。
◆世界的企業であるブリヂストンの元CEOとあらば、それは臆病であっても必然性がありそうな。
なお、キモチKindle版がお安くなっています。
裸眼思考
目的や知識にとらわれず、「ありのまま」を見つめよう!
★P&G、パタゴニアなどでの実例をも紹介
★頭と身体を使う新しい思考法
★日常レベルから経営意思決定レベルまで。担当者から経営者まで多方面に応用が効く
本書は、限られた時間の中で効率よくアウトプットを生み出すための、「仮説思考」や「逆算思考」などの思考スタイルの限界を認識し、その限界をどうやったら乗り越えられるのか、という問いに向き合うものです。
◆思考術本も当ブログでは鉄板のテーマですから、本書も要チェックで。
版元がかんき出版さんということで、現状ではKindle版は定価販売となっています。
人生は心の持ち方で変えられる? 〈自己啓発文化〉の深層を解く (光文社新書 1327)
頑張らず、上を目指さず、モノも求めない。そんな、自足による主観的幸福を追求する「引き算型」自己啓発が流行している。本書では、努力と成長の積み重ねを旨とする「意識高い系」と同じく長い歴史をもつ「意識低い系」の潮流をその核心とともに分析。時代状況と時代精神に照らしてブームの謎を解くほか、資本主義社会とは切っても切れない自己啓発それ自体の歴史も紐解く。日本人は自己啓発によって何を変えようとしてきたか?
◆当ブログでも「自己啓発」は人気のテーマですから、今一度見つめ直したいな、と。
ただ、昔から光文社さんは、Kindle版の値引はなかったですよね。
「ごめんなさい」の練習
相手との関係がピンチの場面、つまり「ごめんなさい」が必要になるような場面で、どう対応するかによって、そのあとの関係が決まります。
やっちゃった「あと」が人間関係の最大の分岐点になるのです。
これまでに2万人以上を指導してきたコーチが実践する、「ごめんなさい」の技術を身につければ、あなたの身近な人間関係の悩みは確実に減っていくはずです。
◆確かに言うべきときに「ごめんなさい」が言えないと、人間関係は結構むずかしくなりそうな。
Kindle版も「15%OFF」と、お求めやすくなっています。
漫画ビジネス
大ヒット漫画『鬼滅の刃』の経済規模は、2020年で約1兆円と言われています。 日本の漫画は、なぜ、このような成功を収めることができたのでしょうか? そのヒントは、「裾野広ければ頂き高し」という言葉。日本の漫画業界は、世界で最も多くのクリエイターが、その頂を目指している状態をつくることができているのです。ではなぜ、そのような創作の好循環をつくることができたのでしょうか。また、漫画ビジネスへ新たに参入することはできるのでしょうか? 本書では、コンサル出身で漫画業界に参入した著者が、ビジネス視点で世界で通用する面白い漫画のつくり方について考察を深めていきます。
◆実際、今日本の輸出産業の中で、一番勢いがあるのはマンガ(アニメ)ではないでしょうか。
若干とはいえKindle版もお得ですから、興味のある方はご検討ください!
問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する
本書は、編集工学を手すりに「問い」の発生現場の謎を探る一冊。
学校教育では探究学習が浸透し、ビジネスの現場でも自立型人材や、課題解決力よりも課題発見力の重要性が盛んに言われるようになった。
一方で、これまで「答え方」は練習してきたが、「問い方」は学んでこなかった。
「問う力」が必要であることは多くの人が共有し始めているのに、肝心な「問い方」がわからない。
なぜ「問う」ことは難しいのか?
小さい頃は「なんで?」「どうして?」の問いにあふれていたのに、大人になって問えなくなるとしたら、何が邪魔をしているのか?
「問い」はどこからどうやって生まれてくるのか?
誰もが備え持つ「編集力」をもとに、問いが生まれ出るプロセスを4つのフェーズで考えていく。
◆表紙にもあるように、落合陽一さんや 佐渡島庸平さんが推薦する思考術本。
本書を見る限り、やはりディスカヴァーさんは、Kindle版を定価販売していくようですね。
根性論や意志力に頼らない 行動科学が教える 目標達成のルール
根性や意志の力に頼るのではなく、科学的に実証された「小さな変化」の積み重ねで、あなたの人生を大きく変える7つのステップを解説します。
なぜ私たちの目標はしばしば挫折するのか?
どうすれば持続可能な行動変容を実現できるのか?
本書では、行動科学の最新知見と著者の豊富な実務経験を融合させ、目標設定から実行、継続までのプロセスを体系的に紹介。
日々の仕事やマネジメント、趣味、健康習慣、子どもの勉強まで、幅広く応用できる実践的なテクニックが満載です。
小さな工夫で、あなたの目標達成力を最大化する―政府や大手企業における成功事例も交えながら、個人とチーム、それぞれのパフォーマンスを飛躍的に向上させる方法を伝授します。
行動科学が解き明かす、21世紀型の新しい目標達成メソッド。
あなたの人生を変える可能性を秘めた一冊です。
◆こちらもリチャード・セイラーやティム・ハーフォードといった著名人たちが推薦している、科学的自己啓発書。
ただし、同じくディスカヴァーさんの作品ということで、Kindle版の値引はございません。
文章は、「転」。<自分の言葉>で書く技術
朝日新聞の名文記者による、相手の心に響く文章を書くための「感性の鍛え方」を解説する本
◆文章術本ということでセレクトしてしまいましたが、どちらかというとビジネス文書系ではなさげな気が……。
ただし、フォレスト出版さんの作品なので、Kindle版は「17%OFF」と、お買い得になっています。
効率化の精鋭
★Forbes「世界長者番付」で
日本人最年少ビリオネアとしてランクイン!
☑会議は1回15分
☑労働時間27%減
☑上司を「断る」権利
「元キーエンス」がこぞって集まり最速上場、AI×DXで年収2800万円企業を築いた33歳CEOの思考法、初の単著!
◆最近、キーエンス出身の方が本を出されているのをちょくちょく見かけますが、本書の場合はタイトルというか、テーマ自体が当ブログ向きだと思われ。
また、Kindle版も若干ですが、お求めやすくなっています。
なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書 1467)
なぜ鬱などのネガティブな性質は進化の過程で淘汰されることなく人を苦しめるのか。進化心理学の観点から心のダークサイドを考える。
◆内容紹介がえらく短いのですが、その分、帯に書かれているフレーズ(「『サイコパス』が有利な理由」「『依存症』は進化のミスマッチ」等々)が興味深い1冊。
Kindle版も若干ですがお買い得です。
ディズニーとマクドナルドに学んだ最強のマネジメント
ウォルト・ディズニー・ジャパン、日本マクドナルドなど、トップ外資系企業で辣腕をふるった著者による実践的なマネジメント論です。
45年の長きにわたり、外資系企業を渡り歩いた著者がグローバルスタンダードのマネジメントを解説。
諸外国と比較し生産性が低く、GDPが伸び悩むなど低迷する日本企業が生き残るためのマネジメントとは?
外資系マネジメントの神髄を学ぶことができる一冊です。
◆ディズニーとマクドナルドだなんて、典型的な外資系企業ですから、そちらのマネジメントを学ぶのは大いに意味があるかと。
なお、Kindle版は、現時点では定価にて提供される予定です。
ドイツ人のすごい働き方 日本の3倍休んで成果は1.5倍の秘密
2023年、日本の名目GDPは55年ぶりに世界第4位に転落した。変わって世界TOP3入りしたのがドイツだ。ドイツ人の働き方として特徴的なのが、日本人に比べて圧倒的に少ない労働日数・労働時間で成果を出している点だ。その労働生産性は日本と比べて実に約1.5倍。本書では、商社駐在員としてドイツ在住17年、欧州向けビジネスに携わること30年の著者が、「無駄なく、無理なく効率的に結果がついてくる」ドイツ式の働き方を、どんな立場の人でも実践できるよう、日常業務からマネジメントまで具体的な仕事術として伝授する!
◆1人当たりのGDPではとっくに負けている(日本はOECD加盟38か国中では21位)ので、今さらではありますが、改めて振る舞いを正したい所存。
実際に発売されてからは分からないものの、現時点ではKindle版は定価でのご提供となります。
パーフェクトな意思決定 ── 「決める瞬間」の思考法
☆シリーズ150万部を突破した『リーダーの仮面』シリーズ、新章スタート。
★本書は、「人と働くすべてのビジネスパーソン」に必要なマインドの書。
☆「リーダー」「数値化」「仕組み化」と、異例の3冊連続30万部超えの著者が送る、今もっとも注目のマネジメント法をもとにした「意思決定」の本質とは。
◆意思決定本も、当ブログ的には人気の高いジャンルゆえ、当然セレクト。
Kindle版の値引がなかったので気がつかなかったのですが、版元はダイヤモンド社さんでした。
金融地獄を生き抜け: 世界一簡単なお金リテラシーこれだけ (幻冬舎新書)
証券・銀行・保険業界、震撼!?
全国民必読の大原則。
国は「金融教育」の必要性を説き、「投資」をしきりに推奨するが、雑多かつ生半可な知識での投資ほど危険なものはない。一方で、ほんとうに必要な金融の知識は、それほど多くもない。
本書は、まず必要最低限の金融知識(銀行、保険・共済、決済システム、消費者金融、投資信託、NISA、iDeCo、株式投資、債権投資、不動産投資、アクティブ投資信託、デイトレード、FX、暗号資産=仮想通貨…etc.)を提供し、やるべき金融活動と、やらなくてもいい投資に誘導しようとする金融業界人や詐欺師の罠から身を守る術を伝授する。
◆帯にもあるように、金融に詳しい橘玲さんご推薦の作品ですから、注目を浴びそうな。
Kindle版も5%弱、お求めやすくなっています。
「時間術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
シリーズ25万部突破! 100冊分の重要ノウハウを1冊にまとめました。
数多くの時間術のベストセラーの著者たちは、「時間は命そのもの」と述べています。
時間について学ぶのは、命について学ぶのと同じ。
時間をムダにするのは、命をムダにするのと同じです。
効率化やスピード化、段取りなどの「ノウハウとしての時間術」と、限りある人生の一瞬一瞬に集中して「今を大切に生きるための時間術」を、あなたも身につけてみませんか?
時間に追われず、やりたいことを実現するための「自分の時間の使い方」を、ランキング形式で紹介します。
◆おなじみの「ベストセラー100冊」シリーズの最新作は、時間術がテーマでした。
ただし版元は日経BPさんなので、Kindle版の値引はございません。
【編集後記】
◆いつもどおり、上では取り上げにくい作品を。平等についての小さな歴史
ピケティの新作かと思いきや、『格差と再分配』『21世紀の資本』『資本とイデオロギー』の3冊の要約的な内容とのこと。
定価販売ですが、Kindle版のご用意もあります。
【編集後記2】
◆本日の「Kindle日替わりセール」から。カトリックの信仰 (ちくま学芸文庫)
内容紹介によると「記念碑的名著」らしい本書は、Kindle版が1600円弱お得。
生き物の死にざま はかない命の物語
ベストセラーとなった『生き物の死にざま』の姉妹編は、中古が値崩れしているものの、送料を足せばKindle版がお買い得。
民間信仰 (ちくま学芸文庫)
いわゆる迷信の類に近い内容の本書は、Kindle版が500円強、お求めやすくなっています。
この記事のカテゴリー:「ランキング・未読本紹介等 」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
当ブログの一番人気!
10月17日まで
Kindle月替わりセール
年間売上ランキング
月別アーカイブ
最近のオススメ
最近の記事
このブログはリンクフリーです