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2016年12月20日

【ネタ?】『会議でスマートに見せる100の方法』サラ・クーパー


会議でスマートに見せる100の方法
会議でスマートに見せる100の方法



【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、以前HONZさんのエントリーで見かけて、気になっていた1冊。

さらに先日、UEIの清水さんの記事が追加投入され、私も思わず買ってしまいました。

アマゾンの内容紹介から。
会議に悩むビジネスパーソン必携!会議でスマートに見えること。それがトッププレイヤーになる一番の近道だ。でも、会議中は眠くなったり、つぎの休暇やランチのことで頭がいっぱいになったりしてスマートに見せるのが難しくなるときもある。そんなときこそ本書の出番だ。著者がYahoo!とGoogleで働きながら、会議に集中するふりをして書きとめた裏ワザの数々を大公開。これを実践すれば、すぐにデキる人の仲間入り!(会議の暇つぶしにもなるはず。)全世界500万ビューのビジネスあるあるブログが、ついに書籍化。

現在単行本は在庫切れですが、Kindle版ならすぐ読める上に「20%ポイント還元」されてお得です!





DSC_0134PON / U.S. Embassy Tel Aviv


【ポイント】

■1.「いったん冷静になろう」と提案する
ほとんどの会議で、あなた以外の全員が議論を白熱させる瞬間がある。それを狙って「みんな、みんな、いったん冷静にならない?」と言う。みんなはあなたを見て、ヒートアップした空気を冷ます能力に驚くだろう。すぐに重ねてこう言おう。「私たちが本当に解決したい問題はなに?」。ビシッと決めたら、その後1時間はなにもしなくても賢く見える。


■2.全員が最新の資料を見ているか確かめる
資料を見る段になると「これは何度か改訂されている資料だ。全員が最新のバージョンを見ているか気になって」と割って入ろう。全員が同じ資料を見ているかをどのように確かめるかで、みんなてんやわんやになり、あなたの指摘に感謝するだろう。


■3.自分が関わっていないことでも「私たち」と言う
だれか別の人のプロジェクトについて話しているときでも、いつも「私たち」と言う。たとえ自分はまったく関係なくても。たとえば「私たち、これをいつまでに終わらせられると思う?」とか「私たちはそれに集中しなければならない」とか「やれやれ、私たち、やらかしちゃったわね」とか。


■4.だれかが質問をしたら、答えを知ってそうな人を見る
聞かれた質問の答えがさっぱりわからないことはよくある。しかし、まったく問題ない。部屋を見渡し、ほかのみんなが見ている答えを知っていそうな人を見れば、あなたは賢そうな見た目を保つことができる。もしその人が答えられなければ、思いっきりがっかりしたようなふりをする。そうすればみんなは、答えられなかった人があなたを落胆させたと思うだろう。


■5.会議の終わりに、数人に声をかけて、別の問題を話し合うために残るように言う
ひとりかふたりに声をかけ、数分残るように頼むと、声をかけられなかった人は、あなたが何を話し合うつもりなのか、なぜ自分は呼ばれなかったのか、あなたがどんな極秘プロジェクトを隠し持っているのか、気になる。きっとなにかとてつもない重要事項に違いないと思い込むだろう。実際には、次回の会議にはドーナツを用意するべきか相談するだけだとしても効果的だ。


■6.ショッキングな告白をする
プレゼンテーションの最初に、強烈で忘れられないようなことを告白する。信じられないようなショッキングなことなら、でっちあげでもかまわない。するとみんなは、その告白に数分は心を奪われ、プレゼンテーションの間ずっと気になって、あなたの言うことはなに1つ耳に入らない。


■7.名刺が欲しいと言われたら、最後の1枚が残っているかもしれない、と言う
もうないと思ったが、最後の1枚を発見した、というふりをする。すると、すでにたくさんのネットワークを築いたかのように見える。そのうえ、相手はもらった名刺が最後の1枚だったと思うと、捨てにくくなるかもしれない。


【感想】

◆何ともトボけた1冊でしたw

1つ1つのTIPSは短めであり、実は上記ポイントでは、各項目ごとのテキストを全文載せているくらい。

そこでそれを補うのが、表紙でも描かれているイラストです。

冒頭でご紹介した清水さんのエントリーにはないものの、版元さんが本書から抜粋したHONZさんの方では、こんな感じでバッチリ紹介されていますのでご覧アレ(昨今、著作権の話題がたけなわなので、当ブログでの画像掲載は自重)。

『会議でスマートに見せる100の方法』働く時間があったら昼寝しろ!(2/6) - HONZ

ただし実際の本書は、こんな多色刷り(?)ではなく青と黒の2色刷りであり、青をベタ塗りにしたり、縞模様にしたりして、表現を変えているという。


◆また、シチュエーションも単なる会議だけではなく、バラエティに富んでいます。

たとえば上記ポイントの2番目は、「電話越しにスマートに見せる方法」と題された「電話会議」のパートからのTIPS。

……って、その前提がないと、読んでもピンときませんよね(すいません)。

普通、その場に全員いれば、パッと見せ合って済む話が、電話会議であるがゆえに「てんやわんや」になるというお話。

まさに「電話会議あるある」です。

なお、ここでは他にも「全員そろっているか聞く」ですとか、「『今話しているのはだれ?』と聞く」(会議で何も言うことがないときに便利w)なんて、「いかにも」なワザが紹介されていました。


◆同様に上記ポイントの6番目は、「プレゼンテーション」のパートからで、そのタイトルが「たいしたことを言っていないのに、聴衆を魅了する方法」w

「信じられないようなショッキングなことなら、でっちあげでもかまわない」なんてありますけど、そんなの許されるわけないww

ちなみに、例のHONZさんのレビューで紹介されていた「『いい質問だ』と言って質問に答えない」というTIPSも、このパートからのものになります。

さらには上記ポイントの7番目は、「二度と会わないであろう人たちと人脈を作る裏技」なる、「人脈作りのイベント」の10個のTIPSからの1つ。

他にも「仕事について詳しく聞かれたら、機密事項だと答える」なんてのもあって、この辺は、Yahoo!やGoogleを渡り歩いた著者らしいな、と。


◆なお、この手の「ナンセンス系ネタ本」は、翻訳本では結構見かけるもの。

当ブログでも、以前「この方法で生きのびろ!」シリーズから、下記の本をご紹介したことがありました。

この方法で生きのびろ!―恋愛サバイバル篇
この方法で生きのびろ!―恋愛サバイバル篇


参考記事:【モテ?ネタ?】「この方法で生きのびろ!―恋愛サバイバル篇」(2010年02月22日)

それに比べると、わが国では……と思いましたが、「デイリーポータルZ」の林 雄司さんのこの本がありましたねw

世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書
世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書

参考記事:【オススメw】『世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書』林 雄司(2014年04月12日)

上記の本にも収録されている、林さんの「ペリーがパワポで提案書を持ってきたら」(ネタでブクマ2800超!)が好きな方なら、本書もきっと楽しんでいただけると思います。

ただし1点注意していただきたいのが、本書は基本的に画像中心なので、Kindle版だとハイライトが使えないこと。

よくある「文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません」という表記はないのですが、ご留意ください。


職場でホントにやったらどうなるかは保証できない1冊ww

会議でスマートに見せる100の方法
会議でスマートに見せる100の方法

パート1 ウォーミングアップ
 ふだんの会議:スマートに見せるための10個の主要な裏ワザ
 ホワイトボード戦術:描くだけでスマートに見える21個の無意味な図形 ほか

パート2 本題
 集団での会議:上司でもないのに場の空気を支配する方法
 応用編:男性優位の職場での会議の作法 ほか

パート3 上級編
 人脈作りのイベント:二度と会わないであろう人たちと人脈を作る裏ワザ
 人脈作りのイベント中に手持ち無沙汰にならない方法 ほか

おまけ
会議と会議のあいだ:休憩時間こそ輝くチャンス


【関連記事】

【オススメw】『世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書』林 雄司(2014年04月12日)

【社交辞令?】『正しいブスのほめ方 また会いたいと思わせる35の社交辞令』トキオ・ナレッジ(2013年01月20日)

【モテ?】『アラサーちゃん 無修正1』に「男女の性差」を学んでみました(2013年05月16日)

【モテ?ネタ?】「この方法で生きのびろ!―恋愛サバイバル篇」(2010年02月22日)

【ヤバ本?】「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」その他お金関係の本(2009年11月28日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

日本人の知らないワンランク上のビジネス英語術 エール大学厳選30講
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以前、CCCメディアハウスさんのセールでも登場したことがありましたが、今回は「65%OFF」ですから、その時よりもさらにお買い得となっています。


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