2015年11月20日
【全20冊】未読本・気になる本(2015年11月20日)
"Kitty" at Shakespeare Books / austinevan
【はじめに】
◆今日お送りするのは、2週に1度のお約束である「未読本・気になる本」のエントリー。いつも通りの基準で新刊をピックアップしたところ、何故か今回は特に注目したい作品が多くて、20冊どころの騒ぎではありませんでした。
かといって、急に「全25冊」としてしまうと、次回以降とのギャップがありそうなので、絞りに絞ってやはり20冊に。
……いや、あの著者さんが「まさかあの続編を出す」なんて、聞いてませんでしたよ!?
それでは全20冊、どうぞご覧ください!
【未読本・気になる本、全20冊】
勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意 (サイエンス・アイ新書)
高校受験、大学受験、TOEIC、資格試験、昇任試験などで「絶対に結果を出したい」人は多いでしょう。もちろん、勉強には努力が不可欠で、努力せずに結果を出すことはできません。しかし、正しい勉強の仕方を知らず、やみくもに勉強しても効率が良くありません。そこで本書では、確実に結果を出せる、正しい「勉強の技術」を解説します。
◆ガチな勉強本好きは、装丁でちょっと引くかもしれませんが、これが「サイエンスアイ新書」のデフォなので、お許しをw
Kindle版ならお買い得なんですけど、「固定レイアウト型」なのでご留意ください。
ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学
ドラッカー、ポーターしか知らないあなたへ。
「ビジネススクールで学べる経営学は、最先端からかけ離れている! 」
米国で10年にわたり経営学研究に携わってきた気鋭の日本人学者が、世界最先端の経営学から得られるビジネスの見方を、日本企業の事例も豊富にまじえながら圧倒的に分かりやすく紹介。
世界の最先端の「知」こそが、現代のビジネス課題を鮮やかに解き明かす!
◆ドラッカーやポーターも手に余る私には、若干ハードルが高い1冊。
Kindle版も出てはいますが、単行本と同じ値付けという強気の価格設定であります。
結婚しない男たち 増え続ける未婚男性「ソロ男」のリアル (ディスカヴァー携書)
男性の生涯未婚率は近年増え続け、いつの間にか、独身男性はもはや少数派では片づけられないボリュームにまで成長した。
人数ボリュームが拡大するということは、そこに消費のポテンシャルも生まれてくる。
にもかかわらず、「消費は女性が動かす」と言われて相手にされなかった彼ら独身男性。
今までベールに包まれていた、そんな「結婚しない」独身一人暮らし男性(「ソロ活動系男子」、略して「ソロ男」[そろだん])に着目した。
本書は、彼らの生活意識や価値観・性格・消費行動などの定量・定性調査をふまえ、新たなマーケティング活動のヒントが得られないか、をまとめたものである。
◆ディスカヴァー携書からは、先日『恋愛しない若者たち』と言う作品が出ていましたが、こちらはどうもモテ本というより、マーケティング本らしく。
これまたKindle版が用意されていますので、ご検討ください。
プロモート・ユアセルフ -最強のキャリアをつくる働き方
「今の仕事」がなくなっても、働き続けられますか――? グーグル、オラクル、ハーバード・ビジネススクールでパーソナル・ブランディングを指導する著者が贈る、「つながり」を「仕事」に変える方法!
◆タイトルからしてカッコイイこの本は、著者の名前をどこかで聞いたことがあるな、と思ったら、『ME2.0』の人でした。
実は値段の割に結構厚い本なのですが、Kindle版なら大丈夫w
仕事力を高めるデジタル文章術
「エッ?! こんな凄いやり方があったのか! 」。文章が速く、正確に書けるだけではない! 発想力も鍛えられる驚きのノウハウ!
日米でベストセラー編集者として活躍した著者によるパソコンを使った目からウロコの日本語術。文章力、仕事をやりきる力が高まる「新・知的生産の技術」を大公開。
クルマの自動運転など、ITによる産業革命があらゆる分野に広がり続ける現在、デジタルに正確でわかりやすい文章を書くことは、文学部的テーマから工学部的テーマに変わりつつある。相手を動かし、海外の顧客も取り込むためのメール、ファイル作成法を取り上げた、まったく新しい本。
◆装丁がサッパリしているので、軽い気持ちでチェックし始めたら、どうも著者さんが240冊も本を刊行した「日本とアメリカで活躍した伝説的編集者」らしく(アマゾンの著者紹介から)。
TIPSも多そうですし、かなり期待できそうです。
プレッシャーなんてこわくない──誰でも本番で勝てるメンタル強化術
重圧が大きければ、どんな人でもミスを犯す。
だが、誰もが持っている“ツール"を効果的に使えば、大勝負で最高の結果を確実に出せるようになる。
一流アスリートや大手企業のコーチをつとめる著者が見つけたいますぐプレッシャーを解消できる「22のメソッド」とは?
つねに装備しておくべき「鎧」の4つの要素とは?
◆いや、ホント思うんですけど、いくら実力があっても本番で弱いと、スポーツもテストももちろん仕事(特にプレゼン等)もダメなんですよね。
内容紹介を読む限りは、当ブログ向きな感じなので、これも要チェックです!
ベンチャーキャピタリストが語る 着眼の技法
新しい商品サービスやビジネスモデルを生み出す、いわばゼロからイチへ、無から有を生み出す創業はいかにして可能になるのか?
その源になるのが、本書のテーマである「着眼」です。
それも必要なのは、ただの着眼ではなく、たった一人が生み出す常識破りの「異端の着眼」。
本書は、日本では数少ない独立系キャピタリストとして経営の一角に参加し、日々無から有への創造のお手伝いをしている著者が、着眼を身につけるための技法、果ては日本国家のあり方や資本主義や民主主義というイデオロギーの未来まで、その異端の着眼をありのままにぶつけました。
◆起業の際に必要となるのが、「ゼロからイチ」へのジャンプなのですが、それが簡単にできないからこそ、おいそれと起業ができないワケで。
本書で言及されている「着眼」が身に付けば、それが可能になるのかどうか!?
よく眠るための科学が教える10の秘密
睡眠を疎かにする人は人生に成功できない。自ら「不眠」に悩んだ著者が、人生をよりよくする「快眠」のコツを科学的に明らかにする。
有名大学での科学実験で実証されたその方法、披露いたします。
◆一足先に、HONZでレビューされてしまった、注目の睡眠本。
Kindle版も出ていますし、何と言っても『その科学が成功を決める』のワイズマン教授の本ですから、ハズレのワケが有りませぬ!
5つのツール──勇気・自信・創造性を手にいれる方法 (ハヤカワ文庫 NF 451)
仕事、恋愛、金銭、人間関係などあらゆる悩みや問題を解決し、あなたの意識や行動、人生までも好転させる「5つのツール」とは?患者を苦しみから解放する具体策を模索していたセラピストのバリーは、精神科医のフィルが唱える人生改善術「ツール」という考えに魅了される。そのふたりが、誰もが実践できる秘伝の「ツール」と効能を大公開! ハリウッドのセレブリティ絶賛の世界的ベストセラー。『ツールズ』改題文庫化。
◆上記にもあるように、過去に出た単行本の文庫化作品のよう。
ただ、その単行本のレビューがえらく高評価なので、結構気になっております。
話を噛み合わせる技術
経営コンサルタントとして現場で調整役となり、直接的にキーパーソンの話を噛み合わせ続けることで、停滞していた多くの組織を救い、改革を成功させてきた超人気コンサルタントが、その原因を引き起こすメカニズムと、具体的な対策法を徹底解説します。
ビジネスはもちろん、プライベートにも役立つテクニックが満載です。
◆ビジネスシーンで「話が噛み合わない」ということは往々にしてあるもの。
出てすぐの割にはKindle版は、結構お買い得です。
人事の超プロが明かす評価基準: 「できる人」と「認められる人」はどこが違うのか (単行本)
本書は、あらゆる企業に潜在的に存在する、絶対的な「評価基準」を、具体的かつ徹底的に詳しく解説するこれまでに例のない人事評価のバイブルです。
◆著者の西尾さんは、「11000人超の人事担当者から絶大な支持を得るコンサルタント」とのことなので、本書の信憑性は高そうな。
中古の在庫がほとんどないのですが、Kindle版なら大丈夫です!
BCGの特訓 ―成長し続ける人材を生む徒弟制
いくら世界のエリート本をたくさん読んで、スキルをみがいても、それだけでは決して一流の域に達することはできない。
伸び悩みを突破し、「成長し続ける」人材になるために必要なことは何か。
本書では、多様な人材を超高速で戦力にまで磨き上げる「BCGの特訓法」を紹介する。
現役のコンサルタントが、自社のやり方を明かすのはきわめて異例のこと。
育てる側も、育てられる側も必見の1冊だ。
◆以前、アクセンチュアのやり方を公開した作品をご紹介したことがありますが、BCGは初めてのこと。
BCG出身の方の本も数多く当ブログではレビューしてきた以上、本書も避けられない予感が!?
仕事ができる人の「デスクトップ」は美しい
アナタの仕事の舞台は、ズバリ、「デスクトップ」です!
「メール」「スケジューリング」「汎用ソフト」「SNS」といった仕事のツールが舞台を支えています。
せっかくの舞台が、物置状態で身動きができない、こだわりがない「デスクトップ」では、「残念な人」「イマイチな人」どまり。
「デスクトップ」はつねに美しく保ち、使いやすさにこだわりを持つことが、「頭がいい人」の共通項なのです。
◆書影からも分かるように「29」もTIPSがある以上、単純に「デスクトップを整理する」だけの話ではない模様。
目次を見ていくと、「スケジューリング」「メール」「汎用ソフト」「SNS」といった項目で章を構成しているので、パソコンでの仕事術全般のようです。
はたらく人のコンディショニング事典 (ビジネスライフ)
体調の良し悪しは、仕事のパフォーマンスに大きく影響します。せっかく高いスキルや能力を持っていても、体調管理ができていなければ、その分パフォーマンスも損なわれてしまいます。本書では、エビデンス(科学的・医学的根拠)をベースに、ビジネスパーソンの体調管理について徹底解説。「カラダ」「ココロ」「アタマ」を鍛えるための方法を、「食事」「睡眠」「運動」「習慣」「環境」の観点からそれぞれ紹介していきます。これを読むだけで体調管理は万全! 仕事と人生のパフォーマンスをぐんっと向上させる、まさに決定版と言える一冊です。
◆この手の「健康」「コンディショニング」本は、正直なところ、最近飽和気味な感じがします。
ただし本書の場合、著者お三方それぞれの専門分野が違うため、かなり濃い内容になってるのではないか、と。
大人になってからの勉強法
著者は20年以上にわたり、ビジネスマンや主婦、リタイアした人など延べ6000人以上を指導してきた社会人受験のプロ。
著者が伝える「大人になってからの勉強法」を実践することにより、数十年ぶりに勉強を再開した人や毎日仕事に追われているビジネスマンが大学や大学院に次々と合格しています。
勉強に年齢など関係ない。むしろ大人になったからこそ「勉強には向いている」という事実がそこにはあるのです。
本書では、そんな大人になってから勉強で結果を出すための方法と心構えを大公開。
加えて時間がないなかでも結果を残すための「大人になってからの習慣術」も伝授します。
◆タイトルを見て、「教養」を目的とした、いわゆる「広義の勉強本」だと思ったのですが、どうも「社会人の受験」をテーマにされているよう。
後はどこまでオリジナリティがあるか、でしょうか……。
プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術 [増補改訂版] (立東舎)
プライベート/ビジネス問わず、文章を「書く」機会はどんどん増えています。書くことが苦手な人には、とてもつらい時代と言えるでしょう。そんな人のために、ラブレター、謝罪文、復縁の手紙、ビジネス文書など、あらゆる文章を代わりに書く「代筆屋」という職業が成り立つくらいです。本書は、その「代筆屋」自身が、秘伝のテクニックを公開する本。文法や形式を学ぶ本ではなく、「人の心を動かす」文章術を、誰でも実践できるように、豊富な実例を挙げて紹介していきます。自分の想いを文章にして、相手の心を動かせたなら、どんなにワクワクすることでしょう。本書を読めば、思わず文章を書きたくなること必至です。
◆本書はどうもKindle版の「大幅加筆版」らしく。
そちらが400円弱とお手頃なので、まずそちらを読んで、良かったら本書をというのもアリかもしれませんね(内容かぶりますがw)。
全面改訂版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
最強の仕事術=GTDのバイブルが時代に合わせてアップグレード!
ゆるぎない仕事の基本原則がここにある。
「本書を読めば、マルチタスクと情報過多の時代に必要とされる精神的なスキルを身につけることができる」
――ウォール・ストリート・ジャーナル
◆かつて一世を風靡したGTDが、再び田口元さんの監訳のもと、全面改訂されて帰ってきました!
その田口さんブログによると、ツール類等をアップデートしているらしいので、旧版を未読の方はもちろん、お持ちの方もご検討ください。
自分の「武器」を見つける技術
なぜ、ビジネス書をたくさん読んでも成功できないのか?
それは、あなたが「自分の武器」を手に入れてないからだ。
それでは、「自分の武器」とは何か? どうすれば手に入るのか?
本書を読めば、誰にでも「自分の武器」があることがわかるし、それを見つける方法も簡単に理解できるだろう。
◆ビジネス書を読んでいても、未だこれと言って成功していないワタシには、耳イタイ本な気が。
それにしても、そんなに簡単に「自分の武器」が見つかるモノなのでしょうか……?
会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術
組織にいながら自分らしく? 会社を離れて起業?
転職、リストラ、起業。人生なにがあるかわからない。
会社を辞める辞めないにかかわらず、どんなときもたとえどうなっても、自分で人生を選べる力を身につけておくことがこれからは大事。
本書はいま第一線で活躍する8名の成功者から、この力を身につけるべく「キャリア術」「人脈術」「企画術」「お金術」「マーケティング術」「起業術」を学ぶ本。
◆登場される8名の著者さんのうち、何人かは著作をご紹介させて頂いたことが。
「起業術」が3名いらっしゃるので、ややそちら寄りかも知れません。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら
280万部のベストセラー『もしドラ』第2弾!!
勝つために必要なのは、全員の「居場所」だった――。
主役はマネージャー。野球部はベンチャー企業、
人を集め、育て、競争しないで勝てる組織にするには?
◆冒頭で申しあげた「まさかの続編」がこちらなんですが、まさかハックルさんが、ベタベタな続編を、またしてもドラッカーで出されるとは思いもよりませんでした。
すでにKindle版も用意してますし、ダイヤモンドも「"超"2匹目のドジョウ」で勝負をかけたものだな、と。
【編集後記】
◆いつものように、上でご紹介しにくい作品を。作家の収支 (幻冬舎新書)
アマゾンの内容紹介でご確認して頂きたいのですが、「19年間で15億円」とか「傑作も駄作もエッセィも原稿料はあまり変わらない」といった、少々下世話なお話が展開されているようですw
ご声援ありがとうございました!
この記事のカテゴリー:「ランキング・未読本紹介等 」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
当ブログの一番人気!
9月26日までのところ一部値引に移行して延長中
Kindle月替わりセール
年間売上ランキング
月別アーカイブ
最近のオススメ
最近の記事
このブログはリンクフリーです