【男性美容?】『医師が教える最強のメンズ美容ハック』木村真聡:マインドマップ的読書感想文

2021年09月16日

【男性美容?】『医師が教える最強のメンズ美容ハック』木村真聡

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事で、一番お求めいただいた作品。

……少々コアなテーマなので、読みたい方はもう全員買われたのかもしれませんが（大汗）。

アマゾンの内容紹介から一部引用。

美容に気を遣ったことがない男性こそ、見た目は劇的に変わる!
現役美容皮膚科医が教える、世界一簡単なメンズ美容法
「男性だから」という理由で、美容的メンテナンスをためらう必要はありません。
美容にお金をかけることは、ビジネスの成功と、プライベートの充実という公私の幸福度を高める、ハイリターンな自己投資なのです!

中古がまだ値下がりしていませんから、「10％OFF」のKindle版がお買い得です！

Arko Shaving Soap / bogolyandras

【ポイント】

■1.日焼けはしてもシミは作るな！

　シミは文字通り〝染み〟なので、どんなシミでどこにあろうと清潔感を損ない、見た目年齢も引き上げてしまいます。最初は小さい点のような色素沈着もやがて地図のように広がり、濃く大きく成長。もしやあなたのそのシミ、顔の中のアイコン的存在になっていませんか？(中略)
　男性におすすめなのが、美容医療のレーザーです。シミの濃さや大きさによってQスイッチレーザーやピコレーザーを使い分けますが、施術時間はいずれも2～3分。治療は1～数回で完了し、かさぶたになって 1 週間程度でポロッと取れます。毎日日焼け止めを塗る習慣がなければ、数年後、また同じところにシミが再発することも多いのですが、できたらその都度レーザーを照射すればいいのです。1㎝以内であれば1万円程度で受けられますし、結果が早く出てコスパも優秀。迷う理由はありません。いつか、ではなく今すぐに。

■2.毎朝のヒゲ剃りで損をする3つの事実

まずは時間です。毛量が多い場合は、頰やアゴ、首のあたりまで生えているので、ヒゲ剃りに5～10分程度かかっているかもしれません。(中略)
　2つ目は肌ダメージです。ヒゲ剃りとは、刃を肌表面に滑らせる作業なので、気をつけて剃っても角層を薄く削り、バリア機能が低下することで肌荒れやニキビの原因にも。ニキビができている場合は悪化を招きます。(中略)
　3つ目がメンタルへの影響です。1日の始まりに、「面倒」と感じる非生産的作業にエネルギーを使うなんてもったいない、と思うのです。そこでうっかりカミソリ負けでもしたら、さらにネガティブな気分に。洗面台にちらかった毛の掃除や、カミソリや電気シェーバーを清潔に保つためのメンテナンスなど、ヒゲを剃るだけじゃない手間が意外にかかっています。

■3.毛を増やす、太くする、最新AGA治療

　世界中の多くの男性が悩むAGAには、有効な治療も見つかっています。必要なのは、まずAGAの進行を止め、次に血行を促して毛根に栄養を与え、毛を濃く太く成長させる、という2ステップ。エビデンスがあり、医学的に有効性が認められている薬剤が、フィナステリドとデュタステリドとミノキシジルです。DHTを抑制し、抜け毛を抑えるフィナステリドやデュタステリドの内服治療は、2年で68％、3年で78％、5年間の継続では90％以上の有効率が確認されています。市販薬にも配合されるミノキシジルは、血流を促進する成分です。毎日患部に塗る外用で、濃度にもよりますが24週から目に見える変化が現れます。ミノキシジルの内服薬は、全身の体毛が濃くなる可能性があるので、フィナステリドやデュタステリドの内服とミノキシジルの外用、塗る＋飲むの二刀流が基本。早い人は3ヶ月くらいで効果を感じるはずです。以前は高額だった治療にかかる費用もかなり抑えられ、内服だけならジェネリックで月5000円～程度。細くなった、薄くなった、抜け毛が増えたと感じたら、早めにクリニックを受診してみてください。

■4.自分の体臭を確かめる

　いいニオイでも嫌なニオイでも、嗅覚には「順応」があり、最初は感じていたニオイも、慣れてくると感じなくなるのです。たとえば自分の家のニオイ。毎日暮らしている家のニオイは感じなくなりますが、旅行や出張から帰ってくると、「あ、我が家のニオイだ」と感じるでしょう。(中略)
　自分の体臭が知りたかったら、一度コーヒーの香りや外の香りなどで嗅覚をリセットしてから、脱いだばかりのシャツをビニールに入れて、そのニオイを嗅いでみましょう。口臭はコップの中に息を吐いて閉じ込めたニオイで確認してみてください。朝起きたときの枕カバーのニオイはどうですか？　どうしてもわからなかったら、子供に聞いてみるという手も。残酷なほど素直な感想を聞くことができるはず。

■5.姿勢を変えて即席ボディメイク

　ボディバランスを整える姿勢は、天井から引っ張られるようなイメージで、前ではなく上に伸びる意識を持ち、肩を開いて肩甲骨を寄せます。これにより、背が高く、首がすっと長く見え、胸筋もリフトアップして見えます。肩が上がると力みを感じさせて緊張感につながるので、肩甲骨をヒップのポケット方向に下げるようにします。立つときは骨盤を前傾させてお腹を伸ばし、歩くときは膝ではなく骨盤から動かすことが足を長く見せるコツです。座るときは、背もたれに背中をつけず、坐骨の上にまっすぐ背骨が来るポジションをキープすると、腰痛や肩こりも防げます。
　姿勢を整えるだけで、身長をすっと伸ばし、お腹を引き締め、ヒップも力強く見せ、自信と余裕を感じさせる、ポジティブで堂々とした印象を与えられます。

【感想】

◆この手の美容本、かつての当ブログにおける「モテ本全盛期」の頃は、やたらとご紹介していた記憶がありました。

ところがダイエット本や睡眠本はその後もコンスタントにご紹介していたものの、実は昨年暮れにこちらをご紹介するまで、4年ほど期間が空いていた模様。

大人男子の「超」清潔感ハック

参考記事：【清潔感?】『大人男子の「超」清潔感ハック』宮永えいと（2020年12月13日）

もちろん、モテ本を読まなくなったというのもあるのですが、私自身、ぶっちゃけ「枯れて」しまって、以前ほど身だしなみにこだわらなくなってきた、というのが大きいかもしれません。

しかし、上記ポイントの1番目にあるシミのレーザー治療は、既にシミのある私としてはちょっと気になるかも。

ググったところ、さすがに1万円で全部は終わらないものの、歯の大規模な治療を行っている自分からすると、十分検討する価値はあると思いました

……むしろ、どこの病院にするかが問題になりそうですが。

◆また、上記ポイントの2番目のお話を読んで、ふと思い出したことが。

実はもう10年以上前に、某著名ビジネス書著者さんが、ヒゲの永久脱毛をしている、という話をその人の知人から聞いて、「ホントに？」と驚いたことがあったんですよ。

……いえ、その方特に、モテる、オシャレとかそういう著者さんではなくて、全然永久脱毛と結びつかなくて。

でもその理由を聞いたら、単純に「ヒゲ剃る時間がもったいない」ということで、なるほどさすが売れっ子ビジネス書著者さんは違うな、と納得した次第です。

なお、本書で推奨されているの脱毛は「レーザー脱毛」で、私も一瞬心が動いたのですが

レーザーは黒色に反応するので、そもそも白髪になってしまったら脱毛できなくなります。

とあって、あごヒゲは白髪だらけのsmooth終了の巻（涙目）。

◆一方、脱毛とは逆に、「発毛」「育毛」がテーマなのが、本書の第4章。

私自身は、上記ポイントの3番目に挙げられている「ミノキシジル」を用いた商品に、かれこれ30年以上お世話になっていますが、それなりに「進行」を遅れさせる効果はあったと思います。

逆に内服薬である、「フィナステリド」と「デュタステリド」というのは初耳でした。

フィナステリド - Wikipedia

デュタステリド - Wikipedia

2つともググっても、上の方にWikipediaが全然出てこなくて、クリニックばかり上がっているのは、既にビジネスとして大きくなっているからかと。

ただ、こういったお薬に頼る前に、薄毛の原因になるような生活習慣を改めるべきであり、本書ではそれらを5つ挙げています。

その初っ端が「睡眠不足」……と書いている現在は、夜中の2時過ぎなのですが（ダメじゃん！）。

◆なお、上記ポイントの4番目は、本書の第5章から引用したもの。

この章のテーマである「ニオイ」に関しては、以前このような作品をレビューしたことがありました。

日本人はなぜ臭いと言われるのか　体臭と口臭の科学 (光文社新書)

参考記事：【匂い】『日本人はなぜ臭いと言われるのか～体臭と口臭の科学～』桐村里紗（2018年07月14日）

この本にもあるように、フロスを使う習慣があまりないのが、日本人の口臭の原因のような気もします。

ただ、昨今は人と話す時は、マスク着用が常識なので、むしろ以前ほど問題にはならないのかもしれませんね（問題が解決したわけではないですが）。

また、足の匂いについては、サイドバーにあるこちらの商品は、意外なほどうちのムスコには効果がありましたので、ご参考まで。

(百方)【強力消臭靴下】ソックス専用BOX付き6足組セットメンズ靴下臭わない消臭無臭スニーカーソックスミドル丈リブビジネスカジュアル高級綿40コーマ糸銀イオン(フリーサイズ, 3色ミドル丈6足組)…

参考記事：【足クサ?】「強力消臭靴下」が思いがけず効果があった件（2019年03月08日）

◆そして上記ポイントの5番目は、最後の第6章から抜き出しました。

確かにいくら身だしなみを整えても、猫背で姿勢が悪く、膝が曲がっていたら、見た目も台無しでしょう。

……とパソコンに向かっている私の姿勢が、今現在だけスッと伸びているのは言うまでもありません（その場限り的な）。

なお、著者の木村先生は、大阪医大を出て一般病院勤務を経て、美容医療に転身された方とのこと。

それがゆえか、私が過去に読んだ美容本と比べると、顔のたるみを治す施術（ウルセラリフト）や、しわをとるボトックス等にまで、本書では踏み込んでいます。

さすがにそこまでやる気はない、という方にとっては、ややオーバースペック気味ですし、ライバルクリニックにレビューを荒らされないか心配なのですが……。

09/16 09:15 追記:さっそくレビュー無しで★1つ評価が💦

やればやっただけ、効果が期待できるTIPSがここに！