2020年07月10日
【目標達成!】『思考は文字化すると現実化する』横川裕之

思考は文字化すると現実化する
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事で1番人気だった1冊。著者である横川裕之さんは、以前自己紹介本を出されていたのは存じてましたが、今回は「自己啓発ど真ん中」な内容となっています。
アマゾンの内容紹介から。
“すぐやる”行動力が身につく。「伝える力」が格段に高まる。ネガティブな感情をコントロールできる。素早く決断できるようになる。新しいアイデアが次々とわいてくる。相手の気持ちが読めるようになる…書けば書くほど人生は加速する。1日たった15分。人生を変える“思考のブレーキ”の外し方。
中古は若干値下がりしていますから、2割引きのKindle版をぜひご検討ください!

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【ポイント】
■1.なぜ思考を文字化する必要があるのか?「思考する」「考える」というと、頭の中だけでやっている人がほとんどです。一方で、結果を出す人たちは、思考を紙や画面にアウトプットすることをやっています。つまり、「文字化している」ということです。
なぜ思考を外に出したほうがいいのか?
算数の計算を思い出していただきたいのですが、九九や二桁までの足し算・引き算なら、多くの人が暗算でもできます。しかし、そろばん教室などで特殊な訓練を受けていない人は、二桁の掛け算や三桁以上の計算になったら、暗算よりも筆算を選択するはずです。
なぜなら、暗算よりも筆算のほうが正確だからです。思考も同じです。頭の中で考えるよりも、外に出したほうが正確に把握できます。
書いた文字は、その人の思考の現れです。頭の中で思考できていないことは、文字にすることはできません。そして、思考の量と文字量は正比例します。たくさん思考している人は、たくさん書けますし、逆にあまり思考していない人は、少ししか書けません。
■2.遅刻しない人は目標達成の達人
「目標達成できたことないんだよなあ……」と不安に思われているかもしれません。でも、毎朝、遅刻せずに出社しているなら、
「始業時間という期限までに会社に着く」
という目標を設定して、その目標を実現させるために、最優先で行動している結果が出ているのです。
私たちは子どもの頃から、強制的に期限が決められている中ですごしてきました。
だから、「期限を自分で決める」という経験が少ないし、そもそも「期限は誰かから決められるもの」と無意識に思っている人が多いです。
目標達成が苦手な人は、期限を決めるのが苦手な人です。
というよりも、期限を決めることに慣れていないだけです。
だから、期限を決めることに慣れてしまえば、目標達成の確率も上がっていきます。伸びしろがいっぱいあるわけです。
■3.「思即実行」に慣れるエクササイズ
未知のものにトライしようとすると、現状維持メカニズムが働いて、やらなくてもいい、都合のいい言い訳をどんどん用意してくれます。そして、その言い訳に従ってしまう、ということを先ほど書きました。
それを防ぐためにも、まずは「思ったことはすぐに行動に移す」というクセづけを作っていきます。
たとえば、部屋の掃除をずっとやろうと思っていたけれども、なかなか手がつかないという経験はないでしょうか?
おそらくこれを読まれているあなたは、一度始めたら中途半端で終わらせるのがイヤで、そのイヤなことを経験するくらいなら、「最初からやらない」という選択をしてきた経験もあるかと思います。
つまり、「完璧にできることじゃないとやらない」というクセづけになっているので、これを「思ったことはすぐに行動に移す」というクセづけに変えていきます。
私はこれを「思即実行」と言っています。思ったことを即実行するのです。
■4.行動は最大の暗示
「行動は最大の暗示」という言葉があります。暗示というと、「私はできる、できる」と、自分に言い聞かせることだと思っている人が多いのですが、実際、言葉による暗示なんて、ほとんど効果がありません。(中略)
「私はすぐに行動する人間だ」と、いくら口で言っていても、その通りに行動していなかったら、「『私はすぐに行動する人間だ』と、口で言っているだけで行動しない人間だ」という暗示を自分にかけてしまうことになるのです。
最初から難しいことにチャレンジする必要はありません。まずは、簡単なことからチャレンジしていったらいいのです。簡単なことからチャレンジしていって、だんだんと「自分は思ったことをすぐに行動できる」という暗示を行動を通じて自分にかけていってください。
■5.失敗への対策「もし、もう1度やり直せるなら」
「もし、もう一度やり直せるなら」
この質問を投げかけることによって、失敗を受けとめ、さらに、その失敗に対してどのような対応ができるのかを考えるようになります。
失敗に向き合わずにいると、「とりあえず失敗からは目をそらしておこう」と先延ばしすることになります。そのまま先延ばししておくと、次は失敗した事実をなかったことにしようとします。自分に都合よく水に流してしまうわけです。(中略)
失敗から目をそらしたりしてしまうのは、その失敗によって、自分の価値がなくなってしまうという思い込みを持っているからです。失敗であなたの価値が失われることなんてありません。むしろ、その失敗に向き合わずに、何度も何度も同じ失敗を繰り返すほうが価値を下げてしまうことになります。
失敗しない人間なんていません。失敗は学びですし、失敗するということは、まだ現実化するだけの「力」が足りないだけのことです。
何が足りなかったのか、どうすればいいのか? それを考えて、実践することによって、自認力も現実化する力も高まっていくのです。
【感想】
◆冒頭でも触れたように「自己啓発書の王道」を行く内容の作品でした。テーマが「思考を現実化する」ですから、ジャンル的には「成功本」と言われるものになると思います。
そして、その現実化するための具体的な方法が、タイトルにもあるように「文字化する」ということ。
今までも類書でも言われてきたことですが、本書の場合、かなり掘り下げて論じています。
たとえば「文字化する」理由については、私は『影響力の武器』で言うところの、「コミットメントと一貫性」にあるものだと理解していました。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
参考記事:【速報】『影響力の武器[第三版]』がいよいよ登場!(2014年06月09日)
もちろんそれもあるのでしょうが、第1章からの上記ポイントの1番目によると、文字化して頭の外に出した方が正確であるし、また外に出す過程において思考を深めることになる、とのこと。
いずれにせよ、ただ頭の中でぐるぐる考えているよりも、文字化するメリットは大きそうです。
◆続く第2章では、「目標達成」がテーマ。
かといって「目標を達成することが苦手」というか、できたことがない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実は、上記ポイントの2番目にあるように「期限を決める」ことによって、目標達成の確率も上がっていくのだそうです。
ちなみに割愛した部分によると、あいまいな言葉を掘り下げて具体化していくと、より一層達成に近づく模様。
さらには、こうしておくと、もし達成できなかった場合にも、「足りなかったもの」が分析しやすくなります。
また、少々意外だったのが、一度決めた目標もフレキシブルに変えてもよい、とのこと。
ただしその場合でも、「なぜ変えたくなったのか」を分析すると良いのだそうです(詳細は本書を)。
◆さて1つ飛んだ第4章では、「行動を継続させる秘訣」ということで、継続化のノウハウが色々登場。
たとえば新しいことに抵抗しようとする「現状維持メカニズム」については、類書で読んでご存知の方も多いと思います。
そこで本書が提案するのが上記ポイントの3番目の「思即実行」。
これを実践するには、まず簡単なことから始めると良いようです(本書でも首の上下運動からスタートしています)。
もう1つ「なるほど」と思ったのが、上記ポイントの4番目にある「行動は最大の暗示」という考え方。
確かにできもしないことを口にし続けるよりも、実際の行動で自分に暗示をかける、というのは腑に落ちました。
◆なお、上記ポイントの5番目の「失敗への対策」は、本書の第5章からのもの。
上記でも失敗したときの対応を述べていますが、いずれにせよ失敗には正面から向き合わなければなりません。
そしてもう1つ重要なのが、「他人に認められなくても、自分を認める」こと。
なぜなら、自分を認められない人は、他人を認めることができないからです。
さらには、他人と比べず、過去の自分と比べよ、というのも、なるほど確かに。
本書の言ってることはシンプルなのですが、その分キチンと実践することで、確かな効果が得られる、と感じました。
自分の人生を変えるために読むべし!

思考は文字化すると現実化する
第1章 思考を現実化できる人、できない人
第2章 自分が求めているものを見つけ、目標に変える
第3章 思いを強くする【4観点】
第4章 行動を継続させる秘訣
第5章 自分を認める「自認力」があなたを変えていく
第6章 現実化させる「力」をつける学び方
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【編集後記】
◆本日の「Kindle日替わりセール」から。
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