2019年07月23日
【全20冊】未読本・気になる本(2019年07月23日)
“According to a study conducted in late April by the U.S. Department of Education and the National Institute of Literacy, 32 million adults in the U.S. can't read.” 🐕 🐈 🐕 / anokarina
【はじめに】
◆今日お送りするのは、2週に1度のお約束となっている「未読本・気になる本」のエントリー。そろそろ夏休みも近くなってきましたので、ここらで旅行等お出かけになる方は、新刊方面をチェックしていただけたら、と。
実際、今回は興味深い本が多くて、もう数冊ほど、おまけでご紹介したいところでした。
それはさておき今回も全20冊、ご確認のほど、よろしくお願いします!
【未読本・気になる本、全20冊】
新海誠の世界を旅する: 光と色彩の魔術 (平凡社新書)
2019年7月に新海誠監督の新作、『天気の子』が公開される。『君の名は。』『言の葉の庭』『秒速5センチメートル』などの作品の舞台となった土地を訪ね、風景がどのように作品に反映されたかを分析する。さらにこれまでの作品の魅力にふれ、スタジオジブリなど、他のアニメからみた位置づけを考察。日本アニメーション界に衝撃を与えた理由をその技と独自性から探っていく。
◆新作『天気の子』の公開に合わせて発売となった新書。
若干お得なKindle版も既に配信済みです。
不登校・ひきこもりの9割は治せる 1万人を立ち直らせてきた3つのステップ (光文社新書)
統計上、クラスに1人はいる不登校の生徒。授業レベルの違い、部活の上下関係、陰口、いじめなど、きっかけは様々だが、ほとんどの場合、不登校になると家にひきこもってしまう。
彼(女)らは大きな可能性を秘めているにもかかわらず、学校や行政機関などのサポートは不足している。2019年に起きた農水省元事務次官による息子の刺殺事件も、この問題の延長線上にある。適切な支援があれば、防げた事態なのだ。
若者の不登校・ひきこもり問題に教育者の立場から30年以上取り組み続け、述べ1万人以上の生徒を立ち直らせてきた著者が独自に開発した「規則」「責任」「自律」の3ステップモデルを公開。未来の「8050問題」は起こしてはならない。
◆引きこもりが登校するようになったお話、というと、すぐに下記の「プリン師匠」のことを思い出すのですが、こういうケースはきっとマレであり、本書にあるようにきちんと手順なりを踏むべきなのだろうな、と。
なお新書は既に発売されていますが、Kindle版は、今月26日のリリースとなっています。
参考記事:不登校のTくんは、スマブラのプリン師匠だった。 - Togetter
サバイバル組織術 (文春新書)
理不尽な人事、職場のいじめ、女性と仕事、予期せぬクライシス―。会社から国家まで、現代人は「組織」とのかかわりなしには生きていけない。日本の文学や漫画、ドラマなどをテキストに「組織」を読み解き、実体験も交え、生き抜く極意を指南。人事は最も危険な仕事、漱石が描いた「組織と個人」、クライシスを生き抜く非情の戦略、現場にツケを回す上司のキーワード、人材の枠を狭めると組織は滅ぶ、生活保守主義の恐ろしさ、人脈はABCに分類せよ、上司と戦ってはいけない、ほか。実戦で使える思考とノウハウ。
◆おなじみ佐藤優さんの新刊は「組織」における生き残り術のよう。
こちらも中古が定価の倍近くしますから、お得なKindle版がオススメです。
本業転換――既存事業に縛られた会社に未来はあるか
あらゆる業種・業界に“本業喪失”の可能性がある時代。「今のまま」で、あなたの会社は生き残れるだろうか。ケースから読み解く、未来を切り拓いた会社VS.市場に翻弄された会社。
◆テーマとしては興味深いのですが、実際にやろうと思ったらハードル高過ぎるのが、本書のテーマである「本業転換」ではないでしょうか?
本書も定価と同額とはいえ、Kindle版はリリース済みです。
日常にひそむ うつくしい数学
自然界から人間が創造したものまで身の回りにある様々な「不思議」「うつくしい」「おもしろい」の謎。
本書では、そこに隠された法則を、数学を使って解き明かす。
小学校卒業レベルで理解できる平易な解説で、数学的感覚も養われる一冊。
◆「小学校卒業レベル」でOKならば、受験理科でヒーヒー言っているムスコなら、おそらく理解できるであろう作品。
なお、Kindle版が2割引きと大変お買い得になっています。
努力をやめるノート
“目標達成に必要なのは“努力”ではなく自分の「本音」”“朝の習慣が、不安を消して願望実現の行動を生む”“エゴリストの基本ルール「楽しいから毎日続ける」”―25年間のカウンセリング経験から開発された目標達成ノート。
◆「努力をやめる」と言っても何もしなくていいわけではなくて、ノートを活用して目標を達成するメソッドのよう。
本書もKindle版は2割引きとお得ですが、配信は8月5日とやや先になりますのでご留意ください。
役所窓口で1日200件を解決! 指導企業1000社のすごいコンサルタントが教えている クレーム対応 最強の話しかた
本書では、これまでのクレーム対応の話し方とはまったく違う画期的な話し方を紹介します。誰でもできる単純なスキルですが、どんなお客さまでもこれでうまくいき、ストレスやフラストレーションもぐっと減ります。
◆従来「正解」とされてきた「お客さまの話に冷静にじっと耳を傾け、お客さまの立場に立って具体的な解決策を伝える」というクレーム対応は、昔と違って今や「最悪」なのだそう(詳細は本書を)。
ダイヤモンド社さんだけに、Kindle版は安定の「1割引き」ですから、ご検討ください。
戦略と情熱で仕事をつくる 自分の強みを見つけて自由に生きる技術
本書では"凡人"であっても「戦略×情熱」で急速に成長し、好きなことで生きられるようになる方法を著者の実体験を交えて描かれています。
「凡人だからこそ、誰とも戦わない圧倒的個性が必要」だと著者は言います。
それを「ブラックオーシャン」と呼び、誰にでも見つけることは可能で、仕事をつくり動かす原動力になります。
◆「ブルーオーシャン」ならぬ「ブラックオーシャン(深海)」を目指す仕事術本。
こちらもダイヤモンド社さんの作品のため、Kindle版は1割引きとなっています。
会社で働きながら6カ月で起業する 1万人を教えてわかった成功の黄金ルール
1万人超の起業を支援し、起業できる人とできない人の違いを見極めてきた著者が教える「180日でできる起業準備トレーニング法」。
どうすれば、最小のリスクで起業ができるのか。
それは会社に勤めながら「知」「人」「金」の3要素を高めていくこと。
それができれば、誰でも自分のやりたいビジネスを始められるようになる。
◆著者の新井さんは「10000人の起業をプロデュースした『起業のプロ』」という方ですから、本書も説得力大!
同じく版元がダイヤモンド社さんですから、Kindle版は1割引きです。
入門『地頭力を鍛える』 32のキーワードで学ぶ思考法
シリーズ累計25万部のロングセラー『地頭力を鍛える』著者が説く戦略的思考、ロジカルシンキング、地頭力、無知の知、メタ認知・・・・・・
32のキーワードの基本と使い方、【WHAT:何?】【WHY:なぜ?】【HOW:どう使う?】がすっきりわかる。
◆こちらも「地頭力」でおなじみである細谷 功さんの最新刊。
版元が東洋経済さんなので、Kindle版が定価と同額なのはデフォルトですね。
アマゾンで学んだ! 伝え方はストーリーが9割
日本で無名だったアマゾンがトップブランドになったストーリー戦略とは?
ストーリーを伝え続けたからこそ、アマゾンの今があります。
アマゾンの創業者兼CEOのジェフ・ベゾスは世界屈指のストーリーテラーです。
ベゾスのストーリーづくりには、常に相手(お客様)を起点としてストーリーを考え、ある光景が目に浮かぶようにわかりやすくシンプルに伝え、受け取った側が次に何をすればいいのかがよくわかるといった特長があります。
日々の業務で「伝える」ことに課題を感じているビジネスパーソンにお勧めです。
◆著者の小西さんは、アマゾン ジャパンの元広報本部長だったという方。
本書はKindle版が1割引きと、お得になっています。
サウンドパワー わたしたちは、いつのまにか「音」に誘導されている!?
企業・個人のブランディングから販売戦略、教育・子育て、集中力アップまで音の力(サウンドパワー)のヒミツを本邦初公開!
ファストフードの印象を変えたマクドナルドの「i'm lovin' it」
気づかないうちに健康を蝕む「低周波音」
料理の仕上げに音を振りかける「ソニック・シーズニング」 etc.
◆こうした五感に無意識に働きかける要素というのは、個人的に気になっていますし、活用の仕方いかんによっては大きな効果があると思われ。
Kindle版はまだないのですが、版元がディスカヴァーさんなので、じきに用意されるのではないか、と。
人生も仕事も変わる! 最高の遊び方
人生は遊んだもん勝ち!? 「遊び」のエキスパート、成毛眞(HONZ代表、元マイクロソフト社長)氏が贈る、人生の遊び方。
遊びの定義から作法まで、誰もやったことがないけど、もし、やってみたら「あれ、本当にやったの? すごい!」と言われてしまう、そんな「Aマイナー」な遊びを伝授します。
マイクロソフト社長時代、退任後のHONZ立ち上げ、そして現在まで。
仕事もしたが、そのぶん遊び倒した成毛氏の遊びエピソードも満載!
◆成毛さんの新作は、思いっきりビジネスとは逆方向のテーマでしたw
同日発売のKindle版は、1割引きでのご提供です。
事実 vs 本能 目を背けたいファクトにも理由がある
年金問題の本質は? 教育無償化は正しい? 日本人は本当に右傾化している?
人気作家・橘玲が、複雑で残酷な現代社会のタブーに次々とメスを入れる。
人々の目を曇らせる「本能」の向こう側にある「事実(ファクト)」にたどり着くための必読書!
◆橘玲さんの新刊は、大ヒットとなった『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』を意識したような!?
ちなみにKindle版は、橘さんのブログによると同日発売予定だそうです。
精神科医が実践する デジタルに頼らない 効率高速仕事術
大学病院の精神科診療部長として、診察から組織のマネジメント、対外折衝、研究、執筆まで超多忙な日々を送る著者が公開する仕事術。
精神科医だからこそ、身体的な法則性がいかに強力に思考を支配しているか知っています。
気合や根性の精神論に頼らない仕事術としてたどり着いたのが、「発想」「書類」「時間」の3点に絞って管理すること。
医学的に無理がなく、無駄もなく、実⾏可能で、効率的な⽅法を伝授します。
◆当ブログの読者さん的なら惹かれるであろう、「効率」で「高速」な仕事術の本のよう。
Kindle版が用意されていませんが、版元がディスカヴァーさんなので、こちらもいずれ配信されると思います。
捨て本
時代の寵児から一転した逮捕・収監を経て、令和元年、ついに日本初の民間ロケット打ち上げ実験を成功させた堀江貴文。
その折々にあったのは「捨てること」「持たないこと」を徹底した思考法だった。
もし、自分にある種の強さがあるとすれば、それは「捨てる」ことへの、ためらないのなさかもしれないーー。
幼少期の原体験から東大、ライブドア時代と、久し振りに自身の半生をゼロから振り返った「原点」がここに。
◆堀江さんの新刊は、タイトルも表紙の顔写真も、今までとは方向性が違う感じなのですが、おそらく中身は堀江節全開なのではないか、と。
Kindle版が1割引きとお得なのは、ありがたいです。
おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由 (幻冬舎新書)
日本の国民服となったユニクロ。長く無視していたファッション誌も今ではユニクロの虜だ。ここまで普及した理由は、服は特別なもの、おしゃれは難しいという思い込みを解き、服で個性を競うことに疲れた人々の心を掴んだから。もう誰もが服に余計なお金も時間も使いたくない。ユニクロはその変化にいち早く気づき、「見た目」をよくするための服ではなく、「くらし」をよくするための服を提案し続けてきた。それは世界をも席巻している。これまで指摘されることのなかったユニクロのメッセージと消費の変化を気鋭の社会学者が鮮やかに読み解く。
◆内容紹介を読む限り、切り口が「ファッション」ではなくて「社会学」のようなのですが、ユニクロをおしゃれに着こなそうとするMBさんの立場が気になるところ。
幻冬舎新書の作品ゆえ、若干ですがKindle版もお安くなっています。
自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的によくする技術 (幻冬舎新書)
巷の「話し方」の本には一番大切なことが抜けている。それは、会話では「自分のこと」ではなく「相手のこと」を話すということ。自分の話をやめるだけで、仕事も人間関係も俄然よくなると著者は断言。そこまで言い切れる根拠とは? 「相手は自分の話に興味を持っていない」「『自分をわかってほしい』と思うことほど傲慢なことはない」「『質問』にあなたの全てが表れる」「プライベートなことを聞かないほうが失礼である」等々、普通の人が気づけない会話の盲点を指摘。仕事や人間関係が面白いほどに好転し始める話し方を網羅した一冊。
◆まさにタイトルとおりで、自分のことを聞くくらいなら、相手に質問した方が人間関係はうまくいくハズ。
新書の表紙がまだ用意されていなかったので、上記リンクはKindle版のものを使っております。
転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方
「転職アドバイスが的確すぎる!」「motoさんの発言を参考にしたら年収が上がった!」など、各種SNSで圧倒的支持――! 年収240万円の地方ホームセンター勤務から、4度の転職と副業を駆使して年収5000万円を稼ぐようになった「次世代型サラリーマン」の初の著書。
◆確かに今の仕事から収入を増やすとしたら、「転職」か「副業」という手段が正しそう。
実は上記の単行本は8月9日発売予定なのですが、Kindle版は7月31日発売予定なので、一足先にお読みになれます。
筋トレは下半身だけやればいい (SB新書)
全身の筋肉量は50歳を過ぎたあたりから急速に減少するなど、筋力はもっとも衰えやすく、適切なトレーニングを行わないと急速な体力の低下をまねく。
体力維持のためにもっとも大事なのが下半身の筋肉を正しく鍛えること。
意識すべきなのは内側荷重。シニア世代にとってベストなメソッドを指南する。
◆実は私も、先日川田先生の新刊を読んで以来、意識してスクワットをしておりました。
一瞬Kindle版が固定レイアウト式なのを危惧したのですが、リフローのようなので、レビューするかしないかは別(この手の本は図がないと分かりにくいので)として、私は読むかもしれません。
【編集後記】
◆上記でご紹介できなかった作品から1冊。岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。
任天堂の元社長、故・岩田聡さんの珠玉のフレーズ集。
版元がほぼ日さんなので、Kindle版についてはよく分からないのですが、私個人としてはぜひ読んでみたい1冊です。
【編集後記2】
◆本日の「Kindle日替わりセール」から。なぜ、あなたがリーダーなのか[新版]――本物は「自分らしさ」を武器にする
テーマ的に堅いな、と思ったら、やはり英治出版さんの作品でした。
中古は値崩れ気味ですが、送料を考えるとKindle版が400円弱、お買い得となっています。
ご声援ありがとうございました!
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