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2019年11月15日

【オシャレ】『服が、めんどい 「いい服」「ダメな服」を1秒で決める』大山 旬


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服が、めんどい 「いい服」「ダメな服」を1秒で決める


【本の概要】

◆今日ご紹介するのも、昨日に続いて先日の「未読本・気になる本」の記事にて人気だったファッション本。

著者の大山さんの作品は、以前当ブログでも取り上げて好評でしたから、本書も期待できそうです。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
この本では、最小限必要な服のルールだけをお伝えします。
「いい服」「ダメな服」を見比べるだけで、勝手にセンスが身につくように作られています。
また、必要なアイテムを知り、「何」を「どこ」で選び、「どうやって」着ればいいのかを1つ1つちゃんと言語化しました。
服選びのヘンなクセを取り除き、「いい服」だけを手に取る。時間やお金をかけることは、もうありません。
この本は、いわば、センスのショートカット法です。
もう、服の「めんどい」はなくしましょう。仕事に、趣味に、家族に、人生の大事なことに集中する。そのために、「服がめんどい」という本音ベースで語っていきます。

ダイヤモンド社さんの作品なので、Kindle版は1割引きでのご提供となっています!





stan smith green 3 / Idhren


【ポイント】

■1.流行よりド定番
 学生時代は、何を着ていてもそれなりに見えます。
 基本はTシャツ、ジーンズ、スニーカー。寒くなったらパーカー、ダウン。それだけでも「若さ」で着こなせてしまいます。
 しかし、歳を重ねるとそうはいきません。
 体型が変わり、顔つきが変わり、肌の質感が変わります。それなのに、似たような服ばかりを着続けてしまい、気づくと「ダサいおじさん」になってしまいます。
 そこから脱するためには、服をアップデートしなくてはいけません。
 といっても、流行を追ったり、高い服を買う必要はまったくありません。
「普通の服を、普通に着る」。それだけでいいのです。
 白シャツ、ブルージーンズ、カーディガン、ニット、コートなど、定番すぎてお店の中で目立たないアイテムを揃えましょう。


■2.柄よりシンプル
 基本的に、「無地」しか手に取らない。そして、ちゃんと試着して「サイズ」をしっかりと見る。柄ではなく、シルエットで選ぶ。これが正しい服の選び方です。
 色も同じです。お店のカラーバリエーションに惑わされてはいけません。
「ネイビー」「ブラック」「ホワイト」「グレー」「ベージュ」の5色だけに絞ります。
 赤や黄色などの鮮やかな色は、基本的にすべて選択肢から外します。
 そうやってシンプルなものばかりを選んでいると、そのうち「なんか退屈に見えるな」と感じる瞬間が訪れると思います。
 そこで初めて、柄物の服を買うようにします。 
 着こなしのベースが無地のもので揃っているので、その中に柄物を取り入れてもバランスよく見えます。
 これこそが、センスよく見える秘訣なのです。


■3.ホワイトジーンズを極める
 ボトムスの中で最もハードルが高く感じるのが、ホワイトジーンズです。他のボトムスは色の濃いものが多いのですが、その中で唯一「 明るさを足せる」のが特徴です。まだまだ穿いている人は少数派ですが、意外と誰にでも似合うアイテムです。 人との違いがあるからこそ、おしゃれに見えるものです。ぜひ積極的に取り入れてみましょう。
 ホワイトジーンズは、着こなしにアクセントを加えることができるアイテムです。全身が暗いコーディネートは、まとまりが良いぶん、退屈さも感じます。そんなときに、ホワイトジーンズを穿いてみます。これだけで一気におしゃれに見えるようになります。
 まずは手頃なユニクロのジーンズからトライしてみましょう。最初は見慣れないものですが、 何度か穿いているうちに手放せないアイテムになるはずです。
 ホワイトジーンズは濃い色と合わせるのが鉄則です。特に相性が良いのがネイビーです。ネイビーのジャケット、ステンカラーコート、チェスターコートにホワイトジーンズはよく合います。
 また、ナイロンジャケットやダウンジャケットなどのスポーティーなアイテムにも相性抜群です。白が持つ「上品さ」とナイロンジャケットが持つ「軽快さ」の組み合わせはとてもバランスが良いです。


■4.スニーカーを極める
 1足目に揃えたいのは、「ホワイト」です。着こなし全体が暗いときには、足元に白を加えることで、気軽に明るさを取り入れることができます。
 ホワイトレザースニーカーの最大の魅力は、どんな着こなしにも馴染みやすいところです。ブルージーンズやブラックジーンズ、スラックスまであらゆるボトムスに合います。とりあえずレザースニーカーを履いておけば、まず失敗することはありません。ただ唯一、ホワイトジーンズにだけは合わないので、その点だけ注意しましょう。
 2足目に揃えるのが、「ブラック」です。ホワイトに比べると、落ち着きのある雰囲気で、どこか革靴を履いているような印象を与えてくれます。着こなしにきれいさを取り入れたいときにこそ、ブラックを選びます。
 ブルージーンズやホワイトジーンズと合わせれば、着こなしが引き締まりますし、スラックスのようなきれいめなボトムスにもよく合います。ビジネスカジュアルの場面にも重宝するので、1足持っておいて損はありません。


■5.「5回以上、試着して1つ買う」ルール
 試着には素晴らしいメリットがあります。私たちはどうしても似たような服ばかりを買ってしまうものです。しかし、同じ習慣から脱しないと、いつまで経ってもダサいままです。そこで、「今まで着たことのない服」を積極的に取り入れる必要があります。(中略)
 試着をした服は買わなくても、まったく問題ありません。
 店員さんは断られることに慣れています。そこまで気を使う必要はありません。最初のうちは断ること自体に慣れてみてください。
「5回以上、試着をしてから1つ買う」くらいのペースでOKです。
「イメージと違ったので今回は見送ります」「ちょっと考えてみます」など、最初に断り文句を決めておくとスムーズです。即決しないと事前に決めておくとよいでしょう。一度冷静になって、それでも必要だと感じたら買うようにするのです。


【感想】

◆読み始めてすぐ気が付いたのですが、「大人向け」のカジュアルファッションの本でした。

それはもう、上記ポイントの1番目に「歳を重ねるとそうはいきません」とあることからもお分かりのとおりかと。

ただ、本の表紙にはその辺を匂わすフレーズが何も無いので、若い方で「MBさん以外のカジュアルファッション本が読みたい」という方は一応ご留意を。

さて、そのMBさん……とサラっと書いてますけど、ご存知の方には今さらな、現在メンズのカジュアルファッションをほぼ制圧しているこの方ですね。

Amazon.co.jp: mb ファッション: 本

MBさんのご本と、本書の一番の違いは、MBさんほど本書はユニクロにこだわっていないこと。

本書では第1章以降、シャツやジャケット等アイテムごとに着こなしがこんな感じでアドバイスされているのですが、その中に「お店選び」という項目があります(リンクはアマゾンの本のページに飛びますので、クリックしても拡大されません)。。

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そこではセレクトショップ等に混じってユニクロも登場しますが、必ずしもユニクロ必須ではありません。


◆もう1つの違い、と言いますか、これはMBさんにかかわらず本書独自のスタイルなのでしょうけど、アイテムごとに着こなしの図がイラストで描かれており、その顔が動物であること。

ファッション本で図がイラストなのは、今までもありましたが、顔をわざわざ動物にしているのは結構珍しいと思います。

これは「誰が着ても似合うから」あえてそうしているそう。
 もし、ここにイケメンの顔をはめ込んだら、一気に「見たことある本」になります。
「それじゃ自分ごとに思えない」
「本来のおしゃれ嫌いな人に伝わらない」
 そんな思いからこのようなアプローチが生まれました。
アマゾンにそのイラストがアップされたので、一応ご紹介しておきます(上記同様、拡大されません)。

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ただ、後半で「メガネ」が登場する際だけは、さすがに人間なんですけどねw


◆ところで、本書の中心となるのは、上記でも触れているアイテムごとの着こなしです。

第1章では上記ポイントの3番目のホワイトジーンズをはじめとした服全般(ジャケット、ニット、カーディガン、パーカー、シャツ、ブルージーンズ等、全20アイテム)が。

そして第2章では、上記ポイントの4番目のスニーカーほか、小物(革靴、トートバッグ、リュック、メガネ、時計等、全10アイテム)が登場しています。

それぞれについて、上記ポイントのようなテキストでの解説に加えて、例の動物顔でのイラスト、さらには、NGな着こなしのイラストも掲載されているという仕様。

ちなみに先の動物顔イラストの下の方にもあったように、本書では「80点」の着こなしを目指しています。
 街を見回すと、50点以下の男性がとても多いです。
 それは、単純にアイテム選びをミスっているからです。
 詳しくは本書の1章と2章でイラストにまとめていますが、まずはアイテム選びを間違えないことが大切です。
 それだけで50点は軽く超えられるはずで、70点くらいには簡単に届きます。
 そして、コーディネートの最低限のルールなどを3章でおさえれば、80点はクリアできます。
確かに、過度に服装にこだわらない以上、「80点」というのは妥当なところかと。


◆また、上記引用部分で触れられている第3章では、「おしゃれ全般」に関するアドバイスが。

体型別着こなしや流行の取り入れ方、さらには、髪型やアイテムお手入れの仕方等についての解説がなされています。

そしてここから抜き出したのが、上記ポイントの5番目の「試着」のお話。

断り文句を含めて、「5回以上、試着して1つ買う」とあらかじめ決めておけば、比較的気軽にお試しできるかもしれませんね。

まー、ユニクロみたいに、基本的に接客しないお店なら、ガンガン試着して、1着も買わずに帰るのも全然OKですし、行動あるのみ!


大人の休日服を着こなすために読むべし!

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服が、めんどい 「いい服」「ダメな服」を1秒で決める
はじめに
序章 服選びがめちゃくちゃラクになる3つのポイント
1章 服が、めんどい
2章 小物が、めんどい
3章 おしゃれが、めんどい
おわりに


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【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

B07CBHQQV4
読書の価値 (NHK出版新書)

当ブログでもご紹介済みである、森先生の読書術本。

中古は値崩れしていますが、送料を加算するとKindle版の方がお買い得です!

参考記事:【読書】『読書の価値』森 博嗣(2018年04月12日)


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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