スポンサーリンク

       

2015年12月09日

【本質論】『本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方』堀江貴文


4797383488
本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて取り上げてた、堀江貴文さんの最新作。

実は上記記事の時点で、もっともお買い上げ頂いたのが、この本でした。

アマゾンの内容紹介から一部引用。
周りを気にして本音を言えずに生きている方、自分のやりたいことに踏み出せない方は、多いと思います。
この本の著者である堀江貴文氏(ホリエモン)は、徹底的に言うべきことを言い、やるべきことをやるという生き方。それになぜか魅かれる方も多いのではないでしょうか。
本書では、生き急いでいるようにも見える堀江氏に、人生を後悔しない生き方のヒントをいただきました。
プライド、言い訳、バランス……。どんな方でも、自分を生きにくくしているものに、きっと気づくはずです。

なお、Kindle版のご用意もあります!





DSC_0366 / Kevin Krejci


【ポイント】

■1.「時間がないから、できない」は、現状維持を選んでいるだけ
 これも、かなりの人が言う言葉だ。
 第一、時間はみんなに平等だ。成功する人には時間があって、成功しない人には時間がない、なんてことは、当然ながら、ない。
「時間がない」というのは、「それをはじめると今やっている何かをやめなければならないが、それができない」ということなのだろう。
 しかし、世の中はトレードオフだ。時間がないなら、どちらかに決めなければならない。むしろ、「何かをはじめるなら、何かを捨てなければいけない」ということは、当たり前のことだと知っておくことだ。


■2.「やり方」なんてそもそもない
「やり方がわからないからできない」なんて、これもまず、調べてから言うべきことだ。
 もっとも、僕はそもそも「やり方」なんてものはなくて、すべてが「トライアンドエラー」なのだと思っている。
 ビジネスで成功するためには、思いつく限りのことを次々とやってみるしかない。
 僕もビジネスとして小さなアイデアを次々に試し、うまくいくものだけを残すようにしていた。「トライアンドエラー」の繰り返しの上、いくつかの事業が当たった。
 結局、やり方とかセンスではなく「トライアンドエラーをどれだけ続けるか」ということだと思うのだ。


■3.実現可能性など考えるな
 僕が考えるに、やりたいことをやって成功する人は「リスク」をあまり考えていない。
 やる前から「成功するかどうか」「失敗する確率はどれだけか」なんて考えていたら、結局、いつまでたっても、実行には移せない。どこまでいっても「成功するかどうか」は、やってみないとわからないものだからだ。
 だから、「成功する可能性を、どうやって見極めればいいんでしょう?」などと心配する人に対して、僕は理解に苦しむ。やるかどうかなんて、その場の勢い。ノリ、フィーリングといってもいい。それができない小利口な奴は失敗することばかり考えて、結局リスクをとれないのだ。


■4.情報の量が質を作る
 もし、僕が他の人と違って見えるのであれば、それは情報の量だと思う。僕は、きっとあなたが普段見ている情報の量と、桁が1つ違うくらいの量の情報を見ていることは断言できる。大事なのは圧倒的な情報量とその処理数なのだ。
 分野は、基本的には興味のある分野を見ているが、ファッションニュースやグルメニュースまで、一通りのものに目を通す。
 また、新しいニュースアプリが出てきたりバージョンアップしたりした時には切り替えて使い勝手を確かめたり、普段は見ないジャンルのニュースも取り込むといった微調整は時々行なう。興味がないと決めつけているジャンルの中にも、有益な情報があるし、それが脳の刺激にもなるので、食わず嫌いはやめるべきだ。


■5.長期ビジョンなど意味がない
 時間は誰にだって平等だ。だから僕はいつでも、最短距離で、「なる早」でやりたいのだ。それこそが、最適化だ。以前、僕はテレビ局を買収しようとしたが、それはテレビとネットを融合した面白いサービスを作るためには、テレビ局を買うのが最短ルートだと考えたからだ。なんでも最適化して、時間を短縮させるのだ。
 みんな時聞を無駄遺いしていないだろうか?
 時間は有限だ。のんびり長期ビジョンを立てるなんて、まったく時間の無駄でしかない。


【感想】

◆上記ポイントもそうなのですが、まさに「『堀江節』全開」とも言える1冊でした。

まず、本書の序章には、本音で生きられるようになるための3つのことが挙げられています。
1.言い訳しないこと
2.バランスをとろうとしないこと
3.「自意識」と「プライド」を捨てること
実はこれらが、そのまま第1章〜第3章のタイトルになっているという仕様。

この3つの章では「身も蓋もない」堀江さんの主張が展開されており、「耳イタイ」人も多いのではないでしょうか?


◆まずは第1章では、徹底的に「言い訳」を検証しています。

Twitter等のSNSや堀江さんのサロンで、寄せられた質問の多くが、堀江さんにとっては「単なる言い訳」に過ぎない模様。

上記ポイントの1番目の「時間がない」や、ポイントの2番目の「やり方がわからない」のほか、「お金がない」「才能がない」「自信がない」等々、いずれもバッサリ斬られています。

また第2章では「バランスをとるな! 」と題して、「何かをする際の注力の甘さ」を糾弾。

仕事にせよ趣味にせよ、本当にやりたことがあるのなら、「何かを犠牲にして没頭すべし」と言われています。

その流れで、会社や家族といったところにまで「安定を求めるな」と言われているのですが、これはまぁ、皆が皆、堀江さんのように1人で生きていける訳でもないとは思うのですが……。


◆続く第3章では、「プライド」と「自意識」を捨てることを推奨しています。

結局「他人からどう見られるか」を意識してる限り、人と違った事はできませんし、リスクも取れません。

そのリスクに関して、割愛した中で触れておきたいのが、ゴルフのパットで、オーバーすることを恐れて短く打っていたら、バーディは取れない、というお話。

堀江さんいわく、カップの手前で止まってしまったら、その先のラインは分からないが、強めに打ってオーバーすれば、ある程度ラインが読めて、返しのパットは入れやすくなる、と。

なるほど、確かに!


◆一方、後半の2つの章は、より具体的な方法論にシフトしています。

特に第4章は、「最適化」をテーマに、「堀江流時間術」を展開。

堀江さんの場合、とにかく「ムダ取り」を徹底的に行うことで、より多くの時間を生み出しているようです。

そのために必要なのが、サービスやアプリで、業務連絡はLINEグループでやり取りし、移動はUberを活用されているとのこと。

そして時間を極限まで「最適化」しようとしたものが、上記ポイントの5番目にあるように「テレビ局買収」だったと知り、今さらのように納得した次第。


自分の生き方の甘さを痛感する1冊!

4797383488
本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)
序章 なぜ、本音で生きられないのか
1章 言い訳をやめる
2章 バランスをとるな!
3章 本音で生きられない理由は「自意識」と「プライド」である
4章 すべてを最適化せよ
5章 本音で生きるために必要なこと


【関連記事】

【濃厚!】『ホリエモンとオタキングが、カネに執着するおまえの生き方を変えてやる!』堀江貴文,岡田斗司夫 FREEex(2014年05月30日)

【オススメ】『ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文(2013年11月03日)

【起業】『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』堀江貴文:マインドマップ的読書感想文(2013年04月28日)

【堀江節】「徹底抗戦」堀江貴文(2009年03月12日)


【編集後記】

◆本日の「Kindle日替わりセール」は、出版当時、かなり話題になった1冊。

B008YOHECQ
BORN TO RUN 走るために生まれた ―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

中古も安くなってきましたが、さすがに今回の「68%OFF」は見逃せませぬ!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「自己啓発・気づき」へ

この記事のカテゴリー:「堀江貴文」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ

スポンサーリンク




               

この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。