【7選】『ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか』ミニマリストしぶ（監修）:マインドマップ的読書感想文

2024年01月11日

【7選】『ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか』ミニマリストしぶ（監修）

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも大人気だったライフハック本。

私自身、ここで選ばれたアイテムの中で欲しいものがいくつもありました。

アマゾンの内容紹介から一部引用。

◇◇◇ミニマリスト100人がこだわり抜いて選んだベストアイテム79◇◇◇
◎「ミニマリスト100人の最適解」を1冊に凝縮、真のミニマニストへの最短ルート
◎ミニマリストたちが共通して選んでいる服、物、ガジェット、習慣などを100人に取材
◎全79アイテム、あらゆるジャンルのNo.1を網羅した永久保存版
◎ミニマリストしぶが「なぜこれがいいか」を解説

なお、今回はこの79アイテムの中から、個人的に気になったものを7つ選んでみました。

ちなみに、この手のカタログチックな本だと、固定レイアウト式になりがちですが、本書はリフロー形式だったので、Kindle版を購入しております！

ODC gadgets 56 / FolsomNatural

【ミニマリスト御用達から選んだ7アイテム】

■1.サンダル：ウーフォスリカバリーサンダル

　足の疲労回復を目的としたリカバリーサンダルは、ここ数年、人気が急上昇しているトレンドアイテム。衝撃を吸収する素材を使い、足裏や関節への負担を軽減。クッション性があるため、長時間歩いても疲れません。
　なかでも人気なのが、アメリカ・マサチューセッツ生まれ、リカバリーシューズのパイオニアブランド「OOFOS（ウーフォス）」。2018年2月に日本上陸し、瞬く間に人気を博しました。特殊素材のOOfoamTM が、一般的なサンダルと比べ、衝撃の反発を37％もカット。人間工学に基づいて設計されたインソールが足をやさしく包み込み、土踏まずをしっかりサポートしてくれます。

◆私はこの商品どころか、「リカバリーサンダル」というジャンル（？）があることすらすら知りませんでした（類似商品がいくつも出てます）。

コメントでも「人生でいちばん履き心地がいいサンダル」なんてのがあるので、一度試してみたく……。

■2.カバン：無印良品肩の負担を軽くする　撥水リュックサック

　カバンのベストに選ばれたのは、無印良品の「肩の負担を軽くする撥水リュックサック」です。名称にもある「肩の負担を軽くする」秘訣は、無印オリジナル技術の肩紐。重い荷物を背負ったときにかかる荷重が、肩紐幅全体にかかり圧力が分散するように設計されており、無印の特許になっています。紐が肩に食い込む不快感から解放され、疲れることなく、颯爽とリュックサックを背負うことができます。
　もちろん、見た目は無印らしいシンプルなデザイン。黒をはじめとするダークなカラー展開で、落ち着いた印象を与えてくれます。

◆これは私もなぜか持っていて、確かにコスパはすごくいいです（もうちょっと中の仕切りが欲しかったですが）。

ただし、画像を借りる関係でアマゾンのリンクを上で使いましたが、ホントは4000円弱なので、アマゾンでは買わないようにしましょう。

■3.イヤホン：AirPods Pro

　約3分の1のミニマリストたちから選ばれたのが、Apple社のワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」でした。これまでも見てきたとおり、ミニマリストにはAppleユーザーが多いからか、「他のデバイスとの連携もスムーズ」というのが「AirPods」が選ばれる大きな理由のひとつになっているようです。
　そして、最も高く評価されていたのが「ノイズキャンセリング機能」。外部の音をほぼシャットアウトしてくれるため、外にいても自宅にひとりでいるのと同じような環境をつくり出すことができます。

◆上記引用内でも言われているように、とにかくガジェットはAppleだらけだったのですが、一応1つだけは挙げようと思ってこちらをセレクト。

なお、本書とは関係ないのですが、個人的には有線イヤホンのこちらが、値段の割に恐ろしく音が良いので、代々使い倒しております。

■4.寝具：アイリスオーヤマエアリーマットレス

　佐々木典士さんが紹介したことから人気に火がつき、今では「ミニマリスト御用達」ともいわれているマットレスですね。6つ折りできるタイプもあり、折りたためば部屋で邪魔になりません。軽いので持ち運びもラクラク、それでいて寝心地も問題なし。丈夫でへたりにくい点も評価されています。
　また、ミニマリストは「ベッドではなく、マットレス直置きで寝る」という方も多く、カビを発生させないようにマットレスを立てかける……そんなときに軽くて、通気性が高いエアリーマットレスは直置きにも向いています。

◆寝心地優先というよりは、部屋の中での使い勝手の良さに着目している感じ。

なお、丸洗いできて、マットレスの中身をとり出して、そのままシャワーで洗うこともできるのだそう。

■5.シャンプー：cocone クレイクリームシャンプー

　SNSでも大バズり中の「coconeクレイクリームシャンプー」が、ミニマリストたちからも支持を集めました。シャンプーからトリートメントまで、これ1本ですべて完了する〝オールインワン〟が最大の特徴。シャンプー、コンディショナー、トリートメントと何本もボトルを揃える必要がなくなるのはもちろん、時短にもつながります。
　クレイ（泥）で汚れを落とす〝泡立たないクリームシャンプー〟ですが、やさしく洗い上げることで頭皮はさっぱり。「髪がサラサラになる」「とかしたときの引っかかりがなくなった」と、髪質の変化を実感しているという声も多かったです。

◆お恥ずかしながら、そもそもこちらのシャンプーが「SNSで大バズリ」ということすら知りませんでした（恥）。

洗い心地は分からないんですが、香りが「アールグレイベルガモット」というのはちょっと惹かれますねｗ

■6.掃除用品：東邦ウタマロクリーナー

「ウタマロクリーナー」は、1本で家じゅうのあらゆる場所をお掃除できる万能洗剤。窓用、キッチン用、お風呂用、トイレ用など、場所ごとに専用の洗剤を揃えなくてはならないという常識は、汎用性がきわめて高いこの洗剤のおかげですっかり過去のものとなりました。まさに、ミニマリスト向けの商品といえますね。
　ミニマリストのみなさんが「万能」と声を揃えるとおり、キッチンまわり、お風呂、トイレの壁、床拭きと、ありとあらゆる場所に使えます。薄めたり、クエン酸を足したり、自分好みの使い方をする人もいるようですね。

◆ウタマロは以前、石鹸が子どものスニーカーの泥汚れに効くという記事を読んだことがありますが、こちらは掃除用具としての洗剤のお話。

なるほど、どこの掃除にも使えるのであれば、これ1本で用が足せるというものです。

■7.プロテイン：マイプロテイン

　トレーニングをする人だけでなく、年齢、性別、体型問わず日常的にプロテインを飲む人が増えましたよね。
　ミニマリストのお気に入りは、「マイプロテイン」が1位となりました。「毎朝飲んでいるが、腹持ちがいい」「種類が豊富で、飲んでいて飽きない」「量が多い」などの意見に加え、特に「コスパ」と「種類の豊富さ」を挙げるミニマリストが多数でした。また、朝食やランチの代わりに飲むことで、タンパク質不足を補えたり、食べ過ぎの予防にもつながるのがうれしい点。
　また、水に溶かすだけで十分な栄養がとれるので、防災アイテムとしても優秀。粉物のため常温保存もできて、ぼくのような冷蔵庫なし生活をしているミニマリストとも相性抜群です。

◆そもそもカテゴリーとして「プロテイン」があるのがミニマリストらしい（？）のですが、こちらが人気一番とのこと。

「防災アイテム」なんて言われると、地震大国に住む私たちとしては検討せざるを得ないような……。

【感想】

◆なかなか面白い作品でした。

私が今回選んだのは、全79アイテムのうちの7つだけですから、全体の1/10以下。

これだけですと、本書の特徴というか、傾向が分かりにくいかもしれませんが、とりあえずファッション系はユニクロ、ガジェット系はAppleの独壇場といったところでした。

加えて多方面（タオルから調理器具、家具まで）で活躍しているのが、ご存知無印良品。

実はこの3ブランドの合計で、18アイテムを占めており、ミニマリストたちの傾向が伺えると思います。

……もっとも、ミニマリストでなくとも、この3ブランドは普通に人気だと思いますが。

◆そこでミニマリストらしい特徴を挙げるとするなら、やはり「多機能好み」であるということ。

「オールインワン」だったり、「なんでも使える」的なものは、上記の7つの中でもcoconeのクレイクリームシャンプーや、ウタマロクリーナーが該当しますが、本書では他にもちらほらありました。

たとえば「さまざまな料理に使える鍋」や、「1台3役のプロジェクター」等々（詳細は本書を）。

いずれにせよこれらは、「モノを多く持たない」というミニマリスト的思想にも沿った、優れものだと思います。

また、上記のエアリーマットレスのように、「場所を取らない」ものも人気。

割愛した中でも、「小さくたためるエコバッグ」や、「旅行に便利な釣るして使えるケース」なんてものもありました（ネタバレ自重）。

◆なお、今回はグッズを中心にご紹介しましたので、ある程度をボリュームを占める「グッズ以外のアイテム」は、すべてカットしております。

具体的には、第5章の「習慣」というテーマにおける、「運動」ですとか「睡眠法」といったもの。

また、第4章の「食生活」でも、「野菜」「魚」「肉」「果物」といった項目は、商品名ではなくて、普通に「ブロッコリー」みたいに食べ物の名前が列挙されていますので、ご留意ください。

「本」や「映画」、「漫画」は、タイトルが挙げられていますが、これはまぁ、読んでからのお楽しみ、ということで。

特に「本」は、いかにも、といったセレクトで、まぁここで『影響力の武器』が出てくるワケないわな、と思った次第です。

ミニマリスト100人のベストアイテムをご覧アレ！