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2022年08月28日

【知的生産術?】『京大院卒経済アナリストが開発! 収入10倍アップ高速勉強法』馬渕磨理子


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京大院卒経済アナリストが開発! 収入10倍アップ高速勉強法


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて一番人気だった1冊。

昨日やっと発売ということで、さっそく読んでみた次第です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
本書は社会人のための勉強法です。どんな人でも勉強をすれば、今の収入を10倍に増やせます。しかし、9割の人は「お金を増やすための勉強の仕方」を知らず、受験勉強からアップデートできていません。収入が高い人が毎日欠かさず「勉強」するのはなぜか。本書では、お金持ちに共通する勉強法を明かすとともに、人気経済アナリストでありながら、かつて就職に失敗し「頭でっかち」と言われていた著者が、当時の年収260万円から10倍アップした秘訣を初公開。新聞・雑誌からの情報収集・分析・整理術をはじめ、仕事や投資に役立てるためのSNS活用法、忙しくても勉強時間を確保するためのマルチタスク術など、アナリストならではのメソッドが満載です。

上記記事の時点ではなかったKindle版が配信され、しかも「23%OFF」と大変お買い得となっています!






Numbers And Finance / kenteegardin


【ポイント】

■1.勉強を長続きさせるには「周りの人に喜んでもらえること」をする
 たとえば、自分の業種に関係するニュースを継続的に追うだけでなく、文献を読み、知識を深めます。その知識をPowerPointやExcelにまとめて、社内の定例会議などで仲間と知識を共有したらどうでしょう。きっとチームのメンバーに喜ばれますよね。
 その資料が好評なら、こっそり役員会議で使われて「調査能力すごい」「資料が見やすいね」など、知らず知らずのうちに評価されることだってあります。この瞬間、派手さはないけれど、幸せをじわっと感じることができます。
 このような経験をすると、勉強を無理なく続けられます。この「じわっと感じる幸せ」には中毒性があり、一度味わうと勉強のサイクルが習慣化されていきます。これこそが勉強を長続きさせる秘訣なのです。


■2.最初に本を読まない
 結論からお伝えすると、最初に読むべきなのは「雑誌や新聞のコラム」です。「本」から読んではいけません。
 手をつける順番が逆なのです。
 教科書中心で勉強してきた学生時代の習慣から、私たちは本に正解を求めがちです。しかし、仕事やビジネスの実践で使える情報を得るには本だけでは物足りません。
 とくに金融経済に関する「本」は著者によって考え方や理論が様々で、必ずしもその理論がリアルな経済と一致しているとは限りません。
 本から入ると勉強は長続きしません。
「せっかく忙しい合間を縫って本を読んだのに実務現場で役に立たなかった」という苦い経験をお持ちの方も多いでしょう。実践で使えなければ、何のために勉強したのか意味が見出せずに、勉強が嫌になってしまいます。
 そこで「雑誌・新聞のコラム」からスタートし、その後に「本」を読みましょう。


■3.勉強を継続するには 毎朝5分だけ1面の「見出し」を眺める
 ただ、それよりも簡単に勉強を継続するとっておきの方法があります。
 勉強を楽しい時間になるように設計するのです。(中略)
 具体的には、「小さな手ごたえ」を感じられるように設計してみてください。
 たとえば、毎朝、『日経新聞』1面の「見出し」だけを眺めて、その中で気になる記事を1つだけでいいので本文を読んでみてください。所要時間はたったの5分程度です。これを2週間続けてみます。たったこれだけで、世の中のトレンドを把握できた気分になると思います。あくまで気分ですが。
 2週間も続ければ、「今日はどんな記事が1面に掲載されているのかな」と、毎朝、新聞が届くのが楽しみになります。
 ポイントは、最初から全面を読もうとしないこと。1面の記事もすべて読む必要はありません。最初は、「1面だけを眺めて、1記事だけ中身を読む」。これだけです。


■4.忘れても大丈夫な「Excelストック法」
 私は、『日経新聞』の記事を毎日5記事ほどExcelにストックしています。(1)日時、記事のタイトル、電子版リンクを書き込み、(2)とくに重要だと思うニュースには黄色マーカーをつけています。日経新聞(電子版) の「記事保存機能」を使うのもありです。
 少々面倒ですが、1つひとつの作業を通して大事な情報が認識されやすくなります。
 覚えておく情報だけをフォーカスすれば、忘れてもいい情報は自然に埋もれていきます。そのためにも、自分の記憶に刻み、留めておく工夫が大切です。
 さらに、(3)マイベストの記事や情報はフェイスブックなどのSNSに「自分のコメントと共に」投稿します(週に2、3本程度)。その際に、自分のコメントを添えることが大切です。


■5.SNSで発信する際の3つのポイント
(1)発信する内容に一貫性を持たせる
 全般的なビジネスの話を発信するよりも、テーマを1つに絞りましょう。「株式投資」「マーケティング」「ベンチャー業界」「会計知識」それぞれ、経済の話ですが、どれも満遍なく発信するのではなく、自分の得意とする分野に特化して発信することです。
(2)とにかく続ける
 最初は反応がほとんどないかもしれません。最低、半年間は継続して発信してください。継続性のないところに人は集まってきません。まずは1日1ツイートから。そうすると、壁打ち仲間が少しずつ増えていくでしょう。
(3)「誰かのために」という視点を意識する
 SNSの発信も勉強と同様、「誰かのために」という視点が欠かせません。「勉強になった」「役立った」と思ってもらえれば、仲間が1人増えた証。そして、じつはこの過程で自然に「知の共有」ができています。「もっと詳しく知りたい」「これってどういうこと?」といったコメントをもらえれば、自分の学びも深まります。


【感想】

◆そもそも何度かお話していることなのですが、勉強本には大きく分けて、「学校の試験や資格試験にパスするため」の「狭義の勉強本」と、試験とは関係ない教養を身につけるための「広義の勉強本」がある、と私は思っています。

そして本書は、特に試験を意識していませんから、後者に属するもの。

ただし本書の著者である馬渕さんは、後者であっても「『教養』と『お金を増やす』勉強は違う」と断言されています。
 そもそも社会人になると、学生時代に勉強した数学や英語のように「学ばないといけない科目」はありません。何を勉強してもいいし、何でも勉強になるのです。
 それだけに、一生を通して学ぶような教養としての勉強と、「お金を増やす」ための実践的な勉強は分けて考えるべきです。
当然本書は、このうちの「『お金を増やす』ための実践的な勉強」に特化している次第。

タイトル的に、勝間和代さんの『年収10倍アップ勉強法』似ていますが、こまけーこたー(AA略


◆さて上記ポイントの1番目は、第1章の中の「稼げる勉強法の大原則」から抜き出したもの。

馬渕さんいわく「『誰か』のために勉強する」と、勉強が習慣化し、収入がアップするのだそうです。

確かにポイントの1番目にあるように、知識をまとめて共有してくれたら、周りの人は助かりそうな。

また、そういった「ニーズ」があることの方が、ゆくゆくはキャッシュポイントも見つかりそうですよね。

実際、自分で「これだ!」と思ったネタでも、周りから求められていなかったら、ビジネスにはなりませんし。

……逆にみんなのためにまとめノート作るのに時間をかけすぎて、テストの成績が悪かった私のムスコは論外ですが(それに懲りて止めてましたw)。


◆また、第2章から抜き出した、上記ポイントの2番目の「最初に本を読まない」というのは、結構目からウロコでした。

ただしこれは、対象となるジャンル次第のお話でしょう。

金融経済なら、新聞や雑誌で取り上げられたり、専門誌が出ていますが、そうではないジャンルも多いかと。

なお、この第2章では、「本当は教えたくない『推しの専門家』」として、経済系の専門家が8人セレクトされています。

何でも馬渕さんが9年かけて追ってきた方々だそうですから、そのクオリティは確かなハズ。

ただ、下手に列挙するとネタバレなので、私でも記事を目にしたことがある方をお一人だけご紹介しておきます。

田中 道昭 | 著者ページ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース


◆一方、上記ポイントの3番目は第3章からのもの。

「勉強の習慣化」の1つとして取り上げられていたのが、この「毎朝5分だけ1面の『見出し』を眺める」というTIPSでした。

まさに「スモールステップ」を地でいくやり方ですから、不慣れな方でも習慣にできそうです。

この習慣が身についたら、次は上記ポイントの4番目の「Excelストック法」に挑戦すべし!

本書には実際にExcelにまとめられた画像も掲載されていますから、参考にしてみてください。

さらには、最後の(3)にあるように、SNSに投稿すると、リプやいいねといったフィードバックが得られますから、こちらも実践するべきでしょう。


◆それに関連して、続く第4章では「勉強は一人でやるな!」という章題だけに、具体的なSNSやブログを用いた「知の共有」をする方法が紹介されています。

たとえば上記ポイントの5番目の「3つのポイント」もその1つ。

本書では、これに関連した馬渕さんのツイートもいくつか掲載されているのですが、たとえばこちらとか。

もう1つこんなのも。

それぞれ、どういう意図があってなされたものか等は、本書にてご確認ください。

なお、本書は「勉強法」とタイトルは付いていますが、むしろ「知的生産」に寄った内容だと個人的には思います。

また、「収入10倍アップ」をうたっている分、ジャンル的に金融・投資・経済に特化している傾向があるのも致し方ないかと。


経済系の知的生産術を学べる1冊です!

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京大院卒経済アナリストが開発! 収入10倍アップ高速勉強法
第1章 お金持ちはなぜ学び続けるのか
第2章 投資スキルも経済知識も「基礎固め」が9割
第3章 平日は「仕事8割」でいい
第4章 勉強は一人でやるな!
第5章 稼ぎたかったら、保険の営業パーソンに学べ!
終 章 知識を昇華し、育てる


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【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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