2015年06月25日
【出版記念キャンペーン有り!】『新「ビジネス書」のトリセツ』水野俊哉

新「ビジネス書」のトリセツ
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、当ブログの読者さんにとっては、「必読」ともいえる1冊。水野俊哉さんが、あの『「ビジネス書」のトリセツ』を、約6年ぶりに全面的にリバイスして下さいました!
アマゾンの内容紹介から。
「読んで、書いて、話して成功する法則とは」、「本を携えて旅に出よ、本とデートせよ。濃厚な読書時間の作り方」、「著者の「ゴールセッティング」を見抜いてムダ読みを防げ」、「ベストセラー著者の『書き方』を盗んでアウトプットせよ」...等々、ビジネス書の最新トレンドから選び方、読み方パターン、書き方・活かし方まで、年間1000冊以上を読破する著者の手法のすべてを明かした、ビジネス書を自分に活かし尽くす知的メソッド・最新版!
なお、本書の発売を記念して、キャンペーンも行われておりますので、そちらもお見逃しなく!

v2 da biblioteca / Eduardo Loureiro
【ポイント】
■1.インプット&アウトプットの12の手法(抜粋)・受験勉強型(寝ないで書く)
・夜明けの編集者型
・売れっ子作家型
・ネカフェノマド型
・早朝、もしくは夜中に書く=朝4時起き型
・本とデー卜型 旅行しながら書く
(詳細は本書を)
■2.ビジネス書著者の6パターン
パターン1 取材殺到→雑誌→講演会→TV→政界進出
パターン2 情報商材を売る・セミナーをする
パターン3 副業執筆→べストセラー→コンサル作家
パターン4 趣味のブログ→夢の書籍化→人生の思い出作り
パターン5 企画持ち込み→仕事の依頼→大べストセラーを書くぞ
パターン6 どうしても書きたいこと・伝えたいことがある人
(詳細は本書を)
■3.まず「まえがき」から攻略する!
最近のべストセラービジネス書ほど、「まえがき」に本全体の重要な部分が簡潔にまとめられているケースが多いのだ。
これに気づいたのは本の要約をしている時だった。よく売れている本ほど、重要だと思って付箋を貼っていた部分が「まえがき」の内容と重なっていることが多かったのだ。
本を早く読んで理解するためには、まずは「まえがき」や「目次」をしっかり読み、大体、どのようなことが書かれているのか把握してから読んだほうがよい。これは受験用の問題集で答えを見てから問題を解くような効果がある。なにしろ本の要旨がまとめられているのだから、そこから読めば、理解は早い。
■4.感銘を受けた本は3回は繰り返し読む
感銘を受けた本に出会ったならば、そうした本は、できれば3回読んだほうがいい。そうすることで、本の内容はあなたの一生モノの知的財産として活用できるようになる。
まず1回目は、まえがきとあとがきを読んだら本文を精読する。そこで「これは!」という内容や言葉に出会ったら、付箋を貼っておく。
そして2回目は付箋を貼ったところを中心に読む。そして3回目には、ブログや読書メモを作りながら、ぱらぱらとページを手繰りながら、通読するのだ。
■5.プロも使うライティングテクニック11パターン(抜粋)
「極端な設定にする」
「拡大か縮小をする」
「キャラクターを立てる 北方謙三パターン」
「場面や状況を描写する 映画パターン」
「講義録パターン」
「セールスレターっぽく書く エメラルド・オーシャンパターン」
(詳細は本書を)
【感想】
◆冒頭でも触れておりますように、本書は2009年に出版されたこの本がベースとなっています。
「ビジネス書」のトリセツ
参考記事:【アマゾンキャンペーン有】『「ビジネス書」のトリセツ』水野俊哉(2009年08月01日)
残念ながら、この本がどのダンボールに入っているのかが分からず(すいません)、並べて比較はできなかったのですが、上記記事や、そこで抜き出している目次等と付け合わせてみると、その違いがある程度わかってきました。
まずは第1章の「ビジネス書のフロントライン」にて、旧作から今作にかけてのトレンドや、最近のビジネス書シーンについてチェック。
「7大トピック」として挙げられた中には、「本当の美人著者が増えた」なんてのもあって、「そこかYO!」とツッコミを入れたくなりましたがw
むしろ個人的には、「Kindle本の普及」辺りを入れて欲しかった気がしないでもなく(ビジネス書だけの話ではありませんが)。
◆続く第2章では、上記ポイントの1番目にある「インプット&アウトプットの12の手法」を解説。
インプットは「読書」としても、アウトプットは水野さんの場合は「執筆」なんですが、私たちの場合は「仕事」にでも当てはめれば良いかと。
ただし、一般的なビジネス書読者さんであれば、第3章の「ビジネス書の正しい読み方」が本書のキモとなりそうです。
実際、ページ数的にもここが一番ボリュームがあり、上記ポイントも、2〜4番目はここから抜き出しました。
やはり、書評本や本の解説本を多数出されている水野さんだけに、ここのパートの説得力は大。
TIPS的に、旧作とのかぶりはあるかもしれませんが、ビジネス書好きならば押くべきでしょう!
◆一方、第4章のタイトルは「ベストセラーの法則と書き方 」なんですけど、こちらでは、ビジネス書の「読者」よりも「著者」ないしは「著者を志す人」にとって有益な内容かと。
旧作にもあった(ただし事例はリバイス済み)「『はじめに』の6パターン」や「目次の7パターン」は、そのまま使うことができそうですw
この辺の内容も、やはり数多くのビジネス書を読んでこられたからこそ分かり得たこと。
私の場合、毎日こうしてビジネス書を読んでいるにもかかわらず、ほとんど意識したことがなく、お恥ずかしい限りです。
……続く第5章の「ビジネス書で得た知識をお金に換える方法」が、主に「ビジネス著者が本以外で稼ぐお話」なのは、ご愛嬌ですがw
◆さて、第3章と並んで、一般的なビジネス書読者さんにとってありがたいのが、第6章の「ビジネス書の資料室」。
こちらでは、旧作をリバイスするような形で
「ジャンル別のオススメ本90冊」といった所が挙げられています。
「トーハン調べ『ビジネス書』年間ベスト10(2007〜2014)」
「流れが分かる! 『ビジネス書』の系図」
「ビジネス書マトリックス」
ちなみに、旧作には収録されていた(私も登場していた)「ビジネス書評ブロガーマトリックス」はナシ。
2008年 ブロガーマトリックス - 水野俊哉の日記
……TwitterやFacebookに移られたのか、何かもう半分近くの人が、ブログはおやりになってない感じなんですよね(遠い目)。
また、購入者特典として、旧版に収録されていた「ビジネス書10大著者のここが読み所」と「ベストセラーの文章術」があるとのこと(サイトから入手)。
私は旧作を持っているので特にいりませんが、旧作を未読の方は、本書の購入後、ぜひチェックしてみてください。
◆なお、上記でも触れているように、本書はビジネス書の「読者」だけでなく、「著者&予備軍」に向けて書かれた部分があります。
それは旧作からそうだったのですが、水野さんが、出版セミナー等を開かれるようになったこともあってか、旧作に比べて量が若干増えた感じ。
……本書の初っ端では、その出版セミナーの受講者アンケートの感想があって、ちょっと面食らったのはヒミツです。←言いまくりw
もっとも、「ビジネス書著者」を目指す方にとっては、本書はある意味「バイブル」となるかもしれませんが。
ビジネス書マニアなら要チェックです!

新「ビジネス書」のトリセツ
はじめに ビジネス書は面白くて儲かる最高の勉強ツールである
第1章 ビジネス書のフロントライン
第2章 ビジネス書とデートせよ! 本と一緒に旅行しよう!
第3章 ビジネス書の正しい読み方
第4章 ベストセラーの法則と書き方
第5章 ビジネス書で得た知識をお金に換える方法
第6章 ビジネス書の資料室
【『新「ビジネス書」のトリセツ』発刊記念 購入者キャンペーンのお知らせ】
◆本書の発売を記念して、下記の通りキャンペーンが行われております。水野俊哉 出版記念キャンペーン
●期間
2015年6月25日(水)〜7月5日(月)まで
●特典
1.水野俊哉 出版セミナー理論編 7月18日(土) 15時〜 3名ご招待
2.水野俊哉 出版相談会 7月9日 (木) 18時30分〜 2名様ご招待
3.『新「ビジネス書」のトリセツ』発売記念大パーティ 7月25日 (土) 優先申し込み権
4.『新「ビジネス書」のトリセツ』発売記念トークショー 7月25日 (土) 優先申し込み権
●追加特典
1.「株式会社資産デザイン研究所」代表 内藤忍さんよりSHINOBY'S BAR 銀座のワインチケット(約1000円相当) 5名様プレゼント
2.丸井章夫さん『手相で見抜く! 成功する人、そうでもない人』 3名様プレゼント
★なお、10冊以上お買い上げの方には、「SPECIAL特典」もあるとのこと。
申し込み方法や、フォームは、キャンペーン特設サイトまで!
水野俊哉 出版記念キャンペーン
【関連記事】
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【ビジネス書を斬る?】『読書で賢く生きる。』中川淳一郎,漆原直行,山本一郎(2015年04月10日)
【警鐘?】『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』漆原直行(2012年02月25日)
【ハックルさん激白!?】『『もしドラ』はなぜ売れたのか? 』岩崎夏海(2014年12月12日)
【編集後記】
◆本日の「Kindle日替わりセール」から。
グレイトフルデッドのビジネスレッスン#
「グレイトフルデッド」というと、『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』が有名ですが、こんな本もあったとは。
なお、今日ならなら中古本の半値となっております。

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