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2016年06月14日

ビジネスの達人がこっそり教えてくれる『一流の人は、○○しない。』の真実


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一流の人は、○○しない。うまくいく人がしない70の習慣


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて取り上げた、自己啓発本

お馴染み中谷彰宏さんが、「一流」と「二流」の違いを指南してくれています。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
一流になるためには、一流がしていることをして、一流がしていないことをしなければいいのです。
それだけです。
「自分がしていなくて、一流がしていること」というのは、まだ気づきやすいのです。
むずかしいのは、何をしていないかに気づくことです。
この本は、気づきにくい「一流がしていないこと」を学ぶための本なのです。

なお、タイトルは久々に「ホッテントリメーカー」のお世話になりました。

また【編集後記】では、「お買い得本」を2冊取り上げていますので、最後までご覧ください!





celebrities / rick


【ポイント】

■1.一流は、正論を言わない
 一流は、当たり前のことは、あえて言いません。
 そんなことは、言わなくてもわかっているのです。
 二流は、声を大にして当たり前のことを言います。(中略)
 ネット上に流れる意見は、当たり前の正論が多いのです。
 正論がつまらないのは、「自分は正しい。あなたは間違っている」ということで終わるからです。
「私は間違っている。これは偏った意見です」と言えるのが、一流です。
 議論に勝とうとするのが二流です。


■2.一流は、「暑い」「寒い」を言わない
「暑い」と言ったからといって、別に温度が上がるわけではありません。
 一方で、温度が下がるわけでもありません。
 ただし、雰囲気的に暑苦しさが広がります。
 誰かが扇子をバタバタとあおぎ始めた瞬間に、その場に「暑いんだな」という空気が漂うのです。
 一流の人は、まず扇子を半開きにします。
 あおぎ方はレガートで、バサバサという音を立てません。
 二流の人は、扇子を破れるぐらい目いっぱい開いて、速い回転数でバタバタとあおぎます。
 もともとそれほど暑くない場でも、それによって暑さを感じるようになってしまいます。
 暑苦しさ・寒さ・痛さ・しんどさを感じさせないのか、一流なのです。


■3.一流は、怒鳴らない
 声が大きくなっている人は、それだけ動揺しているのです。
 動揺の極致が「怒鳴る」です。
 不満に思った時に、「どうなってるんだ」と怒鳴るのは意味がありません。
 怒鳴る人は、「私は追い詰められています」と表明しているようなものです。
 ホテルのサービスサイドからすると、怒鳴っているお客様はたいして怖くありません。
 すでに精神的に崩れているからです。
 冷静にクレームを言ってこられると、「これはややこしい問題だ」と考えます。
 怒鳴ると、「あ、騒いでいる人がいるな」と軽く見られます。
 一流の人が怒鳴ることはないのです。


■4.一流は、名刺に肩書きを2つ以上書かない
 二流の人たちは、肩書が多ければ多いほど、格が上のように感じるのです。
 一流の世界では、「肩書が2つ以上あるということは、1つの肩書で食べていけない人」と解釈します。
「肩書が2つあって偉いな」ではなく、「1つの仕事でまだ食べていけないのか。早く1つの仕事で食べていけるようになるといいですね」という気持ちで肩書を見ます。
 肩書の名称が長くなればなるほど、「まだ食べていけない人」と思われます。
 食べていけるようになればなるほど、肩書がどんどん短くなります。
 最終的には肩書は消えます。
 誰が見てもわかるからです。
 オバマ大統領は、肩書に「大統領」と書く必要はないのです。


■5.一流は、体重を気にしない
 どんなにやせても姿勢が悪ければ、ただの貧相なオッサンです。
 一流は、体重も体脂肪も見ません。
 体重が多くて体脂肪率が高くても、姿勢のいい一流の人はたくさんいます。
 おなかは出ていても姿勢がいいのは、外国人に多いパターンです。
 二流は、体重は気にしますが、姿勢は気にしません。
 一流は、体重は気にしないで、姿勢を気にします。

 自分の姿勢だけでなく、まわりの人の姿勢も見ます。
「胸が大きいな」より「姿勢が悪い女性だな」と、姿勢が最初に気になるのです。


【感想】

◆中谷彰宏さんの作品は、その多くで「できる人」の行動様式をテーマにしています。

タイトルを見ても『なぜあの人は〜なのか』ですとか、『ファーストクラスに乗る人の〜』ですとか、本書に近い『超一流の〜術』といったシリーズ物も多々。

そして今回、本書では「一流」をテーマにし、「二流」との違いを明らかにしています。

中でも、冒頭の内容紹介にあるように「一流の人がしないこと」にフォーカス。

冒頭の内容紹介は、まさに本書のプロローグである「一流は、一流の『すること』をマネるより、『しないこと』を学ぶ」からのものになります。


◆以降、目次を見ると、「一流の人がしない」ことだらけ。

下記目次は、本書の目次ページからの引用なのですが、このような感じで列挙されています。

「安売りスーツを着ない」なんて言うのは、一流なら当然だと思いますが、書影の帯にもあった「記念写真を撮らない」なんて、なぜなんだろう、と気になりますよね(それゆえ、ネタバレ自重w)。

もっとも、その「安売りスーツを着ない」理由というのも、ちょっと想定外でして、中谷さんいわく「安売りスーツは、原価率が低いから」。

つまり「原価が5000円の3万円のスーツ」よりも、「原価が9万円の10万円のスーツ」の方がお得である、と言うワケです。

ちなみに、このTIPSの他にも、着こなし絡みがいくつかあるのは、オシャレな中谷さんらしいな、と。


◆もう1つの目立った傾向としては、「立ち振る舞い」に関して。

上記ポイントの5番目の「姿勢」のほか、「歩いた時に頭が上下しない」「音を立てない」「首をかしげない」「横目で見ない」「手遊びをしない」といったNG集が並びます。

こういった事柄も、相手あっての「コミュニケーション」と違って、自分で意識すればできるハズですから、気を付けていたいもの。

私は「音を立てない」のは得意なのですが、小首をちょっとだけかしげるクセがあるので、改善したいところ。

もちろん、それ以外にも「二流」と指摘されてもしょうがないポイントがあるので、直していく所存です。


◆逆に、上記ポイントの1番目の「正論を言わない」というのは、個人的には「目からウロコ」でした。

一流こそ「間違ったことを言わない」のかと思いきや、「一流は人と違う見方を優先する」とのこと。

その節にあった「本になって買いたくなるブログは、当たり前のことを書いていないブログです」という指摘は、ブロガーとして激しくうなづかされました(本を出したいワケではないですがw)。

炎上することもありますが、ちきりんさんのブログは、普通の人とは違う見方であるのは確かです。

「情報」にせよ、「考え方」や「切り口」にせよ、「人と違ったもの」という視点は意識しておきたいな、と。


一流を目指す方なら、要チェックです!

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一流の人は、○○しない。うまくいく人がしない70の習慣
一流は、一流の「すること」をマネるより、「しないこと」を学ぶ。
一流は、記念写真を撮らない。
一流は、どこでも座ろうとしない。
一流は、正論を言わない。
一流は、電車のつり革につかまらない。
一流は、親指が反らない。
一流は、カバンを重そうに持たない。
一流は、歩いた時に頭が上下しない。
一流は、大胸筋トレをしない。
一流は、安売りスーツを着ない。〔ほか〕


【関連記事】

【出世読本?】『一流役員が実践してきた 入社1年目から「できる人になる」43の考え方』安田 正(2014年05月10日)

【子育て】『一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』ムーギー・キム,ミセス・パンプキン(2016年03月10日)

【コンディション】『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~』上野啓樹,俣野成敏(2014年11月14日)

新入社員なら知っておくべき『一流の人に学ぶ自分の磨き方』の5つの法則(2012年03月31日)

【勝負服?】『一流の男の勝てる服 二流の男の負ける服』政近準子(2013年02月21日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

B00JOVZIW6
No.1理論 ―ビジネスで、スポーツで、受験で、成功してしまう脳をつくる「ブレイントレーニング」

単行本はかなり昔からあって、私も読んだ記憶があるのですが、中古が意外と値崩れしていないのがスゴイです。

それが今日のセールでは「69%OFF」に「20%ポイント還元」も付いて、300円ちょっとでお求め頂けますから、未読の方はぜひご検討を!


【編集後記2】

◆たまたまアマゾンアソシエイトの集計を見ていて気が付いたのが、こちらの作品。

B01G82SYF6
一生モノのモテ理論 理想の女性を射止めるテッパン法則 31のルールとタブー (スマートブックス)

参考記事:【モテ】「テッパン男」檀 れみ(2008年11月05日)

かつて新書版を上記のとおりレビューしたことがあるのですが、どういう風の吹き回しか、現在中古に2000円以上のプレミア価格がついているという(謎)。

それが何故か、このKindle版が「20%ポイント還元」つけて300円ちょっと、ということになっています。

この価格がいつまでなのか分からないのですが、気になる方は、お早めにどうぞ。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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