2024年09月05日
<終了済み>【50%ポイント還元】「文藝春秋 電書の森2024!」始まりました!
【はじめに】
◆今日は朝からKindleの公式セールのご紹介を。現在アマゾンでは、文藝春秋さんのKindle本4000冊以上を対象とした「文藝春秋 電書の森2024!」を開催中です(キンセリさん情報ありがとうございます)。
Amazon.co.jp: 文藝春秋 電書の森2024!
文春さんは7月にもセールをしておりますが、今回はさらに新しい作品も対象になっている模様。
なお、セール期限は「9月17日(火)」までとのことで、いつもの木曜日とは異なりますからご注意ください。
当ブログ初登場の作品もございますから、ぜひご覧ください!
注:このセールは終了しました。
【「 文藝春秋 電書の森2024!」より】
◆上記リンクは「おすすめ順」ですが、こちらでは「出版年月が新しい順番」で並べております。きれいに生きましょうね 90歳のお茶飲み話 (文春e-book)
祝90歳!「週刊文春」人気連載を単行本化。森繁久彌、三木のり平、市川崑……往年のスターや映画監督との交遊や、舞台に立つためにトレーニングに励み、老いと戦う日常を描く。2024年6月21日には、草笛さん主演の映画『九十歳。何がめでたい』(原作・佐藤愛子)が公開!
いまだ成らず 羽生善治の譜 (文春e-book)
25歳で七冠を制した羽生善治。勝敗の数を超えたその強さと人生を、藤井聡太らトップ棋士たちとの闘いを通じて描く。宇宙のように広がる盤上で駒をぶつけあう者たち――。本書は、名対局の一瞬一手に潜むドラマを見逃すことなく活写してゆく。中学生で棋士となった昭和。勝率は8割を超え棋界の頂に立った平成。順位戦B級1組に陥落した令和。三つの時代、2千局以上を指し続けた羽生善治、そして共に同じ時代を闘ったトップ棋士たちの姿を見つめながら、棋士という“いきもの”の智と業をも浮かび上がらせる。「週刊文春」連載時より大きな反響を呼んだノンフィクションに新たな取材、加筆を行った堂々の一冊。
実録ルポ 介護の裏 (文春新書)
あなたの老後も真っ暗かも? 「うちはまだまだ大丈夫」「いざとなれば何とかなる」。現実から目をそらし続けてきた筆者のもとに、突如降りかかってきた母親の介護問題。なぜ介護の仕組みはこれほど複雑なのか? なぜこんなにお金がかかるのか? 一体誰が得をしているのか? 制度について一から調べ、全国の現場を訪ね歩いてみると、深くて暗い業界の「裏側」が見えてきた――知らないままでは損をする、誰も教えてくれない「介護のリアル」を徹底ルポ。
がん「エセ医療」の罠 (文春新書)
闇堕ちした医者が行う人体実験! 有効性が立証されていない自由診療のがん免疫療法を、末期がん患者に高額で提供する医者が存在する。日本医療の深い闇に迫った一冊。
特殊詐欺と連続強盗 変異する組織と手口 (文春新書)
ワルとカネのクロニクル。ネット上で実行部隊を集め、海外の拠点からITを使って詐欺や強盗を行なわせる――。こうした犯罪グループは、突然、出現したわけではない。地上げ、ヤミ金融から最新の匿名犯罪まで、長年、アウトローと経済事件の取材を重ねてきた著者が、変異し続けるワルとカネの実態を暴く!
日本外交の劣化 再生への道 (文春e-book)
日本を駄目にした政治家と官僚は誰だ? 前駐オーストラリア大使が40年間の外交官人生を懸けた覚悟の手記! 「本書は、外交官としての私の遺言である。遺言である以上、かつての先輩、同僚、後輩との人間関係に遠慮して行儀よく丸く収めることは、とうにあきらめた。むしろ、今後の日本外交のために、歯に衣着せずに、敬称を略して語ることとした。劣化の深刻さは、待ったなしだからだ」
笑いの正解 東京喜劇と伊東四朗 (文春e-book)
笑って笑って66年! 舞台、映画、テレビ……。伊東四朗はいつも「そこ」にいた。粋にして骨太、スマートにして軽妙。てんぷくトリオ、電線音頭、笑ゥせぇるすまんから「おしん」の父親、白河法皇まで。当代一の喜劇役者・伊東四朗の「むかし・いま・これから」を約百年に亘る“東京喜劇史”を軸に鮮やかに描き出す本格的評伝。
他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ (文春文庫)
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の大人の続編本! 「自分が生きやすい」社会に必要なのものとは? 感情的な共感の「シンパシー」ではなく、意見の異なる相手を理解する知的能力の「エンパシー」。この概念を心理学、社会学、哲学など様々な学術的分野の研究から繙く。うまく活用するために、自治・自立し相互扶助のアナキズムを提唱。新しい思想の地平に立つ刺激的な一冊。他者はあまりに遠い。“共感”だけではたどり着けない。ジャンプするために、全力で「考える」知的興奮の書!――東畑開人
高峰秀子の引き出し (文春文庫)
生誕100年――高峰秀子が大切にしまっていたものとは? 昭和の大女優は、夫との慎ましやかな日常を何より大事にした。数々の思い出と宝物が詰まった引き出しを開けていく、珠玉のエッセイ。「いつ死んでもいいように」クローゼットの引き出しには〈カシミアセーター〉〈タキシードの小物〉などと書いた小さな紙片を貼り、一目瞭然に分類していた。台所、食器棚、鏡台にも、好みにあったものだけが収まっていた。でも一番美しかったのは、高峰秀子という人間が持つ“引き出し”。名女優との忘れがたき思い出を、養女が綴る。
箱根駅伝を伝える テレビ初の挑戦 (文春文庫)
“箱根”に魅せられたテレビマンたちが、前代未聞の生中継に挑む。いまやお正月の風物詩となった、箱根駅伝。1987年、初めてテレビ中継に挑んだテレビマンたちの奮闘を描く傑作ノンフィクション。正月の風物詩として人気を誇るテレビ番組「箱根駅伝」。しかし、1987年の初回生中継は挑戦の連続だった。全長200km超え、800m以上の高低差のある過酷なコース。電波の届かない箱根の山々と、降りかかる無理難題にどう立ち向かったのか。今なお語り継がれる初回放送の舞台裏。テレビスタッフの物語をドラマチックに描く。
日本男子バレー 勇者たちの軌跡 (文春e-book)
こんなに面白い日本代表はない! 石川祐希、高橋藍、西田有志、関田誠大……雌伏の時を越えて、頂点に挑むバレー日本代表。フィクションより面白いリアルストーリー。
眞鍋の兵法 日本女子バレーは復活する (文春e-book)
いざ、パリへ――“持たざる国”でも勝てる。身体能力に恵まれているとは言えない、バレーボール女子日本代表を率い、2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得。この夏、再びニッポンを世界に導く名将の戦略とは。現代版「五輪書」。
中国不動産バブル (文春新書)
中国の不動産バブル崩壊が幕を開けた。それは貨幣的な現象に留まらず、金融、行政、政治システムへと飛び火し、やがては共産党統治体制をひっくり返す要因にもなり得る――。バブル形成から崩壊まで、複雑怪奇な構造をどこよりも分かりやすく読み解く。
世界最強の地政学 (文春新書)
リーダーたちの頭の中の地図を読む! 戦略を考える人たちが頭の中に持っている世界地図。それを読み解くのが地政学だ。六つのキーワードで戦略的発想を分かりやすく解説。参考記事:【地政学】『世界最強の地政学』奥山真司(2024年08月04日)
アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録 (文春文庫)
【娘の心臓に残された時間はたった10年――】生まれながらに、心臓に疾患をもっていた娘は医師から、余命10年を宣告される。娘の心臓に残された時間はたった10年。何もしなければ、死を待つだけの10年。これを運命だと諦めるか。抗うか。町工場を営む家族は、『「人工心臓」をつくり、娘の命を救うという不可能に挑む』ことを決意した。実話をもとにした感動のノンフィクション。
英国エリート名門校が教える最高の教養 (文春e-book)
〈世界一の教養〉とは? 英国エリートに伝授される奥義を全公開! ビジネスパーソン必読「究極の学び本」。英国の名門パブリックスクール(中高一貫校)が伝授する「本物の教養」が学べる一冊! 〈世界の大学ランキング8年連続1位〉のオックスフォード大学やケンブリッジ大学へ、卒業生の多くが進学。歴代首相を40人近く輩出、全寮制で『ハリー・ポッター』の舞台にもなった。秘密主義のヴェールに包まれエリートのみに伝授されてきた、〈教育の奥義〉を、あますことなく公開する。
センスの哲学 (文春e-book)
あなたのセンスが良くなる本! 哲学三部作のラストを飾る一冊がついに誕生。服選びや食事の店選び、インテリアのレイアウトや仕事の筋まで、さまざまなジャンルについて言われる「センスがいい」「悪い」という言葉。あるいは、「あの人はアートがわかる」「音楽がわかる」という芸術的センスを捉えた発言。何か自分の体質について言われているようで、どうにもできない部分に関わっているようで、気になって仕方がない。このいわく言い難い、因数分解の難しい「センス」とは何か?果たしてセンスの良さは変えられるのか? 音楽、絵画、小説、映画……芸術的諸ジャンルを横断しながら考える「センスの哲学」にして、芸術入門の書。フォーマリスト的に形を捉え、そのリズムを楽しむために。哲学・思想と小説・美術の両輪で活躍する著者による哲学三部作(『勉強の哲学』『現代思想入門』)の最終作、満を持していよいよ誕生!
もう明日が待っている (文春e-book)
放送作家・鈴木おさむが引退と同時に贈る、覚悟の一冊! これは「小説SMAP」である。メンバーの脱退、トップアイドルのまさかの結婚、誰にも言えなかった苦悩、戦い。国民的スターとして沢山の夢を与えてきた彼らの全てが、たった一夜の「放送」で壊れていった。そして日本中が悲しんだ解散。彼らと20年間走ってきた放送作家にしか書けなかった奇跡の物語。新たなテレビ文学、ここに誕生。その先に明日はきっと、ある……。
最後のテレビ論 (文春e-book)
引退を機に明かす、人気番組の舞台裏。「これは僕の、テレビ界への遺言です」。32年間続けた放送作家を辞める鈴木おさむ氏が辞めるまでの半年間で綴った、テレビの真実とヒット番組の裏側。「これはテレビがテーマのエッセイ本ではありません。32年間放送作家をやってきた僕からテレビへの遺言です。大きく変わるテレビ。変わるしかなくなったテレビ。今までは書けなかったことを全部書きました。辞めるからこそ伝えたかったこと、残すべきことを。さよなら、テレビ。ありがとう、テレビ。」――鈴木おさむ
文春ムック 健康寿命を延ばす! 「最強」の食 完全ガイド (文春e-book)
“健康寿命”を延ばすためのキモは「食」にあり! 週刊文春が医師・専門家に取材し、積み重ねてきた成果を一冊に集約しました。「食べるべき野菜は年代ごとに違う」「70代後半からの『砂糖断ち』はNG」「緑茶で血管の老化を防ごう」「魚を食べて認知症を予防」「冬はキムチ鍋で高血圧対策」……等々、今日から役に立つ秘訣が満載の食ガイドです。
テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想 (文春新書)
シリコンバレーの天才たちが希求する「1%のマイノリティだけの世界」。そこは楽園か、ディストピアか? アメリカのIT企業家の資産総額は上位10数名だけで1兆ドルを超え、日本のGDPの25%にも達する。いまや国家に匹敵する莫大な富と強力なテクノロジーを独占する彼らは、「究極の自由」が約束された社会――既存の国家も民主主義も超越した、数学的に正しい統治――の実現を待ち望んでいる。いわば「ハイテク自由至上主義」と呼べる哲学を信奉する彼らによって、今後の世界がどう変わりうるのか?
ヤメ銀 銀行を飛び出すバンカー (文春新書)
経営に必要なことはすべて銀行で学んだ! 長らくエリート会社員の象徴でありながら、同時に「規制金利→金融自由化→バブル→バブル崩壊→金融再編→フィンテック登場」と、めまぐるしく荒波に晒されてきた日本のバンカーたち。時代の変化に適応し、変異して、銀行を飛び出した「ヤメ銀」たちに聞いた「銀行でこそ学び得た経営の教訓」。「週刊文春」での同名連載時の取材をもとに再構成。
疑う力 (文春新書)
ベストセラー作家による特別講義。世の中で“常識”とされていることは、本当にそうなのか。「資本主義が限界を迎えている」「日本は分断されている」「地球温暖化は悪」……累計発行部数270万部突破の小説「ハゲタカ」シリーズの著者と考える、現代の幸福論。自分らしく生きるヒントが満載の特別講義。
クリエイティブジャンプ 世界を3ミリ面白くする仕事術 (文春e-book)
クリエイティブの力で逆境を突破する「非連続な思考」の技術とは? 東大在学中に起業、常識破りの打ち手で「ホテルめぐり」ムーブメントを興し、過疎地の旅館を再生させ、「泊まれる演劇」から産後ケアサービスまで展開する異能のZ世代経営者による初の本!
世界の最新メソッドを医学博士が一冊にまとめた 最強脳のつくり方大全 (文春e-book)
あなたの脳をスーパーチャージする方法。日々の「習慣」を変えれば、「脳力」は伸ばせる! 「自分史上最高の脳」になるための最新メソッドを「大全」にまとめた決定版! 「運動」「食事」「睡眠」「腸」「栄養」「性欲」「知力」「孤独」「幸福」...科学によって証明された「脳にとっていいこと」を、この一冊ですべて網羅。大人になってからの知力の「4分の3」は、環境や生活習慣で決まる。仕事のパフォーマンスを最大化するには?認知症の予防に大事なことは?――「習慣」を変えれば「脳」も変わる。
コモンの再生 (文春文庫)
知の巨人が語り尽くす、日本への刺激的処方箋.。いつの間に、日本はこんなに生きづらい、貧しい国になってしまったのか? なぜ、こんなにデタラメな政治がまかり通る世の中になってしまったのか? その答え、実は「コモン」ですべて説明できるのです。AIによる大量失業、富の一極集中、アンチ・グローバリズム、人口減少による高齢化と過疎化……いよいよ限界を迎え、音を立てて軋んでいる資本主義。その背景には、昔はどこにでもあったコモン(共有地)の喪失がある。今こそ分断を超え、新しい共同幻想を立ちあげるときだ。絶望の果てに光を見出す希望の書。巻末に文庫版特別付録として、東京大学大学院准教授・斎藤幸平との対談「心地よい、新しいコモンについて語ろう」収録!
デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界 (文春e-book)
村上さんが愛してやまないジャズ・レコードについて語る極上のエッセイ。「僕の大好きなジャズ・レコード188枚のことを書きました」。チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリデイ、スタン・ゲッツ……ジャズの黄金時代に数多くのジャケット・デザインを手がけた伝説的アーティスト、デヴィッド・ストーン・マーティン。彼がデザインしたレコードを敬愛し蒐集してきた村上さんが、所有する盤すべてをオールカラーで紹介。手にとって見ているだけで素敵な音楽が聞こえてくる、極上のジャズ・エッセイ。
似合う服だけ着ていたい 幸せを呼ぶ「名刺服」の見つけ方 (文春e-book)
洋服選びもクローゼット整理も、もう迷走しない! コーディネートのカウンセリングはもちろん、ショッピングや美容室への同行、自宅のクローゼットチェックやメイクレッスンまで行って、17年間で約3万人の人生を変えてきたパーソナルスタイリストが、自分らしい装い=「名刺服」で気持ちよく生きるための「似合わせテク」を大公開。クローゼットを「収納場所」から「ワクワクする場所」に! 「週刊文春」連載コラムを書籍化。
福田恆存の言葉 処世術から宗教まで (文春新書)
戦後を代表する知識人である福田恆存は、近代化の弊害を問い続けた。その思想のエッセンスが詰まった「伝説の名講演」を初の活字化! 保守派の知識人が問う「君たちはどう生きるか」――。
『RRR』で知るインド近現代史 (文春新書)
劇中歌「ナートゥ・ナートゥ」の“超高速ダンス”が話題となり世界的に大ヒット、2023年のゴールデングローブ賞、アカデミー賞歌曲賞を受賞したインド映画『RRR』。1920年代のイギリス領インド帝国を舞台に、英国軍にさらわれた妹を取り戻すために立ち上がったビームと、大義のために英国政府の警察官となったラーマという2人の男の立場を越えた友情を、ド派手なアクションとVFX、歌とダンスで描いている。しかしこの『RRR』、極上のエンタメ作品と見えて、じつは随所に歴史的、政治的な映像と意匠が散りばめられている。ストーリーの下敷きとなった古代インドの二大叙事詩『ラーマーヤナ』と『マハーバーラタ』とは何か?主人公2人は実在の解放闘争の部族指導者をモデルとするが、実際どんな人だった?総督夫妻らイギリスを徹底的に悪役として描くことに表われた現在のヒンドゥー・ナショナリズムの高揚とは?劇中で印象的に使われる(現在の国旗とは違う)旗の由来、エンドロールの背景に次々現れるチャンドラ・ボースら8人の解放闘争の英雄たち、そして何故そこに“国父”ガンディーがいないのか?などなど。『RRR』に秘められた意味と背景を解説しつつ、アカデミー賞9部門受賞の『ガンジー』や『ムトゥ躍るマハラジャ』などこれまでの数々のインド映画にも触れ、映画でインド近現代史が学べる一冊。
池田大作と創価学会 カリスマ亡き後の巨大宗教のゆくえ (文春新書)
平和の使者か、俗物か? 誰よりも人の心をつかんだ男の魅力に迫る
トヨタ 中国の怪物 豊田章男を社長にした男 (文春e-book)
トヨタ最大の秘密を知る男の「告白」。企業人の“業”を描く児玉博さんの今作は、トヨタの中国事務所総代表だった服部悦雄氏が主人公です。服部氏は、「低迷していたトヨタの中国市場を大転換させた立役者」であり、「トヨタを世界一にした社長、奥田碩を誰よりも知る男」であり、何より「豊田家の御曹司、豊田章男を社長にした男」として、自動車業界では知る人ぞ知る人物です。トヨタをモデルにしたベストセラー小説『トヨトミの野望』の作中にも、服部氏は「中国の怪人」として仮名で登場します。(中略)「章男君程度の社員はトヨタにはゴロゴロいる」、「社長になれるかどうかは本人のがんばり次第だ。創業家に生まれたからといって社長になれるものではない」と公言していた奥田。そこで、豊田章男が頭を下げたのが服部氏でした。奥田の最側近でもあった服部氏は、トヨタ中国事務所総代表としていかなる決断を下したのか……。服部氏の初のロングインタビューを元に、トヨタの中国進出と、豊田家世襲の内幕を赤裸々に描いた圧巻のノンフィクションです。
死刑囚になったヒットマン 「前橋スナック銃乱射事件」実行犯・獄中手記 (文春e-book)
前代未聞の凶悪事件はなぜ起きたのか? 2003年、暴力団抗争により一般人3人の尊い命が奪われた「前橋スナック銃乱射事件」。前代未聞の凶悪事件はなぜ起きたのか? 実行犯の死刑囚が綴る衝撃の手記!
昭和怪事件案内 (文春e-book)
グリコ・森永、阿部定、三億円、よど号、口裂け女……。昭和の御世を彩った有名すぎる怪事件の「局所」に切り込む、前代未聞のコミック事件簿!? 舞台は週刊誌編集部。新人男性記者と先輩女性記者がコンビを組み、昭和の時代に起きた怪事件の、セピア色に染まった“真相”に迫ります。
磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
日本史を語らせたら当代一! 磯田道史が、半藤一利、阿川佐和子、浅田次郎、養老孟司ほか、各界の「達人」を招き、歴史のウラオモテを縦横に語り尽くす。最新科学で探る日本人の起源から、歴史上のリーダーたちの品定め、弥生式土器を自作した少年時代を語った「磯田道史ができるまで」など、歴史好きなら参加したくなる歴史談義。目からウロコの連続です。
日本人が知らない台湾有事 (文春新書)
中国人民解放軍の“実力”を徹底解剖。中国は本当に台湾に攻め込むのか? メディアを賑わせる「台湾侵攻シナリオ」を名物軍事アナリストが一刀両断、数々の疑問に答える!
物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50 (文春文庫)
人気お菓子研究家の原点! 漫画やドラマなどに出てくるさまざまな食べ物。それはどのように扱われているのか? フード理論を知ればもっと物語が面白くなる! 大きな口を開けて美味しそうに食べる人は腹の底を見せているため善人! フード目線から物語における登場人物の性格や感情、状況を読み解く。更に「賄賂は菓子折りに忍ばせる」「失恋のやけ食いはいつも好物」など、よく似た演出を50のステレオタイプに分析。フード理論を知れば、新しい発見や興味が深まること間違いなし!
紫式部と男たち (文春新書)
宮廷を中心に文学が花開いた平安時代。壮大な人間ドラマである『源氏物語』はいかにして書かれ、どう読まれたか? セクシュアリティと権力の観点から平安文学を読み解いてきた日本文学研究者が、紫式部と同時代を生きた男たちの実像を通してその歴史を描き出す。
戦狼中国の対日工作 (文春新書)
中国の魔手は、もうそこまで忍び寄っている! 習近平体制が確立して以降、中国は「戦狼外交」と呼ばれる超攻撃的な外交を繰り広げてきた。アメリカをはじめとする西側国家を舌鋒鋭く批判し、日本などの周辺諸国に対しては軍事力をちらつかせながら恫喝する……。こうした中国の外交姿勢は、当初、「口先だけ」と思われていた。しかし、これはけっしてハッタリではなかった。いつの間にか、中国政府の魔手は私たちの周辺に張り巡らされていたのである。
138億年のものがたり 宇宙と地球でこれまでに起きたこと全史 (文春e-book)
最新の学説、すべてを一新した美麗なイラスト、小学校高学年でも読める文章をもって、ビッグバンから新型コロナウイルスまでの歴史を語りつくす、まったく新しい通史本がここに! 同名の日本版テレビシリーズが製作されるなど一世を風靡した『137億年の物語』著者クリストファー・ロイド氏が、完全に新たな角度からジュニア向けに「この世界のこと全部」(原題の”AbsolutelyEverything”)を再び語る大著がついに邦訳されます。前作から時が過ぎ、宇宙の年齢は「137億年」から「138億年」へと推定値が修正されました。ロイド氏の語りも同様にすべてがアップデート&パワーアップ。同じビッグバンから現代社会までを語っても、すべてにおいて異なるエピソードによって新たな光を当て、まったく違う本へと仕上げてきました。138億年間の膨大な出来事を、生き生きとした印象的なエピソード主体に大胆に再構成し、文章はきわめて簡潔でリーダブル。小学生でも通読できるスッキリとした大きな物語が展開されます。
なんでも聴くよ。 中元日芽香のお悩みカウンセリングルーム (文春e-book)
元乃木坂46の心理カウンセラーが、あなたのお悩みに回答します。「自分に自信を持つことができません」「友人に必要とされていない気がします」「朝、仕事を休む理由を考えてしまいます」「アイドルという夢は諦めた方がいいでしょうか」……そのお悩み、カウンセリングルームでお聴きします! 2011年から6年間「乃木坂46」のメンバーとして活動する裏で、適応障害を発症し、休業を経験。その後アイドルを卒業し、心理カウンセラーという新しい道を選んだ中元日芽香さんによる“カウンセリング・エッセイ”! 現役カウンセラーとして相談者に心強く寄り添いながら、そして素の「中元日芽香」の本音もたっぷりのぞかせながら、一般の方から募集した38のお悩みに回答します。
ロッキード (文春文庫)
今日にいたるまでくすぶり続ける、ロッキード事件の様々な疑問を解明すべく、著者は事件の全貌を洗い直す。辻褄の合わない検察側の主張、見過ごされた重大証言、そして、闇に葬られた〈児玉ルート〉の真相――。疑惑の背後に、戦後から現在まで続く日米関係の暗部が見えてくる! 特捜神話の真実を関係者の新証言と膨大な資料で剔抉する。
指先から旅をする (文春e-book)
24歳にして「世界のMAO」に――規格外の天才ピアニスト、待望の初著作。20か国・100都市。世界が彼のピアノに恋をした。クラシック・シーンを更新し続ける24歳が綴った、2年間の全記録。
近現代音楽史概論B 邦楽ロック随想録 (文春e-book)
元バンドマン芥川賞作家が邦ロックを切りまくる。「はっぴいえんど」から「KingGnu」「Ado」まで、この50年の邦楽ロック史を彩ったアーティスト全30組を語りつくす。
文春ムック スーパードクターに教わる最新治療2024 (文春e-book)
この一冊で日本の医療の最前線がよくわかる。臨床の最前線に立つトップドクターに専門分野の最新治療やトピックスを紹介していただき、正しい医療情報をお届けするムック、2024年版
歳をとるのはこわいこと? 60歳、今までとは違うメモリのものさしを持つ (文春e-book)
上手に年を重ねるための「斜めのジャンプ」とは。一田さんの自問自答エッセイ! なんだか心配ごとだらけの人生後半戦を助けてくれるもの。
空と風と時と 小田和正の世界 (文春e-book)
本書では、著者が約20年をかけ、小田さんの幼少期からの音楽人生を、本人を中心に取材。学校の帰り道、同級生だった鈴木康博さんとビートルズの歌をハモる楽しさを知り、音楽の道へ。13人しか観客が来なかったコンサートなど、二人のオフコースの下積み。五人のオフコースとなり、スーパーバンドに成長していく中での鈴木さんの脱退、そして四人のオフコースになるも解散……。当時のレコード業界やレコーディング風景、「さよなら」「眠れぬ夜」「YES-YES-YES」「ラブ・ストーリーは突然に」など数々の名曲の誕生秘話も明かされます。著者は元オフコースのメンバーである鈴木康博さん、清水仁さん、大間ジローさん、松尾一彦さんにも取材。盟友・吉田拓郎さんから見る「人間・小田和正の魅力」や、初期のファンクラブ会員だった作家の川上弘美さんが見た2人のオフコース時代も読みどころの一つです。ストイックなまでに、自分の理想とする音楽を追求してきたアーティストの一大叙事詩ともいえる記録です。
老けない最強食 (文春新書)
あなたは実年齢より若く見られますか? 近年、様々な研究でわかった食べ物と見た目の加齢の関係。主食、肉、魚、野菜&果物、乳製品――何をどう食べたら老けないのか?各食品のスペシャリスト40人に徹底取材、最新の研究結果を盛り込み科学的データから紹介する「若さを取り戻すための食事術」。ランキング・レシピ付き。
なぜ日本は原発を止められないのか? (文春新書)
「安全神話」に加担した政・官・業・学そしてマスコミの大罪! 原発を続けるということは、事故が起きる可能性を抱え続けることを意味する。福島第一原発では、その影響の大きさを私たちは思い知った。事故をひとたび起こせば取り返しのない事態を招くにもかかわらず、原発はなぜこうも優先されるのか。その理由を解き明かすには、歴史を俯瞰し、考えてみなければならない。原子力ムラの実態とエネルギー政策の構造的問題を衝く! 官・政・業・学・メディアはいかにして「原発安全神話」を作ってきたのか? 原発取材をライフワークとしてきた記者の集大成の一冊。
台湾のアイデンティティ 「中国」との相克の戦後史 (文春新書)
第二次世界大戦後の国民党政権による一党支配体制、そのもとで繰り広げられた反体制運動と政府当局による弾圧――民主化以前の台湾をめぐる政治的争点を紐解きながら、冷戦期の国際情勢の変化を読み込みながら、「反中/親中」あるいは「反日/親日」という二項対立では理解できない台湾社会の複雑さに迫る。そして、台湾の成り立ちに欠かせない日本、アメリカ、中国との関係をも、「人」を起点にふんだんに描き出す。数々の歴史的なねじれ目をほどきながら理解の深まる、スリリングな台湾現代史。
老化は治療できるか (文春新書)
権力も金もほしいままにした人間が、究極的に求めるもの……秦の始皇帝も、エジプトのファラオも、そして現在の世界の富裕層も躍起になって求めているのは「不老不死」である。ロシアのプーチン大統領も、鹿の血の風呂に入っているとメディアで報じられたことがあった。金持ちや権力者だけではない。いま日本では一般人にもアンチエイジングが大流行である。老化防止を謳う化粧品や健康食品が市場に溢れ、テレビCMでも頻繁に流れている。しかし、不老不死が人類の永遠の夢であっても、決定的な妙薬や技術はいまだ発見されてはいない。はたして人は何歳まで生きられるのか? 不老不死は可能なのか?……世界最先端の研究成果を紹介する。それと同時に、科学者たちがおすすめする「日常の中でできるアンチエイジング」のコツも披露する。参考記事:【抗老化?】『老化は治療できるか』河合香織(2024年03月09日)
ゾンビ化するアメリカ 時代に逆行する最高裁、州法、そして大統領選 USA語録 (文春e-book)
陰謀論に踊るアメリカ! 映画界ではマイノリティの躍進がめざましいが、政治では陰謀論者や原理主義保守派が跋扈。アメリカをリアルタイムでレポートする!
合本 イーロン・マスク (文春e-Books)
Twitter買収、ウクライナ通信遮断の裏側……イーロン・マスク初の公式伝記。世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』の伝記作家だからこそ描けた傑作。「私は、苦しみが原点なのです」。
世界一流エンジニアの思考法 (文春e-book)
noteでも大人気! 米マイクロソフトのエンジニアが放つ最前線の仕事術
初めて語られた科学と生命と言語の秘密 (文春新書)
湯川秀樹、南部陽一郎らとも科学の最先端をめぐって議論を交わし、人文知と科学の知を架橋してきた松岡氏が、その「言葉」で、科学の諸ジャンルに通じた津田氏に丁々発止の質問を投げかける。切っ先鋭くもユーモア交え、「科学と生命と言語の秘密」に迫りゆく(ときに謎が深まりゆく)スリリングな対話が開幕。
教養の人類史 ヒトは何を考えてきたか? (文春新書)
人生を豊かにするための「教養入門」決定版。近頃、書店には「教養」についての本が溢れている。だが、そもそも教養とは何か。なぜ教養が必要なのか。教養はいかにして身につけるものなのか――。著者の水谷氏によると、1人の人間が生きていく上で必要な知識は2種類存在する。ひとつは実社会で生きていくために必要な知識。もうひとつは、1回きりの人生をより心豊かに、充実したものにしていくための知識だ。水谷氏は後者こそが教養だと説く。
終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来 (文春新書)
『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)、『ウクライナ戦争』(ちくま新書)に続くロシア・ウクライナ戦争の著者最新分析。『ウクライナ戦争の200日』でも一つの核をなした高橋杉雄さんとの戦況分析を中心に、本戦争がもたらした日本人の戦争観や安全保障観の変化、終わらない戦争の終わらせ方などを語る。
中国「軍事強国」への夢 (文春新書)
習近平に最も近いブレーンが明かす、具体的かつリアルな台湾統一のシナリオ。
イーロン・マスク 上 (文春e-book)
イーロン・マスク 下 (文春e-book)
年の長きにわたり、アイザックソンは影のようにマスクと行動を共にした。打ち合わせに同席し、工場を一緒に歩き回った。また、彼自身から何時間も話を聞いたし、その家族、友だち、仕事仲間、さらには敵対する人々からもずいぶんと話を聞いた。そして、驚くような勝利と混乱に満ちた、いままで語られたことのないストーリーを描き出すことに成功した。本書は、深遠なる疑問に正面から取り組むものだとも言える。すなわち、マスクと同じように悪魔に突き動かされなければ、イノベーションや進歩を実現することはできないのか、という問いである。
街場の成熟論 (文春e-book)
非常識で、冷笑的な人々が増えたこの国で、ウクライナ戦争、陰謀論、ポスト真実の時代、公共財の私物化、バワークラシー、ハラスメント……
2000年の桜庭和志 (文春文庫)
レジェンド桜庭の全貌を描く決定版! 「プロレスラーは本当は強いんです!」。グレイシー伝説を打ち破った日本総合格闘技界のレジェンドが歩んだ道。
世にも危険な医療の世界史 (文春文庫)
爆笑と恐怖が交互に襲い来る強烈な歴史書。梅毒には水銀風呂! 夜泣きする子にはアヘン! 水難事故にはタバコ浣腸! かつて人類の常識だった残念すぎる医療の全てがここに。
増補版 藤原道長の権力と欲望 紫式部の時代 (文春新書)
2024年大河ドラマ「光る君へ」(主演・吉高由里子)の世界がこの1冊に! 紫式部の時代がわかる! 『源氏物語』のパトロンでもあった藤原道長。世界記憶遺産に認定された日記『御堂関白記』から、王朝の様子、権力の動きが明らかに。
マイナ保険証の罠 (文春新書)
「健康保険証」廃止で医療制度崩壊へ。「マイナ保険証」義務化に伴う「健康保険証」廃止には、医療・介護現場から猛反対の声が。「マイナンバーカード」の正体も徹底解説。7000件以上の誤登録、医療現場でのシステム障害など、トラブル続きの「マイナ保険証」。さらに2024年秋には、現行の健康保険証は使えなくなる――。見切り発車、その場しのぎの続く政府の対応への不信感もつのる。このままの状態でマイナンバーカードの「拡充」が進めば、情報流出のリスク、情報弱者切り捨てなどの問題も増大するだろう。政府を挙げて暴走するDX政策の罠を、利用者の目線でわかりやすく解き明かす。
大人の学参 まるわかり日本史 (文春新書)
この国の成り立ちが分かる! この国は、いかにして今こうあるのか。東大、京大などの入試問題から、現代の諸問題を考える上で手がかりになる日本史の良問を解説。
発酵食品と戦争 (文春新書)
一見、関わりなど無いように思える「発酵」と「戦争」。しかし太平洋戦争末期からの食糧欠乏期、国民全体が発酵食品にいかに救われたか、また食糧のみならず爆薬・燃料・薬品をもつくる驚異のパワーを、古今東西の豊富な事例で紹介。その幅広さには、「発酵」の豊かさと無駄のない強靭さ、無限の可能性が感じられる。
忘れながら生きる 群ようこの読書日記 (文春文庫)
読んだ時間が楽しければ、それでいい。群ようこはひと月に何冊買う? 毎月の本代は? 着物本からプロレス本まで、膨大な本に囲まれ、猫と暮らす、のほほん読書エッセイ。
武藤章 昭和陸軍最後の戦略家 (文春新書)
昭和陸軍キーパーソンの本格評伝。昭和の戦争に大きな影響を与えた武藤章。陸軍をリードしつつ対米戦反対という「つかみにくい」人物とされる。その思考を解き明かす。
家政婦の歴史 (文春新書)
「家庭のなかの知られざる労働者」の知られざる歴史が浮かび上がる! 家政婦と女中はどう違う? 家政婦は歴史上、いつから家政婦と呼ばれるようになったのか? 2022年9月、ある家政婦の過労死裁判をめぐって、日本の労働法制の根本に潜む大きな矛盾に気づいた労働政策研究者の著者は、その要因の一端を、市原悦子演じるドラマ『家政婦は見た!』に見出し、家政婦をめぐる歴史をひも解くことを決意した。戦後80年近くにわたって、労働法学者や労働関係者からまともに議論されることなく放置されてきた彼女たちのねじれた歴史を、戦前に遡って描き出す驚くべき歴史の旅程。
自然、文化、そして不平等 ―― 国際比較と歴史の視点から (文春e-book)
「格差」とは何か?世界的ベストセラー『21世紀の資本』著者による大注目作! 世界的ベストセラー『21世紀の資本』のトマ・ピケティが、「格差」について考察。「r>g」の衝撃から10年。戦争、気候危機、経済不安などを受け、世界は”第二次ピケティ・ブーム”へ。その最新思想エッセンスを、ピケティみずからコンパクトな一冊にまとめたのが本書である。
ありがとうだよ スミちゃん 欽ちゃんの愛妻物語 (文春e-book)
欽ちゃんの亡き妻への“ラブレター”。最後にぼくはこう言いたい――。亡くなって今夏で三年になる妻・澄子さんへの思いをはじめ、欽ちゃんの名言満載のエッセイ集。
私説ドナルド・キーン (文春e-book)
ドナルド・キーンは生前、日本の新聞社・出版社の求めに応じて自伝を3冊刊行したが、まとまった評伝はこれまで書かれてこなかった。『日本文学史』をはじめ、長年のキーンの日本文学研究についての本格的な批評・研究もあまり見られないのではないか。数々の文学賞や文化勲章を受け、晩年に帰化してからは多くのメディアに登場したが、「学者ドナルド・キーンは、こうした受賞も含めて世間で持て囃されるか、あるいは無視されるか、そのどちらかの扱いしか受けてこなかったような気がする」と、40年来の友人で、『明治天皇』『日本人の戦争』などを翻訳した著者は指摘する。ドナルド・キーン生誕101年、ユーモアと本物の知性を兼ね備えた文人の生涯をたどり、その豊かな仕事に光をあてる1冊。
ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか デジタル時代の総力戦 (文春新書)
米中の覇権争いでは終わらない。世界は戦争の世紀に突入した――最前線! リアルタイムの戦争研究。グローバリゼーションが進んだ世紀におけるウクライナ戦争の開始は、「終わらない戦争」の始まりを告げる出来事となった。見えない情報の行き交うサイバー戦、イーロン・マスクのスターリンクに代表される民間による宇宙利用もが戦争の命運を握る。ウクライナ戦争以後、戦争はどう変わったのか? 米中の覇権争いでは終わらない新たな問題群を前に、台湾有事を抑止することは可能なのか? ロシア・ウクライナ戦争をケーススタディに、「大国間競争」に埋め込まれた「終わらない戦争」について考える。
80代現役医師夫婦の賢食術 (文春新書)
人生100年時代、健康寿命は自分で延ばす! 世界中で食と健康の関係を研究してきた85歳の京大名誉教授がたどりつき、自ら毎日実践している「世界最高の健康長寿食」とは。
ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒 (文春e-book)
60人超の証言者が語る、沢田研二ノンフィクションの決定版。1970年代。音楽、ファッションが革新を遂げ、ポップスが花開く。その中心には必ず、彼がいた。バンドメンバー、マネージャー、プロデューサー、共に「沢田研二」を創り上げた69人の証言で織りなす、圧巻のノンフィクション。「週刊文春」人気連載、単行本化。
映画の生まれる場所で (文春文庫)
臨場感溢れる撮影日記、手紙、画コンテなど貴重な資料が満載の単行本『こんな雨の日に〜映画「真実」をめぐるいくつかのこと』を改題し、待望の文庫化。文庫版には、監督自身による渾身の大幅加筆と、女優の橋本愛さんによる解説が新たに付され、『真実』の後日譚とともに、韓国で撮影され、カンヌで二冠の偉業を成し遂げた『ベイビー・ブローカー』、総合演出を務めたNetflixの『舞妓さんちのまかないさん』、坂元裕二、坂本龍一とタッグを組んだ話題作『怪物』(カンヌ国際映画祭コンペ部門ノミネート)の制作秘話も語られる。海外での撮影を通して自身に起きた「確変」とは? 韓国のエンタメ隆盛の裏にある、残酷な「イカゲーム」のごとき現実。Netflixなど配信の台頭と、消えゆくフィルム上映──。変わりゆく映画を見つめる監督の眼差しは、あくまで透徹している。橋本愛さんによる文庫解説「映画の暴力と救済について」に横溢する映画への愛と才能にも刮目されたし。この本は、すべてのクリエイター、何かを生み出したい人のためのバイブルだ。
柄谷行人『力と交換様式』を読む (文春新書)
1970年代後半から文芸批評家として活躍し、90年代後半からはマルクスやカント、ホッブスの読解から「交換」に着目した理論で社会や歴史を読み解いてきた柄谷行人さん。その集大成ともいうべき『力と交換様式』では、社会システムをA=贈与と返礼の互酬、B=支配と保護による略取と再分配、C=貨幣と商品による商品交換、D=高次元でのAの回復という4つの交換様式によって捉え、とりわけ資本主義=ネーション=国家を揚棄する、人間の意思を超えた「D」の到来をめぐって思考を深めた。「Aの回復としてのDは必ず到来する」。民主主義と資本主義が行き詰まりを見せる混迷の危機の時代、絶望的な未来に希望はどう宿るのか。その輪郭はどのように素描可能か。『トランスクリティーク』『世界史の構造』、そして『力と交換様式』を貫く「交換様式」の思考の源泉に迫る。
ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る (文春新書)
ハーバード大学医学部准教授による現代社会への処方箋。炎上や論破ゲームに乗らず、分断と差別を乗り越えるためには。ハーバード大学准教授で小児精神科医・脳科学者でもある著者が、心と脳のメカニズムに立ち戻り、激動の時代のアメリカ社会の変化を捉え、三人の子供を育てる母親の立場から考える希望の書。
会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか (文春e-book)
今まで、主流の言語学が重視してきたのは常に文法や単語の成り立ちだった。しかし、あなたが人と会話するときに、完全に文法通りの文章で話すことなどあるだろうか?「あー」「いや」「はあ?」「え?」「で?」などなど、辞書には載らない言葉を繰り出しながら、すさまじいスピードで言葉のキャッチボールをしているのではないだろうか。もちろん文法の研究は重要だ。だが、人間は文字より前に会話をはじめていた。現実の会話には、主流の言語学が軽視してきた本質的な何かがあるのではないか……本書は、そんな言語学の「革命」を追うサイエンス本である。
トッド人類史入門 西洋の没落 (文春新書)
世界の混迷の起源がわかる! トッド理解の最良の入門書にして、主著『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』を読み解くための最適なガイド。政治学、経済学ではわからない現代の混迷(「西洋の没落」)を人類学が解き明かす。「世界」がそれまでとは違って見えてくる! 世界で物議を醸した仏フィガロ紙インタビュー「第三次世界大戦が始まった」も特別収録。
10代の脳 反抗期と思春期の子どもにどう対処するか (文春文庫)
子どもの反抗期は脳に原因があった!? 思春期の扱いづらさは脳の成長過程での未熟さや過敏さゆえだった! 未完成な脳の問題と利点を理解すれば、子どもに上手く向き合える。
グループサウンズ (文春新書)
グループサウンズを深く愛聴し、また通暁する近田春夫氏は、どんなGS関連の書物にも、GSはビートルズの影響下にあったとされるが、まずは、その「常識」をくつがえすことから始める。そして彼らの音楽に深く分け入り、各グループについて詳細に論じる。その魅力の解き明かし方が、本書の醍醐味である。また付録として、生き証人でもある、元ザ・タイガースの瞳みのる、元ザ・ゴールデン・カップスのエディ藩、作曲家・鈴木邦彦へのスペシャル・インタビューも敢行した。今にして初めて明かされる秘話も満載だ。まさか、タイガースの発祥は、マージャン仲間だったとは・・・! 本書は、何年かに一度はやってくるGSブームの火付け役になるであろう。
装飾古墳の謎 (文春新書)
石室内部が赤、緑、黄、黒などの文様で、あざやかに彩られる装飾古墳。4世紀半ばから7世紀にかけて現れた「古代のアート」は多くの謎を秘めている。カラー図版を多数使って、その謎に世界的視座から迫る。
102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方 (文春e-book)
よく寝てよく食べよくしゃべる。こんなかわいいおばあちゃんになりたい!「中国新聞」に“人生100年時代のモデル”として密着記事が連載され、RCCテレビ「イマナマ!」にも出演し、広島で大人気!102歳の哲代おばあちゃん、初めての本。自分らしくご機嫌に老いるためのヒントが満載。
ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか? (文春新書)
ワクチンレタス、人工肉、ゲノム編集、デジタル農業……あなたの食べ物は知らぬ間に入れ替わっている! ベストセラー『デジタル・ファシズム』の著者が暴く〈フードテック・ファシズム〉
生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる (文春e-book)
古代ギリシャから西洋哲学の歴史を紡ぎ直し、認知科学、さらに夏目漱石へと至る。若き独立研究者が切り開く、心と人類の新たな地平。
AI 2041 人工知能が変える20年後の未来 (文春e-book)
われわれはA Iに降伏するのか? それとも、AIでよき未来をつくるのか? 深層学習、未来予測、自然言語処理、AI教育、ディープフェイク、自動運転、VR/AR/MR、メタバース、量子コンピュータ、仮想通貨、ブロックチェーン、AI兵器、幸福感、消える職業・生まれる職業、ベーシックインカムなど、本書一冊ですベてを網羅。ビジネスパーソンの生き残りに必携の「SF的ビジネス教養書」が誕生!
我々はどこから来て、今どこにいるのか? 上 アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか (文春e-book)
ホモ・サピエンス誕生からトランプ登場までの全人類史を「家族」という視点から書き換える革命の書! 人類は、「産業革命」よりも「新石器革命」に匹敵する「人類学的な革命」の時代を生きている。「通常の人類学」は、「途上国」を対象とするが、「トッド人類学」は「先進国」を対象としている。世界史の趨勢を決定づけているのは、米国、欧州、日本という「トリアード(三極)」であり、「現在の世界的危機」と「我々の生きづらさ」の正体は、政治学、経済学ではなく、人類学によってこそ捉えられるからだ。上巻では、これまで「最も新しい」と思われてきた「核家族」が、実は「最も原始的」であり、そうした「原始的な核家族」こそ「近代国家」との親和性をもつことが明らかにされ、そこから「アングロサクソンがなぜ世界の覇権を握ったか」という世界史最大の謎が解き明かされる。
我々はどこから来て、今どこにいるのか? 下 民主主義の野蛮な起源 (文春e-book)
下巻では、「民主制」が元来、「野蛮」で「排外的」なものであることが明らかにされ、「家族」から主要国の現状とありうる未来が分析される。
私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記 (文春e-book)
“家族のかたち”を守るため、あの日わたしは自分を殺した。親との関係に悩むすべての人へ。――失われた感情を取り戻す、ヤングケアラーの実録コミック!
男性中心企業の終焉 (文春新書)
ジェンダーギャップが解消するどころか、日本企業に根強く残るのはなぜか? なぜ他国と比較して日本の女性登用はこれほどに進まないのか。グローバル企業を目指す中で、業界の中での生き残りをかけて、そしてコロナ禍でのリモートワーク普及の追い風を受けて――本気で変わり始めた日本型企業。メルカリ、NTTコミュニケーションズ、富士通、丸紅、キリン、城崎温泉の豊岡市――。「失われたジェンダー30年」を取り戻そうとする奮闘と変化の過程を、自身の取材を交え、豊富な取材で描き出す。
椎名林檎論 乱調の音楽 (文春e-book)
「文學界」掲載時から大きな話題を呼んだ連載が書籍化! 約20年もの間、評論の言説がほとんど追いつけなかった、その規格外の才能を、歌詞・和音・構成・歌唱・意匠から統合的に論じる。『無罪モラトリアム』から『音楽』まで、椎名林檎の音楽を「演奏」するように批評する、革新的音楽論。
因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか (文春e-book)
「人工知能の巨人」が放つ「なぜ?の科学」の革命的な入門書! 「私自身、この本の解説を書くことが憚られるくらいの凄い内容」――松尾豊氏(人工知能学者・東大大学院教授)絶賛! 米Amazonでは1256レビュー、4.5★。ポピュラーサイエンスの世界的ベストセラー!
直立二足歩行の人類史 人間を生き残らせた出来の悪い足 (文春e-book)
「定説となっている考えを、論理的に打ち砕く破壊力を持っている」――更科功氏、驚愕! 生命40億年の歴史のなかで、人類だけが直立二足歩行をして生き延びた。それはいったいなぜなのか? 直立二足歩行の起源とは? 現役バリバリの古人類学者にして、「足と足首の専門家」である著者が、レジェンド人類化石や最新化石、さらには現代人の歩行や二足歩行ロボットの研究現場までを訪ね歩き、この永遠の疑問に迫る、痛快科学ノンフィクション。
ルポ 誰が国語力を殺すのか (文春e-book)
『ごんぎつね』の読めない小学生、反省文の書けない高校生……子供たちの言葉を奪う社会の病理と、国語力再生の最前線を描く渾身のルポ!
東京大学「ボーカロイド音楽論」講義 (文春e-book)
2016年から東京大学で開講されている人気講義「ボーカロイド音楽論」。毎年初回の授業は数百人が受講、オンラインでは千人を超える視聴者が聴講することも。初音ミクでスタートした講義はフロイトやラカン、ソシュール、いったいどこまで広がっていくのか……。2020年代の「教養」のすべてがこの一冊にある。
ドリフターズとその時代 (文春新書)
国民をテレビの前に集合させた男たち。視聴率五〇%を超えた「全員集合」はどのようにして生まれたのか。ザ・ドリフターズを気鋭の論者が舞台・演劇の視点から読み解く。
700人の村がひとつのホテルに 「地方創生」ビジネス革命 (文春e-book)
ミッションは少子高齢化で存続の危機に直面した崖っぷちの村を再生すること――。『ガイアの夜明け』など、テレビ、雑誌で話題沸騰! SDGsの最新トレンド。山梨県小菅村の分散型ホテル「NIPPONIA小菅源流の村」、JR東日本と展開する「沿線まるごとホテル」、長野県信濃町の「癒しの森事業」……。日本全国の名もなき地域の活性化を担い、いま最も注目されるコンサルティング会社「さとゆめ」は、いかにして数々の斬新なプロジェクトを成功に導いたのか――。
中野京子と読み解く フェルメールとオランダ黄金時代 (文春e-book)
フェルメール、ハイデンの風景画からは市民の楽しげな暮らしが見て取れる。レンブラント、ハルスの集団肖像画は自警団の誇りと豊かさを、ロイスダールの風車画はオランダ人の開拓魂を、バクハイゼンの帆船画は東インド会社の隆盛と経済繁栄を伝える。ヤン・ブリューゲル二世はチューリップ・バブルに熱狂した意外な一面を描き、ステーンが描く陽気な家族からは、人々の愉快な歌声まで聞こえる。フェルメールが生きたのは、こんなにも熱気あふれる“奇跡の時代”だった。人々は何に熱狂し、何と闘い、どれほど心豊かに生きたか――15のテーマで立体的に浮かび上がる。『怖い絵』著者・中野京子が贈る《名画×西洋史》新シリーズ誕生!
フェミニズムってなんですか? (文春新書)
性差別のない21世紀を実現するために。フェミニズムを様々なトピックで学ぶ必携の一冊!
歴史人口学で見た日本〈増補版〉 (文春新書)
本書は、速水氏の長年にわたる仕事のエッセンスをコンパクトにまとめたもので、「歴史人口学」の最良の入門書。と同時に、「歴史人口学で見た新しい日本史」。速水氏が学士院の紀要に寄稿した論文を新たに加えた増補版。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 上 (文春文庫)
画家、科学者、軍事顧問、舞台演出家など多彩な顔を持ち、光学、幾何学、解剖学などを独自に研究。様々な分野に革命的インパクトをもたらし、普遍の価値を持つ名画を遺した――。ルネサンスを代表する”万能人”レオナルド・ダ・ヴィンチは、なぜ不世出の天才たり得たか。稀代の伝記作家が、全自筆ノートを基にその秘密に迫る。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 下 (文春文庫)
人類の、自然の、宇宙の秘密への飽くなき興味は、尽きることを知らなかった。やがて磨き上げた画法は、ついに傑作『最後の晩餐』に結実する。そして死ぬまで手元に置いた『モナリザ』の微笑は、知的好奇心の探究に没頭した生涯の賜物だった――。最新の研究成果を網羅し、その謎と実像に肉薄した傑作評伝。解説・ヤマザキマリ
後悔の経済学 世界を変えた苦い友情 (文春文庫)
世界的ベストセラー『ファスト&スロー』著者にして、ノーベル経済学賞を受賞した心理学者ダニエル・カーネマン。華やかに見える彼の人生には、決して欠かすことのできない共同研究者がいた。彼の名はエイモス・トヴェルスキー。カーネマンはこの悲運の天才を愛し、そして激しく嫉妬した――。参考記事:【行動経済学の誕生】『かくて行動経済学は生まれり』マイケル・ルイス(2017年07月30日)
Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章 (文春e-book)
善人が悪人になってしまう理由とは。なぜ人類は生き残れたのか。これから生き延びるためにどうすればよいかが書かれた「希望の書」。
マンガ 生涯投資家 (文春e-book)
「お金儲けして、何が悪いんですか?」。「物言う株主」として日本経済に旋風を巻き起こした村上世彰。その波瀾万丈の半生と投資理念を綴ったベストセラー自伝を、ホリエモンこと堀江貴文氏の獄中記で知られる漫画家・西アズナブルが完全コミカライズ!
闇の脳科学 「完全な人間」をつくる (文春e-book)
人間の精神は操れる。人類のタブーに挑戦して葬り去られた天才科学者の記録とDARPA(国防高等研究計画局)も参戦する米医学界の最前線。
うつ病九段 (文春e-book)
プロ棋士がうつ病になり、将棋を指せなくなって……。先崎学のベストセラー手記『うつ病九段』を完全コミカライズ!
勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)
人生の根底に革命を起こす「深い」勉強、その原理と実践。勉強とは、これまでの自分を失って、変身することである。だが人はおそらく、変身を恐れるから勉強を恐れている。思想界をリードする気鋭の哲学者による本格的勉強論。
「空気」の研究 (文春文庫)
日本において「空気」はある種の絶対権力を握っている…。著者の指摘から40年。現代の我々は、ますます「場の空気を読む」ことに汲々とし、誰でもないのに誰よりも強いこの妖怪を「忖度」して生きている。いまだに数多くのメディアに引用され論ぜられる名著。これぞ日本人論の原点にして決定版である。
超一流になるのは才能か努力か? (文春e-book)
チェス、バイオリン、テニス、数学…。世界のトッププレーヤーを研究して分かった、ある共通の要素とは?ドイツのマックス・プランク研究所にいた著者は、研究所の目と鼻の先にあるベルリン芸術大学を訪れた。そこには、他の学生を圧倒する能力を持ち、世界的ソリストへの道を約束されたバイオリニストと、将来は教員になる道を選んだバイオリニストがいた。彼らの能力、ひいては人生を分けたものは一体何か。生まれつきの才能か、それとも積み重ねた努力か―。「超一流」の全てを解き明かすことになる、三〇年以上におよぶ研究が始まった。参考記事:【「1万時間の法則」の真実】『超一流になるのは才能か努力か?』アンダース・エリクソン,ロバート・プール(2016年08月05日)
マインド・コントロール 増補改訂版 (文春新書)
古くから暗示や催眠術として存在したマインド・コントロール。その後、心理療法として発展し、ソ連やアメリカにおいては、行動を直接コントロールする「洗脳」技術が国家レベルで研究された。現代ではあらゆる組織、家庭の中ですら、技術の応用が見られる。心の崩壊と戦う現役の精神科医が、マインド・コントロールする側の特性、されやすい人のタイプ、その歴史、原理と応用など、「騙されたと気付かれずに騙す技術」のすべてを解説する。2012年に刊行され、各界で話題になったロングセラー、待望の新書化!
風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡
ジブリ作品の背景や狙い、歴史観まで、徹底的に語り尽くす! 「愛とか正義とか友情とか……本気でしゃべってくれないかなあって、みんな待ってるんだと思いますね」(本文より)。2013年9月に突然、長編アニメーション映画からの引退を発表した宮崎駿監督。その宮崎監督が『風の谷のナウシカ』から『千と千尋の神隠し』までの作品について、自らの言葉で歴史観や人生観にまで踏み込みながら真正面から語った一冊。完全保存版!
寝ながら学べる構造主義 (文春新書)
構造主義という思想がどれほど難解とはいえ、それを構築した思想家たちだって「人間はどういうふうにものを考え、感じ、行動するのか」という問いに答えようとしていることに変わりはありません。ただ、その問いへの踏み込み方が、常人より強く、深い、というだけのことです。ですから、じっくり耳を傾ければ、「ああ、なるほどなるほど、そういうことって、たしかにあるよね」と得心がゆくはずなのです。(「まえがき」より)
情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記 (文春文庫)
太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて名を馳せ、戦後は自衛隊情報室長を務めた著者が、その稀有な体験を回顧し、情報にうとい日本型組織の欠陥を衝く。
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【メモ】今月の「Kindle月替わりセール」(2024年09月分)(2024年09月03日)⇒9月30日まで
【編集後記】
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