【全20冊】未読本・気になる本（2022年09月27日）:マインドマップ的読書感想文

2022年09月27日

【全20冊】未読本・気になる本（2022年09月27日）

So meta: a cat reading a book about cats reading a book about cats. / AnnahojY

【はじめに】

◆今日お送りするのは、2週に1度のお約束である「未読本・気になる本」のエントリー。

国内外ともに、相も変わらず激動の日々が続いておりますが、こちらでは平常運転で進めていきたいと思います。

さて、今回のラインナップの特徴は、久しぶりにKindle化されている作品がほとんどだったこと。

いずれにせよ全20冊、ご確認よろしくお願いします！

【未読本・気になる本、全20冊】

スマホ脳の処方箋

一昨年『スマホ脳』がベストセラーとなり、スマホと脳との関係が話題になった。しかし、その数年前から、著者はスマホと脳との関係を医学的見地から注目していた。最近ではもの忘れはもちろん、「うつ」リスクが3倍になることを指摘している。慢性化したコロナ禍状況もすぐには改善されないことから心理不安は長期することも予想され、ますますスマホ依存が高まりそうです。とくに、性別を問わず、働き盛りの年代の来院もふえている。
スマホはビジネスでは手放せないものとなり、もはや、「いかにスマホと上手に付き合うか」という時代に入ったといえる。本書では、普段の日常生活における、無理のない上手な付き合い方を「もの忘れ外来」「認知症・鬱」の専門家が解説する。またうつは認知症に移行する可能性が大きいことも紹介するとともに、うつがいかに健康を害するリスクが高いこともお伝えする。

◆以前から当ブログでもお話しているように、ウチのムスコは家にいる時間のほとんどでスマホを手にしており、もはや中毒といっても良さげ。

Kindle版の値下げはないものの、中古が定価を大きく上回っているので、健康面に悪影響が出る前に読んでおくべきかもしれません。

Qを追う陰謀論集団の正体

＜名無し＞はあなたの隣にいる――。
「朝日新聞デジタル」大反響連載、待望の書籍化！
全米で急拡大し日本でも広がりつつある「Ｑアノン」。
その黒幕“Ｑ”とは何者なのか？
朝日新聞記者が約１年をかけて関係者に取材を重ね、知られざる姿に迫り、陰謀論が蝕む社会を浮き彫りした衝撃のルポ！

◆かねてからこの手の思想派閥は存在していたのでしょうけど、SNSによって集まり、そして影響力を駆使するようになったと言えるかと。

中古が定価の倍以上する一方、Kindle版は「13％OFF」とお買い得となっています。

メンタリズム日本一が教える「8秒」で人の心をつかむ技術

☆1万人が受けたメンタリズム研修、ついに待望の書籍化！
★トップセールス×メンタリズムが最強のコミュニケーションスキルだ！
☆本書冒頭の4つの質問――あなたの答え、すでに見えています！

◆ずいぶん明るいメンタリズムの本だな、と思ったら、版元がダイヤモンド社さんだったの巻ｗ

こちらも中古が高値ですが、Kindle版は「10％OFF」でのご提供になります。

CHANGE 組織はなぜ変われないのか

『企業変革力』『リーダーシップ論』などあまたの名著を世に送り出してきたハーバード・ビジネス・スクール伝説の名誉教授にして組織論・リーダーシップ論の大家、コッター教授の集大成。生存本能が働きやすい人間のそもそもの性質を把握したうえで、コロナ禍以降の激変する世界に適応し、組織として進化する方法を説く。

◆一転してこちらは装丁からして堅めなので、英治出版さんあたりかと思いきや、上と同じくダイヤモンド社さんの作品でした。

ただしKindle版が珍しく「18％OFF」なのは、見逃せませんね！

オックスフォード式　人生を成功に導く１０の原則

世界３大投資家の１人　ジム・ロジャーズ氏推薦！
「オックスフォードでの貴重な経験は、確かに私の人生を変えました」
英国オックスフォード大学の卒業生が手にする、世界で活躍するためのアクセスキーとは？

◆あの「ジム・ロジャーズ氏推薦」ということで、投資系の本かと思いましたが、普通に自己啓発書のよう。

中古がないですから、「13％OFF」のKindle版がオススメです！

ＳＨＯＥ　ＬＩＦＥ（シューライフ）「４００億円」のスニーカーショップを作った男

元手は家族から集めた300万円。
2.7坪のショップから400億円企業を育て上げた、「atmos（アトモス）」創業社長、初の著書！

◆テーマといい、タイトルといい、『SHOE DOG(シュードッグ)』に影響受けまくりな気がしますが、こまけーこたー（AA略

Kindle版も「12％OFF」とお求めやすくなっています。

バフェット・クラブの金言　漫画でわかる「億万長者の投資戦略」

ソロスさんに鍛えられ、バフェットさんに学んだ、株式投資の神髄を教えます。
バフェット、マンガー、グレアム、フィッシャー、ソロスなど「投資のレジェンド」の教えを漫画＆解説で学べる株式投資入門書

◆基本的に投資本は、インデックス推奨系でないと怖くて取り扱えないのですが、こちらは比較的王道のようなのでｺｯｿﾘと。

版元が日経BPさんなので、Kindle版の値引はないものの、マンガを多用しているのにリフロー型らしいのはポイント高いです！

MBA 2030年の基礎知識100

本書は、あの有名ビジネススクール「グロービス」が、2030年にはもはや常識となっている「思考法」「テクノロジー」「金融」「組織論」「ビジネス教養」「稼ぎ方」などを、100選定。
未来のビジネス潮流を読み解くメガトレンドを解説する。

◆おなじみグロービスさんのMBA本なのですが、このようにネタが100本とかあると、それぞれのレイヤーが同じ分、記事を書く際にはありがたいという。

単行本が高めな分、お求めになるなら「16％OFF」のKindle版一択だと思います。

最強リーダーの「話す力」　誰から見てもリーダーらしく見える「話し方」の秘密【DL特典：「話し方」本ベストセラー＆名著ブックリスト】

カリスマ性がなくても、自信がなくても大丈夫！
「リーダーの自分」を「素の自分」と切り離して考えることで、“最強のリーダー”として人を動かす話し方ができるようになります。
著者はNHKでキャスターとして活躍しながら大学でスピーチ研究に取り組み、博士号を取得。現在は国立大学教員として研究を続ける傍ら、スピーチコンサルタントとして経営者や政治家などトップリーダーのトレーニングを行っています。
本書では、古今東西の優れたリーダーたちが実践している「秘伝のテクニック」を多数紹介していきます。

◆つい先日、土井英司さんがメルマガで紹介されていた話し方本。

最近「値下げアリ」に方針が変わったディスカヴァーさんの作品ゆえ、Kindle版も若干ですがお安くなっています。

自分が喜ぶように、働けばいい。: 二つの本業のすすめ

『定年後』のベストセラー作家が、会社を辞めずに働く中高年に聞いてわかった！
人生の後半戦を最高に楽しむ副業解禁時代の人生バイブル！

◆当ブログでもおなじみである楠木新さんの副業本。

版元が東洋経済さんということで、Kindle版は定価での配信となっています。

自民党の統一教会汚染追跡3000日

安倍元首相と教団、本当の関係。
メディアが統一教会と政治家の関係をタブーとするなか、教団と政治家の圧力に屈せずただひとり、問題を追及しつづけてきたジャーナリストがすべてを記録した衝撃レポート、緊急刊行!

◆ここ最近、宗教本が多々出版されているのですが、その中でもアマゾンでのランキング1位なのがこちら。

中古にもプレミアムがついていますから、「10％OFF」のKindle版がオススメです。

パラレルアントレプレナー

パラレルアントレプレナーとは、一社ずつ起業に挑むシリアルプレナーに対する著者の造語。海外と比較して、日本がITをはじめとするデジタルやテクノロジー産業で後れをとっているのは、投資が少ないことに加え、企業買収等に消極的な企業が多いことが拍車をかけているという。起業しても上場以外に大きな利益につながる出口がなく、才能ある人材の意欲を失わせている。
そこで、著者が実践・提唱するのが、いくつもの会社を並行して起業・上場に導くパラレルアントレプレナーとしての活動である。キャピタルゲインをゴールとせず、自社との共創を目的に、新しい産業につながる才能を持ったITエンジニアをスカウトし、起業を支援。単に資金を提供するだけでなく、経営について直々に指南し、営業面もテラスカイ社の営業社員、販売網を使って支援。バックオフィスについても当社は代行し、将来的なWinWinを目指す。

◆複数の起業を連続して成功している方々のお話は、以前下記の作品でも読んだことがありましたが、本書は起業だけでなく投資も関係する模様。

ダイヤモンド社さんの作品ということで、Kindle版は「10％OFF」でのご提供となります。

参考記事：【起業】『2回以上、起業して成功している人たちのセオリー』博報堂ブランドデザイン（2013年08月16日）

脚本力 (幻冬舎新書 666)

ドラマ史に残る名作『北の国から』『前略おふくろ様』から、老人のリアルを描いて話題となった『やすらぎの郷』まで、倉本聰はなぜ60年以上にわたり、第一線で書き続けられるのか。「構成はおもてなし精神で」「台詞は論理的であってはいけない」「物書きに必要なのは発信力より受信力」――本書のために書き下ろした新作『火曜日のオペラ』の企画書から完成台本までの創作過程とともに、名作を生む「手の内」をすべて明かす。87歳の今なお毎日原稿用紙に向かう巨匠の、創造力の源泉に迫る一冊。

◆クリエイティブに携わる方だけでなく、倉本さんのドラマのファンの方なら見逃せない1冊。

Kindle版も若干ですがお求めやすくなっています。

16%の人しか知らない幸せになる、健康資産人生100年時代を生きぬくためのヒント

いよいよ人生100年時代が始まった。このライフシフトの時代にどうやって「健康資産」を維持、向上して行くべきか?またコロナ禍を経て、我々の「健康」はどう変わって行くのか?最新科学をノベル仕立てで楽しみながら「健康資産」を倍増させるヒントが満載

◆タイトルの「16％」がどういう数字なのかが謎ですが、内容紹介にも書いてなくて気になっている自分。

こちらもダイヤモンド社さんの作品ゆえ、Kindle版は「10％OFF」となっています。

完全無欠の問題解決

★マッキンゼー名誉会長ドミニク・バートン　絶賛！
「本書は、私たちがマッキンゼーで長年実践してきた方法論をアレンジしたものである」
★グーグル元CEO　エリック・シュミット　激賞！
「私たちは常に、創造的な問題解決の才能を何よりも求めてきた。本書を学び、実践せよ」
★マッキンゼーで最も読まれた「伝説の社内資料」がついに書籍化！

◆376ページの力作ゆえ、お値段高めですが、それに見合う価値はありそうな作品。

同じく版元がダイヤモンド社さんですから、Kindle版は「10％OFF」でのご提供となります。

スタグフレーション　生活を直撃する経済危機 (祥伝社新書)

2022年に入り、多くの商品で値上げが続いておりインフレの様相を呈している。専門家の多くが「デフレ」を大合唱していた数年前から、現今の情勢を予測・発表してきた著者は、円安という特殊要因が加わる日本ではさらに厳しくなり、不況下のインフレ、すなわちスタグフレーションに陥る可能性がきわめて高いと言う。賃金が上がらず、物価だけが上昇する状況では、もはや単純な節約では乗り切れない。これまでとは異なる対処法が求められる。スタグフレーション時代にいかにして生活を守るか。国際経済の動きとも絡めて、説明する。

◆最近はかつてないほどの円安なので、いいかげん私も何とかしようかと（遅すぎ）。

ところで祥伝社さんは、Kindle版の値引はしないんでしたっけ？

東大教授が教える「自分の頭で考える力」の鍛え方 (SB新書)

本書では、「自分の頭で考える力」がどういうことか、「自分の頭で考える力」を鍛えるためにはどうすればよいのか、具体的に解説していきます。
でも、よくある思考法本とは少し違います。
高校へ行かず通信制大学から独学で東大教授になった著者による、「自分の頭で考える力」の意外な鍛え方を紹介していきます。
さあ、あなたも思考力を鍛える知的冒険に出かけよう。

◆柳川先生の作品は当ブログでも何冊かご紹介したことがありましたが、「高校へ行かず通信制大学から独学で東大教授になった」というのは知りませんでした。

版元がSBクリエイティブさんですから、Kindle版は定価でのご提供となります。

自分を変える方法──いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学

★世界26カ国で続々刊行、世界的ベストセラー！
★ウォールストリートジャーナル・ベストセラー！
★ノーベル賞受賞学者リチャード・セイラーからGoogle元CEOエリック・シュミットまで、各界で異例の絶賛！
★ベストセラー『やり抜く力GRIT』の心理学者、アンジェラ・ダックワースが序文を書き下ろし！
★世界トップクラスの行動科学者が明かす、「人間行動」を自在にコントロールする方法とは？

◆装丁は軽めですが、今回もっとも注目しているのがこちらの作品。

これまたダイヤモンド社さんの作品ですから、Kindle版は「10％OFF」となっています。

新宗教と政治と金 (宝島社新書)

日本中を震撼させた安倍晋三銃殺事件。背景には、容疑者の母が入信している旧統一教会の影響があるとされ、日本中が旧統一協会をはじめとした新宗教と政治との関係に注目しています。昭和中期以降は、統一協会ほか宗教右翼と自民党を中心とする保守勢力との関係が深まったことが明らかになりつつあり、また近年の政治問題の陰では、宗教右翼の暗躍がありました。本書は、宗教学者であり、政治と宗教の関係を追ってきた島田裕巳氏が、政治と新宗教と金の関係を浮き彫りにします。

◆上記で触れたように、今回、宗教関連本がかなりあったのですが、特に島田先生は3冊も書かれていたので、その中からもっとも興味深い1冊を。

Kindle版の値引はないものの、興味のある方はご検討ください。

聞く技術聞いてもらう技術 (ちくま新書 1686)

「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること――。「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。

◆聞き方本は当ブログでも人気のジャンルだけに、こちらも要チェックで。

Kindle版はまだ用意されていませんが、筑摩書房さんの作品ですから、いずれリリースされると思います。