スポンサーリンク

       

2023年03月16日

【感情のトリセツ】『ネガティブ感情向き合い練習帳〜イライラ、モヤモヤ、自己否定感がみるみる消えていく〜』吉武大輔


B0B5WB9Y6W
ネガティブ感情向き合い練習帳〜イライラ、モヤモヤ、自己否定感がみるみる消えていく〜


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、今月の「Kindle月替わりセール」の中でも人気の1冊。

実は試し読みのページが、丸々コミック形式だったので一瞬買うのを躊躇したのですが、それ以降は全部テキストでしたので、ご安心ください。

アマゾンの内容紹介から。
ネガティブ感情は、あなたを振り回したり、まどわせたりするものではなく、あなたが望む人生を生きるための力。あなたがもし感情を持ちづらかったり、逆に感情的になりすぎてしまったりするとしたら、それは感情の扱い方を知らないだけです。ネガティブ感情こそが、大きなチャンスになる。独自のリーディング手法で1万人以上を成功に導いてきたいま注目の著者が初めて明かす、「感情の秘密」のすべて。

「71%OFF」と値引率が高いため、このKindle版が900円弱お買い得となります!





Emotion / Arbron


【ポイント】

■1.欲しいのは「モノ」ではなく、得られる感情
 例えば、「高級車が欲しい」という人が本当に欲しいのは高級車ではなく、高級車に乗ることによって得られる感情です。
 車の本質的な機能は移動です。もし、単に移動するだけでよいなら、エコカーや軽自動車の方が、経済的にも環境的にも効果的ですよね。それでも「高級車が欲しい」と思うのは、高級車でなければ得られない体験や感情があるからです。
 例えば人によってそれぞれですが、高級車に乗ることにより、「『私はすごい人間だ』と感じることができる」「高級車の乗り心地によって豊かな気持ちになれる」「自分の努力が報われ、やる気がわいてくる」などという感情がわいたりしますね。
 つまり、私たちが欲しいと思うものは、実はどれも感情に起因しているというわけです。
 自分はどんな感情を欲していて、その感情を得るには何をすればいいのか。
 これを理解できているかいないかで、人生はまったく違ったものになります。


■2.感情はすぐに整理する
 生ものである感情を扱う最も効果的な方法は、感じた瞬間に処理をすることです。
 感情を処理するというのは、感情がわき起こった瞬間に、「今、どんな気持ちなのか」を客観的に見る(観察する)ことです。
 例えば、誰かに怒りがわいたとき、怒り続けるのではなく、「あ、今私は○○に対して怒っているんだな」と冷静に見るわけです。それだけでOK。「そのときの自分が持った感情に気づく=処理をする」ことになるのです。(中略)
 これはネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情の場合も同じです。
 ふと、やる気がわいてきたときは、他の何かをしていても一旦中断して、やる気がわいてきたことをやってみてください。すると、ますますやる気がわいてきて動きやすくなります。
 もしそのやる気を後回しにすると、不思議なものですがそのやる気も数分後にはどこかに行ってしまい、行動しづらくなってしまいます。
 感情は、ネガティブなものもポジティブなものも、その瞬間に扱う(先延ばしにしない)ことが何よりも大切なのです。


■3.言葉で感情をコントロールする
 それでも、どうしても感情をコントロールできないタイミングもありますね。
 そんなときにおすすめなのが、「言葉の力を使う」ことです。なぜなら、感情・思考・言葉・行動の中で最も変えやすいのが、言葉だからです。(中略)
 日頃から、「あぁ、疲れた、疲れた。もうがんばりたくないし、がんばっても無駄だよ」と自分に言い続けている人は、言葉の力を逆に使っていて、たとえ同じ状況にあったとしても、「今日もよくがんばった! 私ってすごいじゃん。もう少しだけがんばったら、ゆっくり休もう。えらいぞ、私!」というように自分に声をかけている人は、望む現実を生きる価値観に近づいていきます。
 ポイントは、最初は感情が追いついてこなくても先に言葉を出すこと。
 言葉の使い方が変われば、感情や思考も徐々に変わっていきます。
 そして、感情や思考が追いついてくれば、行動が変わり、結果も変わります。


■4.怒りを感じやすいのはこんな人
 怒りを感じている人は、「自分が大切にしているものを、周りの人にも大切にして欲しい」と願っています。それが叶わなかったり、大切なものを否定されると、一気に戦闘モードに。
 家族、仕事、お金、思い出……。人によって大切なものはさまざまですが、「期待を裏切られた」「わかってもらえない」と感じたとき怒りを表現します。(中略)
 本来怒りは瞬間的な感情で、持続できませんが、放置すると、悲しみ(依存・我慢)、寂しさ(あきらめ・拒絶)、不安(焦り・逃避)などとリンクして持続します。
 怒っている人の多くは、自分にとって大切なものが何かを自覚していないので、自分が怒っている理由がわかりません。
 怒りがわいてきたら、自分がなぜ怒っているのか、何を大切にしているのかを観察してみましょう。それを自覚できれば怒りをコントロールできるようになり、相手が大切にしているものも尊重できるようになるはずです。


■5.自分の機嫌は自分でとる
 ここまで感情について学んできたみなさんに、これからの人生でぜひ、やってほしいことがあります。
 それは、「自分の機嫌は、自分でとる」ということです。(中略)
 人のせいにする人生は一見、楽なように見えて、実はとても大変です。
 なぜなら、人や環境のせいにするということは「自分には自分の望む人生を生きる力がない」と自分に言い聞かせ続けるようなものだからです。
 いかなる状況においても、自分の感情・思考・言葉・行動を選択できる人であれば、望む人生を生きることができます。
 そういう人たちは自分の心の変化をていねいに感じ、日々、観察や自己対話をすることで自己理解を深めています。
・気分が落ち込んでいるときは、こういうことをすれば立ち直れる
・行動したいときは、こういうことをするとやる気が出る
・迷っているときには、あの人に相談してみる
 などという対応策がわかっているのです。


【感想】

◆冒頭でも触れましたが、「中身コミックかも?」と思ったくらい、正直表紙の感じからして、軽めの自己啓発書のつもりで読み始めました。

ところがどっこい、結構ガチな内容だったの巻。

確かにアマゾンの評価も、37あってほぼ「5」ばかりで、結果「5」と表示されています(若干怪しいレビューもありますが)し、私自身、ハイライトを引きまくりました。

特に「目からウロコ」だったのが、私たちのさまざまな営みに「感情」が大きく関わっているのを知れたこと。

たとえば第1章から引用した、上記ポイントの1番目の高級車の件も、自意識やプライドゆえかと思っていたのですが、「感情」と言われて腑に落ちました。

確かに理詰めで考えたら、コスパのいい車なんていくらでもありますもんね。

そして、その流れで言うと、よく「やりたいことが見つからない」という人がいますが、「自分がどんな感情を欲しているか」を丁寧に見ていくと、「自分のやりたいこと」が見つかるのだそうです。


◆さらにもう1点留意しておきたいのが、上記ポイントの2番目に挙げた「感情はすぐ整理すべし」というTIPS。

ただ、まだこの本を読んでから試していないものの、自分に何らかの感情が沸き起こったときに、「客観的に見る(観察する)」ことができる自信がありません。

というのも、自分が喜怒哀楽のような感情を持った際には、その原因となった対象にフォーカスしちゃいそうなんですよね。

どちらかというと、「あー、今自分、怒ってんなー」と、メタ視点で見ると良いのかも。

一方で、ポジティブな感情がわいてきたときは、他のことを中断しても、そちらに注力する、というのはやってみたいです。

もちろん、元やっていたことをそのまま放置したらいけないのは当然ですが。


◆また、感情をコントロールするには、第2章から抜き出した上記ポイントの3番目にあるように「言葉」を用いよ、とのこと。

本書では行動を変容させるのに用いる「言葉」の具体例が、上記で引用したもの以外にも掲載されているのですが、自分の言葉で自分を導いています。

設定としては、やる気が起きず、家でダラダラしているときに
「ダラダラするのはもう終わりにしよう。もう何時間もダラダラしてるし、ダラダラするのは楽だけど、そろそろ飽きてきた。もしダラダラしているこの時間を運動する時間にしてみたらどうだろう。天気もいいし、散歩をすると気持ちよさそう。(中略)
よし。とりあえず、お菓子を食べよう。お菓子を食べにキッチンまで動いて、お菓子を食べたら、そのまま散歩にでも行ってみようかな。もしめんどくさくなって、ダラダラしたかったらまたダラダラすればいいや」
みたいな感じで独り言を言うのだとか(長くてスイマセン)。

するとそれに従って、感情や思考も徐々に変わってくるのだそうです。

こういうのも、ただひたすらにポジティブに言うような印象がありましたが、理にかなっているのだな、と深く納得しました。


◆さて本書の第3章では、本書のタイトルにもある「ネガティブ感情」を掘り下げています。

細かく分けると8つあるうち、本書では代表的な4つの感情にフォーカス。

具体的には「怒り」「悲しみ」「寂しさ」「不安」の4つで、この章ではそれぞれについて、「どんな人が感じやすいか」「どうしたら解消できるか」「その感情が強い人との付き合い方」を解説しています。

例えば上記ポイントの4番目では「怒り」を抜き出して、そのうち「どんな人が怒りを感じやすいか」と「どうしたら怒りを解消できるのか」を見ているのですが、
「自分が大切にしているものを、周りの人にも大切にして欲しい」
と思っているとは、ついぞや知りませんでした。

まーでも私自身、子どもたちが食事を食べた後の食器を片づけずにテレビを観たり、風呂に入ろうとすると「ちょっと待て」と言いたくなりますからね。

それはやはり「家族で暮らす以上、最低限の家のことはやって当たり前」という考えを共有して欲しいからですし、自分がそう育てられてきましたから、何の疑問も持ってなかったのですが。

いずれにせよ、今後怒りが湧き起こったら、ここで言われているように、「自分がなぜ怒っているのか、何を大切にしているのかを観察」してみたいと思います。


◆なお上記ポイントの5番目のお話は、1つ飛んだ第5章からのもの。

私は上記4つの感情のうち、「悲しみ」「寂しさ」「不安」の3つを感じたことがあまりない……というと怒ってばかりのようですが、これを「人や環境のせい」にしている点は否定できません。

ただし目の前の出来事にたいしてどういう感情を持つかは、「自分で選択」できますし、もちろん、感情だけでなく残りの「思考」「言葉」「行動」も同様です。

いずれにせよ、「感情を観察する」という視点を得られたことは、本書を読んだ上での一番の収穫ですし、今後は感情に流されたり、一喜一憂しないようにしたいもの。

また、巻末には付録として、自分が感じやすい感情である「主感情」を判定するテストも付いていますから、こちらもお試しください。


このお値段なら「買い」の1冊!

B0B5WB9Y6W
ネガティブ感情向き合い練習帳〜イライラ、モヤモヤ、自己否定感がみるみる消えていく〜
第1章 感情とは何なのか。感情に向き合えれば自分がわかる
第2章 より深く「感情」について知る
第3章 自分のネガティブ感情レシピを知る
第4章 感情を書き換えるレッスン
第5章 感情を使いこなし、現実を思い通りに生きる


【関連記事】

【自己破壊的行為?】『感情戦略』ブリアンナ・ウィースト(2023年02月23日)

【感情?】『感情の正体──発達心理学で気持ちをマネジメントする 』渡辺弥生(2019年05月12日)

【怒り?】『〈新版〉自分を支える心の技法』名越康文(2018年01月01日)

【怒りの本質論】『怒りに負ける人、怒りを生かす人』安藤俊介(2016年03月25日)

【メンタル】『悩み・不安・怒りを小さくするレッスン 「認知行動療法」入門』中島美鈴(2016年12月23日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

B0B87BC1K2
C01 地球の歩き方 ハワイ オアフ島&ホノルル 2023〜2024

連日のセール対象である「地球の歩き方」からの待望のハワイ編は、Kindle版が1200円弱お得。

B0BHXQT8J2
超フレキシブル人生論 “当たり前”を手放せば人生はもっと豊かになる (扶桑社BOOKS)

オンラインサロンオーナーである河村さんの自己啓発書は、Kindle版が1100円弱お買い得。

B0BKZTRVVX
顔のたるみ しわ 老け 顔太り 自力で一掃!名医が教える最新1分美顔術

女性陣ないしは奥様に読んでいただきたい美顔術本は、Kindle版が900円以上お求めやすくなっています!


この記事のカテゴリー:「自己啓発・気づき」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ

スポンサーリンク