【超健康?】『高城式健康術55 医師が教えてくれない家庭の医学』高城剛:マインドマップ的読書感想文

2020年06月22日

【超健康?】『高城式健康術55 医師が教えてくれない家庭の医学』高城剛

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、つい先日発売されたばかりである高城剛さんの最新作。

Kindle版の発売が6月30日と、新書版からかなり遅かったので、前回の未読本記事ではスルーしたのですが、なぜかもう配信されていました。

アマゾンの内容紹介から一部引用。

アマゾンの奥地から電気や水道がないアフリカまで飛び回る「健康マニア」のクリエイター高城剛が、そう簡単には倒れない「ダイハード」な健康術55項目を一挙公開!
各種検査、愛用サプリメント、食事、アイテム…etc.
そして「怪しい」と言われる最先端の量子医療まで……。
「食事と環境」が劇的に変わってしまった現代社会を生き抜く術とは……??

確かに一部、ぁゃιぃ民間療法も登場しますが、さっそく私自身取り入れたいTIPSもありました！

Supplements / Ben Baligad

【ポイント】

■1.腸内リセット

　僕のオススメは、惜しみなく「生きた良い乳酸菌」を入れて、「腸内リセット」することだ。「腸活」などという生やさしいものでは、この時代、もう対応できない。腸の状態が良くないと自身で感じたら、短期間にリセットするのが最善策だ、と実感している。(中略)
　僕は、南米やアフリカなど、食事が劣悪な環境で長く過ごした後、「腸内リセット」するために、「コンプリート・バイオティック」を一時的に大量摂取するようにしている。その容量はその時々によって異なるが、一般的な使用量の数倍を摂取することが少なくない。これにより、ガツンと「腸内リセット」をするのだ。
　僕は、この「腸内リセット」と、後述するビタミンD3によって、20年以上にわたって苦しんだ花粉症を見事に克服した。

■2.Bスポットクリーニング

「Bスポット」とは、口蓋垂（のどちんこともいう）の上方で鼻の奥と交通する「上咽頭」のことで、別名「鼻咽腔」という。実は、鼻咽腔＝「Biinku」の頭文字の「B」をとって、Bスポットと呼ばれている。不思議な和製英語で呼ばれてはいるが、ここを刺激する効果は、驚くほどにある。
　食べ物と違い、空気は口腔内だけでなく、鼻腔から必ずこのBスポットを通過する。そのため、空気中のホコリや菌が溜まりやすく、たびたび炎症を起こしてしまう。ここに「クロールチンク（塩化亜鉛）」という、昔から使われている消炎薬を塗る治療が「Bスポットクリーニング」だ。
　このBスポットは、耳鼻咽喉科以外の診察では、これまで完全に無視されてきたが、ここをクリーニングし炎症を鎮めるだけで、全身の問題点が改善することが徐々にわかってきた。
　風邪の場合は、まずBスポットから炎症を起こしてしまうため、消毒すればいち早く、咳や熱が治まる。もちろん、花粉が溜まれば花粉症を併発するので、Bスポットクリーニングで花粉症が治まった例も多い。

■3.フィッシュオイル

　体内ではほとんど作られない必須脂肪酸の一種、DHA（ドコサヘキサエン酸）とEPA（エイコサペンタエン酸）は、いずれも青魚に多く含まれるn-3系（オメガ3系）脂肪酸だが、メーカーによって品質のバラつきが激しく、また、出荷時に酸化してしまっている製品も多い。
　その中で、ハイクオリティな製品を提供しているのが、Vital Nutrients社の「Ultra Pure Fish Oil」だ。(中略)　
　考えてみれば、脳とその周囲の大半はオイルだ。事実、フィッシュオイルを摂っていると、頭がすっきりして回転が良くなるので、僕の場合はスポーツの後よりも頭を使うときに摂取することが多い。内緒だが、「お受験必須サプリ」とも呼ばれている。

Vital nutrients Fish oil 800 90粒 [並行輸入品]

■4.御岳百草丸

　長野県製薬の「御岳百草丸」は、5種類の生薬から作られた胃腸薬で、胃弱、消化不良、食欲不振、胸やけ、二日酔いのむかつきなどを改善する。
　主成分は、古くは縄文時代の遺跡から出土し、また近世では山岳修験者の常備薬として知られたオウバクエキスを主体としている。(中略)
　だが、この御岳百草丸は、ストレスを受けると高まるコルチゾールを減らすことで有名な海外サプリメント「リローラ」よりも、成分（コウボクとオウバクエキス）含有量が高いのだ。(中略)
　このページまで、ずっと海外サプリメントを紹介してきたが、ここで日本を代表する抗ストレスサプリとして、本製品をなによりオススメしたい。　　
　なにしろ、日本中のドラッグストアで気軽に買え、その上安価なので、落ち込んだりイライラしたら、「とりま、御岳百草丸！」を合言葉に飲んでみてはどうだろうか。

【第2類医薬品】御岳百草丸 1200粒

■5.酸素サプリ

　人は呼吸を通じて空気中の酸素を体内に取り入れ、取り入れた酸素は栄養素と結びついて燃焼し、活動エネルギーを生み出す。
　一方、呼吸が浅いと、空気が体に十分入らず、酸素と二酸化炭素を換気する効率が悪くなる。すると代謝が落ち、各臓器の働きが低下し、疲れやすくなる。(中略)
　そこで、疲れたと思ったら、試しに酸素サプリを飲む。それが効けば、「隠れ酸欠」だ。
　オススメの製品は、米国OxyLife社の「Zero 2 Sixty Oxygen Performance Enhancer」。
　この製品は、今日のサプリメント市場において、唯一入手可能な純粋な酸素で、自分が知らないうちに呼吸が浅くなって疲れているのを、底上げしてくれる逸品だ。
　僕の経験だと、5000メートル級の山に登って高山病に罹った際にも、効果を発揮した。

【感想】

◆まさに「高城節全開」（何か数日前にも似たようなセリフを言った記憶がｗ）といった感じの作品でした。

下記目次は、最初の5つだけを載せたのですが、以降、章がなく全部で55個の「健康術」が掲載されているという仕様。

上記ポイントは、その中から5つ選んだものなので、割合で言うと「1/11」になります。

これがまた、類書でも見たことのあるメジャーなものから、初めて聞く（目にする）ような、珍しいものまで多種多様。

ただし、前者のようなTIPSとしては知られているものであっても、高城さんらしく、様々な製品を試してみた上で、「現時点でのオススメ品」を提示してくれています。

その1つが上記ポイントの3番目の「フィッシュオイル」。

ちょっとお値段張るんですが、「お受験必須サプリ」なんて言われたら、受験を控えた昨年だったら、ノータイムで買っていたと思います。

◆一方、上記ポイントの1番目の「腸内リセット」では、クレア・ラボ社なるメーカーの、「コンプリート・バイオティック」という製品が登場。

アマゾンでは取り扱っていないようなので、興味のある方は、メーカーの日本サイトにてご確認ください。

| コンプリート・バイオティック　COMPLETE BIOTIC　120カプセル

同じくアマゾンにはなかったのが、上記ポイントの5番目の「酸素サプリ」です。

こちらは、どこかの販売サイトのようですが、私は使ったことがないので、お買い得か否かは分からず。

ただ、1つ2000円くらいなので、試してみてもいいかもしれません。

OxyLife ゼロ2シックス酸素カプセル90カプセル買う - 低価格、日本へ配送、ビタミン、米国直送

◆こうしたサプリ系とは別に、本書で紹介されているのが、あまり聞いたことのない治療法の数々です。

たとえば、上記ポイントの2番目の「Bスポットクリーニング」というのは、当ブログでも1度も登場したことがありませんでした。

一応「Bスポットクリーニング」でググると、実際に治療を行っている病院等のサイトがヒットするのですが、Wikipediaにも載っていない模様。

ただ、上記の引用の最後にもあるように「花粉症にも効く」というのは、治療する部位から考えてもありえなくもないでしょう。

実際高城さんは、この「Bスポットクリーニング」と、今回割愛した「ビタミンD3」で花粉症を克服されたそうですから、花粉症の患部をレーザーで焼くよりは、こちらの方が手軽で良さそうです。

◆また、冒頭で「私自身取り入れたいTIPS」と申し上げたのが、上記ポイントの4番目の「御岳百草丸」。

この百草丸、本書でも「産地長野県では知らない者はいない」と言われているのですが、母の実家が長野県だった我が家でも、常備薬の1つでした。

もちろん、私は胃腸薬として服用していたのですが、そんなメンタル面での効果があるとはつゆ知らず。

ただ、逆に考えると、精神的なストレスがお腹に来てた場合、実は腹部ではなくてストレスに働きかけて、結果お腹の不調が治ったということもあったのかもしれませんね。

……なお、今回取り上げた5つ含め、本書に登場するTIPSの大部分は、個人的に納得できるものでしたが、本書の最後の方では、少々オススメしにくいものが連続して紹介されています。

詳しくは読んでいただけるとお分かりになるのですが、高城さんが以前の作品で触れていた「ホメオパシー」よりはマシかな、と（本書にホメオパシーは出てきませんが）。

結局、多くのハック本同様、自分に適したものだけを取り入れるのが、正解なのだと思う次第です。

自分なりの健康を実現するために読むべし！