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2016年10月23日

【ファッション】『おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」』大山 旬


おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」
おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも意外な人気だったファッション本

著者の大山 旬さんの作品は、以前レビューした『できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則』も当ブログでは好評でした!

アマゾンの内容紹介から一部引用。
どこで何を買えばいいのか、買ったものをどのように組み合わせるのか、どれだけの数を持っておけばいいのか、このような基本的な知識を身につけることで、服選びの手間は大きく省くことができます。
いますぐ自分のファッションを見直し、人生を大きく変えていきましょう!

先日新作が出たばかりのMBさんと比べると、よりドレッシーでオトナな着こなしです!





Mens fashion / Valerie Everett


【ポイント】

■1.試着して「3分の壁」を乗り越える
 ここで1つ、覚えておいてほしいことがあります。
 それが、「3分経てば少しずつ見慣れてくる」ということです。これは、僕がお客さんと買い物に行くときに必ずお伝えしていることです。
 最初に違和感を覚えても、不思議なもので3分経てば少しずつ目が慣れてくるのです。
 多くの人は、この「3分の壁」を越えられずに、着た瞬間に「似合わない」と判断して元の服に着替えてしまいます。
 それは、とてももったいないことです。まずは試着室の中で鏡を見たり、店員さんとコミュニケーションを取りながら、3分の壁を越えることからチャレンジしてみてください。


■2.「2つの基準」で服をどんどん手放す
 まずは、5年以上前の服は手放すというルールです。5年も経てば服はかなりくたびれますし、流行も変化しています。それ以上着続けるのは難しいと考えてください。
「これは高かった」「これは思い入れがある」という気持ちはとりあえず脇に置いて、5年以上前のものは潔く手放すようにしてください。
 そして2つ目。着ていて気持ちが上がらない服も手放してください。誰にでも気に入っている服もあればそうでない服も必ずあります。
 たくさんの服を持つことには何の意味もありません。本当に必要なものだけを残すようにしてください。この2つの基準で、どんどん服を減らしていきましょう。リサイクルショップを活用するのもいいと思います。


■3.「ネイビー」をベースに揃える
 大人の男性がもっとも優先して選ぶべき色は「ネイビー(紺色)」です。色選びに困ったら、まずはネイビーを選ぶようにしましょう。
 なぜ、ネイビーを選ぶべきなのかというと、どんな色にも合わせやすく、体型も引き締まって見えるからです。スーツもネイビーがもっともオーソドックスと言われるように、時代を問わずにスタンダードな色合いであるネイビーを積極的に活用しましょう。
 特にジャケット、ニット、アウターなど、外側に羽織るものにネイビーを選ぶと、着こなしが締まります。


■4.休日用の革靴はスエード素材でカジュアルさを出す
 革靴といっても、仕事で使っているものとは分ける必要があります。黒のビジネス用の革靴はきれいめすぎて、カジュアル着にはうまく馴染みません。
 おすすめはスエード靴です。ビジネスで履く靴は「表革」のものが多いですが、スエード靴は「革の裏面」を使っているため、適度にカジュアルな印象を与えることができます。
 色は茶系を選ぶといいでしょう。定番なのがクラークスのデザートブーツです。丸みのあるフォルムが特徴的で、流行に左右されずに使える名品です。

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■5.荷物が少なかったらボディバッグを
 あまり荷物を持ち歩きたくないという人には、ポデイバッグがおすすめです。
 ただ、街でボデイバッグを持ち歩いている人を見ると、色使いが派手だったり、装飾の多いものを持っている人がとても多いです。
 デザインはなるべく装飾のないシンプルなものを選びましょう。黒や焦げ茶のオーソドックスな色で、素材は大人っぽく見えるレザーがおすすめです。
 中でもおすすめは、バッグ専門ブランドであるアニアリのボディバッグです。シンプルなデザインと柔らかな革の質感は、大人の男性によく似合います。価格も2〜3万円前後なので、思い切って投資してみるのもいいでしょう。
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【感想】

◆非常にオーソドックスな着こなしを提案している1冊でした。

本書と「よく一緒に購入されている商品」として、アマゾンではMBさんの新刊を挙げられているのですが、方向性としてはやや違うかな、と。

MBさんの場合は、「まずアイテムがあって、それをいかにオシャレに着こなすか」、もしくは「理想とする着こなしのために、どのアイテムを選ぶか」といった感じなのに対して、大山さんの場合は、それをもうちょっと「アイテム選び」や「理想の着こなし」をフレキシブルにして、万人向けにしたと言いますか。

……自分でもかなり抽象的だと思いますがw


◆いずれにせよ、MBさんは、他の方が体裁もあってか、そこまで強調しなかった「ユニクロのスゴさ」を前面に出したことと、「独自の着こなし理論」で一躍人気となりましたが、ある一定以上の年齢層の人が実践するのには、少々無理があるワケでして。

その点、本書の着こなしなら、若い方からかなり上の世代まで、そのまま取り入れてOK。

特に第4章の「ジャケパンスタイル」のTIPSは、デートやカジュアルフライデー等でも活用できると思います。

……ちなみにMBさんが「ジャケパンスタイル」を語るなら、「ユニクロでもこんな感じでできる!」としないと、自分の「色」が出せないハズ。

ここは無難に、セレクトショップ等のアイテムを選んだ方が無難なんですけど、逆に本書を含め、類書がほぼ全部そうなので、MBさんが「尖っている」のは確かなんですがw


◆なお上記ポイントは、第1章の「基本ルール」と、第2章の「カジュアル着」から抜き出しております。

と言うのも「スーツスタイル」は、どの本を読んでも基本的に皆同じですし、「ジャケパン」も上記のように類書とほとんど違いがないから。

上記ポイントの4番目の「クラークスのデザートブーツ」は、定番ではありますが、確かにカジュアル着に取り入れると品がでます。

私もしばらく履いてなかったのですが、今日出かけるのに、久しぶりに靴箱から取り出しましたよw

また上記5番目で挙げたボディバッグは、本が何冊も入らなさそうなので避けていましたが、1つぐらい買ってみようかな……。


◆そして巻末の第6章には、フルカラーの定番アイテム&そのコーディネートフォトが。

アイテムは一部を除き、商品名が記載されていないため、そのまま買うことは難しいのですが、カラー写真ですからイメージをつかむには十分です。

もちろん、セレクトショップ等で「こんなのを」と言うことも可能かと。

さらに、それらを「どう組み合わせるか」については、シーンごとのコーディネートが掲載されているため、そのまま真似れば大丈夫。

実際にご覧いただければ、上記ポイントの3番目のように「ネイビーをメインにすると良い」、ということがご理解いただけると思います。


◆ところで、上記でMBさんとの違いについて述べましたが、MBさんの本ほどではないものの、本書でもユニクロは、ジーンズを中心に推奨されていますのでご安心を。

ただし、スーツスタイルは、普通1つの章くらいでは収まりきれません(類書では丸々1冊費やしています)ので、本書だけだと、ちとツライところ。

実際、本書でもスーツのフィッティングの話は出てきませんが、この辺は素人があれこれ考えるより、店員さんにお任せした方が無難、ということなんでしょうね。

ただ、いずれにせよ本書は、若手からミドル層までの、ファッション全般をカバーしているという意味で、守備範囲は非常に広いです。

ですから、ファッション本を1冊だけ買う、という場合に「本書をファーストチョイスにする」というのも十分アリ。


ファッション全般でお悩みの方なら要チェックです!

おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」
おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」
第1章 男のおしゃれの超・基本ルール
第2章 プライベートに自信がつく! 「カジュアル着」の法則
第3章 一目で信頼されるようになる! 「スーツスタイル」の法則
第4章 きれいめの私服からビジネスまで活躍! 「ジャケパン」の法則
第5章 さらにおしゃれを磨くテクニック
第6章 最強の定番アイテム&コーディネート


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【編集後記】

◆本書で不足気味の「スーツファッション」を補足するなら、この辺がオススメです。

成功する男のファッションの秘訣60――9割の人が間違ったスーツを着ている (講談社の実用BOOK)
成功する男のファッションの秘訣60――9割の人が間違ったスーツを着ている (講談社の実用BOOK)

Kindle版は、確かKindle Unlimitedの対象だったハズなのですが、版元が講談社さんのせいなのか、外れてますね……。

参考記事:【お洒落】『成功する男のファッションの秘訣60』宮崎俊一(2011年12月21日)


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