スポンサーリンク

       

2016年09月17日

【自信】『どんなときも絶対折れない自分になる 自信の秘密50』リチャード・ニュージェント


どんなときも絶対折れない自分になる  自信の秘密50
どんなときも絶対折れない自分になる 自信の秘密50


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、一昨日のではなく、その前の「未読本・気になる本」の記事にて人気だった自己啓発書

著者のリチャード・ニュージェントは、「パフォーマンスコーチ、モチベータ―、リーダーシップエキスパートとして、イングランド・プレミアリーグのサッカー選手や大手企業をクライアントに持つ」人物なのだとか。

アマゾンの内容紹介から。
あなたには、いつでもどんな状況でも自信を持てる力がある。その本来持ち合わせている自信を引き出し、磨くのに役立つテクニックとは。50のキーワードを読み解くことで、あなたはゆるぎない力を手に入れることができるだろう。

本書は翻訳本の割にはお手頃価格なんですが、Kindle版なら「20%OFF」と、さらにお買い得です!





Brad Henry Believe in yourself, and the rest will fall into place / symphony of love


【ポイント】

■1.自信がなくても思い悩まない
自信が強い人の重要な特徴のひとつは、自信がないときにどう感じるかだ。自信に満ちた人は常に自信がある状態だと思いがちだが、それは違う。自信がなくても思い悩まないのだ。彼らは、自信かないことに大きな意味を見出さない。自信がないことを自分の行動の結果とも関連づけないし、最も重要なのは、その状態が永遠に続くと思わない。
 思考があなたの自信に及ぼす影響を理解できれば、自信がなくても、それはそれとして感じ、受け入れることができる。自信というのは感情の状態であり、自信のなさもまた状態なのだ。どちらもある状況では役立つが、別の状況では役に立たない。自信がないときにそれに気づき、自信のなさについて考えていることに気づき、自信かないことを完全に受け入れることができるのは、まさに自信がある状態だ。


■2.自信が沸いた瞬間を意識する
自分がいい仕事をしたかどうかを外的なものから判断する人がいるが、それは自分の評価を他人の手に委ねているということだ。それは、自信をつけようとするときに、大きな障害になる。あなたが人の評価に大きく影響されるならなおさら、自信をつける自分なりの方法を築くことが大切だ。
 その方法のひとつが、日々の生活で自信を最大限に感じた瞬間や成功したことを意識する習慣をつけることだ。成功したことを毎日書き留めたり、前日の「自信が湧いた瞬間」を書き出したりすると、ポジティブになる。すると、瞬間的に自信のある状態になれるだけでなく、その瞬間を脳が捉え、記憶する。


■3.自己評価を高くする
 良自己評価に関する研究は近年も盛んで、その基準は、社会的な階級や成熟度、生まれた順番、性別など環境的な要因に大きく影響されるという報告もある。だとすると、自己評価はそれほど変えられないと思うかもしれないが、自己評価のレベルは自分の成果についての考え方によって形成されることも多くの研究が示している。自分が得意な分野に集中することで自分の価値を高めることができるのだ。
 ではここで、あなたが得意な分野を挙げてみよう。簡単に挙げられる人もいるだろうが、もし難しいなら、自分が得意なことをより細かい要素に分けて考えてみよう。重要度の高い分野ほど自己評価に大きな影響を与えるという科学的な証拠はない。つまり、あなたが極上のコーヒーを淹れて人を喜ばせることができるなら、社会的な意義の大きさとは関係なく、それに注力することであなたの自己評価は高くなるのだ。


■4.問題は解決しつつあることを意識する
 あなたの問題について、以下の質問に答えてほしい。「1から10で、理想的な未来が10だとすると、今あなたはとこにいる?」。多くの人は、思っていたよりも自分が理想的な目標地点に近いことに気づく。私はコーチングでこのアプローチを使うのだが、あらゆる面で自信がないクライアントが、今の自分がいる地点を「5」と答えたときは、理想の未来まで半分のところに来ていると伝える。すると、考え方が明らかに変わるのだ。
 では次に、そのスコアの要因は何か、考えてみよう。あなたがつけたスコアがたとえ1でも、0ではなく1にしたものは何だろう。すでにうまくいっていることを把握するのはとても重要なことだ。それがどんなに小さなことでも、困難な状況でうまくいっているものがあるということは、すでに問題に取り組めているということだ。


■5.自信がある人を真似る
 自信がある人の性格を意識的に自分に取り入れると、自分の自信も活性化される。突然プレゼンをしなければならないなどプレッシャーのかかる状況でも、手本となる人の性格を身につけることで、自信を持ってできる。このテクニックがうまくいく理由のひとつは、前述したように、私たちの脳は現実と強くイメージすることを区別しにくいためだ。自信がある人の性格を真似すると、脳はその自信があなたのものかのように反応するのだ。


【感想】

◆最初にアマゾンの内容紹介をチェックした際、「ソクラテスからレディー・ガガまで人生に効く名言入り」とあったので、よく見かける「名言解説集」なのかと危惧したのですが、まったく違いました。

ならば、章の最初や最後に、そういった名言がドーンの載っている(このパターンも多いですね)のかと思いきや、ごく普通に「自信をつけるためのTIPS」が、章ごとに列挙されている仕様。

そこまで確認した上でリアル書店で購入したのですが、実際に読み始めてから十数分、この「名言」のことは忘れていました。

やがてやっとこさ気が付いたのが、各ページの下1センチくらいのところに、横書き(本書の本文は縦書きです)の小さな文字で付された、「自信」に関係した「名言」とその発言者名!

10ページから260ページまで、この「名言」が載っていますから、合計すると250弱(何ページがないところがあるので)収録されているワケです。

……うん、ここだけでも結構得した気分。


◆それはさておき、肝心の本文の方も、「自信」を獲得するためのTIPSが多々。

……と、今「獲得」という言葉を使ってしまいましたが、本書の第1章の「自信の本質とは」によると、実は「自信」とは、「自分の外にあって獲得するもの」ではなく、「感情の『状態』のこと」なのだとか。

そして本書は、「自信をより頻繁に感じる状態になるための方法を紹介」しているのであり、要は、「私たちが自信と認識する身体的、精神的、感情的な状態を引き起こすためのTIPS」が詰め込まれている次第です。

なお、この章が全部で50ある(タイトルにある「50」とは、このことかと)のですが、章の上に「編」が設けられていないため、グループ分けがないのが、少々分かりにくいところ。

一応、最初の方は上記のように定義的な話で始まって、途中からはテクニック的な話、終盤にかけては「個別の状況(チーム、リーダー等)」や「個別の分野(スポーツ選手、コメディアン、教師等)」の話が展開されています。

ノウハウ好きの自分としては、前半から中盤にかけて付箋を貼りまくったものの、お読みになる方によって、むしろ後半から得るものが多いかもしれません。


◆割愛したTIPSの中から1つご紹介しておくと、「未来の歴史」テクニックというのは、効果がありそうな気が。

これは簡単に言うと、まず目標を達成したい日を、未来のいつか(1年〜1年半がベスト)選び、具体的な日にちとその日にいたい場所も決めます。

次にその成し遂げたことを手紙で知らせたい人を選び、その選んだ未来の日に、選らんだ場所から、その人に向けて書くという前提で手紙を執筆(本当には出しません)。

その際、その時の生活について、できるだけ具体的に伝え、特にこの1年間に起きたことで、「そこに辿り着くきっかけとなった出来事を書く」のがミソ。

なんでもこのTIPSは、「あるプロサッカー選手が、プレミアリーグで200万ポンドの移籍金を得た最大の要因だと語った」ものなのだそう。


◆さらに「リラックス」することで、人は自信をもちやすくなることから、その方法が2つほど紹介されていました。

1つはお馴染みの「呼吸」。

息を吸ってから止めて、カウントし、また吐き出すところは、類書で見たことのあるテクニックと同じです。

参考記事:【ライフハック】『呼吸入門 心身を整える日本伝統の知恵』齋藤 孝(2015年03月15日)

ただ、カウント数が本によって違うので、詳細は本書にてご確認を。

また、もう1つは「音楽」で、イギリスのマンチェスターの科学者らが数年前に作ったこの曲は、「世界で最もリラックスできる曲」なのだそう。



……どちらかというと、眠くなりそうな(ry


◆ところでやはり内容紹介に「イギリスで話題のシークレットシリーズ」という一節がありましたが、本書はその第一弾とのこと。

本書の帯の裏面には、今後の刊行予定が付されており、10月が「逆境力」、11月が「影響力」と、これまた当ブログ的には見逃せないテーマでした。

まだアマゾンでググってもヒットしないのですが、今後の未読本記事等で、別途ご紹介できれば、と。

いずれにせよ本書は、コスパ的に嬉しい翻訳本であり、Kindle版なら、さらにお買い得感がアップするという。


自信に溢れた人生を送るために読むべし!

どんなときも絶対折れない自分になる  自信の秘密50
どんなときも絶対折れない自分になる 自信の秘密50
1 自信の本質
2 不安は思い込み
3 思考の力を知る
4 自信とは何か
5 自信の心理学
6 あなたは誰?
7 あなたの価値観
8 自己中心的にならない
9 信念から抜け出す
10 あなたは完璧
他、全50章


【関連記事】

【自己啓発】『くじけない自分のつくり方』ポール・マギー(2016年02月29日)

【自己啓発】『ペンタゴン式 ハードワークでも折れない心のつくり方』カイゾン・コーテ(2015年12月14日)

【正しい目標設定とは?】『絶対的な自信をつくる方法---「OKライン」で、弱い自分のまま強くなる』森川陽太郎(2014年07月17日)

【自己啓発】『まずは、自信をつけてしまえ!』ブライアン トレーシー(2013年09月14日)

意外と知られていない『自信がつく方法』のテクニック10選(2012年06月08日)


【編集後記】

◆昨日記事にしました、「Kindle本50%OFFセール」ですが。

【6500冊超!】「Kindle本50%OFFセール」開催中!(2016年09月16日)

おかげさまで、多くの方にお求めいただいております。

ちなみに、昨日1日でお買い上げの多かった本はこちら(でてきた順で、順不同です)。

[新装版] 企業参謀 戦略的思考とは何か
[新装版] 企業参謀 戦略的思考とは何か

マンガでやさしくわかるNLP
マンガでやさしくわかるNLP

世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方 ハーバード、Google、Facebookが取りくむマインドフルネス入門
世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方 ハーバード、Google、Facebookが取りくむマインドフルネス入門

まだ日数的に余裕はありますが、気になる本がありましたら、お忘れなく!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「自己啓発・気づき」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ

スポンサーリンク




               

この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。