2022年12月06日
【全20冊】未読本・気になる本(2022年12月06日)
Adams Ave Bookstore Cat. / Joe Crawford (artlung)
【はじめに】
◆今日お送りするのは、2週に1度の定期記事である「未読本・気になる本」のエントリー。……本日W杯のクロアチア戦のPK負けを見届けたため、睡眠不足でフラフラなのですが。
一方、今回のラインナップの特徴は、諸作業が遅れ気味なのか、Kindle化されていない作品が結構あること(こちらも涙目)。
それはさておき全20冊、ご確認よろしくお願いします!
【未読本・気になる本、全20冊】
笑い神 M-1、その純情と狂気
M‐1とはネタの壮大な墓場でもあった。 にもかかわらず漫才師たちは毎年、そこへ向かった――。 一夜にして富と人気を手にすることができるM‐1グランプリ。いまや年末の風物詩であるお笑いのビッグイベントは、吉本興業内に作られた一人だけの新部署「漫才プロジェクト」の社員、そして稀代のプロデューサー島田紳助の「賞金をな、1千万にするんや」という途方もないアイディアによって誕生した。 このM‐1に、「ちゃっちゃっと優勝して、天下を獲ったるわい」と乗り込んだコンビがいた。のちに「ミスターM‐1」「M‐1の申し子」と呼ばれ、2002年から9年連続で決勝に進出した笑い飯である。大阪の地下芸人だった哲夫と西田は、純情と狂気が生み出す圧倒的熱量で「笑い」を追い求め、その狂熱は他の芸人にも影響を与えていく――。 芸人、スタッフ80人以上の証言から浮かび上がる、M‐1と漫才の深淵。 笑い飯、千鳥、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、キングコング、NON STYLE、スリムクラブ……。漫才師たちの、「笑い」の発明と革新の20年を活写する圧巻のノンフィクション、誕生!
◆私はお笑いは全然詳しくないものの、HONZさんの下記のレビューを読んで、気になっていた作品。
中古が値下がりしていない一方、Kindle版は若干とはいえお得となっています。
参考記事:『笑い神』漫才とは何か。笑いとは何か。 - HONZ
30代後半〜40代のための 転職「面接」受かる答え方
ミドルの転職者数が5年で2倍に急増。40代は収入アップした人が多数派になり、根強かった「35歳限界説」が過去のものになった。とはいっても優良企業は狭き門だ。日本トップクラスの転職パーソナルコーチである著者曰く、面接で落ちる人の9割は「準備不足」。質問の大多数は予測できるから、準備・対策は事前にできる。面倒でもしっかり対策すれば、ライバルに優り、年収3割アップ転職を実現できる。「転職回数が多い」「これといった実績がない」といったネガティブ要素があっても、本書でしっかり対策すればOK。営業、経理、SEなど職種別のQ&A例も収録。質問の真意の詳しい解説と「NG例」「OK例」を比べることで、どう答えればいいかがサクサクわかる決定版!(2012年に弊社より刊行された『質問の「建て前と本音」が読めれば転職面接は突破できる! 35才以上の中堅・ベテラン編』(中谷充宏)に全面的な加筆・再編集を加え改題)
◆転職者向けの面接本で、かつターゲットが「30代後半〜40代向け」ということで、当てはまる方なら要チェック!
中古が定価の倍近くしますから、「10%OFF」のKindle版がオススメです。
「いい会社」はどこにある?──自分だけの「最高の職場」が見つかる9つの視点
★圧巻の本文850ページ! すべての仕事人に役立つ「いい職場選び」のガイドブック!!
★現場社員1000人超に聞いてわかった「あの会社の意外な面」とは──?
★「就職・転職しようかな…」と思ったら、まっさきに読むべき本!!
20年以上にわたり「働く日本の生活者」の“生の声”を取材し、公開情報には出てこない「企業のほんとうの姿」を伝えてきた、独立系ニュースサイト「MyNewsJapan」編集長による集大成──。
◆『MyNewsJapan』編集長、渡邉正裕さんの新刊は、忖度とは無縁な「会社の評価」に関する作品。
ただし渡邉さんの方針として、電子化にはなさらないそうなので、こちらの単行本にてご覧ください!
仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか?
本書では、日々の仕事の中でも占める割合が多く、かつ「名もなきムダ仕事」が発生しやすい
●資料作成
●メールのやりとり
●会議
※上記の3つで仕事時間の約7割を占めます
などを中心に、具体的なシーンごとに「何をどうしたらいいか」まで落とし込んで、丁寧にレクチャーしています。
ぜひ、ご一読ください。
◆当ブログではおなじみである越川さんの最新作は、「やらなくてもいい仕事」を減らしていくというテーマのよう。
Kindle版の値引はないようですが、内容的に固定レイアウトでないだけでもありがたいかも。
とれない「痛み」はない (幻冬舎新書 671)
人の身体は50歳を過ぎると、あちこちに痛みが出てくるもの。日本人は「我慢は美徳」とばかりに耐えようとするが、痛みは生活の質を落とすだけでなく、我慢するほどに強まる仕組みになっているから無意味だ。痛みは深刻な病気のサインのこともあるため、放っておくのは禁物である。そこで本書では、痛みが生じるそもそもの仕組みから、部位別の痛みのとり方、薬や病院の選び方、終末期の苦しみのとり除き方まで、痛みに関するあらゆる疑問を解説。痛みや苦しみの恐怖から解放されること間違いなしの一冊。
◆私自身、一昨年は丸一年間、左の五十肩に悩まされましたから、この本は興味津々。
Kindle版も今回の記事では高めとなる、「14%OFF」という値引率になっています!
なぜ理系に女性が少ないのか (幻冬舎新書 674)
大学・大学院など高等教育機関における理系分野の女性学生の割合は、OECD諸国で日本が最下位。女子生徒の理科・数学の成績は世界でもトップクラスなのに、なぜ理系を選択しないのか。そこには本人の意志以外の、何かほかの要因が働いているのではないか――緻密なデータ分析から明らかになったのは、「男女平等意識」の低さや「女性は知的でないほうがいい」という社会風土が「見えない壁」となって、女性の理系選択を阻んでいるという現実だった。日本の男女格差の一側面を浮彫りにして一石を投じる、注目の研究報告。
◆普通に考えたら、女性は数学が苦手(と思い込んでる?)のが理由な気がしますが、果たして!?
こちらも同じ幻冬舎新書ゆえ、Kindle版は「%OFF」とお買い得です!
炎上回避マニュアル
なぜあの企業・人は炎上したのか?
炎上分析の最前線をゆくブラック企業アナリストによる、悲惨なトラブルを起こさない最善の解決方法!
企業・人が炎上した問題発言の数々をSNS、広告、宣伝、発言、サービスからピックアップし、なぜ炎上したのか、何がいけなかったのか徹底的に分析。炎上しないためにできる予防策、火消し方法まで伝授する。
◆現代社会においては、完全に炎上を防ぐのは難しいと思うのですが、少しでもその可能性を下げたり、炎上を小規模に抑えるスキルは必要かと。
中古が定価を上回る一方、Kindle版はほぼ1割引きとなっています。
継続するコツ (単行本)
みなさん、継続することは得意ですか?
得意な人はこの本は手に取っていないと思いますから、おそらくちょっと苦手ですよね。
一方、僕は継続することがむちゃくちゃ得意です。なんか自慢みたいで申し訳ありません。
でもその代わりといってはなんですが、別に質が良いわけではないと思います。
執筆、絵描き、作詞・作曲、「いのっちの電話」……どれも20年以上つづけてきた、スランプ知らずの継続マニア・坂口恭平さんが見つけた、「やりたいこと」をつづけるコツが1冊に!
僕も挑戦している最中です。
最中であればいいんです。継続中ってことですから
◆「三日坊主」本等をご紹介してきた当ブログとしては、「継続が得意」と言われてしまっては「お手並み拝見」と言わざるを得ず!
ただしKindle版は、定価でのご提供となります。
TikTokショート動画マーケティング
集客も、採用も、これからはTikTokが9割!
TikTokをはじめYouTubeやInstagramでも注目の、1分以内の「ショート動画」。
Z世代を中心に、幅広い層への「認知・興味・関心」の拡大を目指したいなら、今が取り組み始めるチャンスです。
◆あれだけ「ファンの年齢層が高い」と言われていた藤井風氏も、TikTokでのヒット1発で、いきなり若いファンが増えた以上、TikTokの影響力はマーケティング的にも無視できないでしょう。
中古がやたらと高値なので、「10%OFF」のKindle版がお買い得です。
マインド・リセット 不安・不満・不可能をプラスに変える思考習慣 (単行本)
◎各界トップランナーに20年取材してきた著者だけが知る、一流の結果を出す人の≪仕事・人間関係・時間術!≫
私は思うようにならない20代を過ごしてきました。
就職も転職もうまくいかず、28歳で失業。
しかしこのとき、「自分のために働くのをやめ、誰かのために働こう」と「マインド・リセット」(思考の転換)をしたことで、人生が大きく拓けていったのです。
仕事や人間関係に思い悩み、毎日が生きづらいと感じるとき、また、もう一歩踏み出したいときの「リセット術」をお伝えします。
◆ブックライターとして超売れっ子の上阪 徹さんの最新刊は、ご自身の人生に沿った自己啓発書のよう。
ただし三笠書房さんだと、Kindle版の値引はないようなので、あらかじめご了承ください。
「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術
――答え=正解のない課題にどう立ち向かうか?――
★3000人以上に「考え方」を教えてきた元戦略コンサルの著者が記す思考の秘訣!
★この1冊で「考えること」が楽しくなる!
★ベストセラー『変える技術、考える技術』『フェルミ推定の技術』の著者、待望の4冊目!
◆これからのVUCAの時代は「正解のない課題」に取り組む必要があるワケですから、本書のようなテーマの作品は要チェックかと。
実業之日本社さんの作品ということで、こちらもKindle版は定価でのご提供になります。
天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊
テスラCEOのイーロン・マスク、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ──。いずれもイノベーションを起こして「フォーブス」世界長者番付1位になった天才です。実は猛烈な読書家でもある3人が読んだ100冊の本を一挙に紹介します。著者は3人を直接取材したジャーナリスト。天才たちの素顔や知られざるエピソードを交えて、名著・良書の読みどころを丁寧に解説します。古典だけでなく、教養のアップデートに役立つ最先端の本も網羅。"21世紀の教養"といえる100冊のエッセンスが学べる、最高のブックガイドです。
◆お値段ちょっと高めとはいえ、「全456ページの保存版」とのことなので、まぁ妥当でしょうか。
Kindle版がまだないのですが、版元が日経BPさんなので、出てもおそらく値引は期待できなさげです。
大人のモノの言い方 一流、二流、三流 このひと言で「できる人」になる
モノの言い方は、ポイントをおさえるだけで、だれでも一流になれます。「すぐに使える! 一流の人のマジックフレーズ」からはじめ、「一流の言い方を身につける、4つのポイント」をおさえて、「できる人」になりましょう。
◆確かに同じくことを伝えるにしても、「モノの言い方」1つで評価が上がったり下がったりするのは、ビジネスシーンではよくあること。
いずれにせよKindle版が「19%OFF」というのは、ポイント高いです!
否定しない習慣
あなたがもし、人間関係を良くしたい、信頼関係をつくるコミュニケーション力を身に着けたいと思っているのであれば、「否定しない習慣」を手に入れましょう。
本書では、プロのコーチが使っている「否定しないコミュニケーション技術」と そのコミュニケーションの習慣化についてまとめた一冊です。
人間関係をよくしたい、誰かといい関係を築きたい、いい関係をつくるコミュニケーションを身に着けたいという方にオススメです。
◆これはまさに装丁に書かれているフレーズどおりで、「否定」をやめるだけで人間関係は良くなるのは確実かと。
版元がフォレスト出版さんなので、いずれお値打ち価格でKindle版もリリースされると思います。
「常識」が通じない世界で日本人はどう生きるか (宝島社新書)
出口が見えないウクライナ戦争、止まらない円安と世界的インフレ、エネルギー戦争、AI革命、米中経済戦争、GAFAによるデータ支配――日本国民にとっても他人事ではなくなった国際情勢と世界経済のゆくえ。果たして日本人は激動の時代をサバイブすることができるのか? ジョージ・ソロス、ユヴァル・ノア・ハラリ、ポール・クルーグマンら、世界の知性10人が「大異変」の世界を大予測。停滞状態から日本がブレイクスルーする術はあるのか。賢人たちから日本人へのメッセージ。
◆世界の賢人10人による未来予測本は、講談社ではなく宝島社さんの作品なのでお間違えなく。
かくいう私も宝島社さんの新書を読んだ記憶がないのですが、Kindle版は、値引がないようです。
頭のいい人の対人関係 誰とでも対等な関係を築く交渉術 (サンクチュアリ出版)
★東大の「交渉学」から学んだ対人関係の全技術を1冊に凝縮!
★1000本以上の学術論文(認知科学・心理学)から実践で使えるものだけ厳選!
★全352ページ。55のテクニックを収録した永久保存版!!
★職場の人間関係・会議・営業・恋愛・親子関係・家事分担……日常のあらゆる場面で必読!
◆これまた当ブログとしても、テーマ的に人気が出そうな作品。
中古が定価の倍以上のお値段ですから、「10%OFF」のKindle版がお得です。
ぼくがマクビーにいる理由。
会社のさらなる飛躍を目指す経営者にとって、一つの目標でもあるIPO。だが、IPOは夢物語でもなければ、試練でもない。どうすれば審査をクリアできるのか。そのために必要な体制基盤整備や経営チーム作りなどのポイントと、パートナー選びの重要性について、財務・労務などの初心者にもわかりやすく解説する。
◆タイトルの「マクビー」が最初何を意味するのか分からなかった(「セシルマクビー」?)のですが、著者の千葉さんが社長を勤められる会社が「Macbee Planet」というのだそう。
とはいえ、版元がダイヤモンド社さんですから、内容的には万全でしょうし、Kindle版も「10%OFF」とお求めやすくなっています。
1秒で答えをつくる力 お笑い芸人が学ぶ「切り返し」のプロになる48の技術
お笑い芸人並に頭の回転が速くなる...!ナインティナイン、キングコング、ダイアン、かまいたちetc...30年間で1万人の芸人を育てた伝説のお笑い講師による頭の瞬発力を上げる1冊。NSCの超人気授業を凝縮! 商談、採用面接から飲み会まで使える「意識せずとも頭が勝手に反応する」48のトレーニング掲載!
◆もちろん本書で芸人さんになれるワケではありませんが、芸能界に比べたら、市井の中で主導権を握ることなどたやすい事ではないか、と。
なんとこちらもダイヤモンド社さんの作品ということで、Kindle版は「10%OFF」でお求めになれます!
予言された世界
異能の親子が語る「近未来の姿」とは
国際ジャーナリスト・落合信彦氏と、息子でメディアアーティストの落合陽一氏(筑波大学准教授)による初の親子共著作品。
◆若い頃、落合信彦さんの作品を結構読んでいた自分としては、「初の親子共著作品」というのには感慨深いものがありますね。
Kindle版はまだないのですが、版元が小学館さんということで、近いうちに用意されるでしょう。
未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること (講談社現代新書)
人口減少日本で各業種・職種や公共サービスに何が起こるのか?
実人数が減り消費量が落ち込む「ダブルの縮小」に見舞われるこの国は一体どうすればいいのか?
瀬戸際の日本にこれから起きる大変化を詳細かつ大胆に描きつつ、「戦略的に縮む」という成長モデルの手順を深掘りし、「未来のトリセツ」として具体的に示す。
◆おなじみ河合雅司さんの「未来の年表」シリーズから、日本の業種やサービスにフォーカスした作品が登場。
こちらもKindle版はまだないものの、最近講談社さんは値引率が高めなので、期待したいと思います。
【編集後記】
◆いつもどおり、上では取り上げにくい本をこちらで。リスクマネジメント 変化をとらえよ
「リスクマネジメント」という、個人的に注目しているテーマの作品なのですが、お値段的に2000円を超えると、やはり躊躇してしまうワタクシ(小市民)。
いずれKindle化されるとは思いますが、版元が日経BPさんなので、おそらく定価になるのではないか、と。
【編集後記2】
◆本日の「Kindle日替わりセール」から。98キロの私が1年間で40キロやせた 16時間断食
ウチの義兄夫婦が実践していて効果が出ている「16時間断食」本は、Kindle版が800円弱お得。
究極の私服
メンズカジュアルスタイルの着こなし本は、中古が値崩れしていますが、送料を加味するとKindle版がお買い得となります!
【編集後記3】
◆一昨日の「Kindle本冬のキャンペーン」のディスカバーさん分の記事で人気が高かったのは、この辺の作品でした(順不同)。日本史を疑え (文春新書)
AI新世 人工知能と人類の行方 (文春新書)
勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)
Mr.トルネード 藤田哲也 航空事故を激減させた男 (文春文庫)
よろしければご参考まで!
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