2022年10月23日
【時短術】『AI分析でわかった トップ5%社員の時間術』越川慎司

AI分析でわかった トップ5%社員の時間術
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、現在開催中である「Kindle本ストア10周年キャンペーン」の中でも人気の高い1冊。当ブログでもおなじみである越川慎司さんが、「トップ5%社員」の仕事術を明らかにしてくださっています。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
本書では、著者のパートナー企業の中で成績がトップ5%の社員の行動習慣を「残りの95%の社員2.2万人」に実践してもらう再現実験を行いました。
その結果、再現率89%!
「誰でもできる」時間術が完成しました。
5月末に出た作品だけあって、まだ中古もあまり値下がりしていないため、このKindle版が600円弱お得な計算です!

time managment for kids / woodleywonderworks
【ポイント】
■1.「効率」より「効果」「仕事を進めるうえで効果と効率のどちらを優先させますか?」という質問に対して、95%社員の53%が「効率を重視する」と回答しました。
つまり、半分以上が仕事を効率的にこなすことを目指しているのです。(中略)
5%社員は「効率」という言葉に疑問を呈しており、「何でもかんでも短い時間でやればいいわけではない」と発言していました。完璧な効率主義者かと思ったら、「効果優先主義」だったのです。
「効率を重視する」と答えた5%社員は、なんと21%しかいませんでした。
その理由について尋ねたところ、最も多い発言が「目的」「達成」「無駄」でした。(中略)
つまり、「仕事の目的が明確であり、その仕事に達成すべき目的がなかったら、効率重視で仕事に取り組んでも無駄だ」という回答が最も多かったのです。
■2.週に1回15分の内省をする
たとえば、働く時間の6割以上を費やす社内会議や資料作成、メールやチャットの処理は成果につながるかどうか、その作業中はわかりません。
そこで5%社員は、定期的な内省を通じて、成果につながったかどうかを必ず確認しています。それが、週に1回15分の内省です。
この確認作業で、「重要ではない」と判断した仕事には時間とエネルギーを費やしません。
たとえば、重要でなくてもチームワークを維持するためにどうしても出席すべき会議には、当たり障りのない範囲で、重要な仕事を進めながら参加していました。生産性の低い会議を「副」、重要度の高い仕事を「主」と区分して、マルチタスクを実践していたのです。
こうして内省を習慣にすることで、成果につながらない仕事の見極め力を磨き、仕事にメリハリを持たせていました。
■3.インフォメーションではなくインサイト(洞察)を伝える
95%社員はインフォメーションを伝えて相手を動かそうと努力します。
しかし5%社員は、相手が知りたいのはインフォメーションではなくインサイトであることを心得ています。
必要最低限のインフォメーションを集めて、そこから独自の見解でインサイトを得ようとします。点であるインフォメーションをつないで、共通点やほかとの特異点を見つけ出し、インサイトに変えていきます。
相手は、図表や数字が知りたいのではなく、その図表から導き出された学びや、数字からわかる洞察が知りたいと思っているのです。
この相手の意図を理解している5%社員は、情報収集の時点からインサイトの獲得を目指していました。
■4.95%社員にはない5%社員の「6つの特異点」
(1)仕事を受けてから初動までが早い
(2)相手(上司や顧客など) とアウトプットのイメージを合わせる
(3)ゴールから逆算して、必要最低限のプロセスを決める
(4)プロセスにおける作業を小分け(細分化)
(5)長時間作業をせず、こまめに休憩する
(6)期限より少し早く完了させて、次の仕事の初動も早い
(詳細は本書を)
■5.丁寧で遅い仕事をしない
その様子を言葉にすると、「必要なことがわかれば、完了まで一直線に作業」という進め方です。それは、何度もなんども確認をしながら、コツコツと作業を進めていくのではなく、多少の誤字や変換ミスがあってもどんどん文章を入力していくようなイメージでした。
期待値を超え続ける5%社員の仕事のやり方は、作業が緻密でコツコツと積み重ねるイメージでしたが、意外にも雑で粗く、がんがんと推し進めていくスタイルでした。
もちろん粗いままでは相手の期待値を超えられませんから、最後の最後で確認と修正作業をまとめて行っていました。(中略)
5%社員がポリシーとしている「丁寧で遅い仕事をしない」は、多くのビジネスパーソンも真似ることができます。
私が主催するパワーポイント資料作成塾の生徒2万3000人も、「丁寧で遅い仕事をしない」というポリシーを実践し、「資料作成時間を約10%削減」など、続々と効果を上げています。
【感想】
◆安定の「越川節」な作品でした。まぁ、過去のシリーズの作品をお読みの方なら既にご存じか思いますが、越川さんの作品の1つのジャンルである「トップ5%」シリーズというのは、クライアント企業の社員さんの言動をAIで分析し、トップ5%の社員(もしくはリーダー)と残りの95%とで比較する、というもの。
当ブログでも以前シリーズ第1弾のこちらをレビューしていますから、内容的にも近い(一部はかぶった)TIPSがありました。

AI分析でわかった トップ5%社員の習慣
参考記事:【仕事術】『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』越川慎司(2020年10月06日)
逆に時短術本としては、同じ越川さんのこの本をご紹介しているのですが、下記レビューを見ると、本書とはまた毛色が異なっていた模様。

仕事の「ムダ」が必ずなくなる 超・時短術
参考記事:【オススメ!】『仕事の「ムダ」が必ずなくなる 超・時短術』越川慎司(2019年08月30日)
……ちなみに中古が値崩れしているのでセール記事では取り上げていませんが、この本も同じ「Kindle本ストア10周年キャンペーン」の対象作品として「50%OFF」なので、気になる方はご参考まで。
◆さて、私自身はもし会社にいたら、どう考えても「5%社員」ではなく「95%社員」でしょうから、「なるほど、そうなんだ!」と意外だったものを中心に上記では抜き出してみました。
たとえば第1章から引用したのが上記ポイントの1番目。
まさか「時短術本」で、「『効率』より『効果』」と言われるとは思いませんでしたよ。
ただ、確かに「やらなくてもいい仕事」を「効率的」にやっても、「無駄」なことは明らかです。
そう言う意味でも大切なのが、上記ポイントの2番目の「内省」。
これは第2章から抜き出したのですが、こうして成果につながったかを週に1回でも確認するのが大切なんですね。
◆一方、意外という意味では、もっとも意外なTIPSが散見されたのが本書の第3章の「95%の人が知らない5%社員の意外な時間術」。
ここは、あえて意表を突くような5%社員の特徴を挙げている印象を受けました。
たとえば「ランチをとらない」ですとか、「積極的に『ため息』をつく」等々。
一応「意外なものを積極的に抜き出そう」と思ったのですが、さすがに重要性の観点から見て、この辺はスルーしました。
そこで抜き出したのが上記ポイントの3番目の「インサイト」。
実際に越川さんは、2314名の95%社員に資料やプレゼンにインサイトを反映するよう実践してもらったところ、57%が効果を実感し「相手の反応が変わった」と答えたのだそうです。
◆また、上記ポイントの4番目の「6つの特異点」は、第4章から抜き出したもの。
この章ではこの6つの特異点について解説するとともに、これらを95%社員にどのように再現させるか、について触れられています。
それが章題にもある「ちょいスイッチABC」なのですが、こちらもここのTIPSについては、本書にてご確認ください。
なお、上記ポイントの5番目は第5章からのもの。
これはコンサル業界では、いわゆる「クイック&ダーティ」と呼ばれている働き方だと思うのですが、引用部分の最後にもあるように、一般企業でも効果があるようです。
……でも、心理的にはどうしても「完璧」を期したくなるんですよねw
トップ5%社員の働き方を学ぶべし!

AI分析でわかった トップ5%社員の時間術
第1章 なぜ、24時間があっという間なのか?
第2章 よかれと思ってやってしまう逆効果の時間術
第3章 95%の人が知らない5%社員の意外な時間術
第4章 残業ループから抜け出す「ちょいスイッチABC」
第5章 残業ループから抜け出す「ちょいスイッチABC」を実践!
第6章 明日から定時で帰る〜「ちょいスイッチABC」を押すトレーニング 個人編
第7章 チームで時短する〜「ちょいスイッチABC」を押すトレーニング 組織編
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【編集後記】
◆本日の「Kindle日替わりセール」から。
先生白書
タイトル見て教職員向けかと思いきや、あの冨樫義博先生の元アシスタントの方が書いた実録本らしいんですが、送料を足した中古よりは、Kindle版の方がお買い得。

W15 地球の果ての歩き方 一度は行きたい世界の「端っこ」を景観&旅の雑学とともに解説 (地球の歩き方W)
まさに「地球の果て」へのガイドブックは、中古が定価を上回っているためKindle版が1400円以上お得。

世界は悪ガキを求めている―新時代を勝ち抜く人の思考/行動/キャリア
版元を見たら東洋経済さんなので驚いた自己啓発本は、Kindle版が800円以上お求めやすくなっています!
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