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2015年07月10日

【意思決定】『「即判断」する人は、なぜ成功するのか?』小関尚紀


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「即判断」する人は、なぜ成功するのか?


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事でも人気だった1冊。

いわゆる「意思決定」に関する作品なのですが、そのテーマのタイプごとに、特定の「ツール」を使うことが特徴です。

アマゾンの内容紹介から。
新規プロジェクト、問題解決、転職、人間関係、恋愛、旅行、引っ越し…。その「迷い」がなくなれば、仕事は驚くほど早くなる。4つの「意思決定ツール」で、仕事もプライベートも即解決する!

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Decision Making Chart / West Virginia Blue


【ポイント】

■1.判断力を身につけて、失敗を恐れずに行動する
 では、一流の判断力を身につけた人とそうでない人には、どんな違いがあるというのでしょうか。 
 もちろん、1つひとつの判断の精度が変わりますから、生み出す成果にも違いがあらわれるのですが、それ以前に、大きな違いが生まれます。
 それは、一流の判断力を身につけている人は失敗を恐れず行動するが、身につけていない人は失敗しないように行動する、という違いです。
 これは仕事をするうえでは非常に大きな差を生みます。
 なぜなら、失敗しない行動というのは、周囲の評価を気にした行動であり、知らず知らずのうちに自分の行動範囲を小さくしているからです。


■2.「やるリスク」より「やらないリスク」のほうがはるかに大きい
・「やるリスク」…………他の選択肢を確認せずに捨てるリスク
・「やらないリスク」……目の前のチャンスを逸するリスク
 スーパーの食材を買うのか、限定品のレアアイテムを買うのか、もしくは自分の就職先を決めるのかなど、決断するべき状況によっても多少バランスは異なりますが、重要なのはどのような状況であれ、「やるリスク」より「やらないリスク」のほうがはるかに大きいということです。
 極端なことをいうと、「やるリスク」はほとんどなく、「やらないリスク」は極めて大きい、といっても過言ではありません。
 その理由は、決断することによって得られる「果実」は想像以上に大きく、決断を引き延ばすことによって得られる果実は想像以上に小さいからです。


■3.判断スピードの速さと利益の大きさは一致する
 ほんの少しでも意思決定におけるスピードを速くして、ほんの少し、他の人よりリスクが取れれば言うことはありません。このほんの少しのリスクとスピードが大事で、他の人より先に、どういう果実が得られるか、その果実がどれほどの大きさかを認識してほしいと思います。
 誰よりも速く動くという「やるリスク」を取った人には、次のメリットがあります。
1. 最初に動いた人にしか得られない「先行者利益」が得られる
2. たとえ失敗しても、時間が残されているのですぐに修正できる
3. 情報が少ないなかでの判断を重ねることで、判断力・行動力が身についていく


■4.意思決定するときに考えるべき2つの基準
1.得られる果実の大きさ
 1つ目の基準としては、得られる成果の大きさで判断するということです。(中略)
 ちなみに、ここでいう「果実」は単純に利益と考えてもいいですし、自身にとってのリターンの大きさで考えても結構です。
 ですので、利益でなくとも上司からの評価や会社での地位、というのも果実と考えます。新婚旅行の行き先であれば、「感動の大きさ」と置き換えてもかまいません。デートの行き先であれば、「成功するかどうか」が果実となるでしょう。
2.駆け引き要素があるかないか(リスクの大きさ)
 2つ目の基準は「駆け引き要素」です。
 具体的には、意思決定の際、コントロール可能かどうか、と言い換えられます。自分の意思が優先される意思決定か、それとも自分の意思だけでは決められない意思決定なのか、それをひとつの軸として考えなければいけないのです。
 端的に言うと、競争相手がいるかどうかということです。


■5.「絞り込み」の手順
 忘年会の幹事のように、複数名で物事を決定するときには、次の手順で進めると目的がより明確になり、まとめやすくなります。
1. ポストイットを準備する。
2. 「忘年会を楽しくするために」のお題のもと、フラッシュアイデアでもいいので、まずはたくさん書き込む。ポストイット1枚につき、1アイデア。
3. 目的に合わせて2つの軸を設定して4つのボックスに描く。
4. アイデアを各ボックスに分類する。
5. 最も効果が得られるであろう「勝負すべきポジション」を絞り込み、その枠に貼りつけられたアイデアを採用する。


【感想】

◆上記ポイントは、基本的なテーマが詰め込まれた第1章からばかり抜き出してしまいました。

そして冒頭で触れた「具体的なツール」が出てくるのは、第2章以降ということに。

ただし、そのツールの使い分けの前提について触れているのが、上記ポイントの4番目になります。

まずは、そこで言うように「得られる果実」と「駆け引き要素」をそれぞれ横軸と縦軸にし、4象限を作成。

その象限ごとに、意思決定ツールを使い分けるわけです。


◆まず、「得られる果実」も「駆け引き要素」も小さい第1象限は、ローリスク・ローリターンであり、時間をかけて決定する必要はあまりないため、「トレードオフ」を使用。

次に「得られる果実」は大きく、「駆け引き要素」が小さい第2象限では、選択肢が多いため、「ツリー化」を使用。

続いて「得られる果実」も「駆け引き要素」も大きい第3象限では、選択肢も多く、かつ、不特定多数の相手と争うことになるので、「絞り込み」「ゲーム理論」を使います。

最後に、「得られる果実」が小さいのに、「駆け引き要素」が大きく、自分だけで決定できない第4象限は、他人に任せるか、自分に任せてもらうことで、結局第1象限と同じことに。

そして第2章以降では、これら象限ごとの具体例並びに、各ツールの使い方が解説されています。


◆たとえば上記ポイントの5番目では、このうち第3象限の「絞り込み」について言及。

ちなみにお題は「忘年会の幹事に指名されたとき、何をどういう手順ですすめていきますか?」というものです。

「会場」「料理」「出し物」「景品」「予算」「広さ」「設備」等々の組み合せは無数にあるわけで、それによって参加者の満足度と自分への評価が高くも低くもなることを考えると、確かにこれは「ハイリスク・ハイリターン」だな、と。

ここで本書では、こうした要素をまとめて「難易度」として1つ目の軸とし、もう1つの軸は、「一体感が生まれるかどうか」に決定。

結果、カラオケ店のパーティルームで、映像芸や、絵心クイズ等を実施するという方針になりました(詳細は本書を)。

ただこれは、軸の切り方が絶妙なのであって、再現できるかちと不安なのですが……。


◆なお、それ以外の意思決定ツールに関しては、それぞれ第2章から第5章までをご参照のこと。

上記で触れたように、様々な具体例に合わせて、解説がされています。

それも「賃貸物件選び」のように、人生において大事なテーマから、「海外旅行の現地1食目に何を食べるか」のようなユニークな(?)問題まで、多種多様。

その合間には、「アルビレックス新潟」や「近畿大学」のような実例まで登場する仕様です。

1点気になったのが、具体例のうち「彼女へのプレゼントに何をあげるべきか」については、ツリー化がされているものの、第2階層(本書では「上位ボックス」と呼んでいます)がMECEになってないような?

……まぁ、私のように「自分で決めないでヨメにヒアリングして決める」人間には、ツリー描いて考えること自体ハードルが高いんで、これを機会に頑張ってみますが(謎)。


すばやく意思決定するために!

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「即判断」する人は、なぜ成功するのか?
第1章 リスクを取る人ほど、失敗しない
第2章 「何を残すか」より「何を捨てるか」が大事
第3章 ツリー化で最短を見極める
第4章 絞り込みをして、明確化する
第5章 競争相手との「駆け引き」に勝つ
第6章 「即判断」が身につく日常の習慣


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