2015年11月19日
【勉強本】この1年で人気のあった勉強本20冊(第9回勉強本ランキング)
/ Monica Holli
【本の概要】
◆今日は、久しぶりに「カテゴリ別売上ランキング」をお送りします。さて、今回のカテゴリは、当ブログの柱の1つでもある「勉強本」。
ちなみに、おかげさまで過去5年間、このようにブクマして頂いております。
【勉強本】この1年で人気のあった勉強本20冊(第8回勉強本ランキング)
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【勉強本】この1年で人気のあった勉強本20冊(第5回勉強本ランキング)
【勉強本】この1年で人気のあった勉強本20冊(第4回勉強本ランキング)
もっとも、今年の4月頃にはてブのアルゴリズムが変わってからは、ホッテントリ入りしたこともほとんどないのですが。
◆ところで、毎年この企画は、集計期間に比べて記事の投稿が遅れており、「9月1日〜8月31日」までで集計して酷い時には12月にアップしていました。
さすがに「これではアカン」と、昨年は13か月で集計して、「9月1日〜9月30日」に調整。
そこで今年はこれを受けて、「2014年10月1日〜2015年9月30日」という期間で集計しております。
果たしてこの1年間で最も売れた勉強本は?
【ランキング】
◆今回のランキングでは、同じ本でもKindle版の売上の方が圧倒的に多かったため、アマゾンへのリンクもKindle版にしております(Kindle版がないもののみ単行本)。第20位
東大家庭教師が教える頭が良くなる記憶法<東大家庭教師が教える頭が良くなる記憶法> (中経出版)
◆本書のランク入りは、おそらく同じ吉永賢一さんの『東大家庭教師の 頭が良くなる思考法』の売上の影響が大きかったかと。
いずれにせよ、下記記事でまとめられているTIPSを実際に試して頂き、効果があったら取り入れる、というスタンスが一番良いと思います。
参考記事:【記憶ハック】「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」吉永賢一(2009年02月21日)
第19位
1日5分 頭がよくなる習慣 中経出版
◆エビデンス等は一切ないものの、学習塾で効果があった勉強法をまとめた1冊。
後で出てくる「青ペン」もそうなんですが、成果につながるなら、ある意味仕組みなんてどうでもいいのが受験ですから。
参考記事:【学習ハック!】「1日5分 頭がよくなる習慣」佐藤 伝(2008年01月09日)
第18位
東大教授が教える独学勉強法
◆タイトルに「東大」と入っている勉強本ですから、それは「受験」を目的とする勉強本だろうと思われる方も多そうですが、本書はちょっと違います。
かといって、社会に出て必要とされるのは、むしろ「『答えのない問題』に対処する能力」だったりするので、むしろ受験しない方にこそ本書を読んで頂きたいと思う次第。
参考記事:【真の勉強?】『東大教授が教える独学勉強法』柳川範之(2014年07月20日)
第17位
合格る技術
◆色々な本のアマゾンレビュー等を見るにつけ、著者である宇都出雅巳さんの勉強本の中で、おそらく一番クオリティが高いと思われる1冊。
宇都出さんの作品を読まれてない方なら、とりあえずこの本から読まれることをオススメします。
参考記事:【力作!】『合格(ウカ)る技術』宇都出雅巳(2011年02月24日)
第16位
40代からは「記憶法」が変わります
◆勉強法が頭打ち気味なのに比べると、まだ脳の仕組みには分からないことが多いです。
下記記事にも「噛むとワーキングメモリーが鍛えられる」とかあって、急いでガムを噛みながらこの記事を書いていますが、何かw?
参考記事:【記憶法】『40代からは「記憶法」が変わります: “大事なこと”を覚えられる! 忘れない! 思い出せる!』菅原洋平(2015年07月06日)
第15位
3000人の指導実績を誇る人気No.1カリスマ講師が教える 資格試験の合格技術
◆資格試験の専門学校講師である多田健次さんの、ハードコアな勉強本。
下記レビューやアマゾンのページに情報が詰まっていますので、それを確認の上で購入をご検討ください。
参考記事:【ガチ系勉強本】「資格試験の合格技術」多田健次(2009年04月23日)
第14位
女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法
◆未読でありながら、多くの勉強本を出しぬいて見事ランク入りしたのは、Kindleセール等でちょこちょこ取り上げていたからかも。
Kindle版は、現時点で送料前の中古とほぼ同額なので、送料分だけ丸々お得となっております。
第13位
1日1分からはじめる 速読勉強術 (PHP文庫)
◆17位に続く宇都出雅巳さんの作品は、当ブログでも「定番勉強本」と言えるもの。
文庫本のKindle化なので、お値段控えめなのが人気のヒミツかもしれません。
参考記事:「速読勉強術」宇都出雅巳(2007年02月03日)
第12位
記憶力
◆単行本〜新書〜文庫本とリバイスされ続けてきた、「記憶ネタ」の名著。
その文庫本の中古が全然値崩れしていないので、Kindle版はかなりお買い得かと。
参考記事:知らないと損する「記憶力」活用法(2010年06月25日)
第11位
脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する
◆この本、個人的にかなり「オススメ」なんですが、中古でもお値段がそこそこするので、手を出しにくいところでした。
その後、晴れてKindle版が出たおかげで、こうしてランク入りを果たしたわけで、今ならポイント還元もあってチャンスです!
参考記事:【オススメ!】『脳のワーキングメモリを鍛える! ―情報を選ぶ・つなぐ・活用する』トレーシー・アロウェイ,ロス・アロウェイ(2014年01月14日)
第10位
頭がよくなる 青ペン書きなぐり勉強法 (中経出版)
◆下記レビューの通り、結局ロジックは良く分からなかったのですが、いずれにせよ「青ペンで書くと良い」ということは理解できた1冊。
中古も安くなったものの、元々このKindle版は「29%OFF」という低めの価格設定なのがありがたいです。
参考記事:【青ペン?】『頭がよくなる 青ペン書きなぐり勉強法』相川秀希(2015年03月12日)
第9位
つねに結果を出す人の「勉強脳」のつくり方
◆今回唯一「Kindle版なし」で、ランク入りした作品。
アマゾンレビューではDisられていますが、下記記事をお読み頂くとお分かりのように、勉強本オタクの私自身はかなり評価しております。
参考記事:【オススメ】『つねに結果を出す人の「勉強脳」のつくり方』に学ぶ7つのポイント(2012年12月29日)
第8位
すべての「学び」の前に鍛えるべきは、「教わる力」である。
◆「京大〜ハーバードMBA」という肩書だけに、牧田さんの新作勉強本は、説得力がありました。
ただし、内容としては仕事術的なお話もあるので、受験等には向かないかと。
参考記事:【スキルアップ】『すべての「学び」の前に鍛えるべきは、「教わる力」である。』牧田幸裕(2015年08月02日)
第7位
誰でもできるストーリー式記憶法 (角川書店単行本)
◆「『7回読み』勉強法」の一発屋(失礼)かと思いきや、他にもさまざまなネタを持っていることを明らかにした、山口真由さんの勉強本。
個人的に、山口さんの作品の中では、これが一番クオリティが高いんじゃないかと思います。
【記憶術】『誰でもできるストーリー式記憶法』山口真由(2014年09月19日)
第6位
頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである (中経出版)
◆当初タイトルだけ見て、「落ちこぼれの人がヤマカンで答えるテクニック」の本なのかと思いきや、「開成⇒東大⇒司法試験一発合格」という輝かしい経歴を持つ著者の鬼頭さんが、過去問を分析して対策を練る方法を指南するという、ハイクオリティの内容でしたw
逆に、純粋に「受験を前提とした勉強法」なので、いい本なのに、読むべき人はある程度限られてしまうのかもしれません。
参考記事:【オススメ!】『頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである』鬼頭政人(2014年07月03日)
第5位
最短で結果が出る最強の勉強法 (講談社+α文庫)
◆前々から申し上げているように、当ブログにおける「戦術系」の勉強本の中ではベストの1冊
中古は最低価格で出ているので、そちらでも結構ですから、本当に受験をされる方には、一度目を通して頂きたい作品です。
参考記事:【スタディ・ハック】「最短で結果が出る超勉強法」荘司雅彦(2007年07月02日)
第4位
合格る思考
◆17位、13位に続いて、今回のランキングで3冊目の宇都出雅巳さんの作品は、その17位の作品の続編にあたるもの。
実は勉強する上で大事なのは、「技術」もさることながら「思考」であることが分かる1冊です。
参考記事:【7つの超思考法?】『合格(ウカ)る思考』宇都出 雅巳(2014年07月24日)
第3位
勉強がしたくてたまらなくなる本
◆ダークホースとも言える本の、まさかのベスト3入りにビックリの巻(失礼!)。
細かい勉強の「戦術」とは真逆ですが、「勉強をする習慣」が身に付いていない方には、福音になると思います。
参考記事:【勉強】『勉強がしたくてたまらなくなる本』廣政愁一(2015年05月13日)
第2位
東大に2回合格した医者が教える 脳を一番効率よく使う勉強法 (中経出版)
◆この本、世間的にはあまり話題になりませんでしたが、「久しぶりに出た戦術本の名著」ではないか、と。
昨年も申しあげたように、下記参考記事は、本来ホッテントリ入りしていたのものを、Google先生の諸事情により現在のものに差し替えております。
参考記事:【スゴ本!】『東大に2回合格した医者が教える 脳を一番効率よく使う勉強法』福井一成(2014年04月26日)
第1位
超高速勉強法
◆当ブログの読者さんには、もはやお馴染みのド定番勉強本が、予想通り1位に。
Kindle版が出た当初は、単行本の中古も値崩れしだしましたが、また値を戻しているようです。
参考記事:【記憶&速読】「図解超高速勉強法」椋木修三(2008年05月04日)
【感想】
◆以前の「勉強本ランキング」は、「その集計期間に出た新刊」と「長年売れ続けている定番本」が混在するものでした。ところが、昨年から数字を伸ばしてきたKindleのおかげで、様子が一変。
第三の勢力とも言うべき、「その期間にKindle化された本」が新たに加わった感じです。
そもそも、Kindle化された時点で、単行本より値段が安いケースが多いのに加えて、Kindleの場合、セールがあります。
「版元主導」や「全作品ポイント還元」等々。
結果、上記でも触れたように、Kindle版がない本は、9位の本1冊だけとなってしまいました。
……逆にそれでもランク入りしたのがスゴイですがw
◆一方の定番本で言うなら、毎年ご紹介している下記エントリーに登場する3冊は、今回も無事ランク入り。
勉強方法を考える上で役立った本: 新・単なる勉強記録
詳しくは2009年の記事の「感想」部分をご覧ください。
新司法試験を全国2位で合格された「sunさん」というブロガーさんが、当ブログの記事をそれぞれご紹介して下さっているという。
さすがに、アクセスがドカスカ流れ込んでいるわけではないですが、こうして3冊揃って皆さまにお買い上げ頂いているところを見ると、この記事の貢献度は高いと思います。
ただ、それ以外の定番本というのは、過去の記事で期待されていたそのほとんどが、Kindleによって駆逐されてしまった感じ。
今回の新刊本の中で、何冊が来年に生き残っているのやら……。
◆ところで勉強本というジャンルに関して言うなら、効果がある方法は類書で紹介済みだったり、そうでない方法は属人性が強かったり、という印象を受けます。
やはり、講師を勤める等して、複数の人に教えたことのない著者さんの作品は、多少マユツバにならざるを得ず。
結局、効果のある「過去問を解く」「ノートを作らず問題集に書き込む」「暗記は何度も繰り返す」といった王道テクだけでいいのなら、過去の勉強本を総まとめしちゃえばOKなんですよね。
……身も蓋もない話なんですけどw
こうなってくると、以前触れたように「集中力」や「モチベーション」「睡眠」「呼吸法」といった、勉強の「周辺能力」の本に期待しないといけないのかな、と。
もちろん、直球ど真ん中の「剛速球勉強本」が出てくるなら、それが一番嬉しいんですがw
今後も当ブログでは、勉強本を追って行きたいと思います!
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【勉強本】この1年で人気のあった勉強本20冊(第4回勉強本ランキング)(2010年08月29日)
【勉強本】この1年で人気のあった勉強本20冊(第3回勉強本ランキング)(2009年08月30日)
【勉強本】このブログで売れている本(第2回勉強本編)(2008年09月22日)
【Amazon】このブログで売れている本(勉強本編)(2007年12月16日)
【編集後記】
◆上記の「周辺能力」の作品として挙げられる1冊。才能を伸ばすシンプルな本
この本をランキングに入れた場合、実はいきなり2位になってしまうので、なかなか難しいところです。
参考記事:【スゴ本!】『才能を伸ばすシンプルな本』ダニエル・コイル(2013年06月08日)
ご声援ありがとうございました!
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