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2016年06月10日

【モテ】『いかにして私は12歳年下の女性の心を盗んだのか』松本浩典


いかにして私は12歳年下の女性の心を盗んだのか
いかにして私は12歳年下の女性の心を盗んだのか


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、昨日ではなく、1ヶ月前の「未読本・気になる本」の記事にて取り上げていたモテ本

長らくアマゾンで在庫切れだったのですが、やっと入荷したということで、自身も「年の差婚」である私も読んでみましたよ、とw

アマゾンの内容紹介から。
キャンセル待ちの秘伝、ついに書籍化!人生の折り返し点で、「愛おしい最良のパートナー」を、真剣に求める方へ。中高年男性3000人以上の恋愛相談を請け負った著者が、年下女性の心をトリコにする「恋愛思考」の奥義を初公開!

こういう言い方は好きではないものの、「若い女性好き」の男性は要チェックかも!?





Moneyball 39 / GabboT


【ポイント】

■1.SNSではキャラ設定を明確にする
 タイムラインに書き込むものは、意識高い系の書き込みなど堅苦しいものや自己顕示欲や承認欲求に飢えた主張は避けて、生活の1コマを演出するようにしよう。
 だからこそ、自分のキャラ設定を明確にしておく必要がある。
 つまり、女性があなたのタイムラインを見たとき、「この人は、こういうタイプの人なんだろうな。なんか楽しそう」と感じてもらうためのキャラ作りが大切なのである。
 例えば、優しくて面倒見のいいキャラを演出しようと思っているのに、タイムラインにサバゲーの写真をアップしていたらどうだろう。そのアンバランスさ加減に女性のドン引きは間違いないわけだ。そういった矛盾をなくし、一貫性を持たせることがキャラ作りのコツになると思ってほしい。


■2.歳の差恋愛に最適な女性のタイプとは?
 また、「シングルマザーの家庭で育てられた女性」は、父性を求めていることが多く、年の差恋愛に発展しやすい特性を持っている。
 それと、「自分の両親が年の差婚の場合や、若いときに結婚している母親を持つ女性」は年の差恋愛に発展しやすい傾向が強い。理由はもうおわかりだと思うが、このタイプの女性は年の差恋愛への偏見が少ないので、年上男性の存在を受け入れやすいからである。
 そして、できるなら「一人暮らしの女性」が望ましい。というのは、時間的に融通が利きやすいし、家族からの茶々が入りにくいメリットがあるからだ。


■3.自分のホームに誘い込む
「自分の強み」になるものは、あなたならではのユニーク性なので、簡単かつべストなのは「自分の強みを発揮できる場所で女性にアプローチする」といった戦術である。
 例えば、自分の歌唱力に自信があるなら、好きな女性とカラオケに行けばいいし、ウインタースポーツが得意だったら、意中の女性を連れて雪山に行けばいいのである。意中の女性と2人きりでその場所に行くのが難しい場合は、友達みんなと一緒でも構わない。
 ようするに、「意中の年下女性を自分のホームに誘い込むこと」を最優先事項として動いていけばいいのである。


■4.告白は「100%成功するタイミング」で
 統計的なデータでいえば、モテない男性ほど自分の好意を「恋愛序盤の親密度が浅い段階」で告白する傾向が強い。
 自分の中に燃えたぎる女性への愛情を抑えきれなくなって告白するパターンもあれば、自分の好意を伝えれば自分の存在が気になってくれると思って告自するパターンもある。
 いずれにしても、どうしてそんな死に急ぐギャンブルをするのか、私にはその気持ちがわからない。言ってみれば、告白が意味するものを理解していないと、こんなギャンブル的な告白をやらかしてしまうのだから危険極まりない。
 ゆえに、親密度が浅い段階で行なう告白は、「男性側の自己都合による告白」で、それをける女性側は「たまったものではない」という認識を確実にインプットしてほしいのだ。


■5.ハンドテストで女性の真意を確かめる
 そこで私は原田さんに、こうアドバイスした。
 車の中のように、できるかぎりまわりからの茶々が入らない場所で勝負すること。そして、告白する前に「極力ハンドテストを行なうように」とアドバイスした。
 ハンドテストとは、男性が女性の手を握ろうとしたときの反応によって、女心の真意を確かめる判断方法のことである。
 ハンドテストを行なってみて、意中の女性が文句を言ってきたり、手をすぐに振り払ってきたり、そもそも手を握ることさえかなわなかったとしたら、2人の親密度は告白できるレべルに達していないとわかるわけだ。

 

【感想】

◆今回、付箋を貼って、いつものようにポイントを選ぶにあたって、「年の差恋愛」に特化した部分を優先しようと思っていました。

ただ、身も蓋もないのですが、恋愛において重要なことは、実はお互いの年齢にはあまり関係ないのでは、という気がしないでもなく。

唯一、割愛した中で「そうかもね」と思ったのは、年下(=若い)女性は「承認欲求が強いから認めてあげる」というTIPSです。

もっともこれも、人それぞれかもしれませんし、私自身、年が離れているから、という理由で「戦法」を変えた記憶がありませんでした。

個人的には、「若いから付き合う」という傾向が透けて見えると、女性からも「若けりゃ誰でもいいんだ」と思われかねないんじゃないか、と。


◆ただし、上記ポイントの2番目の「家族構成」のお話は、私自身も感じていたことです。

逆に、ご両親が若くして生まれた女性だと、下手したら自分との年の差よりも、彼女のお父さんとの年の差の方が近くなるわけで、そりゃ異性としては見にくいでしょう。

ちなみに「両親が年の差婚」だと、当然お父さんと女性(娘)との年の差が離れるわけですが、ここは「年の差婚」というより「父親と年が離れている」と言った方が正しいような気がします。 

つまり、両親同士の年の差があまりなくとも、両親が年をとってから生まれた子(兄弟と年の離れた3人目等)だと、その条件を満たすハズ。

かつ、過去にやはり年の離れた男性との恋愛経験があれば、可能性はさらに高くなると思います。

だからといって、女性からしてみたら、「年の離れた男性なら誰でもいい」わけじゃ、全然ないんですけどねw


◆また、本書で特徴的だったのが、上記ポイントの4,5番目登場する「告白」に重みを置いていること。

多くのモテ本がスルーしている、というか、特にナンパ系のモテ本では、逆に「告白しない」「告白は非モテのすること」というスタンスのところ、堂々と推奨されています。

ただし、ポイントの4番目にあるように、これは「口説き」のためではなく、相手から恋愛感情を持たれてからするモノなのでご注意を。

本書の場合、あくまでゴールは「結婚」にあるがゆえだと思いますが、多くの場合、その「恋愛感情を持たれる」フェイズまで到達できるか否かがキモなので、一義的には「告白」はむしろ封印した方がいいのではないか、と思うワタクシ。

……なお私の場合、ヨメと出会う前も、つきあった女性とはことごとく年の差がありましたが、一度も「告白」なるものはしたことがありませぬw


◆一方、本書でも触れていますし、今さらなんで上記でも取り上げませんでしたが、年下女性と付き合うなら、身だしなみに気を遣うのは「マスト」です。

この辺は「年の差」というより、単に「中高年のモテ」という意味で掘り下げている作品がこちら。

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40歳からのモテる技術 (PHP文庫)

参考記事:【若くても使える?!】『40歳からのモテる技術』青木一郎(2010年10月04日)

何故か中古が普通に高いので、今なら「20%ポイント還元」が付くKindle版がオススメです。

それと、これは反論もありそうですけど、飲み食いに行ったら普通に奢って、それを恩着せがましくしない(「返報性の法則」を意識しない)のが、個人的には大事なのではないか、と。

同世代と付き合ってるならまだしも、年下と付き合っててワリカンとか、傍から見てたらちょっと奇妙だし、少なくとも彼女の友だちからしたら「アリエナイ」となると思います。


◆ところで本書を読んで一貫して感じたのは、著者の松本さんのスタイルや考え方は「真面目だな」ということ。

ですから「年下女性をゲットしまくる」という不埒な(?)目的で本書を読むと、ちょっと拍子抜けするかもしれません。

それは上記でも触れたように「結婚」まで意識しているからでしょうし、実際下記目次のとおり、本書の第6章は「彼氏彼女から、夫婦のステージへ」なるものです。

確かに私も、年の離れた(松本さん以上です)ヨメと結婚できたのは、私が定年のない自営業だったことが大きく、会社勤めだったらどうなっていたやら……。

単に「付き合う」だけならまだしも、「それ以上」まで視野に入れるのなら、本書は最後までお読みいただきたいと思います。


「『年の差』モテ本」というより、「『年の差』婚活本」な1冊!

いかにして私は12歳年下の女性の心を盗んだのか
いかにして私は12歳年下の女性の心を盗んだのか
第1章 はじめの一歩のための“恋愛思考”改革―年下の彼女作りを邪魔する7つの誤解
第2章 恋したい年下女性はここにいる!オススメの出会い方、教えます
第3章 女心を射止めるコミュニケーションの鉄則―「年の差恋愛成功の3要素」をインプットせよ
第4章 親密度ゼロからの実践的アプローチ戦術―年下女性に効果的な会話術・メール術・告白必勝法
第5章 事例に学ぶ“タイプ別”年下女性攻略法―相手の特性をつかんでスムーズにアプローチ!
第6章 彼氏彼女から、夫婦のステージへ―いつまでも円満な関係であるために


【関連記事】

本当は恐ろしい『【年の差婚】の正体』(2011年06月10日)

【モテ】バブル世代男性に学ぶ7つの恋愛テク(2009年09月07日)

【モテ】『本当のモテ期は40歳から』青木一郎(2012年02月29日)

【若くても使える?!】『40歳からのモテる技術』青木一郎(2010年10月04日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」から。

B009T4TMCU
未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学集中講義II

いい本なんですが、「20%ポイント還元」を加味しても、中古の方が若干お得なので、Kindleで読み返したい方にオススメしたく。

参考記事:【7つのコツ】『未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II』ティナ・シーリグ


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