2016年01月19日
【好かれるヒミツ?】『まずは「ドジな話」をしなさい』梶原しげる

まずは「ドジな話」をしなさい
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、土井英司さんのメルマガで取り上げられていて知ったコミュニケーション本。著者の梶原しげるさんは、アナウンサーとして有名ですが、同じアナウンサーである吉田尚記さんの本が良かったので、こちらも読んでみた次第です。
アマゾンの内容紹介から。
「ばかですねえ」と笑ってもらえば、愛される。アナウンサー歴40年超、新旧の人気者たちをつぶさに見てきた著者が解き明かす、「なぜか好かれる人」の秘密。
初対面からでも人に好かれたい方なら要チェックです!

Shots You Miss / Celestine Chua
【ポイント】
■1.判断基準は「ママ友」にウケるかどうか現在子育てまっただ中のある女性の話によると、母親たちの集まりにおける自己紹介では、子どもや自分の「ドジな話」をするのが一番ウケるそうです。
とおリいっぺんの自己紹介や、やや自慢のまじった自己紹介よりも、「うちの子は、この間こんなことをやらかして、私もそのときキーッとなっちゃって……」といったぶっちゃけ括が、笑いを巻き起こすし、「うちも、そういうことあるある」と盛り上がるそうなのです。
ママ友の世界というと、友人の女性によれば「出る杭は打たれる」の極致と言えるような世界のようです。そういうところでは、ちょっとでも自慢と思われそうな話は絶対にタブー。「あるある」と共感を呼ぶドジな話が一番いいというのはうなずけます。
■2.「今・ここ」にあるものを相手と共有する
「Here and now」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。共感を呼ぶ話題に欠かせないのは、その「Here and now」、つまり「今・ここ」およびその周辺にあります。
なぜなら、時間的にも空間的にも遠くにあるものより、「今・ここ」にあるもののほうが、目の前の相手と共有しやすいからです。「ああ、あれね」と、相手の心にイメージを喚起させるカが非常に強いのです。
特に初対面の人とうちとけるには、「今・ここ」もしくはその周辺から話のネタを探すのが一番いい方法です。
■3.次に会ったときに感想を伝える
初めて会ったときに、相手が話題にしていたものを、その後自分でも誠してみて、次に会ったときに感想を伝えるというのもお勧めです。
たとえば相手がおもしろいと言っていた本や、映画、テレビ番組を、あとで自分も見てみる。おいしかったと言っていたお店に足を運ぶ。そして次に会ったときに、「あれは本当におもしろいですね」「あのお店、すごくよかったです。いいお店をご紹介いただきまして」などと伝えるのです。(中略)
話を聞いたそのときに、「わあ、おもしろそうですね。私も今度ぜひ見てみます」と言うことは、誰にでも言える社交辞令のようなもの。しかしその後、実際に現地に足を運んだ、買ってみたということになると、あなたに対する親しみや信頼はずっと増すことでしょう。
■4.本番では準備も練習もすべて忘れる
私は、大事な人との会話やあいさつ、自己紹介は、準備と練習が9割だと思っています。先ほど書いたように、自分を分析し、棚卸しをし、「ドジな話」を思い出し、物語として聞かせられるような工夫も考え、本番に挑むべきでしょう。
しかしいざ本番というときには、それらはみんな、いったん捨てることです。
どこかで役に立つかもしれないな、というていどに頭の隅に置き、意識は「今・ここ」、目の前の相手とのやりとりに集中してください。前の晩に3時間かけて考えた原稿よりも、今、目の前にいる相手とのライブセッションのほうがはるかに大事です。
■5.魅力とは「努力して獲得した素」にある
好印象を与える話し方やコミュニケーション術を、スキルとして身につけることに違和感を覚える人たちは、決まってこんなふうに言います。
「そういうのってテクニックの問題じゃなくて、大事なのは中身だよね」と。
一見もっともな意見です。しかしその中身をうまく届けられないから、みんな困っているわけです。
「思いが大事」「心が大事」という言い方もあります。「心は通じ合うものだ」と。きれいな言葉ですが、何も言っていないのと同じです。だから私は好きではありません。伝え方がちゃんとしていないのに、思いなど伝わるわけがないのです。
【感想】
◆冒頭で吉田尚記さんを引き合いに出しましたが、同じ「アナウンサー」であっても、本の傾向はまったく異なるものでした。
なぜ、この人と話をすると楽になるのか
参考記事:【結構スゴ本!】『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』吉田尚記(2015年02月21日)
そもそも中村さんは、あくまで「自称」ですが、「些細な会話すらままならないコミュ障」だったのに対して、梶原さんは決してそうではなく。
加えて、梶原さんの場合、それなりのお年ゆえ、出会ってきた芸能人の方々もかなりの数にのぼります。
結果、本書にはタレントさんやお笑いの方の「ここがスゴかった」というお話が多々。
それも有名な方がほとんどですから、こちらとしても「親しみやすい」わけです。
まだ売れる前のアリスや海援隊等のフォーク、ニューミュージックのアーチストたちのしゃべりが、当時から突出していたなんて、普通知りませんからw
……もっとも上記ポイントでは、それらはバッサリ割愛しているのですがw
◆ただ、もちろん中村さんとも共通点があって、それが本書のテーマである「ドジな話」。
中村さんも上記レビューで触れているように「自慢はご法度」と言われています(理由はそれほど単純でもないのですが)。
そういえば、私もかつては「自虐」的な小ネタを、当ブログでちょくちょく書いておりました。
最近それほどでもないのは、別に「自慢」しているわけではないのですが、結局「自慢」も「自虐」も、ある種の自己主張かな、と思ったわけでして。
とはいえ、リアルでは上記ポイントの1番目のように、ママ友相手に、ムスコの「ドジネタ」で笑いを取っておりますw
◆ちなみに、上記ポイントの2番目の「今・ここ」というのは、ナンパというか「声かけテクニック」でもありました。
お見合いパーティ等で、話すネタに困ったら、その場の状況について(「空調が暑いですね」「この料理美味しいですよ」等々)話しかけるというもの。
同様に上記ポイントの3番目の「次に会ったときに感想を伝える」というのも、類書で見かけるテクニック。
むしろ本であれば、今ならその場でアマゾンで注文して、完了画面を見せるというワザ(?)も駆使している方もいます。
とはいえ、後日感想等を言わなかったら「はいはい、買っただけで積読なのね」と思われかねませんけどw
◆一方、「なるほど」と思ったのが、会ったばかりの人に「趣味や愛読書をいきなり聞かない」というものです。
理由は「非常にプライバシーにかかわる、非常にセンシティブな領域に属するもの」だから。
昨今、「相手との共通点を探せ」とばかりに、質問攻めにする方も多いようなのですが(私は人前に出る機会がほとんどないので知らないw)、その辺は注意して頂きたく。
また、趣味自体が特になかったり、ちょっと人に言えない趣味だったりすると「へたすると敗北感を与えることにもなりかねない」恐れもアリ。
ちなみに梶原さんは男性でありながら、一時期かなりの「宝塚ファン」だったそうです……(察し)。
ベテランアナウンサーのコミュニケーションテクがここに!

まずは「ドジな話」をしなさい
1.好かれる人には理由がある
2.まずは「この話」をしなさい
3.「好感度」が高い人の秘密
4.「初対面」からうまくいく極意
5.印象に残る「自己紹介」のコツ
6.もう一歩、相手の心に入り込むために
【関連記事】
【結構スゴ本!】『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』吉田尚記(2015年02月21日)【人間関係の秘密】『なぜ、あの人はいつも好かれるのか』本田 健(2014年07月12日)
【成功法則?】『世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意』トニー野中(2014年04月06日)
知らないと損する『「なぜか人に好かれる人」の11の法則』 活用法(2012年03月26日)
友達には秘密にしておきたい『90秒で好かれる技術』(2011年08月19日)
【編集後記】
◆昨夜はSMAPの話題でもちきりでした。私はリアルタイムで放送を観ることができなかったので、後からTwitterで追いかけたのですが、かなり違和感を感じるものだったようですね。
そもそものきっかけをお知りになりたい方は、こういうものがありますので、よろしければ。

週刊文春が報じた ジャニーズ女帝メリー喜多川 怒りの独白5時間【文春e-Books】
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