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2016年12月12日

【モテ】『モテるメール術』白鳥マキ


モテるメール術
モテるメール術


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、一昨日に続いて先日の「未読本・気になる本」の記事にて注目されていたモテ本

ただし、類書とは違って「メール術」に特化しているのが、本書の大きな特徴です。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
1万2000人が変わった、今日から使えて明日には結果が出る(モテる)メールテクニックのすべて。
「×」「○」ですぐわかる!  LINE、Facebookなどで使える鉄板テンプレが満載!

なお、若干お得なKindle版も、すでに配信されています!





I LOVE YOU MESSAGE / MAGIC CHARM GRAFIX


【ポイント】

■1.女性の言っていることを取りこぼさずに受け止める
A(女性):昨日嫌なことがあったの。
B(男性):今日は俺残業なんだ。
C(女性):そうなんだ、大変だね。
D(男性):大変だよ。ねえ、今度遊ぼうよ?
E(女性):(既読スルー)
 既読スルーになった場合、多くの方が直前のDでデートに誘ったことがいけなかったのかと悩みます。でも、問題はDにはありません。その2つ前のBでの発言からすれ違いが起こっているのです。この場合、Aの女性の嫌なことがあったことに対して何も答えていないのが問題です。
 だから、既読スルーを解消したければ、Bから仕切り直して、Aの言葉を受け直すところから再開してください。
 女性が必要としているのは、共感の言葉や肯定してもらう言葉です。単なる状況報告のやりとりや、お説教・問題解決の方策ではありません。


■2.大ざっぱな質問はしない
 嫌われる質問がほかにもあって、大ざっぱすぎる質問は「答えようがない」という理由でスルーされがちです。
×「最近どう?」
○「遅くまで仕事をしているみたいだけれど、最近どう?」(中略)
 というように、ねぎらいの言葉を足すと、返事がもらいやすくなります。
「何を聞きたいんだろう? どんな答えを返せば正解なんだろう?」と相手に考えさせてしまうような質問はもうやめましょう。
「元気?」
と聞きたければ、
「最近暑いけれど、夏バテしていない?」
 という具合に「自分の意見+質問」で尋ねると、後回しにされることなく、返事がもらえますよ。


■3.決めつけ語を使わない
男性「今度4人で食事に行くんだ。一緒に行かない?」
女性「ごめんなさい、その日は忙しくて」
男性「やっぱり、美人なIちゃんは忙しいよね」
「やっぱり」というマイナス感情を含んだ決めつけ語の破壊力を、おわかりいただけますか?
 これでは相手も返信のしようがありません。やりとりは途絶えてしまいます。相手との関係を一瞬で凍えさせてしまう「やっぱり」は使用厳禁です!
 ではこの場合、どうすればよかったのでしょうか?
 OKメールは、
「残念! 了解です。また誘っていいかな?」
となります。どちらが返信しやすいかは一目瞭然ですね。


■4.相手にメリットがあるようにアピールする
女性は現金な点があります。質問に答えれば、自分が好きそうなおいしいものを食べられそうだとか、ご馳走してもらえそうな雰囲気をメールから読み取れれば、返信率は驚異的に上がります。やり方ですが、
「自分が知りたいことをいきなり質問しない」
「なぜこの質問をするのか理由を入れる」
「この質問に答えると相手にとってどんなメリットかあるかを伝える」

 以上3点です。
 具体的には、こうです。
×「花火大会行かない?」
○「友だちのマンションのべランダから花火大会が見られるんだって。今度グループで集まるんだけど、一緒に行かない?」
「理由」と受け入れたときの「メリット」がハッキリ伝わると、女性が変に警戒することなく返事をすることができます。事前に入れられる情報を伝えれば、信頼感はさらに増します。


■5.相手の直してほしいところを指摘する際の3つのルール
(1)「過去のことを指摘するのは厳禁」
×「いつも遅刻するよね」
×「前にも言ったよね」
(2)「自分の気持ちを交えて、相手に直してほしい点を云える」
×「(あなたは)いつも遅刻するよね」
○「(私は)時間を守ってもらえると嬉しい」
(3)「相手の悪いところは『未来形+期待値』で伝える」
○「(私は)時間を守ってもらえると嬉しいし、もっと仕事の評価が上がると思う」
○「言ったことをやってくれたら(私は)助かるし、みんなも喜ぶよ」


【感想】

◆今般、当ブログの過去記事で「モテメール」を扱っている作品のレビューを探したのですが、下記関連記事のように雑誌の特集だったり、普通のモテ本からメール術だけ抜き出した記事だったりという有様。

……それ以前に、直近でも4年半前ですから、まだLINEやFacebookが流行る前ですし。

結局「メールに特化」した本というのは、本書が初めてでした。

ただ、恋愛ないしはそれ以前の段階で、メール(SNSのメッセージを含む)の出来がいかに成否にかかわるかは、皆さんご存知のことかと。

特に、ネットナンパにおいて「ファーストデート」に持ち込めるか否かは、まさにこの「テキストスキル」にかかっていると言えます。


◆内容的にも、上記ポイントはいずれも「思い当たるフシ、ありまくり」。←ダメじゃんw

まず上記ポイントの1番目の既読スルー(本書ではLINEだけではなく、送信メールに返事がないこと全般を指して、「既読スルー」と言っています)の例は短すぎるのでまだしも、確かに私もメールに返事がなかったら、すぐ前のヤツに原因があると考えてしまいますよ。

大事なのは、相手の気持ちに寄り添うこと。

当ブログで何度も言っているように、アドバイスは基本的には不要です。

……最近、某書ではあえてアドバイスする、というTIPSもありましたが、リスキーなんでオススメはしませんw


◆また、上記ポイントの2番目の「大ざっぱな質問」というのも、よく見かける気が。

相手がどうにでも返せる、という意味では便利なのかな、と思っていましたが、確かに抽象的すぎると、返事のしようがありません。

同じく上記ポイントの3番目の「決めつけ語」は、私も普通に使っていました。

文例の「やっぱり」は、意味合い的には「さすが」のように、相手を持ち上げる意味で使っていると思うのですが、今回のケースのようにリクエストに応えられない場合に言われると、なるほど「ネガティブ」です。

そもそも「やっぱり」の後には「無理なんだ」とか「ダメだよね」のように、否定語が続きがちなので、避けた方が良い模様。


◆なお、本書では、質問時における同じようなネガティブワードとして、「きっと」や「たぶん」を挙げています。
「きっと難しいと思いますが」
「たぶん来ないと思うけど」
一見、相手を気遣っているようですが、字面で見ると「ふてくされ感」炸裂w

そこでその解決策として、本書では「もし」を使うことを推奨しています。
×「今日の夜に誘っても、きっと難しいだろうけど」
○「もし今日の夜会えたら、嬉しいな」
おー、確かに後者の方が、話が弾みそうなw

いや、絶対にダメとかだったら、どう尋ねようと同じでしょうけど、相手が迷ってたり、他の予定を調整しなくてはならないようなケースだったら、言い方1つで、結果が違ってきそうです。


◆ところで今回は、当ブログの読者層を意識して、男性向けのポイントを中心に抜き出しましたが、本書自体は「女性向け」のTIPSも含まれています。

ただ割合的には、圧倒的に男性向けが多いので、男性の方はそれほど気にする必要はないと思われ。

それと当たり前ですが、本書のTIPSを駆使してデートにこぎつけたとしても、リアルの場面でしくじるとチャラになる可能性はあります……ってそこまで責任持てません罠。

とはいえ、メールだけでなく、実際の会話でも使えるTIPSも多々ありますし、たとえば上記ポイントの5番目の「相手の直してほしいところを指摘する」なら、メールよりもむしろリアルで直接言った方が、いいかもしれません(即、フォローできますし)。

いずれにせよ、ロンブー淳氏のようなメール達人でもない限り、本書がタメになる方はかなり多いハズ。


モテたいなら、一読をオススメします!

モテるメール術
モテるメール術
第1章 なぜ「モテるメール術」を使うと、確実に異性から好かれるのか?
第2章 気になる相手を絶対に振り向かせるモテる10の法則
第3章 「また会いたい」と言われるほどの最強の伝え方
第4章 2人の関係が劇的に変わる究極の書き方


【関連記事】

【モテ】カオポイント石橋氏の【モテる男のケータイメール術】が結構ためになった件(2012年06月06日)

【モテ】『ネットナンパ勝利の方程式』に学ぶ7つのメールテク(2011年11月09日)

【メール術】「女心を鷲掴みにする驚異のメール術6箇条」@SPA!(2010年10月07日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

新企画 渾身の企画と発想の手の内すべて見せます (幻冬舎単行本)
新企画 渾身の企画と発想の手の内すべて見せます (幻冬舎単行本)

下記未読本記事にてチェックしていた作品。

ぶっちゃけ当ブログでは、放送作家さんやテレビマンの作品の人気はイマイチなんですが、「64%OFF」のほぼワンコインなら、読んでみてもいいかもしれません。

参考記事:【全20冊】未読本・気になる本(2016年03月17日)(2016年03月17日)


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