2016年06月16日
【2016年版】『ビジネス書完全ガイド』で紹介されていた作品を列挙してみました

【完全ガイドシリーズ138】 ビジネス書完全ガイド (100%ムックシリーズ)
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも注目されていた、ビジネス書がテーマのムック本。昨年版を、当ブログでもご紹介していましたが、その新作となります。
アマゾンの内容紹介から一部引用。
明日から即戦力になる、仕事や人生に必ず効くビジネス書に出会うための完全ガイドブック!
「結果を残せる一流のビジネス書」をテーマに、著者のネームバリューや売上部数に左右されない、“ホンモノ"のビジネス書だけをプロが真剣格付けし紹介していきます。
市場に溢れる数多のビジネス書の中から、今あなたが読むべき“最強の一冊"に必ず出会えます。
その昨年の記事と違い、今回はブックガイドっぽく、収録作品のうち既読本を列挙してみたいと思いますので、ぜひご覧ください!

Bookshelf Spectrum 1.0: mission accomplished / p!o
【『ビジネス書完全ガイド』より】

考具 ―考えるための道具、持っていますか?
2003年のビジネス書で「もはや古典の趣があるー冊」(舘神氏)だが、アイデアを出し統ける効果的なメソッドが満載。その効力はいまだ色あせない。企画出しに悩んで手に取れば、必ず結果が導き出せるはずだ。
◆上記でも触れられているように、なんと2003年に出版され、未だ多くの書店で置かれているという「名著」。
意外にもKindle版が出ていませんが、未読の方は要チェックです!
参考記事:「考具」 加藤昌治 (著)(2005年02月16日)

いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書)
自己表現のためではなく、「読んだ人を楽しませるために書く」プロフェッショナルな文章法を指南。「本書内の『発想は努力ではたどりつけない。でも粘らないと新しい発想は生まれない』は、アイデア力の本質です」(作家・編集者 岡部さん)
◆下記レビューをご覧いただければお分かりのように、「付箋貼りまくり」の1冊。
思わず著者の堀井さんの開かれている「ライター講座」に行きたくなったのはヒミツですw
参考記事:【スゴ本】『いますぐ書け、の文章法』堀井憲一郎(2011年09月09日)

アイデアのちから
*Kindle版アリ
「資料の作成は相手に何を・どのように伝えるかを知った上で着手するのが基本。その上で、考え方や見せ方が学べます」((株)エヌプラス代表取締役 中村さん)との推薦通り、人を動かし、歴史を動かしてきた具体例が満載。資料を閲覧者の心に焼きつける神髄を身につけよう。
◆チップ&ダンのハース兄弟の最高傑作。
「アイデア」もさることながら、「セールス」「ブランディング」といった「流行」に関係あるテーマに興味のある方なら必読かと。
参考記事:【オススメ】「アイデアのちから」が予想以上に面白かった件(2008年11月25日)

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
*Kindle版アリ
構成力養成に最適な文章トレーニング((株)エヌプラス代表取締役 中村祐介氏)
◆ロジカルに、一定クオリティの文章を書くにうってつけの作品。
デフォルトでKindle版がお安いのもありがたいですw
参考記事:【オススメ】『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』唐木 元(2015年08月14日)

人を操る禁断の文章術
*Kindle版アリ
相手の心を動かす文章ノウハウ(ブックライター 高梨 南氏)
◆お馴染みメンタリストDaiGoさんの文章術本。
「正しい文章」というより、タイトル通り「人を操る文章」を書きたい方に。
参考記事:【オススメ!】『人を操る禁断の文章術』メンタリストDaiGo(2015年01月28日)

「あるある」で学ぶ忙しい人のためのExcel仕事術 (できるビジネス)
*Kindle版アリ
掲載内容は他書と大差ないが、「目的別」に構成されているのがポイント。参考書というより、よくある悩みと解決法が掲載されているか気軽にチェックできる。エクセル"超"入門書として活用したい。
◆「即戦力ビジネス書ランキング」の「実用的オフィス力を磨ける本」で1位となった作品。
セール情報を把握していないのですが、今現在「54%OFF」の599円なので、未読の方はご検討を!
参考記事:【エクセル】『「あるある」で学ぶ忙しい人のためのExcel仕事術』植山周志(2015年04月14日)

一生使える 見やすい資料のデザイン入門
*Kindle版アリ
パワポ作成でそのまま活かせるデザインの基本をまとめた良書。この本自体のデザインが非常に見やすく、ビフォーアフターで構成された各テクニック紹介はパッと見ただけでもわかりやすい。流し読みでも十分に内容を楽しめる一冊だ。
◆個人的に思っているのは、この本、「分かりやすさ」から言ったらピカイチではないか、と。
上記Kindle版もセールでなくともお値段控えめで、中古買うよりお得です。
参考記事:【資料作成】『一生使える 見やすい資料のデザイン入門』森重湧太(2016年01月27日)

人の心を一瞬でつかむ方法―人を惹きつけて離さない「強さ」と「温かさ」の心理学
*Kindle版アリ
表情、姿勢、ジェスチャーなどの非言語コミュニケーションで人の印象をコントロールするノウハウを伝授。プレゼンテーションやスピーチなど、人前で話すシーンが苦手な方、対人コミュニケーションに不安を抱えている方におすすめ。
◆タイトルから予想していた内容を、「いい意味で裏切られた」作品でした。
本書は「プレゼン力」のコーナーでセレクトされていたのですが、なるほどプレゼンで使えるテクだと思います。
参考記事:意外と知られていない『人の心を一瞬でつかむ方法』のテクニック10選(2015年05月23日)

TEDトーク 世界最高のプレゼン術
*Kindle版アリ
著名人たちが流麗なブレゼンを披露するイべント「TED」を徹底分析し、メソッドとして抽出したプレゼン入門書の決定版。ストーリーや構成、スライドデザインまで、優れたプレゼン、感動的なスピーチのディテールを学ぷことができる。
◆翻訳本としては、珍しくお手頃価格な1冊。
かつて、丸善オアゾにいた頃の田中さんが激プッシュされていたのが懐かしいです。
参考記事:【プレゼン術】『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』ジェレミー・ドノバン(2013年07月18日)

社内プレゼンの資料作成術
*Kindle版アリ
実務的な社内プレゼンのポイント (青山コミュニケーションセミナー 代表 栗原典裕氏)
◆ご自身のメルマガで、土井英司さんも激賞していた1冊。
孫正義社長から「一発OK」を引き出したプレゼン術が詰まっています。
参考記事:【資料作成】『社内プレゼンの資料作成術』前田鎌利(2015年08月20日)

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法
相手の心をつかむために備える行動 (印象戦略コンサルタント 乳原佳代氏)
◆下記レビューにも書いたように、「ナンパで使える」テクが何故か満載の作品。
そう言えば、先日ダメ出しされた、「私の小首をかしげるクセ」は、この本を読んでからでしたw
参考記事:【ナンパ術?】『元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法』ジャック・シェーファー,マーヴィン・カーリンズ(2015年11月22日)

影響力の心理~The Power Games~
心理テクを実践的で体系的にまとめる (読書コミュニティ「Share読書.com」主宰 米山智裕氏)
◆タイトルが某名著にそっくりですが、この本も中身はハイクオリティでした。
未読の方は、下記記事だけでも目を通して頂きたいところです。
参考記事:【心理】『影響力の心理』ヘンリック・フェキセウス(2016年02月19日)

「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ
*Kindle版アリ
声とビジネスを結びつけた点がスゴい! (読書コミュニティ「Share読書.com」主宰 米山智裕氏)
◆とにかく具体的なテクニックが豊富なので、気になるものを試していけば元は取れるかと。
人前で話す機会がある方なら、ぜひお読み頂きたい作品です。
参考記事:【声トレ?】『「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ』秋竹朋子(2016年02月05日)

超一流の雑談力
*Kindle版アリ
ビジネス書をよく読む人であれば、すでにどこかで目にしたことがある内容だと思います。とはいえ、よくまとめられているのでコミュニケーション術の本を初めて読む人にはマッチするかも。
◆ここからは、「2016年上半期ヒット&話題の10冊 ぶった斬りレビュー」として、漆原直行さんがレビューを担当。
この本のKindle版は、デフォルトで「28%OFF」なので、今でも送料込みの中古とほとんどお値段変わらないのがポイント高いですw
参考記事:【コミュニケーション】『超一流の雑談力』安田 正(2015年08月16日)

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる
*Kindle版アリ
「子どもが将来困らないような育児をしよう」というムーブメントがあるなかで、さまざまな本が出ています。その中で本書は(200人のエリート学生へのアンケートをもとにした)ファクトを中心に組み立てられていて納得感があり、かつ具体的でとても読み応えのある一冊ですね。もちろんメインの読者は子育て中のお父さん、お母さんですが、子どものいないビジネスパーソンにも役立つ部分はたくさんあると思います。
◆その漆原さん曰く「単なる子育て自慢本じゃない!!」という1冊。
送料込みの中古がほとんど新品と変わらないほど人気なので、これまたKindle版のお買い得感が高いです。
参考記事:【子育て】『一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』ムーギー・キム,ミセス・パンプキン(2016年03月10日)

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
*Kindle版アリ
IT企業のすごいスキルを備えたプログラマーやSEたちがどんなふうにしてQOL(生活の貫)を高めているのかを学べそうな期待感が売上に反映されているのでしょう。ただ、健康や食事の解説本は効果を信用しすぎないほうがいいとは思います……。
◆この本を読んで、私はフルーツ摂取を控えるようになりました。
下記レビューで動画が登場する「バターコーヒー」は未だ試しておらず、一度でいいから飲んでみたいと思っておりますが……。
参考記事:『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』が想像以上に凄い(2015年09月20日)

「学力」の経済学
*Kindle版アリ
「こういうものだ」という思い込みで語られがちなしつけや学習方法ですが、本書は経済学と絡めてエビデンスベースでしっかり語ることで、そうした思い込みを覆すところが痛快で面白かったです。説得力も高かった。
◆俎上に2冊も「子育て本」がのぼるとは思ってませんでしたが、この本も高評価でした。
お子さんがいない方でも「行動経済学」好きな方なら楽しめますし、個人的にもオススメです。
参考記事:【教育経済学!?】『「学力」の経済学』中室牧子(2015年06月30日)

電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり (講談社+α文庫)
*Kindle版アリ
ホイチョイプロダクションの業界ネタ風あれこれを一覧できる『電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり』は、おっさんであれば懐かしくも興味深く読めるでしょう。内容が「電通流の気配り」に限定されているのも面白い。
◆漆原さんが登場したからなのか、盟友(?)である山本一郎さんと中川淳一郎さんも3冊ずつ簡単にコメントしており、これは山本一郎さんのオススメ本。
下記レビューはタイトルが違うのですが、この本の単行本であり、なぜかアマゾンでは情報がリンクしていないという。
参考記事:【電通式?】『戦略おべっか どんな人でも、必ず成功する』ホイチョイ・プロダクションズ(2012年07月12日)

異業種競争戦略
*Kindle版アリ
業界の既成概念を捨て新たな価値を創造し、恐れず挑む! ((株)エイアンドピープル代表取締役 浅井満知子氏)
◆私も土井英司さんに薦められて、出て随分経ってから読んだのですが、これは確かに早く読んでおくべき名著だったな、と。
中古がほぼ底値なので、未読の方は中古にアタックすべし!
参考記事:【オススメ】「異業種競争戦略」内田和成(2010年02月04日)

パラダイムの魔力 新装版
*Kindle版アリ
世間の尺度で自分を規定していないかチェック ((株)エイアンドピープル代表取締役 浅井満知子氏)
◆この本は上記の内田和成さんがオススメされていて読みました。
なお、下記レビューはこの本の旧版のものなのですが、旧版なら中古は底値なので、そちらで読んでもいいカモw
参考記事:【名著】『パラダイムの魔力―成功を約束する創造的未来の発見法』ジョエル・バーカー(2012年02月20日)

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
本人にイエスと言わせる「承諾誘導」の解説がわかりやすく、セールスなどの日常シーンで心理学がどのように使われるかも理解できます。事例が解説付きで、自分に置き換えて読むことができる点も良いですね。 (心理学研究家 栗原典裕氏)
◆言わずと知れた(?)、私にとっての「フォーエバーベスト」(謎)。
未読の方は、当ブログで紹介されているどの本よりも先に、本書を読むべし!
参考記事:【速報!】『影響力の武器』の[第三版]を[第二版]と比較してみました(2014年07月14日)
【感想】
◆というわけで、「2016年版」の『ビジネス書完全ガイド』から、当ブログでレビュー済みの作品をご紹介してみました。ホントはもうちょっとあったのですが、あまりに古めである等、一部の作品は割愛しております(特に他意はございません)。
なお、途中途中で登場するコーナーにも触れておりますが、今回も企画が盛り沢山!
下記目次はその一部であり、もっと細かい内容がアマゾンの内容紹介に掲載されていますので、そちらもご覧ください。
……古典のパートから1冊もなかったのは、私が読んでないからなんですがw
◆また、アマゾンの方に書影以外の「その他のイメージ」が収録されていますので、そちらを見ると本書の雰囲気が分かるかと。
下記にいくつかご紹介しますが、リンク先はアマゾンのページなので、クリック不要です(画像は拡大されません!)。




もちろん、今回ご紹介したのは「当ブログレビュー済み」の作品のみですから、他にも名著や気になる本が多々ありました。
ですから本書は、ビジネス書がお好きな方なら、お楽しみいただけることウケアイだと思います。
当ブログの読者さんならマストでしょう!

【完全ガイドシリーズ138】 ビジネス書完全ガイド (100%ムックシリーズ)
【トップランナーに訊く! 一流が感銘を受けた本】
【総力特集1】ジャンル別 専門家が厳選!! ビジネス書即戦力最強ランキング
【総力特集2】Amazonレビューじゃわからない 2016年上半期 ヒット&話題の10冊ベストセラーぶった斬りレビュー
【総力特集3】あの時、ピンチを救った一冊 一流社長&エース管理職 起死回生 開眼の書
【総力特集4】ドラッカー、カーネギー、孫子、孔子ほか古典ビジネス書 完全攻略ガイド
【関連記事】
【ビジネス書好きに捧ぐ!】『ビジネス書完全ガイド』登場!(2015年06月27日)【ビジネス書を斬る?】『読書で賢く生きる。』中川淳一郎,漆原直行,山本一郎(2015年04月10日)
【読書】『新世代CEOの本棚』から選んだ7冊(2016年03月24日)
【名著満載!】『仕事・人生が変わる すごい! 本 370冊』から選んだ10冊(2015年11月30日)
【編集後記】
◆今日の本で紹介されている未読本のうち、いちばん気になったのがこちら。
PDCAプロフェッショナル―トヨタの現場×マッキンゼーの企画=最強の実践力
*Kindle版アリ
「いきなり!ステーキ」の(株)ペッパーフードサービス・一瀬邦夫CEOが「最も勉強になった」という1冊。
幹部社員に配って、感想文を書かせたそうですから、かなりの惚れこみようです。

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