2016年01月08日
【全18冊】未読本・気になる本(2016年01月08日)
Bookstore cat / Monika Kostera (urbanlegend)
【はじめに】
◆今日お送りするのは、恒例の「未読本・気になる本」のエントリー。さすがに年末年始は新刊もリリースされないので、3週間ぶりの投稿となります。
もっとも本格的に新刊が出るのはもうちょっと先のようなので、今回は久しぶりにちょっと少なめの18冊ということに。
それでも今月後半に向けて、興味深い本が色々ありましたよ!
【未読本・気になる本、全18冊】
会議を制する心理学
会議はどうも苦手で、という人は多いと思います。特に、「最初から結論が決まっている」「自分の意見が言いにくい」「勇気を出して発言しても、孤立無援になる」といった悩みや不満をよく聞きます。しかし組織に属している限り、嫌いだからといって、会議から逃れることはできません。無関心や傍観は、不正を見逃すことにもなりうるのです。著者は、国などが主宰する多くの委員会で座長や委員を務めた社会心理学者で、会議の場における人間心理を知り尽くしています。本書を読むことで、実際の会議で使える知識と戦略が身に付くことは間違いありません。
◆著者の岡本浩一さんって、どこかでお名前聞いた気がしたと思ったら、当ブログでも人気だった『上達の法則 効率のよい努力を科学する』を書かれた方でした。
あの本が良かっただけに、本書も非常に気になるところです。
シャーロック・ホームズの思考術 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ホームズはなぜ初対面のワトスンがアフガニスタン帰りだと推理できたのか?バスカヴィル家でなくなった片方のブーツから、なぜ真相を見出せたのか?コナン・ドイルの小説の中でホームズがいかに名推理を導いたか、その思考術を最新の心理学と脳神経科学から気鋭のジャーナリストが「マインドフルネス」の視点で解き明かす。注意力、観察力、記憶力、洞察力、分析力、想像力をアップさせ、あなたもホームズになろう!
◆土井英司さんがメルマガで紹介していたことで知った1冊。
単行本の文庫化なんですが、中古に送料足したら本書のほぼ倍値なので、気になる方は、ぜひこちらを。
エコノミストが実践するどんな相手も納得させるレポート作成術
企画提案、事後報告、業界予測──。自分のやりたい仕事を通すには、わかりやすさと説得力を兼ね備えたレポートをつくれる力が欠かせません。でも、「表やグラフを多用しすぎる」「論旨が脱線、わかりづらい」「とにかくムダに長い……」など、“残念なレポート"になってしまっているケースがほとんどです。長年、業界のプロや一般読者を対象に“読ませるレポート"を作成してきた経済エコノミストが、どんなレポートも見違える大原則を公開します。
◆これまた当ブログの読者さん的にとっては美味しそうな1冊w
ただ、ページ数の割に若干お値段が高い(ry
呼吸で心を整える (フォレスト2545新書)
4万人が大絶賛している心を整える呼吸メソッド「マイブレス式呼吸法」が、ついに書籍となりました。
「呼吸法は、カラダにいい」ことは、すでにご承知の方も多いでしょう。
でも実は、呼吸のやり方次第で、カラダだけではなく、脳や心にも、とてもいい効果を与えてくれるのです。
誰もが普段無意識にやっている「呼吸」をちょっと意識して変えるだけで、【緊張】【イライラ】【怒り】【悲しみ】【雑念】が消えて、【集中力】【自制心】【継続力】が高まるのが、「マイブレス式呼吸法」の大きな特長です。
◆私も税理士試験勉強中に、呼吸法については色々研究した記憶が(一時期話題となった「4-7-8方法」も当時から知ってました)。
随意運動と不随意運動の両方でもある呼吸は、もっと重要視されてもいいと思われ。
意思決定と合理性 (ちくま学芸文庫)
限られた合理性しかもたない人間が、いかに最善の判断をなしうるか。組織論から行動科学までを総合しノーベル経済学賞に輝いた意思決定理論の精髄。
◆190ページしかない文庫本が1080円というのは、ちょっとお高いのですが、それより目を引くのが、単行本の中古に6000円ものプレミアがついていること。
レビューが1つしかないので、何とも言えないものの、この本ひょっとしたら、「スゴ本」なのかもしれませぬ。
なぜ、あなたのExcelは「パッとしない」のか? いまさら聞けない社会人のための再入門
どんな業務でも共通の「Excelのしくみ」を理解できる。9つのストーリーから「考え方」と「作り方」を読み解く。豊富な図解とテクニックを掲載。機能別ではなく、仕事別に資料づくりを解説しているので実践的。事例以外の業務にも応用できるので、「ヒント集」としても使える。
◆当ブログでも、定番的な人気を誇るのがエクセル本。
ただ、読んでみて「いい本」だと思っても、図解が掲載できなくて、レビューをあきらめたことが結構あるんですよね……(あの本とかこの本とか……)。
コミュニケイションのレッスン (だいわ文庫)
コミュニケイションが下手なことは、あなたの人格とはなんの関係もありません。「コミュニケイションが下手なこと」と、「コミュニケイションに怯え、避けること」を混同してはいけません。この本は、「コミュニケイションは技術」という視点から、どうやったらあなたのコミュニケイションのレベルが向上するかを伝え、練習方法をアドバイスした本です。
◆以前レビューした作品の文庫化なんですが、中古に送料足したよりもお買い得なのでご紹介。
改めて思ったのが、「コミュニケーションをワザ化する」という意味で、当ブログの昨年の年間ランキングの5位だった『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』に通じるものがあるな、と。
PRESIDENT (プレジデント) 2016年2/1号
たった1日で自分を変えるテクニック
人に好かれる「見た目」術
大企業32社で調査 感じのいい人はなぜ、感じがいいのか?
あの有名人のスピーチ分析 視線を釘付けにする「服装、表情、ジェスチャー」
周りの反応が変わる! 《年代&役職別》服選び&身嗜みの教科書
話ベタでも大丈夫♪ 《職場のシーン別》心を摑む「自分」演出法
さらば、コンプレックス! 「デブ」「チビ」「短足」「6頭身」が似合うコーディネート
ANA、大和証券、グーグル……お仕事スタイル拝見
「一流企業の広報女子」大図鑑
◆普段はここでは雑誌は取り上げないのですが、今回のプレジデントは面白そうです。
アマゾンの内容紹介では、ほかにも「『カッコ悪くて、カネもなし』でもモテるコツ」なんてあって、なんのモテ本だよ、というw
アイディアの神が降りてくる 「3」の思考法 (朝日新書)
「3」は神の数字。
物事はすべて三つに分類、整理。
アイデアやプレゼン材料は3点で決める。
思考を柔軟にする「三脚思考」、人の心を動かす「3ポイントキャッチフレーズ」、心の余裕をつくる「第三の選択肢」。
この3点で決まり。
◆何だか無理やり「3」に当てはめてる感じがしないでもないですが、書影の帯の「著者実践のメソッド集大成 30年分!」のフレーズに惹かれましたw
ただ、買ったきりまだ読み終えていない、同じ齋藤先生の『考え方の教室』を何とかしなくては……。
ブームをつくる 人がみずから動く仕組み (集英社新書)
うどん県やひこにゃんなどのPRを多数手がけ成功に導いてきたPRプロデューサーが、予算も実績もないブランドや商品を、いかにして社会的な「ブーム」や「文化」に導いていくかというプロセスを解説。
◆著者の殿村さんは、アマゾンで過去の著作を見る限りは、どれも評価は悪くなく、かつ、中古もそれなりの値付けがされているので、本書も期待はできそう。
私などは、実際にブームが起きるのを間近に見た経験があるので、仕組みや起こし方に興味津々なんですが。
ハーバードでいちばん人気の国・日本 (PHP新書)
世界最高峰の学び舎がハーバード大学であることに、異論のある人はいないだろう。だが、そのハーバードでいちばん人気のある国が日本、といわれて信じられるだろうか? その証拠に、ハーバードの学生が毎年主宰する日本ツアー「ジャパントレック」は、100人の定員が数分で埋まってしまうという!
新興国の成長などに比べて目立たない印象もある日本になぜ、ハーバードは学ぶのか? 本書では、自らもコロンビア大学でMBA(経営学修士)を取得した著者が、ハーバード大学経営大学院の教授20人を直撃取材、その秘密を徹底的に聞き出した。
◆昨今の「ハーバード本」の乱発を見るにつけ、本書のタイトルを最初に見た時に「ハーバード"が"いちばん人気の国・日本」だと思ったのは、私だけではありますまい。
それはさておき、ハーバードという「知性」が、日本のどこに注目しているかを知るのは、これからのビジネスを考える上で有益だと思います。
年収を上げる読書術
本を何冊も読んでいるのに、変われないのはなぜだろう――。本の選び方や読み方から、忘れない記憶法や行動に移すまでの仕組を解説。
◆著者の大岩さんは、以前当ブログで『ビジネス本1000冊分の成功法則』をご紹介した方。
本書は現時点で、版元の大和書房さんにも情報がないので良く分かりませんが、タイトルからして、前作よりも「稼ぎ」にフォーカスしているのではないか、と。
人生が変わる100のポジティブワード
失敗ばかりで、新しいことにチャレンジする勇気が持てない。人間関係がこじれてしまう……。
こんな人生の悩みを抱えて、マイナス思考になっていませんか。
今のあなたに必要なのは、心の奥にある「変わりたい」という思いに響く、魂の言葉です。
本書は、人生で大輪の花を咲かせた起業家の言葉を中心に、100の金言を集めました。
多くの困難を乗り越えてきた起業家たちの言葉は、悩める人をポジティブ思考に変えて、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。
◆この手の金言集も、1人の発言だけだと底が浅くなりがちですが、なにせ編集が「日経トップリーダー」だけに、起業家ネタなら豊富にありそうな。
もちろん起業志望者だけでなく、「今の自分を変えて、前向きに生きたい人」にも向けられているそうなので、奮い立ちたい方に!
役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀
ビジネスパーソンが身につけるべき「数字力」と「論理的思考」。
この2つを磨くのに、日経新聞は最大の生きたテキストになる。
数字をぐっと身近に引き寄せ、思考を整理しつつ読む活用法を紹介する。
◆「日経新聞の読み方」に関する本は、過去色々出ておりますが、本書は「役員になれる人」という視点からアプローチ。
確かに「数字力」と「論理的思考」の2つは、私でも身につけたいスキルですから、それが毎日日経を読むだけで可能なら試してみたいな、と。
熱狂しやがれ - 転職せずに100倍楽しく働く方法 -
転職する必要は、ない。
元マッキンゼー・アップル人事トップ、現、慶應義塾大学 超人気講師が教える、今の会社のままで仕事に「熱狂」する方法。
◆著者の小杉さんの本で、大昔に書かれた『キャリア・コンピタンシー』は、今でもいい本だと思います。
そんな小杉さんですから、きっと新しいキャリアの方向性を導いて下さるのだと思います。
仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。
本書は、いま広告業界でオファーが絶えない気鋭のコピーライターが、 自身のハイパフォーマンスを支えている「メモ書き」について解説したもの。 著者は、この「メモ書き」で常時、数十もの案件を同時並行で進め、 期待以上の結果を出し続けている。
「型」となるのは、以下の3ポイント ・情報をシンプルにまとめて整理する「まとメモ」 ・クリエイティブ発想を引き出す「つくメモ」 ・人に伝えて心を動かす「つたメモ」 この3ポイントを中心に、著者の実際の「メモ」を交えながら、 打ち合わせをしているとき、ひとりアイデアや考えをまとめているとき、 誰かに説明・説得するとき、メモに何を書けばいいのか?を解説する。
◆過去、色々な本を読んでも「メモを取るのは大事」と言われているのですが、具体的なメモの方法まで指南してくれる本はあまりありませんでした。
その点本書は、メモの方法論的な内容のようなので、期待しております。
仕事の技法 (講談社現代新書)
相手からの「言葉以外のメッセージ」を感じ取る
この一つの技法を身につけるだけで「仕事力」は、圧倒的に高まる
ビジネスにおける数多くの修羅場をくぐり抜けてきた著者が到達した究極の「仕事の技法」、コミュニケーションの真髄を語る23話。
◆当ブログでは、それなりに田坂先生のご本を取り上げてきましたが、タイトルに「仕事」と入った作品はなかったハズ。
アマゾンのページには、上記23話のタイトルがすべて列挙されていますので、気になる方はそちらでご確認ください。
知識を自分のものにする 最強の読書
あらゆるジャンルの本を読んできた遠越氏は、いかにして、難解とされる古典をはじめとする様々な知識を自分のものとし、本として著すことができたのか?
効率的な本の読み方、抜き書き、メモ、ノート術など、読んだ本の知識を自分のものとするテクニックを紹介。
◆著者の遠藤さんは、今まで主に名言集を何冊も出されてきた方。
そんな方の読書術が本書では赤裸々に語られているようなので、書評系ブロガーとしては気になりまする。
【編集後記】
◆本日の「Kindle日替わりセール」から。史上最強の人生戦略マニュアル
勝間さん翻訳の名著が、いよいよKindle化。
送料込みの中古よりはお買い得となっております。
ご声援ありがとうございました!
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