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2018年05月17日

【難聴?】『驚くほど耳がよくなる! たった10秒の「耳トレ」』今野清志


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驚くほど耳がよくなる! たった10秒の「耳トレ」 (SB新書)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも意外な人気を集めていた健康本。

私の母も突発性難聴にかかってしまったため、本書は興味深く読ませてもらいました。

アマゾンの内容紹介から。
本書では、毎日の生活のなかでできることを、いつでも、どこでも、たった10秒でできる、エクササイズとしてご紹介しています。すべてをやる必要はありません。できることから始めてみてください。そして、ほんの少しでいいので、毎日、続けてほしいのです。続けることで、耳のトラブルは軽くなり、体全体がイキイキと変わることに驚くはずです!

なお、当初よりKindle版が若干値下がりしており、私は当然そちらで読みました!






Understanding hearing loss / NCVO


【ポイント】

■1.突発性難聴のタイムリミットは2週間以内
突発性難聴は仕事や育児などでストレスを抱えやすい働き盛りの30〜40代で多く発症します。
 突発性難聴の兆候に気づいたら、「たいしたことはないだろう」「ちょっと休めば治るかな」などと放っておいてはいけません。
 すぐに、耳鼻科や治療院で診察を受けてください。
 突発性難聴は、発症後1週間以内に治療を開始すれば、聴力が回復する可能性が高いのですが、2週間以上経つと聴力が回復する可能性がガクンと下がってしまいます。
 突発性難聴の原因は解明されてはいませんが、耳の最も奥にある「 内耳」 の血行障害やウイルス感染などの説が有力です。
 また、「糖尿病」「腎不全」の影響で発症することもあります。
 人によって、どの治療が確実に効果を発揮するかが違うため、一刻も早く、治療を開始することが大切です。


■2.急増している"スマホ難聴"
 近年、特に急増しているのが、通称"スマホ難聴"です。
 電車内や街を歩いてすれ違うとき、イヤホンからまわりに音が漏れるくらいの大音量で音楽を聞いている人を見かけることがあります。
 もともと電車内や街なかの騒音は大きく、70〜 90dBくらいあります。
 イヤホンやヘッドホンで音楽を聞くときは、まわりの音よりも20dBくらい大きくないとかき消されてしまうため、耳に大きな負担をかけるほどの大音量になりがちです。
 WHOの調査によると、中高所得国の若者(12〜35歳)の約50%が、スマホや携帯音楽プレーヤーの使用により、安全圏を超えたレベルの音量にさらされていると警告しています。
 世界中で11億人もの若者が、「騒音性難聴」になる危険性があると訴えているのです。(中略)
 普通に生活をしていれば、人間に備わった自然治癒力が睡眠中に発揮されて、耳のストレスは回復します。
 しかし、日常的に耳が大きな音量にさらされていると、耳のストレスを修復するサイクルが追いつかず、じわじわと耳の機能を蝕んでいくのです。


■3.「耳シェイク」で耳まわりのツボを刺激する
 それぞれのツボは指先で押して刺激してもいいのですが、それぞれのツボの位置を正確に覚えなくても、「だいたい、このあたり」とマッサージするだけでも、十分に効果的です。
 そこで、耳まわりのツボを一気に刺激することができる「耳シェイク」 のやり方を紹介しましょう。
 人差し指と中指で「V字」をつくって耳の前後で挟んで、上下にさすると耳まわりのツボを、いっぺんに刺激することができます。(中略)
 このように皮膚の表面をさすると、途絶えかけている毛細血管に血液が流れ、血管が強くなります。
 耳の前後には「リンパ節」も集まっているので、血流ばかりでなく「リンパ液」の流れもよくなり、老廃物の代謝も促すことができます。


■4.「10秒エアー縄跳び」で一気に血流を促す
 血流を促すために、手軽にできる全身運動として強くおすすめしたいのが、「10秒エアー縄跳び」。耳のトラブルの原因を一気に解消してくれる"スーパーエクササイズ"です。
 実際に縄跳び(ロープ)を持つのではなく、ロープを持って跳んでいると 想像力を働かせながら、その場で上下に跳びます。
 これも自宅や職場で、テレビを観たり仕事をしたりしている合間に、ノーマルな跳び方を10秒やるだけで、全身の血流が一気に促されます。
 エアー縄跳びをしているときは交感神経が活性化しますが、その反動で終了後には副交感神経が優位になります。
 そのため、乱れた自律神経のバランスを整えてくれる効果もあります。
 上下に跳ぶことで、胃や腸などの内臓も揺らして刺激します。内臓に刺激を入れて働きがよくなれば、さらに血流が改善しますし、自律神経にもよい影響を与えます。


■5.聴神経を刺激する「10秒音瞑想」
 私のおすすめは、ちょっとした空き時間や入浴中に、かつて聞いたことのある心地よい音や好きな音を、頭に思い浮かべながら瞑想する方法です。
 音の記憶を呼び覚ますことで、「聴神経」を刺激します。
 私の治療院では音瞑想をとり入れてから、耳や目の症状の回復がグンと早まる患者さんが増えています。
《10 秒音瞑想のやり方》
(1) 目を軽く閉じてリラックスしましょう
(2) 木の葉のカサカサという音や波の音、小鳥のさえずりや虫の鳴き声、お寺の鐘の音やお祭りの太鼓を叩く音、子どもやお母さんの笑い声など、楽しく、幸せな気分になる音を思い出しましょう
 時間に制限はありませんから、心地よいと感じるなら10秒といわず、長く続けても構いません。
 また1日に何度行ってもよいものですから、仕事中や食後などちょっとした空き時間に、そっと目を閉じて実践してみましょう。


【感想】

◆上記ポイントの1番目を見て、「あれ? そんなに時間経っても大丈夫?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

私も実はそうで、以前こちらをはてブホッテントリで見た次第。
現時点でブクマ470超の、10万超リツイート、11万超ファボされたツイートですから、タイムリミットは「48時間以内」だと私も思っていました。

ところが、この記事を読むと、必ずしも「48時間以内」ではないことが分かります。

堂本剛を襲った「突発性難聴」…治療は「48時間以内」がリミット? | ビジネスジャーナル

ただ、治療を始めるのは「早ければ早いほどいい」のは事実なので、ちょっとでも異変を感じたら、病院に駆け込むべし!


◆一方、そこまで深刻でなくとも、私自身気になるのが、上記ポイントの2番目にある「騒音性難聴」。

タイトルの「スマホ難聴」というのは、本書にある小見出しをそのまま使いましたけど、必ずしもスマホだけではなく、いわゆる「イヤホンやヘッドホンによる音楽の聴き過ぎ」が原因の難聴です。

私は今はバスで通勤しているので、それほど大音量にはしていませんが、たまに地下鉄に乗ると、確かに通常のボリュームでは、ほとんど音楽が聴こえません。

必然的にボリュームをグンと上げてしまうわけで、人によってはそれが何年、何十年と続けば、それは耳だって悪くなります罠。

ちょうどウォークマンが出てきたのが、私の高校生時代ですから、こうした「蓄積」による難聴は、これから本格的に問題となるのかもしれません。


◆そこで試したいのが、本書の第3章から紹介されている「耳トレ」。

上記ポイントの3番目は、耳まわりのツボを刺激するものですから、耳に良さげなことは理解できます。

ただ、本書で意外だったのが、上記ポイントの4番目のような「耳以外の部分」をメンテする「耳トレ」も多かったこと。

今回はスペースの関係で割愛しましたが、お腹のマッサージや、ペットボトルを使った呼吸法まで多数紹介されています。

要は「耳まわりだけでなく、そのほかの部分の血流を促して体内に酸素をとり込み、臓器を活性化し、自律神経のバランスを整える」のが耳の健康には効果的なワケです。


◆もちろん、こうした「耳トレ」でフォローするだけでなく、本来なら日頃の生活レベルから気を付けたいもの。

本書の第4章では、「耳力アップの生活習慣」と題して、運動や食生活についても言及しています。

このうち運動については、階段を2階まであがるだけでハァハァ息切れするようなら、酸素を取り込む機能が衰えている可能性大!

また、これからの季節は、冷房をガンガンにかける人も多いでしょうけど、身体を冷やすと体温を逃がさないように血管を収縮させるため、血流が悪化してしまうのだそう。

特に耳のように体の末端にあり、「毛細血管」が集まっている器官の健康のためには、なおさら体を冷やさないことが大切だそうですから、ご注意を。


年をとっても良く聞こえる耳であるために!

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驚くほど耳がよくなる! たった10秒の「耳トレ」 (SB新書)
序 章 「耳が遠い」「聞こえが悪い」「耳鳴り」は9割治る!
第1章 手遅れになる前に耳のトラブルをチェック!
第2章 副交感神経を高めて耳のトラブルを改善しよう
第3章 いつでもどこでも耳がよくする! たった10秒の「耳トレ」
第4章 耳力アップの生活習慣


【関連記事】

◆直接関連する記事が見当たらないので、こちらのカテゴリーをご覧ください。

健康:マインドマップ的読書感想文


【編集後記】

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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