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2019年03月04日

【見た目?】『ハーバード現役研究員の皮膚科医が書いた 見た目が10歳若くなる本』小川 徹


ハーバード現役研究員の皮膚科医が書いた 見た目が10歳若くなる本
ハーバード現役研究員の皮膚科医が書いた 見た目が10歳若くなる本


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、つい先日発売されたばかりのアンチエイジング本。

著者の小川 徹さんは、皮膚科医の医学博士であり、ハーバード大学マサチューセッツ総合病院では、「皮膚とAI」に関するマサチューセッツ工科大学(MIT)との共同研究などに取り組んでらっしゃるという方です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
何歳であっても若々しく健康的に見られたい--これは男女問わず共通の願い。
「若見え」のアドバンテージはビジネス、人間関係、恋愛・結婚など、あらゆることに及ぶ。
ハーバード大学の研究員として活動している著者が、グローバル皮膚科学に基づいた「外見力」アップのノウハウをわかりやすく解説する。
外側からのケアだけでなく、食・生活習慣などのアドバイスを含めたMECE感のある章立てで全体を解説!

なお、Kindle版は単行本と同額ですが、版元が東洋経済さんということで、セールがあまり期待できないため、待たずに買ってしまいました。





Good skin care for your face / dermatology.com


【ポイント】

■1.顔を正しく洗う
 「肌への刺激を少なくする」ために、洗顔料は「低刺激性」のものを選ぶようにしてください。
 肌は弱酸性ですから、「弱酸性」の洗顔料がおすすめです。普通の石鹼は「弱アルカリ性」なので、肌にとっては多少なりとも刺激となります。
 洗顔料や石鹼は直接、肌にこすりつけるのではなく、必ず泡立ててからつけることが大切です。
 これも、同じく「刺激を避ける」ためです。
 100円ショップなどで「泡立てネット」が売られていますから、そういうものを利用するのもいいと思います。
 それから、顔を洗ったあと、タオルでゴシゴシ拭いている人はいませんか?
 顔を洗ったあとにタオルでゴシゴシ拭くのは、やってはいけないことのナンバーワンです。
 皮膚には「摩擦」が大敵です。


■2.目からの日焼けを防ぐ
 「目から入った紫外線が、シミやそばかすをつくる」といったら驚きますか?
 あまり意識していないかもしれませんが、 紫外線は目からも入り込みます。
 紫外線は目にダメージを与え、それ自体、角膜の炎症、目の痛み、白内障などの症状を起こす恐れがあります。
 また紫外線により角膜が炎症を起こすと、脳の視床下部へ信号が送られて、脳が危険を察知します。そして、体の防御反応のために、脳から「メラニン(色素)をつくれ」という指令を出します。
 つまり、目から紫外線が入ることで、紫外線を「直接」浴びていない皮膚にも、シミやそばかすができてしまうのです。
 ですから目だけでなく、皮膚を守るためにも、目から入る紫外線対策は重要です。
 私も普段、 UV カットのメガネや、 UV カットサングラスを愛用しています。


■3.「ヨーグルト・ローテーション」で健康増進効果を最大化させる
 同じ食べるなら、ヨーグルトの健康増進効果を最大限に発揮させる食べ方をしましょう。
 じつはそれが「ヨーグルト・ローテーション」です。
 ミネラルウォーターと同じように、ヨーグルトもローテーションさせることがコツなのです。
 ヨーグルトはメーカー、ブランドによってそれぞれ菌の種類が違います。
 ですから、「いろいろな健康効果」を期待するためには、「いろいろな種類」を摂取したほうがいいわけです。
 ヨーグルト自体も、いわゆるプレーンなものにも、「カスピ海ヨーグルト」「ギリシャヨーグルト」など種類があるので、そういったことも考慮し、いくつかをローテーションさせていきましょう。
 「何日ごとに交代させる」というように細かく決める必要はなく、ひとつを食べ終わったら次は違うものを買ってみるといった、ゆるい感じでいいと思います。


■4.「見た目年齢マイナス10歳」が可能になるスーパーフード10種(抜粋)
●スキール
 「スキール」は、アイスランドでは1000年以上も前から食べられている伝統的な乳製品です。(中略)
 スキールの魅力はタンパク質が多く、ビタミン、ミネラルも豊富なこと。しかも脂肪分はほぼゼロでカロリーが低いのも特徴です。
●カカオニブ
 「カカオニブ」は、カカオ豆を発酵、乾燥、焙煎させ、それを砕いたものです。
 中南米原産で、現地では「神の食べ物」と呼ばれるほど栄養価が高いものです。
●コンブチャ(KOMBUCHA)
 じつは「コンブチャ」は、日本で一昔前に流行った「紅茶キノコ」のこと。
 日本では自分でつくらなければならないことがネックとなってすたれてしまいましたが、アメリカに伝わって、現地で大流行したのですから面白いものです。
●キヌア
 NASAがその栄養価の高さに着目し、「21世紀の主食」として高く評価 したという「キヌア」。ここ数年、日本でも注目されています。
 「キヌア」は南米原産の植物で、インカ帝国時代から食べられていたそうです。
(詳細は本書を)


■5.著者のやっている簡単スキンケア
 ここでは私自身が行っているスキンケアを紹介します。とても簡単なので参考にしていただけたらと思います。
 先にも述べましたが、ヒゲ剃りは電気シェーバーを愛用しています。電気シェーバーなので、とくにシェービングクリームは使いません。
 夜は入浴後、保湿剤を塗っています。乾燥が気になるときはその都度塗っています。
 そして私自身、じつはいま、いちばん効果があると感じているのは、1日に3〜5回程度、市販の洗顔シートで顔を拭くことです。
 2年前くらいから使いはじめて、これをやりはじめてから、格段に肌の調子がいいと感じています。
 ですので、「いま何もやっていない」という人には、まずこの「洗顔シートで1日3〜5回程度、顔を拭く」のをぜひおすすめします。
 「スキンケア」と呼べるようなものはこのぐらいですが、特段トラブルもないし、これで必要十分だと思っています。


【感想】

◆著者の小川さんは、冒頭でも触れたように、皮膚科のお医者さん。

ですから、本書におけるスキンケアについての発言は、エビデンスベースと考えて良いと思います。

たとえば、上記ポイントの1番目の洗顔のお話も、私は以前この本で読んで、大体のところは理解していました。

お洒落以前の身だしなみの常識
お洒落以前の身だしなみの常識

参考記事:【モテ?】『お洒落以前の身だしなみの常識』加藤智一(2013年05月26日)

……この本、Kindle版が「324円」と激安なのは、何かのセールなのか??

ただ、今般改めて、「皮膚科のドクター」に言われると、守らにゃアカンと思った次第。

さらには、弱酸性の洗顔料を使わなくてはならない、という教えも、すっかり忘れていました(ダメじゃん)。


◆また、スキンケアを行う上で避けられないのが、紫外線対策です。

上記ポイントの2番目の「目からの日焼けを防ぐ」というのも、ぜひ気を付けたいTIPS。

私は元々目の色が薄くて、週末に外出する際はサングラス常備なのですが、通常使うメガネも、UVカットにすべきなのかもしれません。

一方、割愛した中で初めて知ったのが、日焼け止めの分類です。

単にSPFの数値で分かれているだけかと思いきや、「吸収剤」と「散乱剤」の2つがあるのだとか。

なお前者は「紫外線を皮膚の表面で吸収し、熱エネルギーなどに変えることで紫外線の害を防ぐもの」であり、後者は「紫外線を反射させることで皮膚への影響を防ぐもの」になります。

そして、肌に優しいのは後者だそうなので、選ぶ際の参考にしてみて下さい。


◆以上はスキンケアを論じた第1章からでしたが、第2章は食べ物がテーマになります。

なぜなら「腸がきれいな人ほど、肌が若い」から。

というわけで、お試しいただきたいのが、上記ポイントの3番目にある「ヨーグルト・ローテーション」です。

我が家では、1度決めたらそのヨーグルトばかり買ってきていましたが、複数種類を買いだめしておくべきな模様。

さらに、上記ポイントの4番目の「10種類のスーパーフード」は本書で、ぜひそのすべてをご確認いただきたいところ。

ちなみに、その1つである「コンブチャ(KOMBUCHA)」は、私たちが知っているあの「こんぶ茶」とは別物で、昆布は一切入ってないのだそう。

……上記ポイントで「紅茶キノコ」だというので、試しに「KOMBUCHA」で画像検索してみたら、ホントに「紅茶キノコ」だったの巻。

KOMBUCHA - Google 検索


◆一方、第3章は、肌からは少々離れた感じで、一般的な健康法が中心になります。

「睡眠」「入浴」「運動」「禁煙」等々、項目的にも、類書でおなじみなものが多々ありますから、復習の意味も込めてお読みください。

続く第4章は「髪」がテーマなのですが、この辺は「薄毛本」等でも読んだ記憶が。

ただ、「見た目を10歳若くする」には、ヘアケアやヘアスタイルは大事ですから、ここもお見逃しなく……とほぼ坊主の私が言ってもあまり説得力がないのですがw

それと白髪を抜くのはNG(数本であればカット、多ければ毛染め)なので、こちらもご留意ください。


◆最後の第5章は、身だしなみのお話が中心で、見た目とは関係ないものの、体臭や口臭についても言及アリ。

さらには髭剃りや眉カットについても触れられていました。

なお、ここで気になったのが、上記ポイントの5番目にある、小川さん流の「簡単スキンケア」。

「洗顔シート」なんて、肌によくないと思っていましたが、ここまでオススメされたら、ということで、合わせ買いでない中で、一番安いこちらをアマゾンで注文してみました。

MARO デザイン フェイスシート グラフィティ 42枚
MARO デザイン フェイスシート グラフィティ 42枚

届き次第、「1日3〜5回程度、顔を拭く」のを試してみるつもりです(単純)。


見た目を若くしたいなら、要チェックな1冊!

ハーバード現役研究員の皮膚科医が書いた 見た目が10歳若くなる本
ハーバード現役研究員の皮膚科医が書いた 見た目が10歳若くなる本
はじめに 「見た目」が10歳若返れば、人生が変わる!
第1章 男性も女性も、第一印象を決めるのはやっぱり「肌」! たった7つのメソッドで、「見た目」は劇的に若返る!
第2章 見た目年齢は「腸年齢」で決まる!
第3章 毎日の習慣で「外見力」を磨く!
第4章 「髪」が変わるだけで、驚くほど若返る!
第5章 最低限「コレ」をするだけでも見た目がまったく変わる!


【関連記事】

【モテ?】『お洒落以前の身だしなみの常識』加藤智一(2013年05月26日)

【食生活】『老いない人は何を食べているか』松生恒夫(2017年09月29日)

【モテ?】『10年後も見た目が変わらない食べ方のルール』笠井奈津子(2014年07月27日)

【食べたらアカン?】『マンガでわかる若返りの科学』藤田紘一郎(2014年01月05日)


【編集後記】

◆昨日の「ビジネス・マーケティング本フェア」で人気だったのは、この辺でした(順不同)。

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宜しければ、ご参考まで!


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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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