2020年04月28日
【全20冊】未読本・気になる本(2020年04月28日)
Chloe does some light reading / Tiger Girl
【はじめに】
◆今日お送りするのは、2週に1度の定例記事である「未読本・気になる本」のエントリー。キチンと比較したわけではないのですが、今回はコロナの影響なのか、前回や前々回よりも、若干作品数が少なくなっている印象を受けています。
一方でAmazonでは、生活用品等を優先して配送する関係上、品切れや遅れが出ている模様。
こうなると、速やかにKindle化してもらえないと、読みたくても読めない状況になってしまうかもしれませんね……。
それはさておき今回も全20冊、ご確認よろしくお願いします!
【未読本・気になる本、全20冊】
コトラーのリテール4.0 デジタルトランスフォーメーション時代の10の法則
ここ数十年のデジタル革命によって、小売業界の“前提”が激変した。顧客の期待はデジタルのスピードで進化している。情報は驚異的なスピードで駆け巡り、市場は膨張を続け、カスタマー・ジャーニーは予測困難になり、かつてはマーケティング・コミュニケーションの“受け手”だった人々が、今や重要人物になっている。多くの小売業者にとって、これらの変化は課題として受け止められているが、同時に桁外れに大きな好機でもある。本書では、“マーケティングの神様”フィリップ・コトラーと、新進気鋭のイタリア人研究者ジュゼッペ・スティリアーノが、小売業界で進行するデジタルトランスフォーメーションの実情をあぶり出しながら、変化を好機とするための“10の法則”を提示する。
◆おなじみフィリップ・コトラー教授の最新刊。
単行本だと2600円以上しますが、2割引きのKindle版だと、2100円弱、と大変お買い得となっています。
オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側 (文春新書 1249)
新型コロナウイルスの流行で、迷走に迷走を重ねた挙句、東京オリンピックの延期が決定した。国際オリンピック委員会(IOC)がぎりぎりまで延期を口にしなかったのは、秋になるとアメリカでアメリカン・フットボールやバスケットといった人気スポーツが始まるので、テレビ局の放送日程がとれないからだという。
こんなバカな話があるか。オリンピックは世界中の国が集まって行う「スポーツの祭典」「平和の祭典」であり、そのため開催国では巨額の税金を注ぎ込む。それがアメリカのテレビ局の都合で左右されていいのか。マラソンの札幌移転も、東京で涼しい時間帯(未明スタート)に開催しても、暗くてはテレビ中継ができないからだというのだ。
なぜ、こんなことになってしまったのか。本書は、オリンピックが「スポーツの祭典」から、単なる巨大なスポーツ興行へと変わってしまった軌跡を丹念に追う。とくにテレビの放送権料という金の卵を産む鶏の存在が、IOCをいかに変えたのかを検証する。
◆今回の延期は致し方ないものの、実際に開催されるのが来年なのか、1年後でも治まらなくて再来年なのか、はたまたコロナに対するワクチンができなくて、結局中止となるのかはまだ分かりませんが、いずれにせよ国によって鎮静化の度合いが違うと、オリンピックに限らず客を入れて国際大会を行うこと自体難しい気が。
中古に送料を足すと定価を上回りますから、Kindle版もご検討ください。
クリエイティブ・コーリング 創造力を呼び出す習慣
あなたは自分の人生に夢中になれているか。700人を超える世界トップクラスのクリエイターが講師陣!オンライン教育プラットフォーム“CreativeLive”CEOによるわくわくする人生の設計方法。全世界1000万人受講。
◆時期的にコロナを意識して出された作品ではない(そもそも翻訳本ですし)のですが、「オンライン教育プラットフォーム」というのは、今後もっとニーズが高まるハズ。
中古が定価の倍値以上になっていますから、2割引きのKindle版がオススメです。
テレワークの切り札! Office365 Teams 即効活用ガイド
Teamsで仕事を効率化!使わなきゃ損!ビデオ会議ビジネスチャット丸わかり。チームでファイルを共同編集。Office 365ユーザーならすぐ使える。学校向けTeamsも詳解。マイクロソフトの公式解説動画に準拠!
◆最近のテレワークではZoom人気が高いものの、この「Office365 Teams」も、なかなか良さげな感じ(下記に比較した記事を挙げておきます)。
版元が日経BPさんなので、Kindle版が定価と同額なのは、お約束でございます……。
参考記事:Teams vs Zoom 徹底比較|毎日リモートワークで使っているエンジニアが解説 | AZPower 技術ブログ | AZPower 技術ブログ
アグネス流 10歳までに鍛えておきたい20の能力 これからの時代に活躍できる子に育てるために
想像もできないほど仕事も勉強も生活も変わっていく時代に生きる子どもたちに必要な力とは? 今の親に求められる大切なこととは? アグネスさんは言います。これからの時代は、同じ内容を同じペースで学んでいてもダメ! 周りと同じように、または一歩先ゆく教育ではなく、その子にしかできない特技や能力を見つけ出して伸ばしていくことが重視されます。「変化する時代に対応できる子」「世界に通用する子」「自分で考えて決めることができる子」に育てるアグネス流教育法を紹介します。併せて、今の親の苦労にも寄り添っています。子育ては本当に大変! でも、眠れない夜、疲れた体、絶えない悩みはあっという間に過ぎてしまいます。いつか親から巣立つ子ども……でも、一度親になると一生親です。子どもと一緒に過ごすキラキラした時間を大事に、楽しんでください。そして、思い出すと胸が熱くなる家族になりましょうと。子育てに愛情、自信、そして知識がもてる一冊です。
◆今のように学校が休校状態になっていたりすると、従来の単なる「いいこちゃん」では生き抜けないかもしれないので、こういう作品からも学ぶところは多そうな。
Kindle版も「16%OFF」と、なかなかお買い得感が高くなっています。
国外逃亡塾~普通の努力と少しばかりの勇気でチートモードな「自由」を手に入れる
日本の今の高校生世代にとって、偏差値に見合った普通の日本の四年制大学に進むメリットは何一つない。かわりに、普通の努力・経済力で可能な海外大学への進学で「自由への鍵」を手に入れよう。
◆こちらはタイトルが少々物騒ですが、大学進学ないしは社会人留学の参考に。
同じくKindle版が「15%OFF」と、お求めやすくなっています。
戦略の創造学: ドラッカーで気づき、デザイン思考で創造し、ポーターで戦略を実行する
デザイン思考、ピーター・ドラッカーのマネジメント、そして競争戦略。
この3つは、時と分野を隔てて構築されたものですが、そのそれぞれの本質を紡ぐと、糸になり、その糸を織ると普遍的な戦略モデルのキャンバスとなるのです。そして、3つの思考を組み合わせたキャンバスの上に、新しい世界観と意味を創り、それに基づいた目的とビジョンを達成するための戦略を構築していきます。
◆上記で掲げられた3つは、いずれも当ブログでもニーズが高いもの。
ただし版元が東洋経済さんなので、Kindle版はしっかり定価販売となっております。
Winny 天才プログラマー金子勇との7年半 (NextPublishing)
インターネット上のビジネスに欠かせないP2P(ピア・ツー・ピア)技術。その可能性を開拓した「Winny」の開発者・金子勇は、2004年、「著作権法違反幇助」の疑いで逮捕・起訴され、無罪判決が確定するまでに7年半もの年月がかかりました。
本書は、「Winny事件」弁護団の事務局長を務めた壇俊光氏が自身のブログを元に小説としてまとめたものです。日本のインターネット技術の発展に負の影響を残したと言われる裁判の経緯を追いながら、壇弁護士が見た金子氏の人物像、Winnyの核心を語ります。
推薦文は、2ちゃんねる開設者・ひろゆき氏から寄せられました。
◆金子さんの件については、私自身が技術に疎いもので、未だに詳しくは分かっていないのですが、金子さんの存在はもちろんのこと、裁判で失われた日々を惜しむ声は、当時数多く聞かれました。
Kindle版は2割引きとお買い得となっていますから、興味のある方はご検討ください。
明日の自分が確実に変わる 10分読書
本を読んで世界を広げる。身の回りにないものと出会い、憧れに向かって頑張る努力のお供に本がある。塾の最難関大クラスで国語を教える著者が実践する「人生を切り拓く読書術」
塾の講師として国語を教えるほか、カルチャーセンターの講座や企業セミナーも担当する著者が、多忙な日々の中で、気軽に読書を楽しむコツ、読書によって何を得ることができるのか、人生の中で影響を受けた本について語ります。
「未知の世界だった都会へ憧れを抱く」「受験勉強に必要な読解力が身につく」「起業家になる夢を支える」「国文学の面白さにハマる」
著者の経験、具体例を交えながら、読書の素晴らしさを紹介します。
◆著者の吉田さんの作品は、以前下記の文章術本をご紹介したことがありましたが、本書は読書術本だけに、さらに人気も高まりそうな。
Kindle版はまだないものの、集英社さんの作品ですから、いずれ出ると期待しております。
参考記事:【文章術】『人一倍時間がかかる人のための すぐ書ける文章術 ムダのない大人の文章が書ける』吉田裕子(2018年09月14日)
Anker 爆発的成長を続ける 新時代のメーカー
知名度ゼロであった外資系ハードウェアベンチャーが、何故わずか数年で業界のトップランナーになれたのか? そこには、同グループの創設者であるスティーブン・ヤンを始めとする経営陣の明確なビジョンや、中央集権にならないための組織づくり、徹底されたカスタマーサポート、Amazonでトップを取り続けるための販売戦略など、世界で躍進を続けるための確固たる理由があった。
本書は、「Empowering Smarter Lives(スマートな生活を後押しする)」をミッションに掲げるAnkerグループがトップブランドとしての地位を確立するに至った歩みとともに、「新時代のメーカーの在り方」について紐解くものである。Ankerグループ製品を愛するファンのみならず、企業で働く多くのビジネスパーソンにとっても必読の内容になっている。
◆Ankerといえば、私もモバイルバッテリーを持っていますし、コスパの良いガジェットで人気のメーカーさん。
単行本は在庫切れのようですから、読みたい方はKindle版でぜひ!
なぜ、「あんな男」ばかりがリーダーになるのか 傲慢と過信が評価される組織心理
職場やニュースを見れば、無能なリーダーはどこにでもいる。しかも、そのほとんどが「男性であること」に気が付くだろう。
なぜ、「あんな男」がリーダーになるのか。なぜ有能、特に「有能な女性」が上に行くのがこんなにも難しいのか。
女性がより有能にもかかわらず、男性的で有害な特性がリーダーにふさわしいと思わせる。その結果、組織は欠点を称賛し、より良い候補を無視し、無能リーダーの破滅的な行動を放置して、部下と現場が疲弊するのだ。
本書では、組織の病理と勘違いが起こる原因を分析し、「あんな男」より優れたリーダーを出すための処方箋を提示する。
◆「使えない」リーダーの下にいる方なら、必読の1冊!?
Kindle版は定価と同額ですが、中古が値下がりしていませんから、気になる方はご検討を。
わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる
かつてない本の味わい方を名著の数々とともに伝える、日本最高峰の書評ブロガー初の著書。
人生は短く、読む本は多い――「運命の一冊」をモノにする方法とは?
◆おなじみブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」の管理人、dainさんが、ついにご本を出されました(パチパチ)!
結構分厚い(392ページ)だけに、お値段少々高めで、Kindle版も定価なのですが、dainさんのファンなら読むべし!
努力するな。マンガを読め。
情報収集に努力はいらない。マンガを読むだけで誰もが情報強者になれる!
堀江貴文氏が想像的知識を刺激された作品を厳選! 75作品を紹介!
◆ほぼ毎月作品を出されている堀江貴文さんの新作は、マンガのブックガイドのよう。
Kindle版はまだないのですが、主婦の友社さんが版元ですから、いずれリリースされると思います。
「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには
私たちが遺すべきもの、次世代が学ぶべきこと。
先がまったく読めない時代に必要な「社会を生き抜くための武器」とは何か。
日本を救う「尖った人」を増やすには、どうしたらいいか。
我々は何を、どのように後輩たちに継承するべきか。
これは、あらゆる立場の人にとって難問といっていいでしょう。
親として、教師として、上司として……この「先輩としての責任」を難なく果たせている人はそう多くありません。
大学二回生で恩師から「わかること」「教えること」の本質を提示されたときから、会社員として、ベンチャー企業の創業者として、そして大学の学長という立場から考え続け、実践してきた著者の結論とは?
「教える」「教育」を切り口にして、日本の最重要課題に切り込む。
◆おなじみHONZの出口さんは、現在、立命館アジア太平洋大学の学長さんだけに、こういうテーマも説得力大。
版元がKADOKAWAさんということで、Kindle版は定価となっております。
好きなものを「推す」だけ。共感される文章術
営業、プレゼン、面接、人間関係、SNS、全部に効く「推す」技術全公開。
本書は「推す」ことをテーマにした世界初の本。
好きなモノ、コト、ヒトについて、「どこがどう素晴らしいのか」を上手く言葉化できる人は、人生のあらゆる面で成功することができます。
◆当ブログも基本、「批判」よりも「推す」ことをテーマにしていますから、この本は気になるところ。
これまたKADOKAWAさんの作品ゆえ、Kindle版がお安くなっていないのは残念ですが。
ジム・ロジャーズ 大予測: 激変する世界の見方
ジム・ロジャーズ氏に10時間超のインタビューを書籍化、緊急出版!
コロナショックで世界の経済、金融、マーケットはどうなるのか。
また、国際政治や地政学的動向にどう影響するのか。
世界的投資家は、いま何に注目し、何に投資しようとしているのか。
多くの読者が知りたい内容をダイレクトに伝える一冊。
経済、金融、マーケット関係者、個人投資家は必読の書
◆この本、出す時期間違ったな、と思いきや、まさかのコロナショックを受けた上での作品とは、さすが東洋経済さんは違います。
東洋経済さんの作品ですから、Kindle版は当然定価と同額ということで。
鴻上尚史のもっとほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋
話題沸騰、作家・鴻上尚史氏の人生相談、第2弾!!
観念的ではなく、理想論でもなく、精神論だけでもなく、具体的で実行可能なアドバイスを25本+書下ろし原稿2本=計27本収録!
◆下記レビューの前作は、当ブログでも大人気となっただけに、本書も期待したいワタクシ。
Kindle版はまだ用意されていませんが、版元が朝日新聞出版さんですから、高値引率が期待できそうです。
参考記事:【オススメ!】『鴻上尚史のほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋』鴻上尚史(2019年12月26日)
コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画
NHKスペシャル『コロナショック~経済危機は回避できるか』著者出演、大反響!
▼リーマンショックを超える経済危機は、3つの時間軸で襲ってくる。
第1波 日本のGDP7割を占めるローカル産業の壊滅(飲食、小売、エンタメなど)
第2波 自動車、電機など大企業 グローバル企業へ波及
第3波 金融恐慌の発生
◆著者の冨山さんの作品は、当ブログでも何冊かご紹介していますから、個人的には読んでみたい1冊。
単行本は5月9日発売なのですが、若干お得なKindle版は、一足早く4月30日にリリース予定となっています。
スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル
本書は「スマホの使い方」が書かれた実用書ではありません。
スマホを駆使して「人生を変えるための知恵と情報と戦略」を満載した、未来を生きるビジネスパーソン必携の「生き残りの武器」です!
「スマホとは何なのか? 」「どう使えば人生は最大化するのか? 」
IT起業家として、インターネット黎明期から第一線を走り続けた堀江貴文さんが、今まで語らなかった“スマホの真実"を、この本で縦横無尽に語り尽くします。
◆もともと堀江さんは、ライブドアの社長時代に、日報を携帯メールで送らせていたような方ですから、スマホにシフトされたのも当然かと。
同日発売のKindle版も、スマホで読むべし、と言われそうですがw
2025年のデジタル資本主義: 「データの時代」から「プライバシーの時代」へ (NHK出版新書 623 (623))
アメリカのGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)、中国のBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)といった巨大テクノロジー企業に情報と富のすべてが集中する現在。
行き過ぎたデータ経済への反動から、彼ら“デジタル・プラットフォーマー"が利益の源泉としてきた個人情報を保護する動きが、欧米を中心に高まっている。
データの時代からプライバシーの時代への移行が始まる中で、次に覇権を握るのは一体誰か? “周回遅れ"に甘んじる日本は、どこに活路を見いだせばよいのか br>産業界の未来予測に定評ある著者が、コロナショック後の世界の行方を読み解き、進展するデジタル資本主義の行方を占う!
◆今後のデジタル経済圏を考える上でも、押さえておきたい作品。
版元がNHK出版さんですから、新書が出るタイミングでKindle版も出ているのではないでしょうか。
【編集後記】
◆上記でご紹介できなかった作品の中から。恋愛資本主義社会のためのモテ強戦略論 ~The Bible of Winning a Woman's Heart~
ひと昔前の当ブログでしたら、激プッシュしていたかもしれない(?)モテ本。
定価と同額とは言え、Kindle版も出ていますから、興味のある方はご検討ください。
【編集後記2】
◆本日の「Kindle日替わりセール」から。キャッシュレス貧乏にならないお金の整理術
お金本でおなじみの横山光昭さんのキャッシュレス本は、中古が値崩れしていますが、送料を足せばKindle版がお得。
「納品」をなくせばうまくいく
読む人を選びそうですが、ソフトウエア業界に携わる人向けのこの作品も、中古に送料を加えると、Kindle版に軍配が上がります。
ご声援ありがとうございました!
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