2015年08月13日
【全20冊】未読本・気になる本(2015年08月13日)
fun with reading / popofatticus
【はじめに】
◆今日お送りするのは、2週に1度の「未読本・気になる本」のエントリー。ここのところ、毎回きっちり木曜日にお届けしているので、今さら後ろ倒して「翌週の月曜等」にできなくなっております。
ただ、むしろ、あらかじめ日程的な予想はつくわけですから、版元さんからの新刊のご連絡も、こちらが記事投稿する前にして頂ければ、と。
1日遅れでメールを頂いても、次回で俎上に載せるには、ちと遅いモノですから……。
それはさておき、今回も全20冊、ご覧ください!
【未読本・気になる本、全20冊】
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
文章を「書きながら」考えていませんか?
文章が書けないのはなぜでしょうか?
うまい人はどうやって書いているのでしょうか?
ニュースメディアで新人教育を担当する著者が、書ける人が自然にやっている基本を誰にでも学べる方法として伝授する初めての書籍。
企画書、報告書、レポート、ブログ、SNSなどあらゆる文章に有効です。
◆著者の唐木 元さんは、タイトルにもあるように、「ナタリー」でお馴染みの、株式会社ナターシャの取締役。
既にお買い得なKindle版が出ているのも、ポイント高いです!
<40男>はなぜ嫌われるか (イースト新書)
2015年時点で30代後半から40代前半までの男性を、本書では「40男」と呼ぶ。この世代は、「昭和的男らしさ」と「平成的男らしさ」の狭間を生きている。「働いてさえいればいい」と開き直ることも難しいし、若い世代のようにさらりと家事・育児もこなせない、自分の両面性に葛藤し続けてきた男たちである。問題は、若い女性への強い興味に象徴される、そのリアリティと現実のギャップにある。40男の勘違いは、他人に迷惑をかけるだけではない。そのギャップは、僕ら自身の「生きづらさ」に直結しているのだ。
◆私は既に<50男>なんですけど、この世代に当てはまる読者さんも、当ブログには多いかと。
スキルアップ本とは違うものの、少しでも嫌われたくない、と思われる方なら、要チェックで。
3年後、転職する人、起業する人、会社に残る人
本書では、著者の転職・起業の実体験や、人材のプロとしての豊富な知見を元に、今後のキャリアの選択肢となる「転職」「起業」「現在の会社に残る」の3つの道について詳しく解説します。
具体的には「スキル」や「人間関係」など、章ごとにテーマを設け、章内でそれぞれ3つのパートに分けてお話しします。
本書をぜひ、あなたの輝かしいキャリアづくりに役立ててください。
◆著者の佐藤文男さんは、以前当ブログで『35歳から出世する人、しない人』をご紹介済み。
本書では、転職だけにこだわらず、「起業」や「残る」選択肢も検討されているようです。
<特別版>年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの対話術
本書は、コンサルタントが初対面から言葉のキャッチボールを通じて、見込み客の「お困りごと」をどうやって察知するか、から始まります。そのプロセスを通じて社長の心をグッとつかむとともに、上手な「前置きトーク」を駆使して自分が希望する価格設定で顧問契約を即決させることが可能になります。
さらに、「お困りごと」の解決策を社長に自ら気づかせる質問話法や、「聞くよりしゃべりたい衝動」との付き合い方、コンサルタントが言ってはいけない「NGワード」、長期契約を続けていくための「次のテーマ」の提案方法など、盛りだくさんな内容で、コンサルタントの「対話の型」を紹介していきます。
◆著者の和仁達也さんの前作である『<決定版>年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書』が当ブログでは大人気でしたので、本書は既に購入済み。
正直このシリーズは、普通の会社員の方向けではないと思うのですが、それだけ独立志望者が多いという事なのでしょうか……?
自分の価値を最大化するクオリフィケーション思考
外資系で出世する人は何を武器にしているのか?41ヵ国で1万人以上のトップリーダーを育てた著者が語るグローバルエリートが必ず身につけている評価されるための資質とは?
◆本書の内容紹介の詳細を読むと、「クオリフィケーション」とは、「これから必要とされる人材になるための資質、考え方や文化の違う外国人からも信頼を獲得するための行動規範のこと」とのこと。
これからの時代で選ばれるための方策を、本書でチェックしなくては!
シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法
テスラモーターズ、ウーバー、エアビーアンドビーなど、数年で大きく飛躍する企業が次々と登場している。その成長は、直線的ではなく、指数関数的な急成長だ。なぜ、彼らは飛躍できたのか―。シリコンバレーで2008年に創立され、世界の優秀な起業家や有名企業の幹部が通うシンギュラリティ大学の専務理事である著者が、飛躍するビジネスを徹底分析する。
◆本書の著者であるサリム・イスマイル氏は、シンギュラリティ大学の専務理事にして、前職のヤフーではバイスプレジデントを務め、在籍期間中にヤフーの社内インキュベーター、ブリックハウスを立ち上げた人物。
消費税分だけお安いKindle版も出ております。
フリーランスで生きるということ (ちくまプリマー新書)
仕事も生活も自由な反面、自ら不安や責任を負う覚悟がいるフリーランス。四苦八苦しながらも、生き生きと仕事に取り組む人たちに学ぶ自分の働き方を選び取るヒント。
◆フリーランスというと、ワークスタイルばかり注目してしまいますが、むしろ会社員なら気にする必要のなかった制度面(税金や社会保険等)も意識すべきかと。
本書の目次をみると、その辺にもページを割かれているのが好印象ですね。
上司のタテマエと本音 なぜ、あなたは評価されないのか?
97%の部下は、上司の期待を知らない! でも、「上司の期待」を知らずに損するのは、あなたです!
5000人の管理職の期待を集約した、言いたいけどはっきり言えない「上司の本音」を「建前」の言葉から紹介する1冊です。
◆当ブログでは、『なぜか評価される人の仕事の習慣』が好評だった濱田秀彦さんの新刊。
Kindle版も出ておりますので、こちらもご検討ください!
BBTリアルタイム・オンライン・ケーススタディ Vol.2(もしも、あなたが「NTT(日本電信電話)社長」「UBERのCEO」ならばどうするか?) (ビジネス・ブレークスルー大学出版(NextPublishing))
本シリーズでは、毎号2つのケースを取り上げ、大前氏および大学による課題分析・提案を収録しています。
多くの起業家を送り出すBBT大学の目玉プログラムを追体験できる本シリーズは、実践型経営トレーニングとして、学生・社会人の立場によらず、経営を志すすべての人にとって有効です。
◆この本はシリーズ化されているらしく、前作では、コカコーラとローソンがケーススタディになっていました。
あまりお安くなってないのですが、Kindle版もあります。
人は感情でモノを買う
12時間で5億円を売り上げた秘密は“感情”にあった!ネットの向こう側にいる“見えない相手の感情”を見抜く方法。メルマガ、ブログ、フェイスブック、ホームページ、セールスレター、新規開拓、集客、顧客サービス…あなたのビジネスが変わる劇薬メソッド!
◆タイトル読んで、「ホントその通りだよな」と思ったワタクシ。
ただ、古くから「エモーショナル・マーケティング」に関する本は色々出ていますので、本書がどう独自性を出しているのかは気になります。
超ロジカル思考 ―「ひらめき力」を引き出す発想トレーニング
スティーブ・ジョブズ自身も「実はやりたくなかった」アップルの成功要因とは?
ジェフ・ベゾスが「古い常識」を破壊できた理由とは?
セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジがグーグルの検索システムにとりいれた思考の仕組みとは?
フィリップ・コトラーが伝えるマーケティングの本質とは?
孫正義がイノベーションを起こすために毎日やっている習慣とは?
鈴木敏文がデータと同じくらい重視しているものとは?
──ビジネスの天才たちの「頭の使い方」を身につけよう!
◆タイトルに「ロジカル思考」とあるので、ロジカルシンキング方面の思考法かと思いきや、どうも真逆(?)ではないものの、全然違う方向性のよう。
ただし、単なる「ひらめき」ではなく、再現性を求めるべく、「6つのステップとしてまとめ、読者が実践できるようにトレーニングとして紹介している」とのことです。
MBA戦略思考の教科書
ビジネスパーソンであれば、ビジネスで成果をあげたいと誰しもが考えるでしょう。
しかし、ビジネスで成果をあげるのは簡単なことではありません。
それでは、どうすればビジネスで思うような結果を出すことができるようになるのでしょうか。
その答えに「MBA理論」があります。(中略)
本書ではそのMBAプログラムのエッセンスを、3時間で学べるボリュームに凝縮しました。
ビジネスで成果をあげ続けるための戦略プロセスやフレームワーク、ツール、思考法などをお伝えしています。
◆一方、こちらはガチガチなロジカル系の1冊。
帯にある「6つの戦略×フレームワークで成功に最短距離でたどり着く!」というフレーズが心強いです!
世界のエリート 近くで見たら 実際はタダの人 (日経プレミアシリーズ)
私たちがイメージするグローバルエリートは、ほんの一握りの存在だ。英語はいまいち、ゴマすり上等、愛嬌たっぷり、度胸は満点、半径5メートル内を操る天才…。世界をまたにかけて活躍するさまざまな人々の素顔を明かし、実は日本人はグローバル化に即対応できる理由を海外経験豊富な著者が説く。
◆タイトルに「世界のエリート」とありますが、ビジネス系の類書と違って、スキルアップの本ではなく、処世術のよう。
ただし、著者のお2人は、経歴を見る限りは、バリバリのグローバルな感じですw
いつ・どこで・誰に・何でも 売れる人の法則~頑張らない方がうまくいく~
失敗する営業には理由があります。
では、どうやったら「売れる人」、つまり「売れる営業マン」になれるのか?
本書は、「売れる営業」の秘密について、少しずつ解き明かし、最新の脳科学や営業現場の知見から、売れる営業の理由・売れない営業の理由を考察しています。
◆基本的に当ブログでは、セールス本は力を入れていないのですが、本書は「脳科学をベースに購買を科学した営業マネジメント入門」ということで、ちと気になっております。
果たして、表紙に書いてある「扁桃体をプルプル震わそう」というフレーズの意味は!?
教養は「事典」で磨け ネットではできない「知の技法」 (光文社新書)
いまやインターネットでなんでも調べられるが、そこで得られる知識は、入力したキーワードから予測される範囲の事柄にすぎない。
一方、辞書や事典を読むのにキーワードはいらない。
適当にページを開けば必ず知らない何かが記載されており、思いもよらなかった知識を得ることができるのだ。
本書では、こうした類の本を「事典」と定義づけ、おすすめの56冊とその活用法を紹介する。
◆成毛 眞さんが、いつの間にかこんな新刊を!?
辞典のブックガイドとして使えそうなので、これはチェックしておかないと。
経営理論大全 すぐに使える最強のビジネスセオリー
ドラッカーもコヴィーもポーターもこの一冊で丸わかり!
経営学史上「傑作」と言われている89の理論を厳選し、その概要をわかりやすく解説。
あらゆるビジネスシーンで応用できる実践ガイドつき。
◆帯を見ると「ドラッカー、コヴィー、ポーター、マキャヴェリetcが、1ページで丸わかり!」なのだそう。
三谷宏治さんの『経営戦略全史』が、ビジネス書大賞の経営書部門の大賞を取って売れている以上、本書のような作品のニーズは高そうです。
「偶然」の統計学
ロトで連続大当たり。2回連続で雷に打たれる。3大会連続でホールインワン達成。暗殺の夢を見たあとに暗殺されたリンカーン。10万年に1度しかないはずの金融危機……到底ありえないと思われ、実際に起こると新聞記事になるまれな出来事だ。しかし、統計学者に言わせると、こうした「ありえない」出来事は、じつはけっこう頻繁に起こっているという。どうしてそういうことになるのだろう――ハンド先生がそこの事情を〈ありえなさの原理〉の名のもとに、実例をふんだんに盛り込んで解説してくれます。
◆個人的には、統計ネタ本は結構好きで、当ブログでも今まで何冊かご紹介しております(『統計学が最強の学問である』、『競争優位で勝つ統計学』、『ヤバい統計学』等)。
そういう意味では、本書も思いっきり購入対象ではあるのですが、果たしてその内容は!?
幸せな選択、不幸な選択――行動科学で最高の人生をデザインする
影響されやすくて矛盾だらけ、先延ばししがちで注意力が散漫。そんな人間の特性をうまく活かせば、人生の幸せを「デザイン」できる! ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授が、人間の本能のままに生きつつも、合理的で賢い選択によって人生の満足度を高める方法を徹底的に考える。
◆あのナシーム・ニコラス・タレブが「最先端の研究にもとづいた意義深い傑作」と推薦したり、ダニエル・カーネマンの序文を特別収録したり、と、本書はかなりの注目作のよう。
内容紹介を読む限りでは、当ブログで推している「科学的自己啓発本」の流れを汲む作品だと思われます。
「クリエイティブ」の処方箋―行き詰まったときこそ効く発想のアイデア86
古今東西からありとあらゆる“クリエイティブな思考で成功した人たち"を調べあげ、研究してきたアーティスト、ロッド・ジャドキンスによる待望の1冊(世界各国での翻訳刊行も決定! )。ダダイスム宣言からノーベル賞受賞経済学者、アンディ・ウォーホルのアトリエからアインシュタインの机まで網羅し、興味深い視点で、創造性豊かな成功者たちの方法論をときあかしていく。目から鱗の本書には、どんな仕事につく人でも、自信を持って、才能に目覚め、自分のクリエイティブに気がつき、生きていくヒントが詰まっている。
◆アイデア本やクリエイティブ本は、その内容が実際に使えるかというと、これがまた微妙なモノ。
それに比べると、本書は「さまざまな成功者の方法論」がぎっしり詰まっているので、気軽にあれこれ試せそうです。
察しない男 説明しない女 実践編(仮)
男に効く、女に効く、全70の使える会話事例を紹介!
恋愛、家庭、仕事、日常の問題を一挙解決できる一冊。
何気なく発した言葉で思わぬ惨事が訪れるのが男と女。
でも男と女の性差をふまえ、たったひと言を変えるだけで、人間関係が驚くほどスムーズになります。
◆当ブログでもご紹介済みの前作は、この手の本としては異例の22万部を突破したのだそう。
今回の作品は「実践会話編」ということで、より一層使えそうなヨカンがw
【編集後記】
◆今回も上記でご紹介できなかった作品を。横井軍平ゲーム館: 「世界の任天堂」を築いた発想力 (ちくま文庫)
一時は単行本の中古に、万単位のプレミアが付いていたこの本が、とうとう文庫化で激安になりました。
「ウルトラハンド」も「光線銃」も子供の頃買っていた(年バレw)私は、この本は読まざるを得ないかな、と。
ご声援ありがとうございました!
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