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2020年07月30日

【勝間式】『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100』勝間和代


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圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて一番人気だった、勝間和代さんの最新作。

昨日発売ということで、さっそく読んでみた次第です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
効率化のスペシャリスト・勝間和代が贈る、一瞬で人生の質が上がる100のネオ・ライフハック。
この1冊で、あなたも圧倒的に自由で快適な未来が手に入る!

私はいち早く手に入れるために、当然Kindle版をゲットしております!






weekly goals / cloudplanner


【ポイント】

■1.目標達成するには、努力の9倍の環境整備をする
 よく、何かを成し遂げるには努力することが大事だと言いますね。でも、達成するために必要な努力は10〜20%で、残りの80〜90%は、目標を達成しやすくするための環境を整えることが重要だと私は思っています。(中略)
 お菓子やお酒をやめたいと思ったら、まず家に置かないようにして、やめている状態に慣れるまでは、ケーキ屋さんには近づかないで、飲み会に誘われても断るようにします。
 私はYouTube動画を毎日配信するために、家の食卓の前に、撮影用の照明とカメラとマイクを常にセットしています。撮影自体は数日おきに、2〜3本まとめて撮っているので、その3点セットを見ると、あぁそうだ、今日のうちに撮っておかなくちゃいけないんだった、と刺激になっています。
 どんな目標も、達成するために味方につけるべきは意志の力ではなく、環境です。どのように環境を整えたら、より目標を達成しやすくなるか、ということを考えるようにしてください。


■2.「3分以内にできること」は積み残さずにやる
 どんなことでも、やった直後なら大した手間もかからず頭も使わずにできることも、いったん時間を置いてあとですると余計な時間がかかってしまいます。だから私は、仕事のメールも、基本的に開封したらすぐに返信します。仕事柄よくある原稿確認も、1冊分の書籍の原稿確認は時間がかかりますが、それ以外のインタビュー記事などはだいたい3分以内に読めるので、すぐ読んで訂正箇所があれば指示を入れ、訂正がなければ、このままでよろしくお願いします、と返信します。
 すぐできないことに関しては、Google Keepというアプリの中に、To Doリストを1件1件付箋で貼っています。それで、手が空いているときに見返して、やり終えていることは外したり、新たに自分がやることを見つけたりします。当たり前ですが、やらない限りTo Doとしてずっと存在し続けるので、その数ができるだけ増えないように逐次処理を心がけているわけです。


■3.英語を勉強して、より希少な人材になる
例えば経理の人を雇おうと思った場合、日本語が話せる経理の人はたくさんいます。でも、日本語も英語も話せる経理の人は少ないわけです。その比率は、どのくらいだと思います? 10対1ではきかなくて、おそらく100対1ぐらいになります。
 日本語しか話せない経理の人の給料が25万〜35万だとしたら、日本語も英語も話せる経理の人の給料は45万〜50万円になるでしょう。統計上、給料は少なくとも1.4倍ぐらいになって、2倍近くになることも少なくありません。
 これはなぜかというと、日本企業というのは国内のみでの過当競争になるので、世界的に儲かっていない企業が多いからです。それに対して、外資系で日本に来ている企業というのは、それなりに儲かっていますから、給料を高くしても会社全体が回ります。したがって、自分の給料を上げようと思った場合、一番簡単なのは英語を話せるようになって、より希少な人材になり、外資系で働くということになります。


■4.個人輸入で転送サービスを使う
 ただ、AmazonにしてもeBayにしても、たまに日本への発送に対応していないショップだったり、日本への送料が異常に高かったりすることがあります。そんなとき、私は転送サービスを使っています。転送サービスを利用すると、海外のショップから発送される商品を同じ国にある転送会社が受け取って、それを日本の私たちに転送してくれる、という流れになります。
 転送サービスにはいろいろありますが、私は「OPAS(オパス)」という会社のサービスを使っています。なぜここにしたかというと、OPASの所在地はオレゴン州で、オレゴン州は消費税がかからないからです。カリフォルニア州など、所在地によっては消費税がかかるので、消費税ゼロはポイントが高いと思います。そして、ショップからOPASに商品が送られたら、ヤマト運輸で私の自宅までまた転送してもらいます。
 OPASにしている理由は、消費税がかからないこと以外にもう1つあります。それは代表者が日本人の方で、トラブルが起きたとき日本語で説明できて楽かつ、対応が早くて信頼がおけるからです。


■5.基本的欲求が似ている人と関係を保つ
 選択理論心理学によると、私たちは5つの基本的欲求を持っています。
 (1)満足な人間関係を求める愛情と所属に対する欲求、(2)飲食、睡眠、生殖など生存に対する欲求、(3)やりたいようにしたいという自由に対する欲求、(4)新しいものを得たいという楽しみに対する欲求、(5)認められたい、勝ちたいという力に対する欲求、の5つです。
 この5つの欲求に対する考え方と行動が似ている人とは気が合って、一緒にいても疲れません。だから、仲良くなった人とはこの5つを話題にすると、自分の考え方との一致率がわかります。
 逆に、似ていない人ほど気が合わなくて、癇に障ることが増えます。相手も同じように、この人とは合わないな、と思っているものですから、スッと距離を置くと楽になると思います。それですっきりと気持ちが晴れるわけではありませんが、相手に悪意を抱かずにニュートラルを保てるので、イライラしないで済みます。
 くれぐれも、相手を変えようとしないようにしましょう。変えられるのは、自分の考え方と行動だけです。


【感想】

◆勝間さん久々の新作は、まさに当ブログ向き(?)のライフハック本でした。

そしてそのテーマは、下記目次にもあるように、かなり広範囲に及ぶもの。

今までの勝間さんだったら……というか、他の著者さんでも、これだけテーマなら、本を3冊くらいに分けて書くべきところでしょう。

それを1冊に詰め込んだ理由は、どうも収録されたコンテンツが、下記の勝間さんのYouTube動画をベースにしているかららしく(いきなり音声が始まるので要注意)。

勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube - YouTube

元々私はあまりYouTubeを観ない(BGMとして音楽を垂れ流すのみ)のですが、まさか勝間さんがこんなに動画をアップされてたとは知りませんでしたよ。

おそらく勝間さんことですから、視聴者の反応を確認しながら、動画のテーマを定めているでしょうし、その結果に基づいてセレクトされたネタが本書に収録されているのだと思います。


◆さて、まず第1章はいかにも自己啓発書らしく(?)、「問題解決・目標達成」がテーマ。

今回割愛した「継続力を養う3つのコツ」も捨てがたかったのですが、本書を通じてその後も何度か触れられていたのが、「意志」や「やる気」に頼らないということです。

そしてそれに関するのTIPSが、上記ポイントの1番目の「環境整備」のお話。

何かを我慢すると、それだけで意志力は消費されてしまいますから、極力、環境を整えることが、目標達成につながるわけです。


◆続く第2章は、「時間管理」について。

基本的には、「やらなくていいことを決める」というのがキモだったりするのですが、ここで驚いたのが、勝間さんの割り切りぶりです。

いくつか抜き出すと
・テレビや新聞などのマスメディアは見ない
・SNSの通知はすべて切っている
・外出中はスマホのモバイルデータ通信をオフにする
……と、外部からの干渉を極力避けている模様。

なお、上記ポイントの2番目のにある、「3分以内にできること」をその都度処理するというTIPSは、類書でも見たことはありますが、そこに出てくる「Google Keep」は、恥ずかしながらその存在をすっかり忘れていました(恥)。

私は今までは普通にメモ帳アプリを使っていたのですが、GoogleだけにPCと同期するんですから、これは使わぬ手はありませぬ(今さらですが)。


◆一方第3章は、「インプット・アウトプット」ということで、勝間さんの本領発揮!

正直、この章だけでブログ記事が書けるくらい、ハイライトを引きまくったのですが、あえて(?)英語の必要性をうたった上記ポイントの3番目のハックを抜き出してみました。

ちなみにこれはインプットのお話ですけど、アウトプットのネタも多々。

特に「話し方の2つのコツ」(ネタバレ自重)は、勝間さんがアナウンサーさんから指導を受けたり、トレーニングを重ねてたどり着いた結果であり、大昔にテレビに出始めた頃の勝間さんを知るものとしては、感慨深いものがあります(遠い目)。

また、英語のアウトプットについては、スマホの音声入力機能(Siri等)で練習する、というのはなるほど納得。


◆さて、ここまででも結構お腹いっぱいなんですが、第4章は「お金」がテーマです。

これがもう「ドルコスト平均法」から「リートインデックス」「生命保険」「持ち家か賃貸住宅か」等々、盛り沢山でした。

さらに「格安SIM」の活用法に関しても、さすがアナリスト時代に、携帯業界を担当されていただけのことはあるな、と。

JPモルガン証券の勝間氏:今期業績見通しはほぼ横ばい−通信業界 - Bloomberg

そんな中、重要度から言ったら微妙ですが、個人的に気になったのが上記ポイントの4番目の「OPAS」です。

オパス: OPAS | アメリカ個人輸入・ビジネス転送サービス29年の実績

私はまだ個人輸入をしたことはないのですが、一応将来のために覚えておきたくて、ピックアップしてみました。


◆なお、1つ飛んで第6章は「人間関係」ということで、上記ポイントの5番目のTIPSをご紹介。

合う、合わないを早めに見極めるのは大事ですし、それと同じくらい「相手を変えようとしない」というのも大事だと思います。

さらに、残る最後の2つの章は、「片付け・料理」と「健康」がテーマであり、それこそ最近の勝間さんの活動の中心をなすもの。

まず本書を読んだ上で、深掘りしたい場合は、それぞれのテーマの作品を読んでみても良いかもしれませんね。

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2週間で人生を取り戻す! 勝間式 汚部屋脱出プログラム (文春文庫)

参考記事:【オススメ!】『勝間式 超コントロール思考』勝間和代(2019年02月13日)

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ラクして おいしく、太らない! 勝間式超ロジカル料理


「勝間本大全」とでも言うべき濃厚な1冊!

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圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100
Chapter1 問題解決・目標達成ハック!
Chapter2 時間管理ハック!
Chapter3 インプット・アウトプットハック!
Chapter4 お金ハック!
Chapter5 思考法ハック!
Chapter6 人間関係ハック!
Chapter7 片付け・料理ハック!
Chapter8 ヘルスハック!


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【オススメ!】『勝間式 超コントロール思考』勝間和代(2019年02月13日)

【健康】『座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣』トム・ラス(2015年08月03日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

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御社の新規事業はなぜ失敗するのか?〜企業発イノベーションの科学〜 (光文社新書)

「企業内起業」ともいえる、新規事業について論じた1冊。

中古がそれほど値崩れしていませんから、送料を踏まえるとKindle版が300円強、お得な計算です。


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