【全20冊】未読本・気になる本（2020年07月21日）:マインドマップ的読書感想文

2020年07月21日

【全20冊】未読本・気になる本（2020年07月21日）

fun with reading / popofatticus

【はじめに】

◆今日お送りするのは、2週に1度の定例記事である「未読本・気になる本」のエントリー。

今回も注目作が目白押しなのは、コロナのせいで著者の皆さんが執筆に集中されてるからなのでしょうか？

……相変わらずKindleの公式セールが減ったままなので、その分新刊レビューを頑張ろうかと。

それはさておき今回も全20冊、ご確認よろしくお願いします！

【未読本・気になる本、全20冊】

リスクテイクの経済学――気鋭の学者と現場で探る、賢いリスクの選び方 (フェニックスシリーズ)

公認の売春宿など、多様なフィールドワークで実践的なアイデアを提示。マネジメント5原則。特徴的で興味深いリスクを取る危険を顧みない人々に取材。パパラッチ、ポーカープレーヤー、競走馬のブリーダー、陸軍の将軍ほか多数のエピソードから、リスクに対処するための原則を読者に提供する。

◆上記内容紹介を読む限り、かつての「ヤバ経」を彷彿とさせるような1冊。

中古がまだ値崩れしていませんから、Kindle版でサクッと読みたいところです。

変質する世界ウィズコロナの経済と社会 (PHP新書)

コロナショックにより、経済や国際関係、人々の価値観はどのように変質したのか。『シン・ニホン』などの著者である安宅和人氏は、これからのマクロなトレンドを示すキーワードとして「開疎化」を挙げ、解剖学者の養老孟司氏は「ウイルスの心配より、健康で長生きしてもやることがないことのほうが問題」と述べる。経済学者のダロン・アセモグル氏はアメリカで最大の被害が出たことから、かの国の歪みについて解説し、SF小説『三体』の著者である劉慈欣氏は中国人の国民感情を語る。各界の第一人者がウィズコロナの世界を読み解く、傑出した論考15編。

◆昨今のコロナ関係をテーマにした作品は、そのほとんどが単一著者によるものであり、その考え方が正しければよいものの、実際のところはまだ分かっていませんから、本書のように15人もの論説を読めるのは非常に有意義かと。

中古が定価以上であるにも関わらず、Kindle版は「12％OFF」とお得なのがありがたいです。

大分断教育がもたらす新たな階級化社会 (PHP新書)

現代における教育はもはや、社会的階級を再生産し、格差を拡大させるものになってしまった。高等教育の階層化がエリートと大衆の分断・対立を招き、ポピュリズムを生んでいる―これまで、ソ連崩壊、トランプ大統領の誕生など数多くの「予言」を的中させてきた著者は、こう断言する。民主主義が危機に瀕する先進各国で起きている分断の本質を、家族構造が能力主義・民主主義に及ぼす影響や地政学的要素を鑑みながら、鮮やかに読み解いていく。日本の未来、そして変質する世界の行方は。欧州最大の知性が日本の読者のために語り下ろした、これからの世界情勢を知るために必読の1冊。

◆内容紹介を読む限り、「日本向け」で1章あるとかではなくて、本自体が日本向けのような作品のよう。

こちらも「12％OFF」のKindle版がオススメです。

稼ぐ人の「超速」文章術

SNSやブログ、メルマガ、ランディングページなど……、ビジネスをしていてセールスコピーや文章を書く場面が急増しています。
誰もが発信者になれる環境が整い、商品やサービスの魅力を文章で表現する技術はもはや不可欠となっている一方で、文章に苦手意識を持っている人は多いのではないでしょうか?
そこで本書は、セールスに関する文章の書き方にフォーカス。
テンプレート・フレームワーク・チェックリストを使って文章を作成するので、ゼロから考える必要がありません。
文章作成が苦手な人でもラクに実践して、結果を出せる方法を完全網羅した1冊です。

◆文章術本は当ブログでは鉄板のテーマだけに、この本も要チェック！

それにしてもディスカヴァーさんの作品なのに、Kindle版が値引かれていないのがちょっとショックです……。

ニューコンセプト大全仕事のアイデアが生まれる50の思考法

電通Bチームとは、株式会社電通の中に実在する特殊クリエーティブチーム。56人の特任リサーチャーが現代に必要な独自の「オルタナティブアプローチ」を開発。電通Bチームの活動からビジネスで役立つ、時代に即した新しいアイデアを50個厳選公開!

◆56人ものアイデアを集めたら、それはユニークなものが出来上がりそうなヨカン!?

こちらは版元がKADOKAWAさんなので、Kindle版が定価なのは、デフォルトでございます……。

トヨタに学ぶ　カイゼンのヒント71 (新潮新書)

リモートするほど必要な会議は、実はそれほど多くない。「ベストを追求するな」「残業を疑え」――強さの秘密は、職場のムダを徹底的になくすカイゼン=改善の積み重ね。働く人を楽にする、現場発の働き方改革決定版。

◆トヨタ本は今までも数多く出ていますから、著者の野地さんが、製造業以外でも実践できるTIPSを紹介してくれることを期待。

ただし、新潮新書さんもKindle版は定価なんですよねー。

最高のデスクワーク

1日の3分の1ほど費やすデスクワークを最適化することができたら仕事効率や集中力が高まり、悪いデスクワークを原因とする集中力の低下や心身の不調などの悩みが改善します。そうすることで今よりも仕事が快適になものになることでしょう。本書では、現役で大学病院の教授を務める猪俣氏が生産性を高めるための頭・体・心をマネジメントする方法をお伝えしています。仕事の効率化だけでなく、最高の体調や精神力を手に入れ、ビジネスで最高のパフォーマンスを出し続けることが可能になります。
巻末の付録には、オフィスでできるストレッチを掲載!
仕事の合間の休憩にリフレッシュをし、ストレッチすることでドーパミンを分泌させ、集中して仕事に再度取り組めるようになっています。

◆著者の猪俣さんの作品は以前にもご紹介したことがありますが、「健康法×ビジネススキル」というテイストでしたから、本書もその延長線上にある模様。

中古が値下がり気味なので、若干でもお得なKindle版がオススメです。

ビジネス心理学大全

膨大なデータの蓄積が、次なるマーケット予測につながり、顧客に働きかける時代。相手を説得させるために、理詰めで考え、相手をうならせるプレゼン。仕事は省力化され、かつ、ターゲットをはずさないマーケティングがかなりの精度で行われるようになってきたとされる。社外でも社内でも。
しかし、ステレオタイプ化したターゲット広告は、顧客の気持ち悪さを誘発し、スキのないプレゼンは、少しは口を挟みたい人の反感を買う。メンタルヘルスの社員は増え続け、コミュニケーション不足の会社は、分析が完璧でも実行力に欠ける。こういう時代でもあっても、心理学がビジネスを動かす要素としては欠かせない。
本書は、ビジネスで必要な心理学の要諦を5ページ×50項目で解説するもの。

◆著者の榎本さんは、新書の作品が多い印象がありますが、本書は「大全本」だけあって、さすがに単行本でのリリースに。

中古が定価を大幅に上回っていますから、定価と同額とは言え、Kindle版も「アリ」だと思います。

ユダヤ賢者の知恵

コロナ・ショック、世界同時不況、社会不安…先行きの見えない時代だからこそ4000年を生き抜いたユダヤ不変のルールに学ぶ!ユダヤに改宗した著者が日本人にいまこそ伝えたい48のメッセージ。

◆石角さんのユダヤ本は以前ご紹介したことがありますが、かれこれ5年以上前ですし、そちらを未読の方も多いでしょうから、今般新しく出たこちらをご紹介。

ちなみにKindle版は、「17％OFF」とお求めやすくなっています。

オンライン会議の教科書

テレワーク化の流れに乗り、注目されるオンライン会議。日本におけるファシリテーションの第一人者が、オンライン会議の悩みに答え、その上手な活用方法について解説。オンライン会議に対する苦手意識を取り除き、有効活用の後押しをする一冊。

◆再び新規の感染者数が増えてきた以上、再度テレワークが推奨されるのは必至でしょうから、改めてこの手のテーマの作品を

版元が朝日新聞出版さんだけあって、中古が定価を大きく上回っているのに、Kindle版は2割引きとお得です！

シリコンバレーの金儲け (講談社+α新書)

「シリコンバレー型資本主義」の本質は「失敗の肯定」にある!
「日本型組織」では、2020年代の富は生み出せない!
2000年代以降、世界のビジネスモデルは大きく変わった。
20世紀型の資本主義からシリコンバレー型の資本主義へ。
新型コロナで加速するビジネスの新潮流から日本再生の道も見えてくる。
シリコンバレーの盛衰をつぶさに見てきた著者が明らかにする「お金とハイテクのからくり」

◆かつてのアルファブロガーのお1人でもある、海部美知さん、久々の新刊。

講談社＋α新書の作品ということで、Kindle版も「9％OFF」と若干お得になっています。

(予約特典あり)Pitch ピッチ世界を変える提案のメソッド

シリコンバレーではじまった、スタートアップが多忙な投資家から資金提供を受けるために短時間で行うプレゼン、それが「ピッチ」です。
従来のプレゼンとは異なり、相手の予備知識や環境などの条件が整っていない中でも、「その場で相手の決断を引き出す」ことをゴールとしています。
本書は、日本初のスタートアップ・アクセラレーターであるOpen Network Lab(オープンネットワークラボ:オンラボ)が、日本のスタートアップを支援する中で、積み重ねてきたピッチのノウハウを紹介しています。

◆なるほど、タイトルの「Pitch ピッチ」が、「エレベーターピッチ」の「ピッチ」であるなら、当ブログでもニーズはありそうな。

7月26日までに予約を行うと、特典がもらえるようなので、気になる方はご検討ください！

圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100

ストレスフリーの豊かな人生にシフトして最適化するネオ・ライフハック!
人生の幸福度を上げて、自由な未来を手に入れよう。
働き方も暮らし方も、コミュニケーションの取り方も、変化に逆らうのではなく、変化を味方につけるのが最大のポイントです。

◆すでにご本人のサイトやメルマガをご覧の方ならご存知だと思いますが、勝間和代さんが得意のライフハック本を出されることに！

KADOKAWAさんからということで、Kindle版が定価なのは少々残念ですが、これは見逃せない作品でしょう！

書くのがしんどい

【note累計150万PVの人気記事を書籍化! 新しい時代の文章術決定版!!】「『あなたの文章はわかりにくい』とよく言われる」「せっかく書いたのに読んでもらえない」「そもそも書きたいものがない! 」。その悩み、すべて解決します。書けない理由の9割は「メンタル」です。「書こう」とするのをやめれば、伝わる文章はだれでも簡単に書けちゃいます。『メモの魔力』『言語化力』など話題書50冊以上(担当作累計100万部超)を手掛けてきたプロ編集者が教える「伝わる文章術」。本書は、文章ライティングや資料作成からSNS・プロモーションまで応用できるメソッドを大公開します。オンラインメディア「note」に投稿した「WORDSの文章教室」が累計150万PV超え。本書が初の著書。

◆最近私でもお名前を知っている著名編集者さんが立て続けに著作を出されているのですが、本書の著者である竹村さんもそのお1人。

Kindle版が「15％OFF」というのも、ポイント高いです！

100%共感プレゼン興味ゼロの聞き手の心を動かし味方にする話し方の極意

「正しいことを言っているのに、どうして誰も動いてくれないんだ! 」——。
そんな悩みを持つ人は、実に多いはずです。しかしそれは伝え方が間違っているからです。
人は、「正論」を振りかざしても決して協力してはくれません。それより大切なのは、聞き手の心を動かし、共感してもらうこと。まずは聞き手の心を動かすことを、考えなくてはならないのです。
本書の著者である三輪開人さんは新興国の教育支援を実践するNPO法人「e-Education」代表。
多くの人にとって、「新興国」「教育支援」「ボランティア」は、どれも非常に遠い世界の話。ほとんど興味を持たれることはありません。
そんな中でも、聞き手の心を揺さぶるプレゼンテーションを繰り返し、心を動かして、事業の支援を募ってきたのが三輪さんです。
ユニクロを展開するファーストリテイリングやパナソニック、リクルート、カシオ、NTTコミュニケーションズ、DELL、JICA(国際協力機構)、世界銀行、さらにはバングラデシュの教育大臣や中央銀行など。幅広い企業や公的機関が、e-Educationの活動を支援した裏側には、三輪さんの「共感プレゼン」がありました。
興味ゼロの聞き手を巻き込み、感動させ、協力したいと思わせる話し方の極意を、本書に詰め込んでいます。

◆過去プレゼン本も多々ご紹介してきましたが、本書はうわべのテクニックではなく、「聞き手の心を動かす」ことに趣きを置いている模様。

版元がダイヤモンド社さんということで、Kindle版は安定の「10％OFF」となっています。

その仕事、全部やめてみよう 1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」

24歳でアプレッソ(現・セゾン情報システムズ)社長、そしてわずか43歳でクレディセゾン常務執行役員CTO。
本書は、「プログラマー×起業家×CTO」という異色の経歴を持つ小野和俊氏の処女作です。
ITベンチャーの代表を10年以上務め、現在は老舗金融企業のCTO。小野氏は、この2つのキャリアを通して、それぞれがどんな特徴を持ち、そこで働く人がどんなことに悩み、どんな風に仕事をしているのかを見てきました。
その中で、ベンチャーにも大企業にも共通する「仕事の合理化のポイント」と「無駄」を見出します。
本書は、具体的なエピソードを交えながら、仕事の無駄を排除し、生産性を高めるための「仕事の進め方・考え方」を解説するものです。

◆古くからはてな村にいる方なら、著者の小野さんのブログが、かつてはホッテントリを連発していたこと（ブログのサイドバーご参照のこと）を覚えてらっしゃるでしょうから、本書はまさに「待望の1冊」！

同じくダイヤモンド社さんの作品ゆえ、Kindle版は「10％OFF」でのご提供となります。

外資系コンサルの30分で提案書を書く技術スルーされない資料がサクッとまとまる

すっきり４枚にまとめて、「ざんねんな提案書」を即卒業！
まずは読んでもらえる、わかってもらえる提案書をすばやく書こう！外資系コンサルティング会社で学んだ万能の提案書の書き方。９９パーセントの問題をカバーする提案書のパターンを選び、４枚のシートに落とすだけ。もう「枚数で勝負」は終わりにしましょう！
『外資系コンサルの資料作成術』の著者による、コンサルタントの社内、社外への気のきいた提案書を悩まずに手っ取り早く書く方法をまとめた本です。

◆著者の森さんは、さすがヒットした『外資系コンサルの資料作成術』を書かれただけあって、提案書を書くスキルも完成度が高そう。

1割引のKindle版も固定レイアウトではなくリフロー形式のようなので、ひと安心です。

働く時間は短くして、最高の成果を出し続ける方法

600社16万人を変えた「時短」と「ハイパフォーマンス」を同時に実現する「新しい働き方」
元マイクロソフトの執行役員として2009年から「リモートワーク」を、2017年から「週休3日・週30時間労働」を導入・支援する働き方改善の先駆者が明かす「ポスト・コロナの知的生産術」

◆著者の越川さんは、以前から時短術系の作品を書かれていましたから、本書もまさに得意分野といったところかと。

版元が日本実業出版社さんということで、Kindle版はちょっと先になりそうですが、気長にお待ちください。

Amazonで12年間働いた僕が学んだ未来の仕事術

「アマゾンという素晴らしい企業で学んだことを、読者に伝えたい」
スタートアップ企業の一つから、世界1位の企業へと成長する過程を間近で経験した著者が、アマゾンの驚異的な成長を可能にした人材、仕組み、仕事の進め方を明かす!

◆昨日もアマゾン本をご紹介しましたが、著者の職種的に、本書はそちらよりは仕事術に近い内容のよう。

同じくKindle版の用意がないものの、版元がPHP研究所さんですから、比較的早くリリースされると思います。

人生攻略ロードマップ「個」で自由を手にいれる「10」の独学戦略

本書で紹介している10ステップの「人生攻略ロードマップ」は、著者自身の経験を元に「安定と自由が両方手に入った状態」がつくれるよう設計されています。
具体的には、以下のような状態です。
・複数の収入源をもつことで、収入が上がる
・収入源が分散されていることで不安要素も減る
・適切に仕組み化するため、収入を維持したまま労働量を減らしていくことができる
・万が一、事業や資産運用がコケたとしても、スキルを活かすことでいくらでもやり直しがきく
さあ、あなたも人生というゲームを攻略しましょう。

◆著者の迫佑樹さんは、私はあまり存じてないのですが（すいません）、テレビやSNS等では結構名の知られた方のよう。

単行本と同日発売のKindle版のご用意もあります。