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2016年10月06日

【モテ】『モテ上司 部下も仕事もまとめてオトす秘密の流儀』いつか


モテ上司 部下も仕事もまとめてオトす秘密の流儀 (じっぴコンパクト文庫)
モテ上司 部下も仕事もまとめてオトす秘密の流儀 (じっぴコンパクト文庫)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、リアル書店で捕獲した文庫版の書き下ろしモテ本

著者のいつかさんは、「角川いつか」名義で著作も多く、ググってたら角川春樹さんの5番目の奥さんだったことが判明しました(本書には全然関係ないですがw)。

アマゾンの内容紹介から。
デキる男は、オンナを制す。恋愛ノウハウを巧みに使い、女性社員を味方につける技を伝授する。成功者の強者の理論がこの一冊に。

表向き「男性からもモテる」となってますが、基本的には「女性からモテる」ためのノウハウが詰まった1冊です!





boss and secretary / DaveBleasdale


【ポイント】

■1.モテる男にもれなく備わるのが「余裕」
 モテる男の例を突き詰めていくと、モテる男とは「余裕のある男」のことだと思う。
 精神的にも、体力的にも、時間的にも、性格的にも。(中略)
 余裕さをすぐには身につけもれなくとも、相手が好意を持っための手段を1つや2つは達成できるだろう。
 あなたは、体力をつける努力をしているだろうか?
 聞き上手になるにはどうすればいいか、考えたことがあるだろうか?
 努力と工夫で、かなりカバーできるはずだ。 
 苦しくても、お金があるように振る舞う。
 体力がなくても、ここぞという時には無理をしてみる。
 上から下まで、いいものを身につける。
 背筋を伸ばし、堂々とする。
 こうした姿勢から余裕さは生まれてくる。


■2.「放っておかない」男がモテる
 優しい風貌と、温かく穏やかな語り口で警戒心を解く。相手の話を聞きまくる。そして、いつの間にか、恋愛話にもっていく。
「ふうん、大変だったんだ。そんな男じゃダメだよね」
「うん、今ならわかるんだけど。でもその時はね……」
「君くらいの子なら、男は放っておかないだろうなあ」
 女の子は、ちょっと恥ずかしそうに笑う。内心、存分に自尊心を満たされながら。
「僕も放っておかないけど」
 いきなりの言葉にはっと息をのむと、目の前にいるのは、情熱的で精かんな色男。ただのいい人、優男だったはずなのに、いつの間にか脳内変換されている。
「放っておけない」ではなく、「放っておかない」と言うところがミソ。
 相手の感情が開いたら、なるべく能動的、主導的な言葉を吐く。女性がハッとしたら、あとは優しい言葉で、男性主導で攻め続ける。


■3.女性を対等に扱う
 私は昔、マスコミの先輩から、男性は大きく分けて2種類いると教えられた。
「女なんか」「女のくせに……」が本音で、はなから女性を蔑視している男性。たとえば会議の場なら、女性が発言するというだけで、もうまともに聞いていないタイプ。
 もう一方は、女性を「人間」として対等に見られる男。一緒に仕事や付き合いができて、なんの差別もなく仲間として接する。
 当然のことながら、後者の男性こそが「モテ上司」にふさわしい。(中略)
 まずは徹底して女性を「対等」に扱ってみることだ。
 こうした女性の支持を得ると、嘘のように出世階段を順調に上っていけるし、彼女たちからもたくさんのものを得ることができるのだ。
 成功者と言われる人たちは、うまいことこの手を使って女性の力を味方につけている。


■4.お礼のタイミングを逃さない
 たとえば、雑用を頼んですぐ、愛想よくいつも一声かけているなど、なにか頼み事をして、お礼を言うのは当たり前のことだ。
 大切なのは、その場で、すぐにひと声かけること。
 女性は、極端に言えば、「その時」を生きているからだ。
 女性はよく、「言葉にしてくれないとわからない」というが、それだけでは足らずに、「その時」に小さなお礼の言葉がないと、不満が積もっていっていつか爆発、ということにもなりかねない。
 文書がうまくできた、いつもきちんと物事を整理してくれる、手配上手で助かるなど、お礼を言うポイントは結構あるはずなので、それを見逃してはならない。


■5.ほめてばかりいない
「ほめることとは、ほめないこと」と先輩から聞いたことがある。
 ほめてばかりいたら、ほめ言葉の1つひとつが軽くなる。下手をするとおべっかと思われかねない。
 まずはほめずに、認めることだ。
 そしてほめずに、納得する。
 さらにほめずに、惚れ込む。
 誤解しないでほしいが、部下がした素晴らしいことすべてをスルーしろ、というわけではない。その事実を共に喜ぶくらいの気持ちで、きちんと言葉に出して認め、感心し、さらに惚れ込もうということ。
 つまり、ほめ言葉にするなということだ。
 そうやって、ずっとほめずにいることが、最高に効果的な「ほめ言葉」を生み出すことになる。


【感想】

◆いやもう、結構「納得」ずくしの1冊でした。

もちろん、類書でも言われていることも多いので、それほど「目からウロコ」というほどでもないのですが、改めて活字として読むとうなづきまくり。

たとえば上記ポイントの1番目の「余裕」などは、ホント「基本中の基本」だと思います。

たとえば食事をごちそうした際に、男性に余裕が感じられないと、女性も変なプレッシャーがかかったり、料理も美味しく味わえないでしょう。

また、たとえいいものを身に着けていても、余裕がない様子だと「無理してる感」が半端ありません。

結局「余裕があるか否か」というのは、「器が大きいか否か」に他なりませんから、女性が男性を評価する基準としては、しごく真っ当なものだと思われ。


◆かといって、女性に対して「上から目線」ではないことは、上記ポイントの3番目のとおりです。

今は一応「男女雇用機会均等法」とかありますが、私より上の世代にはまだなかったので、「女性はお茶くみ」という考えが根強く残っていました。

もっとも、今でも会社や職種によっては、似たような考えのところも多い模様(日本全体の傾向?)。

それだけに、「女性と対等」というか「女性に敬意を払える」男性は、女性にとってポイントが高いのは当然のことかと。


◆そして上記ポイントの4番目にあるように、「タイミングを逃さずお礼を言う」!

これ、「後で言えばいいや」とか思っていると、本当に忘れちゃいますので、多少言いにくくても、強引にでも言っちゃった方がいいです。

しかも、「後で言う」のと「その時言う」のとでは、女性の評価が違うみたいですから、「こまめに」がミソ!

私も家では、ヨメに礼を言うタイミングを逃さないよう気を付けております。

……気を付けないとできない時点で、「モテ失格」ですがw


◆一方、類書ではあまり見かけた記憶がないのが、上記ポイントの5番目。

私は基本、「ほめておけばいい」というスタンスだったので、これは意外でした。

ただしかなり上級テクと言うか、よほど相手から信頼を得ていないと、相手の「承認欲求」が満たされないのではないか、と……。

もちろん「叱るべきところは叱り」「注意すべきところは注意する」のは当然ですが、多少軽くなっても「ほめ言葉」は多めの方がいいと、個人的には思っています。


◆ちなみにここまでとは逆に、まったくビジネスシーンとは関係ないのが、上記ポイントの2番目のモテテク。

エピソードに登場しているのは、いつかさんの大学時代の知人で、「一見して平凡だが、モテるタイプではない」男性とのことですが、正直これは使う男性のキャラクター次第な気がしないでもなくw

また割愛したものの、「高級クラブのママを落とすテク」なんてのも収録されていますので、こちらもご参考まで。

いずれにせよ、社内でモテることで社内恋愛となった場合、別れ方いかんによっては社内の立場や出世にも影響が出ますし、不倫だと法的な問題も出てきますので、ご注意ください。

……ってくらいにモテてみたいものですがw


職場で輝く男性になるために!

モテ上司 部下も仕事もまとめてオトす秘密の流儀 (じっぴコンパクト文庫)
モテ上司 部下も仕事もまとめてオトす秘密の流儀 (じっぴコンパクト文庫)
第1章 「モテ上司」の心得―なぜ、あの人は部下や女性社員を味方にできるのか
第2章 あなたはモテ上司になれるのか―タイプ別モテ上司への道
第3章 モテ上司はこうして生まれる―女性社員の見る目が変わる、モテるメカニズム
第4章 モテ上司のオンとオフ―ゆとりを感じさせるエッセンス
第5章 他言無用!禁断のモテ上司の恋愛テクニック


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【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために (ちくま新書)
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ちょっと内容的には硬めですが、アマゾンレビューのほとんどが高評価です。

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