2015年11月03日
【健康】『10年後、会社に何があっても生き残る男は細マッチョ ―会議中でも、電車の中でも即、筋トレ!』船瀬俊介
10年後、会社に何があっても生き残る男は細マッチョ ―会議中でも、電車の中でも即、筋トレ !
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、リアル書店でひときわ目立っていたので何気なく手にした1冊。ダイエットのせいなのか、「最近筋肉が落ちたなー」と思っていた私は、そのまま買ってしまったというw
アマゾンの内容紹介から。
「できる男」は「超少食」×「筋トレ」。挫折しない!力こぶから始める0円、マッスル増強法。
本書を読みながら、思わず「力こぶ」を作ってみました!←単純w
Danbo Boot Camp / Daniel E Lee
【ポイント】
■1.運動の5大メリット最新の科学研究で、運動には以下のようなメリットのあることが証明されています。
(1)炎症をおさえる(免疫力が高まる)
(2)インスリン感受性を高める(代謝促進、肥満防止)
(3)血糖コントロールを改善(糖尿病を治療)
以上は体へのメリット。
(4)記憶中枢を大きくする(海馬の発達、学習向上)
(5)BDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす(頭がよくなる!)
この2つは脳へのメリット。
つまり、運動は体の健康だけでなく、脳にとっても大きなメリットがあるのです。
■2.力こぶは、全身強化の第一歩
力こぶは、筋肉増大のための第一歩です。まず、両腕に思いっきり力こぶをつくってみてください。プルプル両腕が震えるくらい、全身の力をこめて。「いーち、にー、さぁーん……」と心の中で最低5まで数えます。さあ、力を抜いてください。大きく肩で息をしている自分に気づくでしょう。それは、両腕の力こぶに思いっきり力を入れたとき、実は、全身の筋肉も連動させていたからです。(中略)
全身の筋肉は、すべて神経やホルモンなどでつながっています。だから、一部の筋肉を鍛えようとすると、他の筋肉も刺激され発達してくるのです。
■3.筋肉つければ肌も若々しい
「『肌の衰え』の原因は、筋肉量の低下」と断言するのは、筑波大学大学院、久野譜也教授です。(中略)
筋肉量は20代がピークです。その後は、年に1パーセントのぺースで減っていくといいます。つまり、ピーク時に比べると30代で10パーセント、40代は20パーセント落ちるのです。「100パーセント詰まっていた中身が80%に減る」と「外側をくるむ肌の皮は余って」しまいまず。じつにわかりやすい話で、余った皮膚は、たるんだり、シワになるわけです。
「パンパンに詰まっていたはずの中身が20パーセントも減るわけですから、当然ながら肌の緊張感や質感も失われてくるでしょう」(久野教授)
つまり、筋肉のハリが失われると、肌のハリも、失われるのです。
■4.年1パーセント衰える筋肉を逆に鍛える
年を取るほど、体を動かさなくなる。これが、普通の生き方です。
しかし、年を取るほど、かえって体を動かさなければなりません。鍛えなければなりません。なぜなら、人間の筋肉は、20歳前後をピークに毎年1パーセントずつ落ちていくからです。
筋肉力は生命力です。筋肉が衰える。それは、生命が衰えることと同じです。それを「老化」というのです。若い頃は、それなりの筋肉はついています。しかし、年を重ねるほど、自然に筋肉は減っていき、それに比例して老いていきます。
だから、中高年が若々しい後半人生を送りたかったら、若い頃より、よりいっそう筋肉を鍛える必要があります。
■5.自分に合ったファスティングをする(抜粋)
・週末断食(ウィークエンド・ファスティング)…週末だけ24時間断食。タレントのタモリさんが、32年間やってきたことで有名です。
・半断食(プチ断食)…朝食を食べない。一日二食。甲田光雄医師の病院では、患者さん全員に実践させます。数万人の臨床例がありますが、これだけでも驚くほどの健康効果があります。
・一日一食……南雲吉則医師が提唱して20歳もの"若返り効果"とともに、有名になりました。私もふだんは、一日一食です。すると睡眠時間が短くなります。この原稿も夜中の2時半に起きて書いています。食べる量は3分の1。仕事の量は3倍できるのです。
(詳細は本書を)
【感想】
◆最近、ビジネスパーソン向けの食事やダイエット、運動について論じた本が多々出ております。当ブログでもその中の何冊かをご紹介しておりますが、特に「食事」と「運動」の両方に言及しているのは、この辺でしょうか。
シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
参考記事:『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』が想像以上に凄い(2015年09月20日)
座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣
参考記事:【健康】『座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣』トム・ラス(2015年08月03日)
30代ビジネスマンの「太らない」「疲れない」21の習慣―世界のエリートが実践している“健康マネジメント"
参考記事:【超健康!】『30代ビジネスマンの「太らない」「疲れない」21の習慣―世界のエリートが実践している“健康マネジメント"』水野雅浩(2015年02月18日)
これらと比較すると、本書は特に「運動」面に趣きを置いているのが特徴かと。
◆それも単に「運動すればいい」という話ではなく、もうちょっとアグレッシブに「筋肉をつけよ」と。
そこでまず提唱されているのが、上記ポイントの2番目の「力こぶ」です。
「力こぶ」の良いところは、時間や場所を選ばないことや、お金がかからないこと。
さらには、継続して続けやすいよう「1日にやらなければやらない量が軽め」であることがポイントです。
本書では、この「力こぶ」を取り入れた「勝者のポーズ」や、胸筋・肩の筋肉を付ける「合掌のポーズ」等、いくつかのポーズが紹介されていますので、ご参考まで。
……上記で挙げようとして自重した、「お尻の穴を1日50回締める」というトレーニング法もありましたがw
◆また上記ポイントの5番目にあるように、本書ではファステイング(「少食」「断食」の意)を推奨しています。
段階を追って、「3日断食」とか「1週間断食」とかもあるらしいのですが、本書では特に「これ!」と決めているわけではなく、ファスティング全般を勧めている感じ。
この辺は前作であるこちらとのネタかぶりを避けたのかもしれません。
できる男は超少食―空腹こそ活力の源 !
もっとも、本書の最後の方では、動物性たんぱく質を否定(発がん性等)しており、著者の船瀬さんも基本的には菜食主義らしいのですが、それで筋肉量を維持するのは大変だと思うのですが……。
◆結局、上記の本を含め、それぞれ皆「自分が正しい」と思う主張をしており、正直私もどれが正しいのか分かりません。←責任放棄
たとえば、意見が合いそうな「運動」でさえ、上記の『シリコンバレー式〜』だと「毎日走るより週1が効果的」と言ってますし、ワケワカメ。
それでも「運動不足」や「食べすぎ」が健康に良くないことは明らかですし、それを避けるための「筋トレ」や「ファスティング」という論理展開は納得できるもの。
ただし残念だったのがエビデンスがないことで、出典があるものは、基本的に下記のような他の書籍という。
脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
とはいえ、本書を読んだことで、日常生活の中に筋トレを持ち込む気になったのは、大きなプラスだと思います。
ぶっちゃけ若々しくありたいんですが、何かw?
10年後、会社に何があっても生き残る男は細マッチョ ―会議中でも、電車の中でも即、筋トレ !
第1章 生き残りたかったら筋トレしよう!
第2章 筋トレすると脳が変わる、人生が変わる
第3章 筋肉は奇跡の「若返りホルモン」分泌器官
第4章 いつでも、どこでも、だれでもできる、男は黙って筋トレだ!
第5章 筋トレ+ファスティングで怖いものなし
【関連記事】
『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』が想像以上に凄い(2015年09月20日)【健康】『座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣』トム・ラス(2015年08月03日)
【超健康!】『30代ビジネスマンの「太らない」「疲れない」21の習慣―世界のエリートが実践している“健康マネジメント"』水野雅浩(2015年02月18日)
【コンディション】『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~』上野啓樹,俣野成敏(2014年11月14日)
【編集後記】
◆通常、コミックは扱わない当ブログなのですが、噂のアノ本が「Kindle日替わりセール」に出ていたので。飯田橋のふたばちゃん : 1 (アクションコミックス)
コミックに疎い私ですら耳にしていた(?)、出版社の擬人化(女子高生化)マンガの第1巻。
「ギリギリを攻めている」「いや、訴えられたら余裕でアウト」等々言われていたので、私も買ってみましたが、
「これはアカン奴や……」(震え声)
ご声援ありがとうございました!
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