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2015年09月08日

【モテ】『なぜいい女は「大人の男」とつきあうのか。 一流の男のダンディズム』中谷彰宏


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なぜいい女は「大人の男」とつきあうのか。 一流の男のダンディズム


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、お馴染み中谷彰宏さんの男性向けモテ本

多作な著者さんはスルーしがちな当ブログも、中谷さんのモテ本とあらば、とりあげない訳には参りませぬ。

アマゾンの内容紹介がやたら長いので、版元サイトから引用。
いい女は、尊敬できる男性に惚れるもの。いい女が尊敬する男性とは、自分なりのポリシーを持ち、生き様が格好いいダンディな男性です。本書は、いい女とつきあいたい男性、ダンディになりたい男性、好きな人をダンディにしたい女性のために、中谷彰宏が「一流の男のダンディズム」をわかりやすく解説。「ため息をつかない」「あせらない」「長い話を黙って聞こう」など、すぐに実践できるダンディな男の秘訣を紹介します。

中谷さんというと「イケメン」だからモテると思われがちですが、本書を読んで「こりゃモテる罠」と実感いたしました(小並感)。





-19 / Emery Co Photo


【ポイント】

■1.年下でも女性を尊敬する
 大切なのは、尊敬し合える関係です。
 たとえ相手が若くても、相手の中に尊敬できる部分は必ずあります。
 そこを見つけてリスペクトするのがダンディな男です。
 モテない男は、自分の理想を押しつけます。
 自分の理想と1か所でも違ったら、「ここが、いまいちだよね」とガッカリします。
 ダンディな男は、女性に完璧を求めません。
 それより、1点でもリスペクトできるところがあれば、リスペクトします。
 一見問題だらけの女性の中にも、「こんないいところがあるよね」とリスぺクトする部分を見つけることができるのです。


■2.共同作業につきあう
 男性は、分業の発想です。
 女性は、共同の発想です。(中略)
 たとえば、「僕が買いに行くから、君は席をとっておいて」と頼むのは、モテない男の発想です。
 ダンディな男は、どちらも2人で一緒にやります。
 これは、現実には効率が悪いです。
 女性が好きな共同作業に、効率を落としてでもつきあえるのがダンディな男です。
「じゃ、ここで待っててくれる? 僕が探してくるから」と言う人は、モテません。
「一緒に探そう」と言える人がモテるのです。


■3.「もう1軒、見に行こう」と言う
 女性が試着室に入って両方着た後、「AとBのどっちがいいと思う?」と男性に聞きます。
 この質問が困るのです。
 モテない男性は、「どっちも、いいよ」と言います。(中略)
 女性には「この人はいいかげんな返事しかしない」とガッカリされます。
 女性はAとBとで迷っています。
 ダンディな男は、AとBに対する自分のコメントを述べなからも、「決定打か出ていないなら、もう1軒見に行こう」と言えます。
 これがショッピングです。


■4.予定の店が閉まっていた時、第2案を即、出す
 ダンディな男とモテない男の大きな差は、予定どおり進まなかった時に、第2案が即出せるか出せないかです。
 モテない男は、第2案が出せません。
 ダンディな男は、第2案が出せます。
 モテない男は、第2案の出し方も、女性にとって残念な展開になります。
「じゃ、○○にしよう」と言われると、「本当はここなんだけど、うまくいかなかったから第2案に落とされるんだな」と、女性は損した気分になるのです。
 得した気分を味わわせるのが、ダンディな男です。
「いよいよあの店を出す時がきたか。これは教えたくなかった店なんだけどな」と言って、次の店に連れて行きます。
 これで相手は得した気分になります。


■5.ドタキャンを笑顔で受け入れる
 女性がドタキャンした時に、ダンディな男とモテない男とが分かれます。
 モテない男は、ドタキャンに激怒します。(中略)。
 ドタキャンへの反応で、一気に男性のことを好きになるか、ドン引きするかの2通りに分かれるのです。
「ドタキヤンは、何回までがまんすればいいですか」と、モテない男は聞きます。
 その発想が、モテないのです。
「何回まで」という制限はありません。
「2回目のドタキャン」で、たいていの男は切れます。
「2回目のドタキャン」で切れない男が、いい女とつきあえるのです。


【感想】

◆相変わらずの「中谷節」に、耳が痛かったですが、それはさておきw

今回、過去の中谷さんのモテ本と比較して、「特徴的だな」と感じたのは、「男女の性差」に関連するお話が多かったこと。

割愛したお話で
男性にとって大切なのは、「説明」です。
女性にとって大切なのは、「察すること」です。
とあって、まさにこの本を意識したかのよう。

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察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方

参考記事:【モテ】『察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方』五百田達成(2014年07月31日)

もちろん過去の作品でも、「性差」に起因するTIPSはいくつもありましたが、本書ではそれが目立っている気がします。


◆ただし本書内では「男性脳は〜」「女性脳は〜」とは言わず、「男性脳」的な行動をとる男性を「モテない男」、「女性脳」的な行動をとる男性を「ダンディな男」と設定。

この「ダンディな男」が、単に「女性脳」を理解しているだけなく、「ここまでやるか?」というくらいに行動に移すのが「中谷流」です。

実はポイントとして引用したかったネタの1つが、アマゾンの内容紹介でドーンと掲載されているのでご覧頂きたく。

【ホテルを断られても、ニコニコ駅まで送れる。】というTIPSなんですが、「駅まで送る」どころじゃなく、「僕は泊まっていくから、戻ってきたくなったら、いつでも戻ってきて」と、帰り道で再度誘うんですねw

ちなみに、内容紹介には書かれていませんが、中谷さんがセミナーでこの話をすると、モテない男は「そんなことがあるんですか」と驚き、女性は「あるよ」と言ったりするのだそう。

私も残念ながら驚いた方なので、「モテない男」決定なんですが、「あるよ」ってことは、そんなこと実際にやる男性がいるのかYO!


◆もう1つ告白すると、上記ポイントの2番目にあるお話でも、私は「分業派」です。

どう考えても、別行動とった方が効率的なのに、「一緒にやる」必然性がよくわかりません。

我が家では、よくヨメが「一緒に夕飯のお買いもの行こう」と言うのですが、特に何もリクエストしない(それも問題だ、という話も)私が、ついていくことに、何の意味があるのかと。

かと言って、料理中のヨメに「夕飯に使うから急いで豚肉買ってきて!」と頼まれると、今度は「どの部位?」「何グラム?」と細かく聞かないと出かけられない自分。

この「ざっくりしたリクエストでは動けない問題」については、つい先日この本で指摘されたばかりでした。

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鈍感な男 理不尽な女

参考記事:【モテ】『鈍感な男 理不尽な女』黒川伊保子(2015年09月01日)


◆同じく上記ポイントの3番目の「もう1軒、見に行こう」も、私はついぞや言ったことのないセリフ。

ところが、「もう1軒」どころではすまないのが女性の買い物です。

中谷さん曰く、新宿で3つのデパートをまわって、「渋谷も見に行く」と言われて、「エッ」という顔をする男性は、モテなくなる、とのこと。

渋谷で3軒、銀座で3軒、計9軒まわった挙句「やっぱり今度にしよう」というのが女性の買い物なのだそう。

それに対して「来週、またまわろう」と言えるのが、モテる男性なのだとか。

……モテへの道はまだまだ遠そうです(涙目)。


◆結局、本書を読んで改めて感じたのは、「余裕のある男性がモテる」ということ。

「効率重視」などもってのほか!

また、上記ポイントの4番目にあるように、イレギュラーな事態にも動じない、というのも余裕があればこそです。

そして、単に「男女の性差の指摘」に留まらず、どうすべきなのかを指南してくれるのが、本書のありがたいところかと。

特に今回上記で抜き出したポイントは、「お金持ちでなくてもできる」ものばかりですし、ぜひ実践して頂きたく……って自分もですが。


ダンディな男を目指すなら必読!

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なぜいい女は「大人の男」とつきあうのか。 一流の男のダンディズム
第1章 ダンディな男は、恋愛をしている。
第2章 ダンディな男は、女性の買い物につきあえる。
第3章 ダンディな男は、レストランの楽しみ方を知っている。
第4章 ダンディな男は、あっさり、しつこく誘う。
第5章 ダンディな男は、女性の長い話を黙って聞ける。
第6章 ダンディな男の優しさに、いい女が惚れる。


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【モテ】『キャバクラ嬢の「私が口説かれた言葉」』中谷彰宏(2011年05月06日)


【編集後記】

◆同じく最近出た「モテに通じる」中谷さんの作品を。

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見た目を磨く人は、うまくいく。

こちらはKindle版も出ております。


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