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2024年05月30日

【勉強法】『一生頭がよくなり続ける もっとすごい脳の使い方』加藤俊徳


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一生頭がよくなり続ける もっとすごい脳の使い方


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事で一番人気だった勉強本。

当ブログでもレビューがバズった、『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』の続編になります。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
今より“もっとすごい脳”を手に入れられたら、自分の人生にもっと欲張りになれます。
頑張った分の結果が必ずついてくるようになります。
新しい知識もどんどん吸収して、応用できるようになります。
ずっとやりたかったことを最後までやり切れる人になれます。
脳科学に基づいた脳の記憶力・理解力・注意力・集中力を底上げする方法を紹介。
試験や仕事で結果が出せる“もっとすごい脳”が手に入ります!

上記未読本記事の時点ではわずかだったKindle版の値引率も、現在は「10%OFF」とお得になっています!






Allen Institute for Brain Science / Lavender Dreamer


【ポイント】

■1.トレーニングによって向上する視覚系脳番地
 頭の回転が速いと言われている人は、視覚系の精度が高い傾向が見られます。メールを読んでも、写真を見ても、同じ資料から得られる情報の量が多く、そのスピードも速いのが特徴です。
 そもそも視覚系は他の脳番地と比べて一瞬のうちに仕入れる情報の量が圧倒的に多いです。そして視覚系が入手する情報の量、質、精度は、トレーニングによって向上させることができます。
 視覚系脳番地のファイアリングを強くするトレーニング法として、物事をゆっくり、注意深く見ること、眼球をよく動かすこと、波や雲など、流動的に形が変わるものを見ること、インテリアについて考えるなど空間や奥行きを意識することが挙げられます。これによって、視覚系の注意力が高まります。


■2.運動不足が原因で成績が上がらないこともある
 手・足・口など、体を動かすこと全般に関わる運動系脳番地は、生まれたばかりの赤ちゃんが最初に発達させる脳番地であることからもわかるように、他の脳番地をファイアリングさせるトリガーです。
 ということはつまり、運動をおろそかにしていると脳全体のファイアリング能力が低下し、頭はよくならないということ。
 真面目に勉強しているのに成果が上がらないという場合、運動不足が原因であることは珍しくありません。
 運動系脳番地のファイアリングは、海馬も含めた長期記憶とも繋がりやすいため、記憶力の向上という面からも運動は欠かせません。
 理想だけを言うなら、デスクワークの人は1日に最低1時間程度は歩いてほしいところですが、まずは、1日プラス10分でいいので、いつもより多く歩く意識を持つことから始めましょう。


■3.72時間以内と168時間以内に3回復習する
 長期記憶から繰り返し引っ張り出してくる、復習のタイミングはいつがいいのか。とても気になるところですよね。
 理想は、この後にご紹介する「小刻み学習」のように、朝学んだことを日中に何度も思い出しながらこまめに出し入れすること。 (中略)
 ただし、勉強する時間帯が夜しかないなど、小刻み学習ができない場合もあるかと思います。
 そういう場合は、遅くとも「72時間(3日)以内」に復習を2回すること。
 前著でもお伝えした通り、24時間経つと学習したことの7割以上を忘れてしまうのが人間の脳です。
 24時間以内に1度目の復習をするのが理想。
 しかし、24時間が過ぎたからもう手遅れということではなく、遅くとも72時間以内に復習することで記憶を強化していけます。
 忙しいビジネスパーソンは、これを踏まえて学習計画を立てていくといいでしょう。
 そして、3度目の復習のタイミングは、「168時間(7日)以内」です。
 放っておけば徐々に薄れていく記憶を引っ張り出すことで、記憶に残す量を大幅に増やすことができます。


■4.年間勉強スケジュールの立て方
 1章で紹介した脳の基礎体力がないと1年という長い期間を脳は頑張り続けられません。そうならないために、試験当日までの持ち時間が1年間ある場合の勉強スケジュールを最初に解説していきましょう。
 前述した通り、1年365日を[65日+100日+100日+100日]に分けて考えます。大まかな1年の流れは、次の通りです。
(拔スタート時に模擬テストを実施。
 テストの出題形式と、自分の現在の理解度を把握する。
∈能蕕65日は、脳のベースアップに費やす期間。
 勉強する内容と脳の親密度を高めていく。
最初の100日で、テキストの全範囲を履修する。
2回目の模擬テストを実施。
 次の100日でカテゴリー学習をする。
3回目の模擬テストを実施。
 最後の100日で合格に必要な点数を確実に取れるようにしていく。
(詳細は本書を)


■5.集中力と注意力をアップさせる「脳スイッチ呼吸法」
 どこでも一瞬にして脳スイッチをオンオフできる方法としておすすめなのが、呼吸法です。(中略)
 ゆっくりと深呼吸をすることで、酸素不足に陥っている酷使した脳番地に新鮮な血液を送って酸素を供給できるので、脳がリフレッシュします。
 普段、私たちの呼吸は、5秒に1回のペースで行われています。
 脳内での酸素交換はおよそ10秒に1回と、呼吸の倍のペースで行われています。
「脳スイッチ呼吸法」では、この脳の酸素交換のペースに合わせて、呼吸をしていきます。
 体の力を抜いて目を瞑り、鼻から5秒かけて息を吸い、口から 10 秒かけて息を吐きます。吸って吐いてで 15 秒の呼吸を何度か繰り返します。
 この呼吸法は脳のコンディションを整えるのに最適です。朝・昼・夜に3〜5分間続けることを習慣にすることをおすすめします。
 また、試験本番時の脳にこの呼吸法をすることで集中力と注意力をアップさせられるので、ケアレスミス対策にも効果的です。


【感想】

◆前作同様「脳の仕組み」の観点から、勉強法や記憶法を論じた作品でした。

ただ、前作やそれ以外の加藤先生のご本を読んだことがないと、「『脳番地』って何?」となりかねませんから、脳番地に関しては、まずは先生ご自身のサイトから、こちらのエントリーをご覧ください。

脳番地とは? | 「脳の学校」 医師:加藤俊徳の 脳が成長する脳番地 | 脳の学校

また、脳番地の種類は120あるものの、本書でも主に登場するのは、上記のサイトでも列挙されているこちらの8つです。
思考系脳番地
理解系脳番地
記憶系脳番地
感情系脳番地
伝達系脳番地
運動系脳番地
視覚系脳番地
聴覚系脳番地
それぞれの番地の説明については、本書でも簡単に解説されていますが、購入前の現段階では、上記サイトでご確認くだされば、と。

ちなみに、上記ポイントでも何度か登場する「ファイアリング」とは、本書独自の呼称になります。

ニューロンが電気信号を発することを、正しくは「ニューロンの発火」というのですが、本書内ではそれを「ファイアリング」と呼んでいますので、あらかじめご了承ください。


◆さて、本書の第1章では、各脳番地のトレーニング方法等について解説がされています。

たとえば上記ポイントの1番目は、勉強にとっても大事な「視覚系脳番地」のお話が登場。

視覚系と聴覚系を比較した場合、男性は視覚系が強い人が多い(と前作にありましたね)のですから、当ブログの男性読者さんは、ここにあるトレーニング法はやってみる価値はありそうです。

また割愛しましたが、聴覚系脳番地の鍛え方は、「多種多様な音を聞くこと」だそうですから、女性の方や思い当たるフシのある方は、本書にてご確認ください。


◆一方、ショッキングだったのが、同じ第1章からの上記ポイントの2番目。

「運動が脳にいい」とよく言われるのは、単に「血流が良くなるから」という理解でいたのですが、「脳全体のファイアリング能力が低下」するのだとは知りませんでした。

……最近はバスを使わず、意識的に歩くようにしているんですが(手遅れ)。

実は割愛した箇所で、「30分勉強の時間が取れたら、20分勉強して残りの10分はウォーキングをする」という、かなり大胆な勉強法も紹介されていたのですが、さすがにその割合はどうかと思ったワタクシ。

もっとも、その10分間のウォーキング(余韻学習)が、勉強した内容の脳への定着率をアップさせるのだそうです。


◆また、第2章から引用したのが、上記ポイントの3番目の復習のタイミングのお話。

こちらのテーマについては、エビングハウスの忘却曲線を持ち出してくる作品が多かったですが、本書はそれとは違うようです。

ただし、本書では何をもってこのタイミングかのエビデンスが付されていないのが、ちと残念なところ。

とはいえ、1日以内、3日以内、7日以内、というキリのいいタイミングで復習をする、というのは、分かりやすくて良いと思います。

また、これに関連して、同じ第2章に「取り組んだ項目は、テキストの目次に日付を入れておく」というTIPSがありました。

こちらは主に、暗記ではなくて、テキストの取り組み(回転)のお話なのですが、いずれにせよ「可視化」するのは大事だと言えるでしょう。


◆続く第3章は、勉強計画の立て方がテーマ。

上記ポイントの4番目では、その概略的なまとめを抜き出してみました。

ただしこちらに関しては、ケースバイケースと言いますか、受ける試験や、自分の実力、さらには勉強時間がどれくらい確保できるかによって、最適手がかなり変わってきますから、そのまま使うのは、少々リスキーではないでしょうか?

個人的には当ブログでも何度も言ってますように、簡単な資格試験以外は、専門学校に通うか配信の授業を受けるのが正解だと、今でも思っています。

そして、上記ポイントの5番目は第4章の「脳の基礎体力を上げ続けるすごい習慣術」から引用したもの。

呼吸法を含め、習慣的なものは、受ける試験を問わず実践できますから、こちらもぜひ試してみて下さい。

この章で割愛した中で興味深かったのが、「『痛いなぁ』という不快感は思考系脳番地の70%以上を支配して、考える力を奪っていく」というお話。

特に中年以降は、肩こりや関節痛等の痛みにも対処する必要があるワケで、記憶力以外にも若い頃とは勝手が違うことを痛感した1冊でした。


ここぞというときに力を発揮できる脳力を身につけるために読むべし!

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一生頭がよくなり続ける もっとすごい脳の使い方
序章 基礎体力がないマズい脳の状態とは
1章 一生頭がよくなり続ける脳のすごい準備運動
2章 他人と差をつける大人のすごい勉強法
3章 大人が試験に合格するためのすごい勉強計画
4章 脳の基礎体力を上げ続けるすごい習慣術
巻末付録 中年の脳を活性化させる 脳番地トレーニング法


【関連記事】

【勉強法】『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』加藤俊徳(2022年11月11日)

【脳番地】『イヤな自分を1日で変える脳ストレッチ』加藤俊徳(2017年03月24日)

【勉強法】『脳科学が教えてくれた 覚えられる 忘れない! 記憶術』篠原菊紀(2016年01月10日)

【勉強法】『実験心理学が見つけた 超効率的勉強法: ~復習はすぐやるな! 思い込みで点数アップ!~』竹内龍人(2014年04月28日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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参考記事:【内向型?】『「ひとりが好きな人」の上手な生き方 内向型が力を発揮するための実践的エクササイズ』ティボ・ムリス(2024年01月19日)

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