2018年11月13日
【全20冊】未読本・気になる本(2018年11月13日)
Bedtime reading / Iain Farrell
【はじめに】
◆今日お送りするのは、2週に1度の定期記事である「未読本・気になる本」のエントリー。実はKindleセール以外では、コンスタントにアクセスのある、当ブログの人気記事だったりします。
さて、今回のラインナップは、ややKindle版のある作品が少なめな感じ(まだページの用意ができていないだけ?)。
それでは全20冊、ご確認のほど、よろしくお願いします!
【未読本・気になる本、全20冊】
生産性とは何か: 日本経済の活力を問いなおす (ちくま新書)
停滞にあえぐ日本経済の再生には、生産性向上が必要だ。誤解されがちな「生産性」概念を経済学の観点から捉えなおし、その向上策を詳細なデータと共に論じる。
◆当ブログでも人気のテーマである「生産性」を扱った作品だけに、見逃せない1冊。
ただしKindle版は、10日ほど先のリリースとなっております。
ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] 幸福学 (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)
経済的に豊かになったとしても、科学技術によって便利な世の中になったとしても、はたして人間は幸せと言えるのでしょうか。ビジネスにおいても、報酬のためだけに働くのではなく、働く目的やキャリアのあり方が見直されてきています。そのような時代にあって、ビジネスは、マネジメントはどう変わるべきでしょうか。幸福学が世界的に注目されるきっかけとなった名著論文、欧米のエグゼクティブの間で話題となった記事を、この1冊にまとめました。
◆「ハーバード・ビジネス・レビュー」は、ちょっと敬遠気味だったのですが、この本と『共感力』の2冊は、当ブログ向きの「科学的自己啓発書」のヨカン!?
こちらはKindle版も、すでにお求めいただけます。
決断=実行
教える側・教わる側ともに知っておきたい。名将が明かす、人・組織・ルールetc.本質をとらえる「考え方」とは。42万部『采配』7年ぶりにアップデート!
◆つい先日、土井英司さんがメルマガでプッシュしていたマネジメント本。
そのおかげか中古が定価を上回っており、お得なKindle版がオススメです。
「すぐ決まる組織」のつくり方――OODAマネジメント
意思決定のスピードと生産性が劇的に向上する!米軍、シリコンバレーで採用されている世界最速の戦略理論「OODAループ」。予測不能な未来はOODAループで勝ち抜く!さまざまな業種への導入事例を多数紹介。
◆「OODA」というのは私も知らなかったのですが、表紙にもあるようにどうも「意思決定」のお話らしいので、この本もセレクト。
Kindle版は、「17%OFF」と高めの値引率になっています。
ムダな努力ゼロで大成長 賢い仕事術 ロールプレイングPDCAで毎日1%仕事力をアップする
多くのビジネスマンが気づいていない。毎日の仕事のやり方をちょっと工夫するだけ!!誰でも簡単に仕事力をレベルアップ。すごいビジネスマンは仕事の経験値が高い!毎日の仕事にRPGとPDCAを加えるだけで簡単に経験値が高まる。めんどうくさがり屋が考えた簡単だけど、仕事力がゼッタイに身につくすごい方法。
◆こちらはおなじみの「PDCA」がテーマらしいので、当ブログでも人気が出そうな気が。
版元がダイヤモンド社さんですから、Kindle版もいずれ出るとは思うものの、もう単行本発売から数日経っているのが気になるところです。
NEVER LOST AGAIN グーグルマップ誕生 (T's BUSINESS DESIGN)
キーホールの立ち上げからグーグルによる買収、世界的な成功を得るまでを臨場感迫る筆致で描く。いまや、世界中の人たちの必須アプリ「グーグルマップ」の知られざる誕生物語が緊急翻訳出版!
◆結構厚めの作品だけに、当ブログでのレビューは難しいのですが、これは興味津々な1冊。
Kindle版が「17%OFF」なのも、ポイント高いです。
フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器 (角川新書)
「ねつ造された報道」などというイメージとは異なり、いまや戦争兵器としての役割をも担うフェイクニュース。国家が本気でその対策を取る時代になっているにもかかわらず、日本では報じられない、その真の姿を描く。
◆まとめサイトがアフィリ目的でやってるのと違う、ガチで国家戦略としての「フェイクニュース」を扱っているらしい1冊。
Kindle版は定価と同じなのですが、中古がそれ以上しますから、ご検討のほどを。
1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 瞬読
私含め3名の弊社の社員が、実際に体験しました。「こんな簡単な方法で、短時間で本当に早く読めるようになるの?」と半信半疑でしたが、結果は見事に3名とも、1時間半程度で読むスピードが4倍くらいになりました! ! (担当編集より)
◆久しぶりに速読本のご紹介を。
こちらも中古が定価より大幅に高いとはいえ、Kindle版がお安くなってないのが、ちと残念です……。
官僚の掟 競争なき「特権階級」の実態 (朝日新書)
霞が関と永田町の裏も表も知り尽くした著者にしか書けない究極の官僚論!
◆久々に佐藤優さんらしい(?)作品が新書で登場!
Kindle版が「24%OFF」というのもありがたいです!
センスメイキング
アルゴリズム全盛の今、我々の感性は麻痺しがちだ。
だが、目の前の課題を本気で読み解きたいのであれば、 こんな時代だからこそ、昔からある時代遅れと思えるようなやり方に回帰すべきなのである。
それは、あらゆる組織で、あらゆる日々のやり取りの中で甚だしく失われてしまったもの、つまりクリティカル・シンキング(批判的思考)である。
だが、そのやり方自体は、決して革命的でも最先端でもないのだ。
◆タイトルやサブタイトルからは分かりにくいものの、クリティカルシンキングの作品のような?
こちらも定価と同額なのですが、厚めの翻訳本だけにKindle版がオススメかと。
THE ALMIGHTY DOLLAR 1ドル札の動きでわかる経済のしくみ
テキサスの郊外で買い物に使われた1ドル紙幣は、中国の中央銀行、ナイジェリアの鉄道、イラクの油田へと渡る。
そうしたドルの動きを追いながら、エコノミストのダーシーニ・デイヴィッドが日々のニュースの背後に潜む経済的な事実を明らかにしていく。
グローバル化した世界の仕組みはどうなっているのか。
本当に権力を持つのは誰で、それが人々に何をもたらすのか。
それらがいま解き明かされる。
◆表紙に大きく池上さんのお顔がありますが、あくまで池上さんは監修である、花塚 恵さん翻訳の翻訳本。
定価も安くないだけにKindle版には頑張って欲しかったのですが……。
明日を生きるための教養が身につく ハーバードのファイナンスの授業 ハーバード・ビジネス・スクール伝説の最終講義
一見とっつきにくい「ファイナンス」が、人間の本質や人生とどう密接につながっているか。ハーバード・ビジネススクールの卒業生に送られる最終講義の書籍化。世界の本質をファイナンスの目で見られるようになると、人生はこんなに豊かにできる。
◆ファイナンス本は正直あまり得意ではないのですが、こちらは翻訳本ですから、なかなかクオリティが高めな気が。
Kindle版もダイヤモンド社さんだけに、若干お得となっています。
元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法
将来、退職金や年金に頼れない「働く現役世代」が、世界と時間を味方につけて身を守る「資産運用2.0」とは?
財務省、マッキンゼーを経て、ウェルスナビを起業した「お金のプロ」が「日本人」の不安や悩みを解決します!
◆東大法学部出でマッキンゼーに勤めていた方なら、投資も失敗しないでしょう、と私なんぞは思うのですが、果たして実際は!?
同じくダイヤモンド社さんの作品ですから、Kindle版がお得です。
社員が「いつの間にか」成長するスゴイ育て方 自ら動く社員をつくる最高の人材育成
部下のやる気がたりない、社員が次々に辞めていく、いくら教えても営業成績が伸びない……。年間2,800社の人材育成を支援してきた会社だからこそわかる人材育成の最強メソッド。いい加減に実務から解放されたい、人が育たない悩みから解放されたい人へ、本当にあなたがやるべきことに集中できるスゴイ本、登場。
◆一方こちらは、なかなか効果のありそうな、人材育成本。
ただ、上の本と同じ発売日で、同じダイヤモンド社さんなのに、まだKindle版の配信予定がないのが謎です。
心をとらえる60の法則
他人に好いてもらうように強制することはできませんが、人と上手に接することができれば、どんな人でも魔法がかかったように喜んで協力してくれます。
本書で紹介する60の法則は、あたりまえのことばかりですが、どれも忘れがちなことです。
おさらいを兼ねて楽しみながら、人と上手に接する効果的な方法を学んでください。
◆以前当ブログでも1冊ご紹介したことのあるマーク・レクラウによる、コミュニケーション系の翻訳本。
版元はディスカヴァーさんであり、単行本の発売日頃にKindle版が用意されていることが結構あるので、あと数日お待ちください。
参考記事:【自己啓発】『習慣を変えれば人生が変わる』マーク・レクラウ(2018年01月08日)
才能に頼らない文章術
文章力は生まれもった才能だと言われたりしますが、編集執筆力は才能ではありません。「相手がいつも使っている言葉を使う」「相手の価値観にそった言葉や表現を選ぶ」など、ポイントを押さえることで伸ばしていくことができます。
つまりこれは、誰もが身につけられるスキルなのです。
本書では、編集スキルを31 の編集の文法として体系化したものを、あますところなく紹介します。
そして、これらをまとめたのが「編集の文法チェックシート」です。
これを活用し、相手の価値観にそって文章を組み立てていくことで、共感や信頼を得られる文章が書けるようになります。
◆なかなかロジカルな切り口を持った文章術本のヨカン!
こちらもディスカヴァーさんで、上の本と同日発売ですから、Kindle版で読まれたい方はしばしお待ちを。
後悔しない超選択術
人は日々、たくさんの選択をしながら生きています。
だからこそ、「正しい選択」をしたいと思うでしょう。
しかし、100%「正しい選択」など存在しません。
未来に何が起こるのか、誰にも予測できないからです。
では、どうすればいいのでしょうか?
答えは、「後悔しない選択」をすること。
この選択術で、あなたの人生が変わります―
◆選択術や決断術も、当ブログでは人気のテーマですから、この本も要チェック!
若干お得なKindle版も、同日発売です。
マンガ『島耕作』に学ぶ 人生に効く「切り返し」術
考えてみると、世の中は「切り返し」の連続です。
会話を切り出せるのは最初の一人だけで、そこからは「切り返し」でできています。
また、仕事で主導権を握れる人はまさしく一握りで、多くの人は起きたことへの「切り返し」を繰り返しています。
つまり、人生は自ら「切り開く」ものではなく、うまく切り返すことで「切り開かれる」ものなのです。
この本では、そんな「切り返し」のコツを島耕作のマンガシーンとともに紹介します。
◆表紙でアンジャッシュの渡部さんいわく「島耕作には全てのビジネススキルが詰まっている」とのこと。
版元が講談社さんなのに、Kindle版が「20%OFF」と値引き率がかなり高めだったので、一瞬ビックリしてしまいましたw
マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ 圧倒的な成果を生み出す 「劇薬」の仕事術
マクドナルド、P&G、ヘンケル、外資系コンサル……逆境を乗りこえ続けてきた“非常識"な仕事術
◆タイトルや表紙は少々煽り気味ですが、版元がダイヤモンド社さんだけに、中身はしっかりしているハズ。
そしてダイヤモンド社さんですから、Kindle版もお得となっています。
交渉の武器 交渉プロフェッショナルの20原則
交渉に勝つ者が生き残る。
どんなに劣勢でも交渉に勝つことはできる。
アップルvsサムソン訴訟のほか、ソニー、京セラ、三菱電機、セイコーエプソン、日産自動車、LINEなどの訴訟代理人を務める「世界で最も恐れられる弁護士事務所」東京オフィス所長が教える「交渉の鉄則」!
◆すぐ上の本と同じダイヤモンド社さんで、同日発売なのに、なぜか書影がないのですが、テーマ的には当ブログで人気が出そうな1冊。
もちろんKindle版も「10%OFF」となっています。
【編集後記】
◆上記でご紹介しにくかった作品の中からこちらを。新世界
個人的に、マーケティング本の著者としては嫌いではない西野さんですが、当ブログの人気としては今ひとつな感じ。
一応この本もKindle版のご用意はあります。
ご声援ありがとうございました!
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