【スキンケア】『エグゼクティブになる人の若々しい顔のつくり方』野々下一美:マインドマップ的読書感想文

2016年01月28日

【スキンケア】『エグゼクティブになる人の若々しい顔のつくり方』野々下一美

エグゼクティブになる人の若々しい顔のつくり方 (Business Life)

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、リアル書店で捕獲した「男性向け美容本」。

先日、5年ぶりに行ったお店で、「老けましたね」と店長に言われた（実話）ワタクシが、涙目で思わず手に取った1冊です。

アマゾンの内容紹介から。

「一流の男」の定義が変わった!外見を整えたり、オシャレに気を遣うことは、デキるビジネスマンの常識になった。5歳若返る男のスキンケア。

まだ気にしていない方がほとんどだと思いますが、若いうちからやっとかないといかんのですよ！

Face Wash / Mickyboyc

【ポイント】

■1.脂取り紙に要注意

　最近の男性化粧品で定番となっているのが脂取り紙です。コンビニなどでも容易に手に入り、非常によく売れているようですが、あまりオススメできるものではありません。
　脂取り紙は、肌に必要な皮脂まで取ってしまうので、皮脂が水分とミックスすることによってできる皮脂膜を形成できなくなります。必要な皮脂を除去することによって、余計に皮脂が分泌されてしまい、ますますテカリ肌になるという悪循環を生み出す恐れがありますので使用には要注意です。理想の皮脂膜とは、皮脂と水分がバランスよく保たれた状態なのです。

■2.肌の老化の主原因は紫外線

　日頃のスキンケアで最も注意を払ってほしいのが紫外線対策です。肌の老化の原因の80％から90％は紫外線と言われています。残りの原因は加齢です。
　肌深部のコラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞が、紫外線によって傷つけられたり失われることによって、肌細胞が老化していきます。通常、線維芽細胞は自己増殖能力がありますが、30歳前後から急降下しますので注意が必要です。
　とにかく紫外線は肌の老化の諸悪の根源です。極論すれば1年中、日焼け止めは塗っておいたほうがいいのです。
　紫外線対策の3種の神器は、日焼け止めとサングラス、帽子です。

■3.洗顔料は1日1回

よほどひどい埃まみれの環境や汗をたくさんかいたのでなければ、洗顔料を使うのは1日1回で十分です。夜に、お風呂に入って洗顔料で顔を洗ったならば、朝はぬるま湯で顔を洗うぐらいで、ちょうどいい皮脂膜のバランスになると思います。
　過度の洗顔は、ニキビにもよくないですし、テカリ肌になってしまうということを、肝に銘じておいてください。また、洗顔後は必ず肌を弱酸性にすること。そのためには男性用の弱酸性化粧水は必須のアイテムです。

■4.化粧水の選び方

アルコールが大量に配合されている化粧水は、肌の水分まで揮発させてしまうので避けることが賢明です。また皮脂過多と感じる方は、雑菌対策に抗菌効果のある成分が配合されているものを選ぶのがよいでしょう。極度の乾燥肌の場合には、男性用の保湿化粧水を選びましょう。また、洗顔料、化粧水、乳液は同一メーカーの1つのシリーズで揃えるのがよいでしょう。高級スキンケア商品は、シリーズごとにそれぞれコンセプトが違っていますので、バラバラに揃えてしまうとお互いのよさを打ち消してしまう恐れがあるからです。

■5.正しい洗顔方法

　理想的な方法として「泡パック洗顔」をオススメします。毛穴の汚れを細かな泡で吸着し除去する方法です。
　この場合、ボンプ式の泡洗顔料は避けてください。鉱物油系の発泡剤が含まれている可能性があるからです。面倒でも、洗顔石鹸に少しずつ水を加えながら泡立てます。泡立てネットを使ってもよいでしょう。弾力のある密度の濃い泡を作ります。大きさはミカン1個分ぐらいです。
　Tゾーンと呼ばれるおでこと鼻に泡を載せて、頬、口のまわり、目のまわりの順に、こすらないで泡を移動するような感じで1分以内に洗い終えます。皮膚の薄い部分ほど順番を後にします。こすらないで、泡の表面が汚れを吸着するようなイメージです。
　あとは、人肌程度(37度)のぬるい流水で、20～30回ほどすすぎ、清潔なタオルで、こすらずに、水分を吸収するような気持ちで拭きます。

【感想】

◆思い起こせば、3年弱ほど前、立て続けに「男性向け美容本」をご紹介したことがありました。

お洒落以前の身だしなみの常識

＊Kindle版アリ

参考記事：【モテ?】『お洒落以前の身だしなみの常識』加藤智一（2013年05月26日）

デキる男の正解美容誰も教えてくれなかった基本ルール70

＊Kindle版アリ

【モテ】『デキる男の正解美容誰も教えてくれなかった基本ルール70』戸賀敬城（2013年04月24日）

ただ、今改めて上記2記事を読み返してみると、「他人事」感がアリアリ。

泡洗顔を薦められてもやっていませんでしたし、化粧水も買わずに保湿ローション1本で済ませてしまう有様です。

もちろん、この保湿ローションだって、使わないより使った方が全然いいのですけど、結局2冊も読んで買ったのが「これ」というのがなんとも……。

フィリップスヒゲトリマー【0.5㎜幅 20段階長さ調節】 QT4022N メンズグルーミング

◆私の場合、元から年の割には法令線が出にくい方だと思っていたのですが、最近それも怪しくて。

さらには、おそらく紫外線の影響によるシミがちらほら浮き出て参りました。

……いやね、紫外線が悪い、というのは分かっていたんですけど「1年中、日焼け止めは塗っておいたほうがいい」と言われて、実際に塗っている男性がどれだけいるのやら。←言い訳乙

ちなみに上記ポイントの2番目の最後で「なぜサングラスが？」と思われた方のために追加情報を。

何でも、「目が紫外線を感知すると脳が日焼けの指令を出す」というメカニズムがあるのだそうです。

私は目の色が薄いので、外出する際はまぶしくてサングラスをよくかけていたのですが、これは偶然にも良かった模様。

それはさておき、早く日焼け止めを買わなくては。

◆もちろん、日焼け止めもさることながら、洗顔石鹸と化粧水と乳液も必須です。

本書の第4章では「メンズコスメの選び方」と題して、具体的な選び方と推奨商品が紹介されていますのでご参考まで。

上記ポイントの4番目は、この第4章からで、掲載されていた化粧水の中では、これが気になりました。

アラミスラボシリーズウオーターローション 200ml

そしてその関連商品でこちらも。

アラミスラボシリーズエイジ R+ 50ｍｌ

……レビューで20代の男性が「効果があるとは思いますがそれでも高すぎます」と言っているんですが、「キミも50代になったらその価値が分かるよ」と言ってあげたい（遠い目）。

いずれにせよ、「同一メーカーの1つのシリーズで揃えるのがよい」とのことなので、早急に検討する所存です。

◆続く第5章では、スキンケア方法について指南。

上記ポイントの5番目では、洗顔方法を解説してくれていますが、これ以外にも化粧水や乳液のつけ方、紫外線対策、シャンプーの仕方等々の記述がありますので、併せてご覧ください。

いやホント、こういうのって「実際に老けてしまってから」だと取り返しがつかないことが多いんですよ。

上記でも触れたように、私自身、3年弱前には夢にも思っていませんでしたから。

それでも保湿剤つけていたので、まだマシなのかもしれませんが、この頃からキチンとスキンケアしておけば、と後悔しきり。

後で涙目になりたくないなら必読です！