2018年01月08日
【自己啓発】『習慣を変えれば人生が変わる』マーク・レクラウ
習慣を変えれば人生が変わる
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、昨日告知した「ディスカヴァー・トゥエンティワン 書籍キャンペーン」でも注目を集めていた1冊。よくよく考えたらこの本、昨年7月の未読本記事では、かなりの人気だったのでした。
アマゾンの内容紹介から。
自制心と意志力を身につける。習慣を変えて人生を変える。つねに「あともう少し」がんばる。大切な価値観を把握する。完璧主義ではなく「最善主義」をめざす。ほめ言葉を快く受け入れる。1日で最も重要な1時間を活用する。今、幸せになる…人生の転機になる、とても簡単で、どれも大切なこと。いますぐに実行できる、100の人生のコツ。
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30 Days of Lists - Day 3 / sara_kate
【ポイント】
■1.物の見方を改善するたとえ最悪の状況でもプラス面を見よう。どんなに悪い出来事の中にもよいことが隠されている。とはいえ、それを発見するには時間がかかるかもしれない。
繰り返すが、大切なのは、人生で何が起こるかではない。自分がそれにどう対応するかが人生をつくり上げるのだ。人生は一連の幸せな瞬間と悲しい瞬間で成り立っているが、それぞれの瞬間を最大限に生かすかどうかは、あなた次第である。たとえば、失業したとき、それをきっかけに新しい扉を開くかどうか。あるいは、離婚したあと、いつまでも不幸な思いを引きずるか、それをきっかけに新しいパートナーとの出会いを求めるか。
「人生がレモンを投げつけたら、それに砂糖を混ぜてレモネードをつくれ」という古い格言がある。物の見方というのは、言うなれば味付けのことだ。人生は味付け次第で甘くもなれば酸っぱくもなる。
■2.断られても再挑戦する
人生の目標を達成するためには、断られたときの心の対処法を覚える必要がある。それは、失敗と同様、断られることは人生の一部にすぎないと考えることだ。(中略)
目標を達成するプロセスで、あなたは何度も断られる状況に直面しなければならない。だから絶対にあきらめてはいけない。ましてや、断られたからといって、個人攻撃と受け止める必要はまったくない。
よく考えてみよう。女性をデートに誘って断られても、実際には何の損失も発生しない。元々、相手はあなたとデートするつもりはなかったのだから。
断られることは問題ではない。断られたあとで心の中で始まる自分との対話が問題なのだ。「どうせダメだと思っていた。私は何も成し遂げることができない」というのが典型的な例だ。大切なのは、あきらめずに前進を続けることである。
■3.問題に立ち向かう
勇気を出して、自分が抱えている問題に立ち向かおう。
なぜなら、自分の問題から逃げているかぎり、それはあなたをずっと悩ませることになるからだ。もしその問題を解決しないなら、あなたが何かを学んで前進するまで、それは何度も現れる。
たとえば、同僚との人間関係のトラブルから逃げるために転職したなら、新しい職場で別の人と同じような問題を抱えることになる可能性がある。あなたがその状況から何かを学んで問題を解決しないかぎり、それはいつまでも続くおそれがある。
もしかすると、あなたはどの相手と恋愛をしても同じ問題に直面しているかもしれない。実際、私はそれを多くのクライアントから聞いている。彼らは自分が抱えている問題の解決を先延ばしにし、そのために不安にさいなまれている。
しかし、いったん彼らが問題に取り組むと、「解決できて気分がよくなった」と喜びをあらわにする。解決策がどこかから現れるのを待っていてはいけない。それは自分の中にあることに気づこう。
■4.仕事に意義を見いだす
あなたがどんな仕事をしているかは関係がない。大切なのは、自分の仕事をどう見るかだ。このテーマについては多くの研究がある。たとえば、病院の清掃員は自分の仕事を天職とみなし、病院の中でスタッフや患者のために重要な役割を担っていると考えることもできる。一方、医者が自分の仕事を労働とみなし、いやいや仕事をしていることもある。もちろん、自分の仕事を天職とみなしている医者もいるし、自分の仕事を雑用とみなしている清掃員もいる。
どんな仕事にもポジティブな要素があるのだが、多くの人にはそれが見えていない。結局、大切なのは、自分の仕事をどう見るかである。
もし働く意欲を失ったら、現在の仕事に意義を見いだそう。場合によっては転職して次の仕事に意義を見いだすことになるかもしれないが、とにかく仕事に対する見方を変えることが大切である。
■5.完璧主義ではなく「最善主義」を目指すための8つのTIPS
1 自分が完璧主義に陥って行動を起こせずにいることに気づく。
2 失敗しても、1年後、あるいは10年後に大きな意味を持つかどうか考える。
3 失敗しても再挑戦すればいいというふうに気持ちを切り替える。
4 自分の弱みを受け入れ、完璧でなくてもいいと考えて行動を起こす。
5 自分が最善を尽くしている様子をイメージする。
6 課題に一生懸命に取り組み、「よくない部分はあとで改善すればいい」と考える。
7 あまり考えすぎずに思い切って取りかかる。
8 たとえ完璧にできなくても、自分にもっとやさしくする。
(詳細は本書を)
【感想】
◆思いっきり「自己啓発書ど真ん中」な内容の1冊でした。上記のようなTIPSが100個収録されている仕様。
ただし、TIPSごとにボリュームの差があって、単行本だと1ページに満たない量のものもあれば、おそらく見開き2ページを超えるものもある感じです。
……どの本とは言いませんが、なんでもかんでも見開き2ページに収めているのを見ると、中身を薄めたり、省略しすぎてるんじゃないか、と思ってしまう私には、それだけでポイント高いのですがw
◆そして内容についても繰り返しになりますが、いわゆる「王道ネタ」が中心。
奇をてらったものもありませんし、何かの分野に特化しているわけでもありません。
従って、書かれているTIPSに正面切って反論するのも難しいですし、指摘されたら「あー、そうだよね(でも実践できてないけど)」と言うしかないでしょう。
そういう意味では「劇薬」というよりは、「市販薬」に近いかな、と。
幅広い層の読者に読まれることを意図したせいなのか、やや抽象度は高めです。
◆ただし、現在アマゾンに掲載されている星2つを付けているレビューのいう「綺麗事だけを並べ立てるだけで、具体的な方策が何1つ書かれていない」というのは、いかがなものかと。
そこで挙げられている「綺麗事」の中の1つである「物の見方を改善する」というのは、今回上記ポイントの1番目で抜き出した部分の小見出しです。
レビューで小見出し「だけ」10個列挙されて、「具体的な方策が何1つ書かれていない」とか言われると、どんだけ手抜きな本なのかと思ってしまいそうですが、このポイント部分を読んでもお分かりのように、実際には普通の自己啓発書と大差ないと思われ。
たとえば同じ自己啓発書でも、リチャード・テンプラーの「Rules」シリーズのように、細かく分野を分ける(お金、仕事、恋愛等々)のであれば、具体的な記述にもなるんでしょうけど、1冊でまとめている本書にはそれは難しいでしょう。
◆それに、今回は割愛していますが、ほとんどのTIPSの最後には「Exercise」と題した「具体的な行動」がいくつか付されています。
要は、読んで納得するだけで終わらせず、これらを実践して初めて効果がある、というのが本書の主張。
その所要期間は3〜4週間ということで、本書の原題も『30 Days』になっています。
30 Days - Change your habits, Change your life: A couple of simple steps every day to create the life you want (English Edition)
……うーん、耳がイタイw
どうせ読むなら、セール期間中がオススメです!
習慣を変えれば人生が変わる
1 基礎固めをする
2 成功への道筋をつくる
3 人生の目的と目標を見つけだす
4 時間を管理する
5 自尊心を高める
6 心と身体を大切にする
7 行動を起こす
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【編集後記】
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