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2022年06月06日

【パーパス?】『「本当の強み」の見つけ方「人生が変わった」という声続出の「自己価値発見トレーニング」』福井崇人


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「本当の強み」の見つけ方「人生が変わった」という声続出の「自己価値発見トレーニング」


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて一番人気だった作品。

自分自身を見つめなおし、「強み」を探りたい方なら見逃せない1冊です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
就活・転職・起業・新規事業・企画提案・人間関係……
「自分だからこそできること」が必ず見つかる。

中古価格が定価を大きく上回る一方、上記の記事の時点では値引がなかったKindle版が「10%OFF」でお求めいただけますので、ぜひ!






Which Educational Technology Purpose(s) are served? / Wesley Fryer


【ポイント】

■1.パーパスとは何か?
 この本では、自分探しの旅の指針として、一人ひとりの「パーパス」の話をしていきます。経営学の分野を中心に、最近は企業の「パーパス」という言葉をよく聞くようになりました。英語の「パーパス」にはいくつかの意味がありますが、ここでは「存在意義」を意味します。
 それはつまり「自分にしかない唯一無二の価値」であり、自分がすでに持っている価値に気づくこと。企業がパーパス(存在意義)を明確にして事業を進めていけるように、個人もパーパスを明確にできれば、今より積極的に、自分の人生に向き合っていけると思うのです。
 個人の存在意義とは、言い換えれば、自分が心の底からやりたくて、自分だからできる目標のことでもあります。人生という大きな旅の目的地──「あなた」という人間が、今すぐではなかったとしても、いつかは必ず達成したい夢──と言い換えてもいいかもしれません。


■自分の課題は「外的世界」にはない
 前にも述べた通り、多くの方は、「自分のことは、自分が一番よく知っている」と勘違いしています。
 また、多くの方は、自分の課題を「外的世界」にあると捉えていることでしょう。たとえば、
・仕事が面白くない
・就活で内定を得られない
 といった課題を考えてみてください。
 こうした課題は「外的世界」にあって、自分がそれに振り回されているイメージを持っていませんか?(中略)
 しかし、それが大間違いです。あなたが「課題だ」「解決したい」と思っている物事のほとんどは、「あなた」という人がいることで「解決したい課題」になっています。
 つまり、注目すべきは右側の「あなた自身」。あなたがいなければ、あなたの感じている課題も存在しません。


■3.「自分探しの旅」をする
 たとえば1つめのキーワードは「場所」ですが、まずは「場所」という言葉だけで、「あなたの思い出深い場所」や「その場所の思い出」を自由に書き出してみてください。
 そして、質問を読んで新たに思いついたら、さらに書き足していく。そんな要領です。
 なお、キーワードによっては、言葉にするよりもイラストや図にしたいと思うかもしれません。でも、ここで大切なのは、自分できちんと言葉にして、表現することです。どうしてもイラストや図にしたい場合も、必ず言葉の解説を加えてください。
 もう1つ、それぞれのキーワードに取り組む際には、「20分」という時間制限を設けてください(20分、というのは、確保した時間が1時間の場合です。2時間、3時間とそれ以上の時間を設けた場合は、適宜延ばしてください)。


■4.「弱み」はあなただけの強みである
 また、今回は、弱みと強みを並列に挙げましたが、なかでもとくに私が大事だと思っているのは「弱み」です。
 自己紹介や就職活動など、自己PRが求められる場面では、一般的には「強み」をよく聞かれることを踏まえると、「弱み」を重視することを意外に思う人もいるかもしれません。
 なかには、「弱みと強みは表裏一体」とばかりに、弱みの数だけ強みを書き出そうとした方もいることでしょう。「強みを書き出そう」という意識を持たなければ、8、9割の人たちは弱みを多く書き出す、というのが、学生と向き合ってきた実感です。
 もちろん強みを持つこと、自覚することも大切ですが、それでもあえて「弱み」に注目するのには理由があります。それは、「弱みのほうが、その人本人がよく分かる」からです。


■5.「好きなこと」と「困りごと」を掛け算する
 書き出した「自分の好きなこと」と「周囲の人の困っていること」を結びつけてみます。そして、それを眺めながら、つながりや意味が見つかるかどうか、ブレストしてみます。
自分の「好き」×周囲の「困りごと」=自分らしいアイデア
 という公式です。
 たとえば:
「音楽が好き」ということと「ステイホームで家族にストレスがたまっている」というのを重ねてみる。
       ↓     
音楽を通じて得られる高揚感やいきいきした感覚を、ストレス解消に役立てているイメージ
       ↓     
「家を、音楽を楽しむ場と捉えてみたら、何ができるだろうか?」
       ↓      
妄想を膨らませる
 ここで、「自分の好きなこと」を掛け合わせるのは、この「困りごとの解消」を、身近な人の悩みのために、あなたが何かを爐靴討△欧覘瓩里任呂覆、犲分がしたい瓩箸いΦせちで取り組むためです。


【感想】

◆アマゾンのぺーじでは、冒頭の抜粋した部分だけでなく、それに続く後半を合わせても、本書のテーマとなる「パーパス」というフレーズは「内容紹介」には出てきません。

ところが、ページ下部の「出版社からのコメント」部分は、実はそのまま目次になっており、そこを見ると「パーパス」の文字だらけ。

要は本書は、徹頭徹尾「パーパス」をテーマにした作品となっているわけです。

そこでまずは、本書で言うところの「パーパスとは何ぞや?」を、上記ポイントの1番目にて明らかにしてみました。

この「パーパス」は著者の福井さんによると「悩み迷ったときにも、反対に絶好調で突き進んでいくときにも、人生の大きな指針となってくれる」そうですから、ビジネスパーソンとしても自らの「パーパス」を明らかにすることは、大きなメリットになるでしょう。


◆そこで本書の第3章以降では、実際に自らの「パーパス」を探っていく作業が解説されています。

ただし、その前に意識しておきたいのが「パーパス」の必然性。

「『パーパス』なんて、自分の仕事には関係ないよ」とお思いの方には、ぜひ上記ポイントの2番目の「自分探し」のお話を読んでいただきたいところです。

俗に「自分探し」なんていうと、夢見がちな人が、自分の現状を否定して「本当の自分」を追い求めるイメージがあります(あくまで私的には)が、そうではない模様。

実は「解決したい課題」は、自分自身が分かっていないと解決できない次第です。


◆さて、実際の作業については、上記ポイントの3番目以降で。

まずは福井さんが指定するいくつかのキーワードについて、「思い出されるもの、自然と浮かんでくるもの、忘れられないもの、好きなもの、嫌いなもの」等を、言葉で書き出していきます。

その1つが、上記ポイントの3番目にある「場所」。

これだけではピンとこないでしょうけど、本書では「深く考えるヒント」として、どういったものを挙げていけば良いかが示されています。

いくつか抜粋するとこんな感じ。
1.「生まれ育ったまち」
どんな土地ですか(ロケーション・地形・気候・風土)?
どれくらいの人たちが暮らしていますか(都市部ですか・地方ですか)?
原風景はどのようなものでしょうか?……etc
2.「あなたが育った家・家庭」
どんな家で育ちましたか?
家族の構成は?
親はどんな人でしたか?……etc
ちょっと「場所」とは違う方面まで波及していますが、他にも「通った学校・受けた教育」「あなたの職場、仕事環境、住環境」なんてものも、「場所」というくくりで、それぞれ細かい質問に答えていきます。


◆そしてもう1つの大事なテーマが、上記ポイントの4番目の「弱み」。

実際には「弱み・強み」と題して、両方を挙げていくのですが、引用した部分にもあるように、普通は「弱み」を多く書いてしまうのだそうです。

しかし、福井さんいわく、「弱みのほうが、その人本人がよく分かる」とのこと。
 おそらく、強みというのは、世の中の多くの人が言葉にする領域で、差別化されにくいんだと思います。
 もちろん、誰にも負けないほどの強烈な強みは別ですし、強みを伸ばすことは素晴らしいことです。けれども、一般的には、強みをアピールする声というのはどこか似通っていることが多いように思えるのです。
それに対して「弱み」は、「そこには感情に迫るエピソードがあったり、あなた自身の価値観がかなり強く表れたりしている」という点で、差別化がされている、というのが、福井さんの説明でした。

……なるほど、確かにそれは言えそうですよね。

また、福井はこの「弱み」を書き出す作業を「社会的地位の高い『偉い人』」にこそ推奨したい、と言われています。

こういった人は、普段は「弱みを見せない」ことに注力している分、弱者の視点が欠けていそうですから、ご自身が管理職や役員、団体トップでいらっしゃる方は、ご検討ください。


◆こうして「自分探し」を完了したら、今度はそれを実際に活用していきます。

たとえば第4章では、「身近な人の困りごと」を解決して、社会とのつながり方を練習する作業が登場。

これは4つのステップからなり、その1は上記の「自分探し」になります(ただし特に「好きなこと」を明確に)。

以降、
2.「周囲の人の困りごと」を見つける
3.「好きなこと」と「困りごと」を掛け算し、解決策を妄想する
4.アイデアを生み出し、アクションを起こす
という手順で進めていくのですが、そのステップの3番目を解説したのが上記ポイントの5番目。

なお、こういう手順を踏まずに、いきなり解決策を探ろうと検索エンジンに頼ると、どれも似たようなものになってしまう、という指摘はごもっとも。

自分なりの解決策を導き出すためには、まず「自分」という立ち位置を確固たるものにしておくべきでしょう。


◆なお本書の第5章では、映画監督の細田守さんや、歌手の倉木麻衣さんの「パーパス」が明らかにされています。

福井さんは細田さんとは大学時代の同級生であり、対談イベントでも何度も語り合われているのだそう。

私はアニメに疎く、お恥ずかしながら細田さんの作品を全然観ていないのですが、一連の作品が監督のとあるパーパス(ネタバレ自重)に基づくもの、という分析は納得感が高かったです。

また、福井さんは倉木さんとは、ソーシャルデザインのプロジェクトでご一緒されたとのこと。

【イベントレポート】倉木麻衣、「カンボジアが身近な存在になっていったんです」 | BARKS

こうした既知の方だけでなく、面識のない著名人(大谷翔平、レディ・ガガ等)の「パーパス」を探るパートも興味深いので、こちらもぜひご覧ください。


自らを知り、問題解決するために読むべし!

429600073X
「本当の強み」の見つけ方「人生が変わった」という声続出の「自己価値発見トレーニング」
CHAPTER 01 探すべき「自分」とは?
CHAPTER 02 「自分を掘り下げる」とはどういうことか
CHAPTER 03 「自分」を探す。パーパスまでの道を開く
CHAPTER 04 世の中を、自分起点で捉え直す
CHAPTER 05 自分だけの「パーパス」を表現するために
CHAPTER 06 自分だけの言葉とビジュアルを探す
CHAPTER 07 パーパス思考で、自分も社会も強く優しくなっていく


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【内省?】『1日5分 「よい習慣」を無理なく身につける できたことノート』永谷研一(2016年10月10日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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【編集後記2】

◆一昨日の「学研グループ 夏の特大セール」の記事で人気が高かったのは、この辺の作品でした(順不同)。

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よろしければご参考まで!


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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