【全20冊】未読本・気になる本（2021年08月17日）:マインドマップ的読書感想文

2021年08月17日

【全20冊】未読本・気になる本（2021年08月17日）

Reading buddy kitten / Helena Jacoba

【はじめに】

◆今日お送りするのは、2週に1度の定期更新である「未読本・気になる本」のエントリー。

お盆休みの方もいらっしゃるとは思いますが、こちらは平常運転で参りたいと思います。

さて今回は、いつもに比べてKindle版が定価販売のものが多かったり、お盆を挟んだせいか、そもそもKindle化されていない作品も目立った気が……（涙目）。

それでもめげずにいきたいので、今回も全20冊、ご確認よろしくお願いします！

【未読本・気になる本、全20冊】

増補図解いきなり絵がうまくなる本 (角川新書)

絵を描くのに必要なのは、「絵心」ではなく「コツ」でした

◆内容紹介もシンプルですが、実は書影もKindle版からのもの（版元さん、お仕事してください！）。

ただし、この手のテーマの本にしては珍しく、そのKindle版がリフロー形式なのでセレクトした次第です。

自由の奪還全体主義、非科学の暴走を止められるか (PHP新書)

◆コロナ禍で揺らぐ民主主義、デジタル化で広がる経済格差……
◇加速する「社会の分断」に対処し、信頼ある社会を築くことができるか?
◆世界の知性9人が説く「自由と民主を取り戻す」ための提言!

◆取材対象が海外の方ばかりなので、幸か不幸か（？）我が国の現状については言及はない模様。

中古が定価の3倍近くしていますから、「13％OFF」のKindle版がお買い得です！

努力の習慣化

「Vプレミアリーグ最優秀新人賞」など、数々の記録をもつバレーボール選手・柳田将洋が、努力の習慣化する秘訣を公開。
柳田選手は、「生まれながらの努力家」だったわけではありません。子どものころは、「バレーボールを『やらされている』と感じることもあった」と言います。
そんな彼が、自然と努力を行えるようになったキッカケや思考法は何か? 目標設定、コミュニケーション、メンタルなど、あらゆる角度から「努力の習慣化」の方法論を説きました。
苦しいだけの努力は、もう終わり。誰でも「継続は力なり」を実感できる1冊。

◆アスリーツの自己啓発書は、ビジネスパーソンにも応用できるケースが多く、本書もそれを狙ったものだと思われ。

KADOKAWAさんの作品にしては珍しく（？）、若干ですがKindle版もお安くなっています。

これならわかる! できる! オンラインシフトの教科書

本書は、変化をチャンスにする「新しい働き方の教科書」です。その鍵は、コロナ禍を背景に広まった、Zoomなどの「Webコミュニケーションツール」。ただし、すべてをオンライン化するのは要注意です。従来通りできるところはそのままに、オンライン化すべきところのみを移行するのが、成功へのシフトポイント。上手く組み合わせれば、従来以上に売り上げや顧客が増えるケースも。オンライン業界17年の専門家が、これからを生き抜く対応術を丁寧に紐解きます。

◆Zoomの活用本は結構見かけますが、レイヤーを上げたテーマの作品は珍しいかも。

Kindle版が「20％OFF」というのもポイント高いです！

「ボヘミアン・ラプソディ」の謎を解く “カミングアウト・ソング"説の真相 (光文社新書 1152)

イギリス人が選ぶ「1000年で最も重要な曲」第1位、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。2018年には同楽曲をタイトルに冠した映画も大ヒットとなった。6分近くある曲の長さや革新的な多重録音、当時珍しかったプロモーションビデオなど、そのユニークさをあげるとキリがない。ただ、この曲最大の特徴は不可思議な歌詞だろう。例えば同じく世界的な曲である「イマジン」や「ヘイ・ジュード」と比べても、圧倒的に謎めいている。この"異形の曲"にフレディはどのような叫び、祈りを込めたのか。あるいは意味なんて何もないのか――? 洋楽ファンの映画研究者が膨大な文献をリサーチし、フレディの残した謎をめぐる冒険の旅に出る。

◆映画『ボヘミアン・ラプソディ』で感動された方なら、要チェックな1冊。

版元が光文社さんなので、Kindle版は定価での配信になります。

「日本版ジョブ型」時代のキャリア戦略 38歳までに身につけたい働き方のかたち

さようなら「会社任せのキャリア」
会社がキャリアを保証する時代は終わった。
社会人生活15年、38歳までのゴールデンタイムに挑戦を続け、充実した人生を送るための思考と行動とは?
日本企業が「ジョブ型」へ舵を切ることにより、今まさにゲームのルールは変わりつつある。そのルールを知っているかどうかで、キャリアの戦い方が変わる。すなわち、主体的なキャリア戦略を持つか持たないかで、人生に対する充実感や豊かさに大きな格差が出る。社会人生活15年、38歳までに身につけたいキャリア構築術を解説する。

◆今までキャリアデザイン本も数多く出ていますが、「日本版ジョブ型」にフォーカスしているのが本書のキモ。

ダイヤモンド社さんの作品ということで、Kindle版は「10％OFF」でお求めになれます。

2030年に勝ち残る日本企業 (PHPビジネス新書)

本書では、日本の主要な業界における三つのメガトレンドの影響を深掘りし、具体的に、「どのような企業が、どんなサービスを手がけているのか」「これから先、日本企業が生き残るためには、どのような対応や施策を行なえばよいのか」について、お話ししていきます。できる限り、日本企業の取り組みや事例も紹介しています。
単に危機感を煽るような未来予測ではなく、グローバルなトレンドに乗って事業を成長させるための方策も示すことを目的としています。

◆アマゾンの目次を見ていただけるとお分かりのように、ほぼ全業界に渡るトレンド予想がなされているようで、これは気になる方も多そうな。

Kindle版はまだないのですが、版元がPHP研究所さんということで、新書の発売日までには用意されると思います。

Fail Fast! 速い失敗が未来を創るーコロナ後を勝ち抜く36の視点

★カプコン会長CEO 辻本憲三氏絶賛!
「米国の製造業で成功した稀有な存在だ」
★在米30年! 2人の大統領が認めた実業家による
Wedge誌大反響連載を書籍化!

何やら著者の藤田さんは、経歴からしてすごい方なので、本書の内容も個人的には気になるところ。

Kindle版は、単行本より1日早く配信されるようです。

彼方への挑戦

2021年4月11日、世界中のゴルファーが憧れる「マスターズ」の栄冠を手にした松山英樹。
4歳のときに父親と行った打ちっぱなしの練習場でゴルフと出合い、プロゴルファーになるという夢をもち続けた少年は、今から10年前の2011年、アマチュアの大学生として初めて、その夢の舞台に立った。
「日本人には無理だ」と言われ続けながらも研鑽を積み、10年後の挑戦となった2021年、彼はついに、アジア人として初めて、勝者の証、グリーンジャケットに袖を通した。
プロ転向、ルーキーイヤーでの日本ツアー賞金王戴冠、アメリカPGAツアー進出、世界選手権制覇と、一見順調に見える実績も、実は挫折と苦悩に満ちた月日の連続だった。
本書は、これまで幾多の出版オファーを受けながらも断り続けた求道者が、マスターズを制覇したことにより、ついに刊行を決意した自叙伝だ。

◆大リーグの大谷選手やバスケの八村選手、テニス大坂なおみ選手がいることで、私たちが皆、麻痺している部分もありますけど、松山プロの「マスターズ制覇」というのは、負けじ劣らず「ありえないくらいスゴイこと」だと思います。

Kindle版も「10％OFF」とお買い得なのでお見逃しなく！

ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる

世界1000万部超ベストセラーシリーズ『ビジョナリー・カンパニー』の原点で最新刊!
本書『ビジョナリー・カンパニーZERO』は、『ビジョナリー・カンパニー』シリーズが発行される前の1992年にジム・コリンズが記し、日本語訳されずにいた名著『Beyond Entrepreneurship』の改訂版。まさに、ビジョナリー・カンパニーの原点だ。

◆「原点で最新刊」という位置づけがちょっと複雑なのですが、ネットフリックスCEOのリード・ヘイスティングスも絶賛の1冊。

日経BPさんの作品なので、Kindle版は定価でのご提供となります。

モンク思考: 自分に集中する技術

著者のジェイ・シェティは、僧侶となるべく修行を重ねた経験をもとに、自分に集中することで、自分の価値観を見極め、「本当の自分」を見つけるための実践的テクニックを紹介し、世界中から熱狂的な支持を得ている。
本書で紹介される「手放す(執着・アイデンティティー)」「成長する(情熱・才能)」「与える(目的・感謝)」という3つのステップによって、あなたは「本当の自分」を知り、「今の自分」に集中するだけで、「やりたいことが見つかる」「自分の才能に気づける」「自信が持てる」「迷いやストレス、不安が消える」だろう。

◆本書のタイトルの「モンク」は、文字通り「僧侶」のことのようで、日本で「禅本」が流行ったのにも似ているのかも。

Kindle版の値引きは無いのですが、版元が東洋経済さんなので、致し方ないかと。

AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣

7万部突破『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』の著者による最新刊!
人間の行動・思考からAIが導き出した「トップ5%リーダーの共通点」を公開。
「科学的なのに、血の通ったリーダー論」が、いま明かされる!

◆「あれ？　似たようなタイトルの本、読んだことがあるぞ」と思ったら、内容紹介にも挙げられている、下記の作品の方で、本書はリーダーにフォーカスしているとのこと。

ディスカヴァーさんの作品ですから、Kindle版も定価となっています。

参考記事：【仕事術】『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』越川慎司（2020年10月06日）

ネットニュースではわからない本当の日本経済入門

日々の経済ニュースは、実は全部つながっています。
ただし、ネットで短い記事を読んだり、日々の報道を断片的に見聞きしているだけでは、本質的な流れはわかりません。
本書は現実の生々しい経済現象を追いかけながら、それらを理解するのに必要なマクロ経済理論をやさしく解説しています。
経済学の知識を使うことでそれぞれのできごとのつながりが深く理解でき、グローバル経済や金融市場の見通しが抜群によくなることが実感できます。

◆東京大学名誉教授・伊藤元重先生の経済解説本。

こちらも東洋経済さんの作品なので、Kindle版は定価でのご提供となります。

スタンフォード式脳と体の強化書

現役金メダリスト・全米記録保持者らトップアスリート集団を支える、スタンフォード大学スポーツ医局の「パフォーマンス向上・完璧なリカバリー・メンタル強化」を実現する最新全メソッドが1冊に!

◆「スタンフォード」の錦の御旗のもとに、心身ともにパワーアップしてくれそうな作品。

現時点ではまだKindle版はありませんが、大和書房さんはそれほどKindle化が遅くはないと思います。

フューチャリストの自分の未来を変える授業

一度しかない人生であれば、自分が願う将来を実現したいものですが、その方法は誰も教えてくれません。
フューチャリストの仕事は、あるべき未来に向けて企業が進んでいくための道筋をつくること。その手法を個人にもできるようにまとめた初の書籍です。

◆タイトルにある「フューチャリスト(未来予測家)」というのが、何をするのかよく分からないものの、著者の詳細を読むと「大小さまざまな企業や政府機関に請われ、10~15年先のビジョンを示すとともに、理想の未来に至るための行動計画を提案している」のだそう。

SBクリエイティブさんの作品ということで、Kindle版は定価販売になります。

一流の人だけが知っている、他人には絶対に教えないこの世界のルール。選ばれる人を決める「秘密の評価基準」40

あの人は、なぜ「あのポジション」に立ち続けられるのか?
ビジネス社会のルール、時間のルール、お金のルール、教養のルール、人間関係のルール……著書累計340万部突破のベストセラー作家がその共通点を初公開!

◆千田さんの新作は、本来何冊かに分けるようなテーマが1冊に詰め込まれている模様ｗ

Kindle版が「20％OFF」なのも、非常にありがたいです！

科学的に正しいチームメソッド30 メンバーが実力以上の力を発揮できるチームの作り方

「コーチングをしているのにうまくいかない」
「何をやってもチームがまとまらない」
「サーベイを実施してもエンゲージメントが上がらない」
このようなフレーズに心当たりのある方は、やり方がまちがっているのかもしれません。
実は、生命科学の理論を知れば、なぜうまくいかないのかを理解し、問題を解決することができるのです。
人材育成の原理・原則を根元から理解して、効果的なチーム作りを目指しましょう。

◆チーム作りの本は他にも見たことがありますが、帯にあるような「オキシトシン」「ドーパミン」「セロトニン」と結びつけた作品は初めてでした。

版元が翔泳社さんなので、Kindle版が定価なのはしょうがないとしても、リフロー形式なのは当ブログ的にはよかったです。

セールス・イズ科学的に「成果をコントロールする」営業術

営業パーソンの基本的なマインドセットから、商談において他者との差を生むテクニックまで……。超・具体的なノウハウ満載の本書は、まさに新人からベテランまで役立つ「営業版・虎の巻」になっています。
23年間の英知が詰まった一冊をぜひ、あなたの「成果をコントロール」するきっかけにしてください。

◆かなり「ガチ」な営業本のようなのに、版元が扶桑社さんというのにはびっくりの巻。

そしてKindle版がまだないものの、扶桑社さんならお買い得なお値段で出してくれることを、切に期待しております！

科学的に正しい上機嫌の習慣怒り・ストレス・不安を完全リセット!

あなたの周りに、いい歳して不機嫌なオーラを放っている恥ずかしい大人はいませんか?
そんな不機嫌さんを見て、「こうはなりたくない」と思う人も多いはず。
でも、彼らがまき散らす「イライラウイルス」は超強力!
感染しないよう自分を守り、いつも気分良くいるためにはどうすれば??

本書は、上機嫌になるための「気分のトリセツ」です。
イライラを消す(不機嫌から脱する。マイナス→0へ)
気分をアゲる(上機嫌になる。0→プラスへ! )
方法を解説します。

◆著者の堀田秀吾さんは、こうしたテーマに対してエビデンスベースで仕上げていく著者さんでした。

やはりまだKindle版が用意されていませんが、版元がPHP研究所さんですから、おそらくお値打ち価格で配信されると思います。

スタンフォード式人生を変える人間関係の授業

スタンフォード大学MBA学生の9割が受講!
75年の伝統を誇るリーダーシップ論の大人気講義を書籍化!
リーダーとして成功するためのつながり、信頼構築、影響力の獲得など人間関係における「ソフトスキル」を身に着けるための講座。
心理学など社会科学的な研究・知見をベースに講座を長年担当してきた二人の著者が指南。
誰とでも「格別な人間関係」を構築できるようになる1冊。

◆とうとう書影がない作品までセレクトしてしまいましたが、上記内容紹介を読む限りではかなり期待できそうな。

しかも版元がCCCメディアハウスさんですから、これから出ると思われるKindle版も、かなりお得なお値段でしょう！

【編集後記】

◆上記でご紹介できなかった作品から。

筒美京平大ヒットメーカーの秘密 (文春新書)

昨秋お亡くなりになられた「レジェンド」筒美京平先生を、幅広い音楽的素養を兼ね備えた近田春夫さんが掘り下げたという、個人的には非常に興味深い作品。

全盛期のヒットメイカーぶりは、今の若い人には想像できないくらいでしたし、可能なら私もレビューしたいくらいです（ブログ受けが悪いので難しいのですが）。